感想 一覧

サンデーS 5月号購入日記

※以前Twitterに投げたコメントを再編集して作った記事です

ノゾ×キミ

 サンデーSの5月号を購入。本誌で短期連載されていた本名ワコウ先生の「ノゾミとキミオ」が、「ノゾ×キミ」と改名して新連載されたのが今号の目玉です。バタ臭いまでに判りやすいエロさっぷりは流石。何かこう、80年代に「パラダイス学園」を読んでた頃の感覚を思い出してしまいましたよ(おっさんネタ)。
 今回はおっぱいにコンプレックスを持つ巨乳女子もノゾミとキミオの覗き戦線に参入することを伺わせる内容であり、これから何かすごいことになりそう。こういうマンガが雑誌に載ってるのは、やっぱりいいですね。また本誌にも来て欲しいなーと思いました。

CRIMSONS

 そして今月のサンデーSで印象に残ったマンガは、やはり熱血鮭マンガ「CRIMSONS」です。まさに圧巻。「自分達は食物連鎖のまっただ中におり、そこから逃れる術はもはやない! ならば生きるために食え! 戦え!」という大自然の掟を、大迫力で描いています。
 主人公が鮭だからということでどうしてもイロモノ的な視点で見られがちなこのマンガですが、今回ばかりはさすがに主人公が鮭だからこそ成り立つ展開であり、「このマンガはここを目指していたのか!」と読んで納得せざるを得ない内容でした。サンデーSを未購入の方も、クラブサンデーに掲載されたら一度読む価値はあるのではないかと思います。

AURA

 そして個人的にサンデーSを買う動機となってる「AURA」は、今回もまたステキコミカライズされててステキでした(頭悪い表現)。「青の魔女」こと佐藤良子のすっとぼけた表情を始め、クセのある先生方の演技を星野倖一郎先生の絵で楽しめるのはイイですね。
 なお原作は鞄に入れてありますが、まだ度胸がなくて続きが読めません。がんばります(弱い)。

 なお、上の写真は、サンデーS5月号についてた付録のクリアファイル。ちょっと前に2ちゃんねるとかで流行った、「アイドルの水着写真を、肌の露出しているところだけ円形に切り出していくとヌード写真のように見える」というアレを、サンデー編集部が公式でやらかしています。公式が病気。


なお先月号は、付録の美羽のほぼ全裸クリアファイルの威力もあってか、プレミア価格で取引されているようです


あなたの心です。サンデー17号感想

 近況:TVでやってた「ルパン三世・カリオストロの城」を途中から観ました。何度見ても、何処から見ても、やっぱり面白いです。
 Twitterのタイムラインでは、映画放映当時に青春時代のまっただ中だった四十代以上の男女がみんなイキイキしてるように見えました(椎名先生含む)。「カリ城」にはこの世代が求めるエンターテイメントの全てが詰まってる気がする。多分。

 以下はサンデー感想です。

銀の匙

 マンガ大賞受賞おめでとうございます(再掲)。

 今回はブラジャー回(牛の)。「はじめてのあく」のアキとは違い、「銀の匙」のアキはこれまで色気とかおっぱいとかそういうのとは一切無縁な、というかむしろ自分におんなのいろけがあるとは全く思ってなさそうなタイプのキャラクターとして扱われているように思えますが、今回八軒が「ブラジャー」をアキのものだと勘違いして思わず彼女のおっぱいを横目で見つめてしまうシーンにおけるアキのおっぱいの描かれ方は、このマンガにおいては極めて珍しく、彼女のおっぱいの大きさや柔らかさを感じさせてくれる、実にお色気のあるものだったと思います。結構いい乳してるじゃないですか。見直しました(セクハラ)。

 しかし、いかな天然揃いの農業高校とは言え、いい歳した若い娘さんが同い年の男子に向かって「ブラジャー探してる」と言えばあらぬ誤解を招きかねないことに少しは想像を巡らせても良さそうなものなのですが、絶対そうならないのがアキというキャラクターなのでしょう。部活の先輩から「あんたはヒドい女だねえ」と言われてしまう所以ですね。

 まあアキはそういうキャラなので、八軒が一人で気を揉んでる駒場とアキとの関係は、おそらく全く彼の想像しているものとは違う、いたってしょーもないことなのに違いないでしょう。実際それがどのくらいしょーがないことなのか、今から期待しています。

 あとはホルスタイン部の変態メンバーが、至って真面目に牛の繁殖のことについて語ってるところが良かったです。農業高校という専門性に特化しているが故の知的な会話が素敵。
 自分の場合は工業高校だったので専門性という意味では彼らと一緒なはずなのですが、当時の部活動では彼らのような真面目かtインテリな会話は一切せず、部室のパソコンでゲームとか作りながら、アニメやマンガやゲームの話ばかりしていた記憶しかありません。アニメ雑誌の付録についてたララァが主人公のエロパロ小説が掲載された小冊子を読んだりしてた気がする(自分語り)。

AREA D

 「ジーザス」の七月鏡一先生原作+「DEFENSE DEVIL」の梁慶一先生作画という、個人的には今の小学館で考えうる最強コンビなんじゃないかと思ってしまうタッグによる連載が始まった「AREA D」。七月鏡一先生自ら「ポスト3.11」を意識した作品であることを明言するなど、相当気合が入っていることが伺えます。
 パラダイムシフトが起こり、これまでの世界とは一変してしまった世界を舞台に、異能を持つ者たちが異能者であるが故に迫害され、それでも彼らは人間であることをあきらめず、生きるために戦い続ける──というこの作品の趣向は、思想的・地域的に分断されつつある今の世相を反映しているものであると思います。「今だからこそ作られ、読まれなければならないマンガ」として認識される、文字通りの力作となることを期待しております。

