蕾見不二子10歳は「ウザ可愛い」に属するのか否かを議論したいサンデー30号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 ひょうぶきょうすけななさい!(挨拶)

 先週までは紫穂や薫の幼少期(のトラウマ)を描いたエピソードが展開されていましたが、今回からは兵部や不二子の幼少期(のトラウマ)を描くエピソードが開始。これまで本編やサプリメントで断片的に語られて来た兵部の過去の出来事が、ついに明らかになる時が来ました。
 七歳の兵部はとってもカワイイですし、やんちゃな不二子との掛け合いも微笑ましいのですが、我々は既にやがて彼らが辿る過酷な運命を知っているだけに、読んでいて複雑な心境になってしまうのも事実。なかなか素直に兵部少年の半ズボン姿に萌えられません(萌えなくていいです)。

 今回のエピソードにおける個人的な注目点は、かつてコミックス15巻で兵部が薫について語っていた「あの子はね、昔の僕なんだよ。傷を負う前のね。彼女はいずれ僕とよく似た道を進む運命なのさ」という言葉を、このエピソードによって検証することができそうなところです。
 最終的に兵部は上官である『早乙女大尉』に撃たれることになるのですが、その大尉といずれ薫を撃つことになるであろう皆本とでは何が違うのか、それとも同じなのか。撃たれる側の兵部と薫には、そこに到るまでの過程で悲劇を回避する可能性はあったのか。これらはいずれもこの作品の本質に関わる点なだけに、その辺を考慮しながら読むともっと面白くなるのではないかと期待してます。

 現時点で兵部と薫で異なる点は、当時の兵部には同年代の葵や紫穂に相当する親友がいなかった(と思われる)ことでしょうか。兵部は周りが自分よりも年上ばかりなので、不二子を筆頭に相当可愛がられていたんじゃないかと思うんですけど、前のエピソードでの薫のような「友達だから絶対に自分が守る」みたいな感情を抱ける相手がいなかったのかも。
 もしこの時代に皆本と賢木がいて可憐GUY’Sを結成できていたら、歴史は変わっていたのかも知れません。この歴史のIFについて、パティさんによる妄想的考察を聴きたいところです。

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「ハヤテ」のルカといいんちょの脱がせっぷりが清々しいサンデー30号感想

神のみぞ知るセカイ

 いわゆる「作家」と呼ばれる人は皆すべからく読書しているのは事実ですが、読書しているからといっても作家にはなれないのもまた事実なんですよね。やっぱり普段から沢山書かないと、いざ書こうと思ってもなかなか書けないものなんですよ(エラそう)。
 今回の今後の話のロジックとしては「存在自体がユニーク極まりない桂馬のことを書くつもりだったが、実は自分は彼のことを何も知らなかった」→「桂馬のことを改めて知るたびに彼のことが好きだったことに改めて気付いて行く」→「物語の完成と共に再びチュー!」→「ロリ女神が出た!」という展開が予想されますが、しかしあのおとなしそうに見えて実は頑固な栞がそう簡単に事を進めてくれるとは思えません。未だ何を考えているのかよく判らない栞のロリ女神の動向も含め、まだまだ波乱を含んだ展開になるのかも知れません。

 そしてアニメ二期最終回は、よっきゅんの可愛らしさの半端無さがヤバかったです。あれが現代ギャルゲーにおけるヒロインの到達点…萌えをも超える何かが見えた気がする…というかこの最終回色々ヤバ過ぎるよ…(ゴゴゴ)

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おすもじっ!

 京都の葵祭とは「絶対可憐チルドレン」の葵の可愛らしさを讃える祭りですよ?(ですないよ)

 今回の司に課せられた任務は、顔に包帯を巻いて巨大な鋏を常に抱えている、心神喪失状態の庭師・八兵衛さんを「鮨」で正気に戻すこと。一言で言えば無茶振りです。
 八兵衛さんは、もし「おすもじっ!」が料理漫画でなければ変質者として通報されること必至なレベルのルックスであり、また庭木でうっかり「貝」を形作ってしまう辺りはフェチズム丸出しなエロスへの執着を抱えていると判断せざるを得ないことを考慮すると、鮨を食わせる前にまずはカウンセリングを受けさせた方がいいんじゃないか? と良識的なツッコミを入れたくなること必至なのですが、しかし連載再開後の「おすもじっ!」は色々な意味でちょっと違うので、ここはかつての「焼きたて!ジャぱん」を読んでいた時のようなおおらかな気持ちを思い出し、素直にこのおかしな展開を面白がるべきでしょう。イイ感じにおかしくなって来ましたネ!(褒めてます)

