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続・裸サンデー日記(別名:サンデー28号感想)

 前回の感想の続きです。

正しいコドモの作り方

 前回は新体操女子相手に様々なハードプレイを強要されてご満悦だったに違いない我らが主人公・悠の次のプレイのお相手は、水泳部女子三人組。いきなり水着をちょっとずらしておっぱいの谷間を見せびらかす辺り、今回も相当にハードな展開が予想されます。性的な意味で。

 これまで悠を誘惑しようとした女子は3人。最初の二人は「いきなり全裸に近い格好で迫って誘惑する」というオーソドックスな趣向でしたが、悠に対してそれほど効果的であるとは言えませんでした。しかしその次の新体操女子は「レオタードを着た状態で誘惑する」という、着衣エロというかコスチュームプレイというかそういう方向性で迫った結果、あと少しで悠のパンツを脱がすところにまで到達することに成功しました。

 この流れを考えると、現在悠のちんこを陥れようとしている刺客は、「悠にはコスプレが有効なのではないか」と判断しているものと思われます。刺客の側に立って考えてみれば、未来を自分の側に都合の良いように改変するためには単に悠が今日子以外の女性とセックスするだけではなく、悠がその子と結婚して子供を作るまで仲良くなってもらわないといけない訳であり、その為にも悠の性的嗜好の把握は欠かせないのではないのでしょうか。
 今回は前回のコスプレ路線を継承しつつ、仮に人数を増やしたらどうなるのか? こいつはそういうプレイが好きなのか? を検証しているようにも思えます。

 そう考えてみると、あんな遺伝子以外には何の取り柄もないボンクラ男子の性的嗜好を、わざわざ試行錯誤しながら探らないといけない刺客側の苦労が忍ばれるというものです。頑張って欲しいですね(何)。


アラタカンガタリ

 実名の入浴シーンが登場。「お父さんとお母さんも、ホントの両親じゃないってことになる…」という独白からも判るように、色々と込み入った設定を持つ人複雑な間なのですが、肝心のアラタが相当のボンクラなのも手伝ってか、少なくとも恋愛方面では割と報われていません。

 そして報われていないという意味では、今回のエピソードに入ってから登場した彼女の従姉妹の真弥も、最初から「アラタに惚れたはいいけど全く報われない」ということが見え見えなキャラクターであり、大変に切ないです。案の定、何か早速ハルナワに変なことされてますし。次回、真弥は生き残ることができるのでしょうか?(そういう話ではない気がする)


國崎出雲の事情

 出雲の水着シーン。無意識にパンツの食い込みを直すその姿は、彼があまりに無自覚に「女」を演じていることを象徴しているカットであると言えましょう。

 現実世界における女装とは、突き詰めるとそれこそ骨の構造を男のものから女のものに変えなければならないくらいの勢いが必要な、極めて求道的なものであると個人的に理解していますが、出雲にしろ「ハヤテのごとく!」のハヤテにしろ、天性の女装キャラになるとその辺の道を楽々と乗り越えているように思えます。このカットは、彼の天賦の才能が濃縮されたカットなのです。
 我ながら大げさなことを書いてるなあと思います。


AREA D

 これまで裸は女性キャラばかりでしたが、「AREA D」の裸はショタっ子です。どうやらこの裸で培養液の中に浮かんでいる少年はジンの実の兄で、このシーンはジンにとってのトラウマとなっている模様。
 あと、この少年の股間の部分は、残念ながら泡で隠されています(残念?)。

 物語の方は、これまでアルタード同士の戦いでは常に勝利していたジンが、「エリアD」の中の住人達を仕切るボス格の人間には歯が立たず、逆に能力をリサーチされて丸裸にされてしまったという、文字通りの「実験体」の扱いを受けてしまったエピソードでした。一筋縄では行かない連中を相手に、ジンは自分の「人を実験体扱いする奴らの仲間にはならない」という尊厳を保つことは果たして可能なのでしょうか。いよいよ物語が本格的に動き出して来ました。

 あと、「エリアD」の超能力者達が複数の自治区に別れて互いに対立しているという構造は、かつてサンデー・マガジン50周年記念作品として掲載された「サンデー×マガジン クロスライン」の設定を何となく思い出させます。「ヒーロークロスライン」が発想のヒントの一つになっているのかも、とか思いました。原作の七月鏡一先生は「クロスライン」の村枝賢一先生と深い繋がりがありますしね。と勝手に決めつけて次。


