サッカー日本代表W杯出場決定おめでとう記念・サンデー28号感想

BE BLUES!

 ジャンプ連載の「ニセコイ」の小野寺さんのことが例えモブ化していようとも気になってしまうのと同じような感情を、毎回ちょっとだけ登場する桜場さんに対して抱き始めている私が居たということです。
 龍がどんな環境でもサッカーを楽しんでる姿を遠くに観て心が荒れる桜庭さんを見てると、何だか心が洗われます。いつまでもそのままの君でいて欲しいです。君ならできる!

 本編の方は、優人に焦点が当たって来ているのが興味深いところ。彼はこれまで龍のためだけにサッカーをやって来たと言って良いと思いますが、龍のためだけではなく自分自身のためにサッカーをやる意義や楽しさを見出してもいい頃なんじゃないかと思うんですがどうだろう。
 あと個人的にですが、優人って小さい頃から龍と一緒にいる割には、何となくカップリング妄想が湧きづらいんですよね。龍とナベケンや桜庭だったら、いくらでも妄想湧きそうな気がするんですけど(まちがい)。


絶対可憐チルドレン

 新展開開始と共に、「反逆者」と書いてトレイターと読ませる中二病気質な悠理が本編にカムバック。
 アタシもいよいよ対黒い幽霊戦線の真っ只中に身を投じる覚悟を完了させたのヨ! って感じで凛々しい姿を見せてる彼女ですが、自分の中の悠理はまだカップラーメンを自分で作れないドジっ子のイメージが抜け切れていないので、何かこう「悠理ちゃん随分しっかりして来たけど、でもやっぱりまだ心配だわ~」って感じになります。例えるなら、小さい子がはじめてのおつかいに出かけるのを見守る、近所の世話焼きのおばちゃん的な心境です。分かり辛いですね。

 あと冒頭部分では、どう見ても尖閣諸島です。本当にありがとうございました。離島を舞台にしたチルドレンと相手国女性エスパーとの心暖まる交流が描かれていましたが、これはエスパーが戦争に身を投じざるを得なかった前回までのエピソードとの対比構造になっているなと感じました。
 今回の話では、領土を巡る緊張状態の中でもチルドレンと相手国エスパーが平和的なコンタクトを取れたのは、不二子の作った外交パイプのおかげということになっています。兵部が仲間を戦争で失って裏切られた怒りと悲しみで動いているのとは対照的に、不二子は二度と戦争で仲間を失わない世界を作ることに力を傾けていたことが伺えます。

ハヤテのごとく!

 昔京都で食べた湯豆腐や生湯葉はホントに美味しかったです。
 今回の「ハヤテ」を読んで、あの湯豆腐の味を思い出しました。また食べたいなあ(感想?)。

AREA D

 機甲戦士ガルダー!(挨拶)

 かっこいいなあガルダー。自分も自分の力を彼のように面白カッコイイことに使える、ああいうオッサンでありたいなあと思いましたよ。
 今回は本気で感動しました。

NOBELU

 ずっと前からノベルが自宅にいる時に出てくる謎の子供が気になっていたのですが、ついに今回はその子供が(ハンバーガーを勝手に食べるという形で)ノベルに干渉して来ました。
 この子は単なる賑やかしなのではなく、おそらくはノベルに宿っているもう一つの人格か何かなのかも知れません。

アラタカンガタリ

 「イキス!

 この号のサンデーで最もビジュアル的にインパクトがあったのは、まかり間違いなく鬼化したイキスで決まりです。細い昆虫の脚の上に巨大な頭が乗っているという絵面は悪夢以外の何物でもありません。このイキスに比べれば、全身が凶暴な獣と化したアメエノですらデザイン的には普通じゃん? とか思ってしまうレベルです。
 更にイキスは、その巨大な頭が割れて蝶の羽根が出てくるという二段階変形まで披露するサービスっぷり。アメエノとイキスのバトルの行方はまだ判りませんが、少なくともインパクト勝負ではイキスの勝ちだと思いました。
 こんなデザインのキャラクターをここぞという場面で登場させる渡瀬先生はやっぱりすごい(褒めてます)。


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