銀の匙

 何故かゴミ捨て場から出てきた石窯で勇吾がピザを作ることになり、ついに彼が自主的に動き始めた! という流れに。ピザの宅配圏外にあるのが普通という北海道の残酷なまでの広大さが(主人公以外の)若者たちの衝動を引き起こしていることを考えると、若者にはやはりハングリー精神が大切ということなんでしょうか。ハングリー精神ってそういうのだっけ?(違う気がする)

 「なにーッ! 本当か別府ー!
 そして鼻と顔がまん丸の坊主頭の男子は別府というのな。ちぃ覚えた(誰?)。

ムシブギョー

 「バカね、そんなの当然じゃない!無涯さんなのよ!」「はい、無涯さんですものね!

 駄目だこいつら早く何とかしないと…(´・ω・`)
 仁兵衛はサンデーのCMではあんなカッコイイのに…(´・ω・`)

はじめてのあく

 キョーコの「起きなさいジロー!」の一括で本当に起きることができてしまう、ジローの尻に敷かれっぷりに感動しました。いや本当はこれは信頼とか愛情とかそういうもののハズなのですが、自分にはそういう風に見えたということで。
 そしてルナが泣くところはゾクゾクするほど可愛らしかったのですけど、それ以上に最後のシーンでジローに素直に抱きついてるシーンも最高に可愛らしかったので、要するにルナがカワイイです。どうしよう。「こわしや我聞」の桃子もそうでしたけど、藤木先生はこのタイプの気の強い女の子描かせると本当に上手いので、サブレギュラー入りは素直に嬉しいです。

 彼女のような強力なライバルキャラがサブレギュラーに入ったということは、このマンガはまだまだ連載が続くと信じてよろしいんですよね? ね?(不安)

ポケットモンスターReBURST

 一度戦って敗れた相手に弟子入りし、奥義を手に入れるために修行するというのは格闘マンガには割とあるパターンだと思いますが、「ReBURST」は展開がものすごく早いように思えます。「拳児」(例えが古い)だと他流派の拳法家の家に何週間も泊まり込んで修行をコツコツ続けるといったエピソードも珍しくなかったものでしたが、「ReBURST」では修行を開始したその日の夜にバーストハートの中にいるゼクロムと対面して奥義を獲得(する見込み)。
 この展開の速さは今の時代に即したものなのか、それとも諸般の事情で巻きが入っているからなのか、今のところはその理由を伺い知ることはできません。がんばれリョウガ。

読み切り:召喚されテトラ

 プレイヤーが様々な属性を持ったモンスターを召喚してバトルするという世界観が、とてもポケモンチックなこのマンガ。私のような大きなお友達は「ReBURST」が連載されている今のサンデーだからこそ掲載できたのかな? とか余計なことを訝しんでしまいがちですが、マンガそのものは「誰でも取り柄はあるので、諦めないで頑張ればきっと認められて報われる日が来るさ」という、就職難な今を反映したかのようなハートウォームな物語になってました。面白かったです。

 そう言えば「GS美神極楽大作戦!!」の横島君も最初の属性は「荷物持ち」でしたね(ファンサイト要素)。最初はただのボンクラだった彼も最終的に世界を救う大活躍をするまでに成長することができたことを考えれば、テトラもいずれは立派な魔物になれるやも知れません。まずは、主(推定女性)のスレンダーなちしりふとももに欲情するところから始めてみては如何でしょうか。ハートウォームだいなし。

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つぼみ VOL.12 (まんがタイムKRコミックス GLシリーズ)

今回は、表紙を飾っている表題作「ウミニソラ」(小梅けいと)が珠玉の出来。
無垢な魂を持ち、文字通り全身の全てを主人公の少女に託している起動直後のアンドロイドと、彼女の「想い」に応えようとする少女との交流というテーマは、「百合」というこのアンソロジーのテーマに素晴らしく合致していると思う。細かい描写がいちいちエロいのも素敵。

連載陣では、佳境に差し掛かった「ロンリーウルフ・ロンリーシープ」の続きが気になるところ。でも続き読めるのはまた四ヶ月後とかになるんだろうか。
全体的な感じとしては(刊行ペースが早くなったせいもあって?)良くも悪くも「安定」して来ているように思えるが、今回は「ウミニソラ」が素晴らしかったのでそれを読めただけでも価値があった。人間じゃない美少女さいこう(*´д`*)

2011-06-22 06:31 | Permalink | Other Review

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