絶対可憐チルドレン

 葵が澪と洗いっこしつつ、澪をいいようにあしらってるシーン。あのウブで堅物だった葵が、澪にセクハラを仕掛けられるくらい成長した(性的な意味で)だなんて感慨もひとしおですが、しかしやはりおっぱいに関しては澪の方が遥かに成長していると思わざるを得ません。

 葵の方はまあもうそういう宿命なので致し方ないとして、澪も本来はその生い立ちが災いして発育があまり良くなかったはずなのですが、今では好き嫌いなくモノを食べられるようになるなど、健やかに成長している様子。また心の面でも葵の母親にツンツンしつつもデレるところはきちんとデレることができるところからして、こちらも成長していると解釈して良いでしょう。
 澪に(京介との接触を防ぐための時間稼ぎの一環として)葵や紫穂の家族のところにステイさせたのは薫の計らいですが、彼女の発案は澪にとって良い影響を与えることは間違いないと思われます。

 ただ、葵の家族は「比較的裕福で幸福な一般家庭」のモデルとして情操教育的に適していると言えますが、紫穂の家族は何というかこう構成員が皆少々面白すぎるので、この環境に放り込まれた澪に変なトラウマが生まれなければいいなと願うばかりです。
 というか紫穂マママジでやばいです。彼女の瞳があんなに綺麗なのは、彼女が色々な意味で嘘がつけない人だからなんでしょうか。


 なお、「何か今週のサンデーって、裸の露出がいつもよりも多いんじゃね?」という件ですが、何か別に今のサンデーだったらこれくらいの裸は普通なんじゃね? という結論に自分内で達したことをご報告しておきます(結局)。

自分基準における裸キャラが出て来なかったので今週の感想対象からは除外しましたが、「アナグルモール」はクールな幼馴染女子の登場回で面白かったです


裸サンデー日記(別名:サンデー28号感想)

 お久しぶりです。
 先週発売されたサンデー28号と言えば、あだち充先生が月刊サンデーで連載を開始した「MIX」が大好評につき週刊少年サンデーにも掲載されたことが一番の話題だったと思われますが、個人的にはそれ以上に「何か今週のサンデーって、裸の露出がいつもよりも多いんじゃね?」という点が気になりました。
 なので、それを検証するべく、今回は裸が出てたマンガについて感想を書こうと思います。あくまで検証が目的です。ホントです。

電波教師

 金にうるさい女性は乳がでかいという「GS美神」の伝統を今に受け継ぐキャラ(ウソ)・蔵持円の着替えシーンが序盤に登場。
 このシーンの挿入により、ちゃんと胸の形を保持するブラジャーをしてるにも関わらず、制服を着ると自然に乳袋状態に移行する彼女のボディラインの素晴らしさをより堪能できるというもの(褒めてます)。

 しかし今回は、その円の「フィアンセ」という肩書きで登場したヘル・ゲイツがメインでした。ヘル・ゲイツ
 彼は現実世界におけるマイクロソフトに相当する覇権的地位にあるゲーム会社の御曹司であり、天才プログラマーにして天才ゲーマーであり、ゲーセン閉店後もゲームやりたいためだけにそのゲーセンを買収したり、円を嫁にしたいがためだけに円の親の会社を買収したりするワガママな男であり、それなのにイケメンであるという設定の超人ですが、何よりヘル・ゲイツという名前がいいですよね。ヘルですよヘル。「こいつは悪役である」ことが一瞬で把握できる、単純かつ判りやすい名前だと思いました。
 この辺の絶妙な厨二的なセンスが「電波教師」の魅力だと、勝手に思ってます(褒めてます)。


ひめはじけ

 「私、はだかジャケットが趣味なんです」という台詞だけ読むと立派な変態さんなんですが、これはノエルがひめさまに対して忠烈つかまつった証であることは、本編を読んだ方なら理解できると思います。これは忠義の裸ジャケットなのです。

 というか、まさかノエルの過去回がこのタイミングで挿入されるとは想定外でした。彼女はかつては失敗を恐れて何もできない人間だったが、自分の失敗(=ウヒャッホイ)を恐れずに常にそれを克服しようとするひめさまの心意気に心酔して勇気を得ることができた──というエピソードはたしかにまあ感動的なのですが、結果的に更に残念なことになってるような気がするところが、何というか彼女らしくていいなと思いました。

