神のみぞ知るセカイ 一覧

誰かの願いが叶うころ あの子が泣いてるよ サンデー50号神のみ感想

神のみぞ知るセカイ

 「アユミ…泣くなよアユミ…
 誰!?(感想)

 桂馬とちひろのデートイベントは今まさに佳境を迎えていますが(主に性的な意味で)、その一方で歩美の方も何か大変なことになっていることが明らかになりました。鏡の中から歩美に語りかけているこの黒人女性は、いったいなんでしょう。
 歩美がリューネの持つ「女神レーダー」に引っかからなかった描写があったからには、彼女が女神であるとは考えられませんし、これまでの女神は基本的に宿主の姿と瓜二つな姿を取っていることからしても、歩美とは(服は一緒だけど)全く容姿が異なるこの女性は、やはりこれまでの女神とは異なる存在であると考えざるを得ません。
 本当にこの人(人じゃないけど)はメリクリウスなんでしょうか。それとも、メリクリウスよりももっとおぞましい何かなのでしょうか。

 にしても、これまで散々マンガの中で「歩美かちひろの中に女神がいる」と吹きこみ、時折この二人の中のどちらかに女神がいるかのような描写もあったので、「やっぱりこの二人のうちのどちらかに女神がいるのかー女神がいない方の子はこれからどうなっちゃうんだろうなー」と常日頃から悶々としてたんですが、まさか両方共に女神がいないらしいというオチが待ち受けているとは思っていませんでした。
 どうやらこれまでの描写は、読者を意図的に誤解させる壮大な叙述トリックだったみたいですね。騙されたよ!(嬉しそうに)

 そして性的な意味で盛り上がってる桂馬とちひろの方は、今まさにキス(というか、雰囲気的にはそれ以上)をしようとしたその瞬間、桂馬が「ちひろの中には女神はいない」と判断したことで、俄然暗雲が垂れ込めてきました。

 普通に考えれば、ちひろは女神とか関係なしで桂馬のことを男性としてちゃんと好きになることができたんだから、それはちひろや桂馬にとってとても素晴らしいことですし、それに前回から今回にかけての「デート」では、あの桂馬もちひろ相手だとあまり気負わず割と自然に付き合っているように見えたので、仮にこの二人がこのまま普通に付き合いだしても案外上手く行きそうなんじゃ? 君たちこのまま付き合っちゃいなYO! とか思ってしまうんですけど、でも桂馬が今やっているのはちひろとのデートではなく、あくまで女神を出すための再攻略に過ぎないことを忘れてはいけません。
 ちひろとキスしても女神が出てこないことが明らかであれば、彼はちひろとキスする必要がなくなります。それに「攻略の鬼」となっている今の桂馬なら、不必要と判断すればちひろとのフラグをへし折ることを躊躇しないでしょう。実際、ちひろからの告白を彼は一度無視することでフラグをへし折った前科がありますし。

 しかし桂馬も、ちひろが女神関係なしで純粋に自分のことを好きだと思っていることも把握しているはずなので、そんな彼女の気持ちをこの状況下で踏みにじることができるかどうかは、まだ判りません。あくまで女神探しを優先するのか、それともちひろの気持ちに応えるのか。今桂馬は、非常に重要なルート選択を迫られているのかも知れないなと思いました。

 しかし今回のちひろは、んもう読んでてどうにかなっちゃいそうなくらい可愛かったです。しかもエロい。「はじめてだからやさしくして」ですよ。どどどどうしよう? こんな経験したことないよ? ボクここからどうすればいいの?(錯乱)

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「はじめてのチュウ」は様々なシンガーにカバーされている名曲。このCD持ってます


「アユミ・タカハラの愛の相談室」のレギュラー化を希望したいサンデー48号神知る感想

神のみぞ知るセカイ

 「どーして私が怒るのよ。ちひろと楽しくやりなよ!
 怖い! ちょうこわい!(感想)

 今回の桂馬の作戦は、ちひろと歩美が繋がっていると仮定、桂馬が歩美を「仲間」にすることでちひろを安定して攻略するというものでした。確かにちひろ相手には順調にフラグを立てて行っているように見えますが、歩美の方は何かフラグどころか、むしろ逆に怒りゲージが溜まっているようにしか見えませんでした。ゲージが溜まると攻撃力が爆発的に上昇するアレです。
 桂馬は「ギャルゲーを攻略するようにちひろを攻略する」と歩美の前で断言してますけど、その結果このギャルゲーには好感度以外に怒りゲージという新しいパラメータを導入してしまった可能性が高いように思えました。怒りゲージがあるギャルゲー。前代未聞です。あやうし桂馬。

 ストーリー的には、何となくちひろの最初の攻略編をなぞっている感じがします。当時のちひろの役が桂馬、桂馬の役が歩美。そうなるとちひろの役はユータくん? ちひろは途中からハブられちゃうのん?

やはりちひろ編は初期攻略エピソードの中でも一二を争う面白さだと思います


かのんちゃんマジ天使 サンデー44号神知る感想

神のみぞ知るセカイ

 「桂馬くんなら…たどり着ける

 久しぶりに登場したかのんちゃんですが、何だかすっかり正ヒロインの風格と貫禄を感じさせるキャラクターに成長していて、読んでて畏敬の念さえ抱くほどでした。かのんちゃんマジ天使。ここまで神々しいオーラを放たれてしまうと、もはや信仰の対象となってもおかしくないレベルです。

 元々桂馬が今回の女神探しを(複数の女性を同時攻略するという多大なリスクを負ってでも)推し進めているのは、かのんが古悪魔の手によって刺されてしまい、彼女を復活させるためには他の女神たちの力が必要である──ということもありますけど、それ以上に桂馬には「あの時、かのんを守れなかった」という後悔の念があるからに他なりません。
 今回の冒頭、桂馬がかのんの頬に手を当てて「かのん…!」と呼びかけた時の表情は、他の女子達に接するときとは違う真剣さがあるように思えました。彼はまさに、かのんのために戦っているのです。
 そしてかのんもまた、その桂馬を心から信頼しています。「桂馬くんなら…たどり着ける」と言った彼女の表情が天使のように安らかだったのは、桂馬のことを信じているからこそなのでしょう。

 そう考えれば、かのんが現時点で正ヒロイン的な扱いを受けているのも納得できるというものです。前回ドタバタラブコメディを繰り広げた他の女神たちが宿る女子達とは、なんというかこうステージが違うと表現するしかないくらい、ヒロインとしての格が違っているのではないかと思います。
 つまり、桂馬と恋人になろうとする女子は、「正ヒロイン」たるかのんを倒さなければならないのです。かのんにラスボスの風格が漂って来ましたよね(ラスボス?)。

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ときメモ対戦ぱずるだまは、最終面で伝説の樹の下で正ヒロインでありラスボスである藤崎詩織と一騎打ちするという、壮絶なラブバトルが展開されます


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