サンデー32号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 九人の戦鬼と人の言う!(挨拶)

 そういうノリで登場の、超能部隊のお披露目エピソード。一番グッと来るのはやはり「ザ・ハウンズ」の祖父にあたるであろうイヌガミ上等兵ヤドリギ伍長のコンビであり、一目観て「クール」(髪を後ろでまとめているから)と「やんちゃ」(耳生えてるから)という性格まで把握できてしまうルックスであり、かつ男同士であるというのもあって、我々の心のなかに住むパティが鎌首をもたげる衝動を抑えきれません(鎌首?)。特に、腕と耳しか変身してないのにわざわざ脱いでるイヌガミさんが半端なさそう。色々な意味で。
 まあ、兵部と不二子以外はいずれみんな死んじゃうんだけどね(´・ω・`)。

 物語の方は、不二子がいらないトラブルを起こしたせいで官憲や軍部を巻き込む大騒動になりそうといった感じなんですけど、個人的に今回で印象的だったのは、兵部が不二子を見つめる「瞳」がえらい綺麗というか、言いたいことを言ってやりたいことをやってる不二子に対して純粋な憧れを抱いているように見えるところでした(特に200ページの2コマ目)。グッと来るね!
 こんな純粋な瞳の持ち主が、いずれはこんな濁った目をするようになってしまうかと思うと、今から先を読み進めるのが切なくなって来ます。いったい兵部と不二子に何が起こるのか、ドキドキしながら続きを待ちたい所存です。ああやだやだ戦争は嫌だ。続く。

死ぬのは嫌だ、恐い。戦争反対!
スネークマンショー MELON ス・ウディア ホルガー・シューカイ
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サンデー32号感想短縮版

BE BLUES!

 この試合が終わる頃にはアンナの龍に対する態度がツンからデレに移行するだろうと予想していましたが、実際にはアンナどころか宮崎君を初めとするチームメイトにまでフラグを立てちゃうだなんて、やっぱり龍は何かを持ってるね! と思いました。

BUYUDEN

 新展開開始でまさかの新女性キャラ登場。デフォルトで日焼け+カットジーンズ+ショートカットという、萌花とは全く違った魅力を持ってそうなタイプです。実はこのマンガ美少女わんさかコメディーなのか。そういう路線を期待していいのか。

神のみぞ知るセカイ

 Twitterにも書きましたが、まさかあそこまで大胆にマンガで「小説」を表現しに来るとは驚きました。若木先生のブログによれば、あそこで描かれた栞の物語は先生が作家として色々と考えを巡らせた挙げ句に辿りついた結果であるという意味合いもあるらしく、その辺を踏まえて読み直すと更に奥深さが増すのではないのでしょうか。
 結論としては、栞の中のロリ女神さまがカワイイです。ひこ~ってアンタ。ひこ~って。

ムシブギョー

 無涯対巨大カブトムシの一騎打ち。これが戦隊シリーズだったら間違いなくムシブギョーの面々が巨大ロボットに乗り込んで巨大カブトムシを迎撃するところですが、このマンガは戦隊シリーズではないので、無涯が無双状態でカブトムシを屠りまくって江戸の町民たちは大喜び、家重はバトルに興奮しながら解説役を続けるという、客観的に見るとおかしな展開に。でも面白いのでもっとやって下さい。

はじめてのあく

 黒澤さんは正義の人であるという以前に、何か単にすごく「いい人」なんじゃないのかと思いました。その分、ちょっと残念な人っぽいけど。正義志望の連中も草壁兄を代表として大体そんな感じ。こちらもやっぱりちょっと残念っぽいけど。
 あと、犬耳と尻尾を生やして喜ぶ黒澤さんは可愛すぎるので早急にグッズ化するべき。

ARAGO

 狼女化してしあって自分の力に怯えるリオを、ココが体を張って彼女を安心させる今回の展開を読んで、思わず「百合展開キター!」と思ってしまったのですが、この気持をどなたか判っていただけるでしょうか?(感想)

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遅くなりましたがサンデー31号感想です

史上最強の弟子ケンイチ

 サンデーを開いたら、いきなり股間に「動」「静」のオーラを浮かべた男二人がカラーで並んでる衝撃!(挨拶)

 「史上最強の弟子ケンイチ」には様々な独自の格闘理論が存在しますが、「技擊軌道戦」はその最たる物だと思っています。傍目にはゆっくりとした突きを繰り出してそれを受けてるだけに見えても、実はその裏では達人同士の激しい牽制合戦による攻防が繰り広げられているのだ! という「拳法の達人はとにかくすごい」的な妄想理詰めの格闘理論の上に支えられた独特な世界観は、「ケンイチ」という作品の大きな魅力の一つであると言えるのではないのでしょうか。

 そして今回個人的に凄いと思った描写は、逆鬼が放った「不動砂塵爆」を本郷晶が「鏡破組崩し」で受けた直後に、美羽のおっぱいを下から俯瞰しつつ彼女が「なっ!!」と驚いているシーンでした。下から煽る描写を入れることにより、まるで二人の拳の衝撃で美羽のおっぱいが跳ね上がったかのような錯覚を与えており、二人のいろいろな意味での「強さ」とそれを感じた美羽の驚きを効果的に描写していると言えましょう。
 また、そんな凄まじい気当たりの中でも美羽の乳首がボディスーツの上からその形状を確認できるということは、彼女の乳首は達人の気当たりに対しても決して負けない鋼鉄の乳首であるということも、また同時に描写していると言えるのではないのでしょうか。結論としては美羽のおっぱいすごいです。すみません

ハヤテのごとく!