 あと、裸ジャケットってそんなメジャーなジャンルなの(性的な意味で)? と思って検索してみたら、ちゃんとpixiv百科事典に項目があって感心させられました。了解

ムシブギョー

 お春によるおっぱいムギュ。江戸時代を舞台にした「ムシブギョー」らしい、美しい日本の形式美です(でまかせ)。
 お春殿と言えば登場する度に必ずおっぱいを仁兵衛に押し付け、仁兵衛のおっぱい星人っぷりをより促進していることは、熱心な読者の皆さまにとっては周知の事実であると思われますが、今回は更に仁兵衛の父・源十郎までもがおっぱい星人であったことが明かされました。仁兵衛のおっぱい好きは血族の宿命だった様です。困った設定です。

 仁兵衛といえば少し前のエピソードで理由は不明なれどいきなり覚醒してもの凄いパワーを発揮、蟲奉行の窮地を救ったことが記憶に新しいのですが、今回彼の母親の話が出てきたということは、斯様な彼の隠された能力についても触れて来るのでしょうか。それとも、単におっぱい星人としての設定を更に補強しに来るだけなのか。このマンガだとどちらもあり得るので油断できません。

 そして家重殿が残念なのは今に始まったことではないのでスルーで。

おすもじっ!

 裸サンデー的には今週一番の問題作。かつて「神のみぞ知るセカイ」の桂木桂馬が提唱した「妹の品質示すエンブレム・BMWに完璧に合致するが故に、控えめに言って頭がおかしくなってる彩香が、兄の寿を勝負の末に取り戻した歓喜に溢れつつ全裸で入浴中の実の兄に迫り来るという、衝撃のシーンがこれです。
 あててんのよどころではない、完璧なまでの胸と背中の衝突。もはや事故物件ですね(何を言っているのか自分でも判らない)。

 料理のことと兄のこと以外は全く何も知らないような彩香が、何処でこんなことを覚えたのか。その情報源は兄が実家に残していったエロ雑誌でした。純粋に兄のことが大好きな彩香は、エロ雑誌に載っているようなことをすれば兄が喜ぶのではないかと思い、それが何を意味しているのかを知らずにそのまま実行していたのです。寿のエロ雑誌マニアな設定がこんなところで活かされるとは驚きです。

 エロいことできないならせめて膝枕をと寿にせがんだ彩香は、やがて眠りながら親指を加え、「お母様…」と呟きつつ涙を流します。彼女は、料理以外のことは全くの未成熟であり、ひどく歪んだ形で成長していた──ということを、このシーン、ひいては今回のエピソードで提示していたと思われます。
 彼女の感情は複雑な家庭環境のせいでひどく歪んでしまっており、彼女の様々な異常な行動は、その感情の行き場を全て兄に求め、兄さえ取り戻せば全てが解決すると誤解していたが故であったと解釈するべきでしょう。

 もしこのマンガが「おすもじっ!」ではなく「神のみ」だったら、涙を流す彩香を見た桂馬は彼女の心のスキマの原因を一瞬で把握し、最後のコマで桂馬が「エンディングが見えた!」と言い出すこと必至な状況なのですが、これはあくまで料理マンガである「おすもじっ!」なので、全ての決着はチューではなく料理で決めなければなりません。
 一方の主人公である司は、今回のエピソードで寿の意思を汲み取ってどん底から復活、再び鮨職人としての修行をやり直す決意を固めました。実の妹の歪みっぷりを目の当たりにした寿は、次の勝負で師匠の司のために戦うのか、それとも妹の彩香をマトモにするために戦うのか。というか、そもそも彩香はこの状態から真っ当な人間に復活できるのか。
 様々な思惑を孕みつつ、次回以降の新章へ突入するこのマンガ。個人的にはすごい面白いと思っているので、せめてもうちょっとだけ続いて欲しいです。

ひめはじけ 1 (少年サンデーコミックス)
クリスタルな 洋介
小学館 (2012-06-18)

ひめはじけ1巻発売。感想をツィートするとがっかり色紙がもらえるという、微妙なキャンペーンを実施中。自分もがっかりしたい

 明日余裕があれば続きを書きます(´・ω・`)。


近況体調不良報告+サンデー27号感想

 お久しぶりです。

 諸般の事情で先週に抜歯をしてからというもの、何か一気に口内が老けこんでしまったらしく、抜歯後の腫れはなかなか引かないし他の歯肉まで痛くなって来るしで、何かもうガッタガタな毎日を送っています。
 歯が痛いと何が嫌かって、思考を妨げられるのが辛いです。何かもう色々考えるのが嫌になって来ている今日この頃。