 そして作画担当が梁慶一先生と来れば、勿論ナイスバディな美女が脱ぎまくることを期待せずにはいられない訳なんですけど、「AREA D」においては、服を着ているシーンがこれまで一度も登場していないという意味において謎の少女・リオが登場。これまでのところのお色気要素の一切を引き受けております。
 彼女はおっぱいはそこそこ大きいのですが、身体のラインはまだまだ幼く、決してナイスバディであるとは言えません。そういう意味では、これまでの先生の作品とはちょっとノリが違うと感じました。梁先生も、この作品で新たな境地を開拓しようとしているのかも知れませんね。とか勝手な期待を抱きつつ次。

電波教師

 「本日、少女漫画『終末学園』内の描写の一部が過激すぎるということで、雑誌が回収されるという異例の事態に──
 天上院先生の担当編集者は、少しは仕事をしろと思いました(ひねくれた感想)。

 話の内容としては、私の世代だと森山塔先生の「5時間目のヴィーナス」(注意:エロアニメ)の後半がこんなノリの話だったよなあとか思ってしまいました。「電波教師」も、掲載誌がサンデーでなければ絶対エロ展開になってたと思う。集団心理こわい。

ルパン三世「カリオストロの城」 [Blu-ray]
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カリ城はDVDがコレクターズアイテム化してて高値なので、今買うならBlu-ray一択っぽい。
ルパンといえば4月から始まる原作リスペクトな絵柄のTVアニメもちょっと楽しみ


近況日記

 お久しぶりです(いつものことながら)。
 先週から今週にかけて読んだマンガとかの感想日記です。

週刊少年マガジン15号

 「さよなら絶望先生」が残り10週のカウントダウンが始まったと聞いたので購入。マガジンは現在諸般の事情(=主にお小遣い的な問題)で購読はしていないのですが、かつて「かってに改蔵」の終盤の変な盛り上がり方、そして最終回で明かされた衝撃の結末を経験している身としては、「絶望先生」でもきっとこれまでの全てをひっくり返すような何かをやってくれるのではないかと期待せざるを得ません。連載が終了するまではリアルタイムでマガジンを読もうと思ってます。

 あとこの号では「魔法先生ネギま!」も最終回を迎えていました。「ネギま!」はコミックス15巻辺りまでは購入していた(引越しのためやむなく処分)のですが、物語が魔法世界に移ってから以降はちゃんと話を追えていませんでした。なので、今回の最終回に「軌道エレベーター」「低軌道リング」「高速巡航宇宙艇」などのSF用語がバンバン出て来たことに、素直に驚いてます。
 いつの間にこのマンガはこうなったんだ? という謎を解き明かすために「ネギま!」のコミックスを読み直したいのは山々なのですが、どう考えても今はまだ時間が無いので、「ネギま!」を読みなおすのは老人ホームに入ってからの楽しみにとっておこうと思いました。あと35年後ぐらい?

少年サンデーS 2012年4月号

 サンデー超増刊が先月から何度目かのリニューアルを果たし、厚さ的には他の一般的な月刊漫画誌に比類しうるレベルにまで成長。従来の「新人育成雑誌」としてのベースに加え、本誌から「ハヤテのごとく!」の4コママンガや「史上最強の弟子ケンイチ」のスピンアウト作品、「名探偵コナン」や「MAJOR」の再録などを引っ張ってきて週刊少年サンデーとの連携を強化しつつ、「機動戦士ガンダムAGE」や「サイバーワン」(カードゲーム)のコミカライズ版を載せるメディアミックスをも睨んだ、随分と豪勢な雑誌になったなあという印象です。

 その辺はともかく、今号は個人的に期待している「AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~」(田中ロミオ著/ガガガ文庫)のコミカライズ版が掲載されていたので購入しました。漫画担当の星野倖一郎先生は「メルΩ」の頃から絵柄が大好きで、「ポップコーンアバター」も楽しく読んでいたので、当然のことながら「AURA」もこれから毎回楽しく読もうと思ってます。まずは「異世界の魔女」佐藤良子が可愛いので良かったです(単純)。
 他の掲載作品では、第一回クラブサンデー杯の大賞受賞者である黒郷ほとり先生の「ミス研で逢いましょう」がいいなと思いました。端的な感想を言えば人間じゃない女の子さいこう(ネタバレ)。ジャンル的には少年マンガというよりは少女マンガに近い気もしますが、何より作品が描いている雰囲気が好みです。こういう学生生活送りたかった…。

初愛

 純愛漫画家・田中ユタカ先生の最新短篇集。素直に先生のファンなので購入。
 テーマ的には「大好きな人と初めて結ばれて嬉しい」という物語を、様々なシチュエーションで描く感じ。描いているのが男女のセックスなのでジャンル的には当然エロマンガに分類されますし、勿論内容はとてもエロいんだけど、しかしエロという表現だからこそ、エロスを通して相手に対する「博愛」の域に達した文字通りの純粋な愛情を描くことができる──という意味において、エロマンガという媒体の持つ力を体現しているコミックスだと思いました。いやマジで。
 全編にわたって「人を愛することって素晴らしい」という感情に満ちあふれているので、このマンガを読むことで凹んだ感情を救われる人も、きっといると思いますよ。

 純愛な表現が行き過ぎてちょっと笑ってしまうところも正直あるのですが、これはこれで田中先生のマンガの味だと思えばいいです。

 「神知る」16巻と「はじあく」14巻は現在まだ未読。
 「よつばとひめくり」は4月になるまで開封を我慢してます。


初愛   (バンブーコミックス COLORFUL SELECT)
田中ユタカ
竹書房 (2012-02-27)

田中ユタカ先生の著作「月とさくらんぼ」「愛人」には、生きることを勇気づけられた思い出があります(自分語り)


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