 ハヤテの股間はやっぱり男の子だったのか…(感想)

 予定調和に彩られた展開によってついにハヤテが生物学な意味では男性であることがルカにバレてしまいましたが、ハヤテが実は男だった事を知ったルカの反応をみる限り、ハヤテが男性であることを偽っていたことそのものに対する憤りは全くなく、むしろハヤテが男性であることを過剰に意識してしまう自分自身への恥ずかしさによって、今後どう彼に接していいのか判らなくて困惑しているといった印象を受けます。
 しかしハヤテは度重なる女装などによって既に性別を超越した存在となっていることは間違いありませんので(決めつけ)、ルカがハヤテをちんこの有無だけではなく「ハヤテ」という人間の本質を見られるようになれればいいな! と思いました。そうすればきっと、彼女も素直にハヤテに対して好意を抱けるようになるでしょう。いいこと言ってるつもり。

 そして今回は、やはりルカと一緒に裸を看られたにも関わらず、「たいしたものも見せられずごめんね…」とはにかんだ笑顔を見せたいいんちょにグッと来ざるを得ません。いいんちょいい子だなあ。でも彼女も、これまで色々とひどい目に遭ってる割にはあまり報われてない気がするのですがどうなんでしょうか。いいんちょ頑張れ。続く。

おすもじっ!

 この世界にはウエットスーツフェチというジャンルが存在しているのは間違いないところではありますが、ベテラン尼(控えめな表現)のうららさんのウエットスーツ姿を二段ぶち抜きで描いた今回の「おすもじっ!」の英断が、果たしてウエットスーツ属性を持ったコアな人々の心に届くものがあったかどうかは判りません。
 また、赤面しながら寿の尻に触るセクハラを仕掛けるハラスメントっぷりも昨今のサンデーではなかなかお目にかかれないものですが、これもまた単にうららさんが「老いてなお盛ん」なやんちゃ老婆であることを示すギャグなのか、それとも「老いてなお盛ん」なやんちゃ老婆萌え需要を喚起する目的があったのかどうかも判りません。
 私に言えることは、やはり「おすもじっ!」は違うということだけです。どうしちゃったんでしょうこのマンガ。面白いけど。

 なお本編は、「司におっぱいがあることがバレそうになって大ピンチ!」な展開ですが、きっとここは寿がスゴいボケをかまして色々となかったことにする展開を希望して行きたい。君ならやれる(変な褒め方)。

BUYUDEN

 武君に胸をタッチされた時の萌花の描き方の尋常ではない力の入れ方が素晴らしかったです。
 今回は、あのヘタレだった武君が、ついにフットワークを身に付けて萌花に認められるに至るという、「主人公の成長」を描く意味において重要な回なのですが、その成長の描写方法として「コーチ役のヒロインの胸を合法的にタッチできるようになった」という演出をあえて選んだ満田先生は流石だと思いました。
 男の子にとってこれほど単純かつ効果的なモチベーションの与え方はないですからね。男の子は本当にバカですねえ(褒め言葉)。

銀の匙

 春の章おわり。サンデー34号から夏の章が開始されるとのこと。この作品は今後もこういった形式で不定期気味に掲載されると認識した方が良さそうです。引く手数多であろう荒川先生の人気を考えるとこの「銀の匙」はそれほどの長期連載にならないかも知れませんが、せめて春夏秋冬の4シーズンは通して読んでみたいところではあります。サンデー編集部の政治力に期待します。

 お話としては、全くの無償でピザ造りに奔走することになった八軒が、「人生」や「将来」についての色々なしがらみから解放されて自分のしたいことをする充実感を始めて覚えた! といった感じ。まあ、こういった経験を積んで行くことで、人間は自分が何者であるかを知っていくものなのですよ(えらそう)。
 今回の冒頭で「豚丼」を八軒が食えるかという話が出てましたが、夏の章ではその辺がテーマになるんでしょうか。「ソーセージ好きの人と、法律を尊ぶ人は、その作成過程を決してみてはいけない」という諺を何となく思い出してしまいました(不吉)。

はじめてのあく

 画家志望の男子が好きな女子の絵を描いて彼女に贈り、その子の好意を得ることに成功するという、文科系男子の妄想のようなエピソードでした。
 現実にやったら間違いなく十年後に黒歴史になるであろう行為も、マンガだったらハートウォームなちょっといい話になってしまうんですよね。マンガって罪深いですよね…(←何があった)

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