 あとモノを食べるのも辛いのですが、そのくせ腹はきちんと減るのも嫌。人間の体って凄い。

 以下、そんな状態での先週分のサンデー27号感想です。


BUYUDEN

 萌花がファッティになってからというもの、何か毎週のように萌花の着替えシーンが挿入されているような気がするのですが、これってやっぱり読者サービスと解釈していいんでしょうか。満田先生は我々にリアルなファッティ中学生のお腹に萌えろと仰っているんでしょうか。

 いいと思います

絶対可憐チルドレン

 紅葉さんは出てくる度にどんどん残念な女性になって行っているのですが、何かもうここまで来たら「せっかく美人でスタイルもいいのに…」と残念がられる系の女性路線に徹して欲しいと思います。
 なお、冷静に考えると真木も登場する度にどんどん残念な男性になってはいるのですが、紅葉が酷すぎるのであまり目立たないような気がするのが、裏方が似合う彼らしいというか何というか(フォローに失敗)。

 本編の方は、詰め寄る澪を難なくいなして自分のペースに引きずり込んだ葵を見て、そういえば彼女って本来は「頭が良くて賢い」って設定のキャラだったんだよなと、久しぶりに思い出しました。貧乳ネタでいじられるだけが葵の立ち位置では決してないんですよね。

 まあでも、最後の風呂場のシーンを見る限り、澪には既に乳のサイズで負けてるようですが。がんばれ葵。

神のみぞ知るセカイ

 新章・ユピテル編の開始を告げる予告的なお話でしたが、内容は女神たちが菓子を食べながらくっちゃべってるという趣でした。
 女神編においては、女神が中に入っている女性たちの中ではかのんがヒロインの格的に頭ひとつ抜けてる印象が強かったのですが、アポロが前面に出てくると何かこう途端にへっぽこキャラっぽくなってしまうところは、アポロの役得といったところなんでしょうか(役得?)。

 ユピテル編の内容については現状では勿論全く不明なんですけど、かつて桂馬は自分の周りに女神候補の女性がうようよいることについて「女神を復活させるために、ボクがバディーに選ばれた」のではないかとの仮説を立てており、そこに何らかの意志が介在しているのではないかと推測していました(コミックス13巻を参照)。
 「ユピテル」は女神たちの父たる存在の名称であり、「ユピテル編」はその名前を冠したエピソードであることを考えると、物語は文字通り神の意志にまで迫るものになるのかも知れません。桂馬は文字通りの「神のみぞ知るセカイ」を垣間見ることになってしまうのでしょうか。いよいよこのマンガは、単なるギャルゲーの枠を超え、神話的なスケールにまで拡大してしまうんでしょうか?
 あと、そろそろエルシィの大変に優秀なお姉さんについての話も見てみたいところですが、そこまで話が到達するのは何時になるんでしょう。何にしろ、まだまだこのマンガは連載が続きそうです。

國崎出雲の事情

 メイドカフェ編じゃないと出てこない場所固定キャラ・杏季を見るのが毎回楽しみです。彼女にはこのまま出雲のことを誤解したまま好感度を上げていって欲しいなと思ってます(ひどい)。
 登場するのがこのマンガでなければ、ツンデレなサブヒロインキャラとして普通に活躍できそうなポテンシャルは持ってると思うのですが、設定が色々と異常な「國崎出雲」に出てしまったのが彼女の運のツキなので、このまま報われないキャラとして運命を全うして欲しいですね(ひどい)。

GAN☆KON

 イサナと三峰さんが共同妄想を抱いて修羅場を演じるという展開はすごい面白いですし、何より三峰さんが元カレを他の女に寝取られる役を進んでやったという自虐っぷりが切ないほど似合っていてグッと来るのですが、やってることが基本的に前作の「M・S DOLLS」と同じ路線になって来ているようにも思えるのが気掛かり。ここからどのように突き抜けてくれるか期待したいところ。

おすもじっ!

 彩香との勝負に敗れた上に寿を失って意気消沈する司、自分の行動が結果的に司や彩香の運命を狂わせてしまったことを自問する寿をじっくり描いた上で、司のことを今も思う寿に止めを刺して完璧に自分のモノにしようと企む彩香を、満を持して全裸で登場させる演出が素晴らしいなと思いました。
 というか、こんな恐怖に満ちたサブヒロインのヌードシーンって、少年誌では滅多に見られないんじゃないんでしょうか。情念で動く女の恐ろしさを健全な青少年に叩きこんでますねこのマンガ。ステキですね(褒めてます)。

電波教師 2 (少年サンデーコミックス)

おそらく2012年のサンデーを代表するマンガになるであろう「電波教師」の2巻は6/18発売予定。
ホントに面白いので私ごときではもはや突っ込めません


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