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まさか優人がモテる姿を拝めるとは思っていなかった記念 サンデー1号〜3+4号「BE BLUES!」感想

BE BLUES!

 お久しぶりです(´・ω・`)。
 書く暇がなくて溜まっていた、ここ最近の「BE BLUES!」の感想のまとめです。

2017年1号

 主に「龍のちんこがでかい」ことが明らかになった高校選抜合宿が終了。
 「試合中には色々あったけど、最期はみんなで風呂場で龍のちんこを見てほっこりして大団円」な展開にならなかったのが、返す返すも残念ですね(ちんこへのこだわり)。

 この回では、優希が「藍子の龍を見る目が完全に恋する乙女のソレである」ことについに気付いて動揺してしまうというラブコメ的なイベントが発生したのですが、当の龍はそんな女性陣の動きには全く気付かず、桜庭に対して「合宿でヤバいって思った時、お前の顔が浮かんでさ…助かった」と愛の告白に等しいことをサラッと言ってしまう始末。やはりこのマンガで最も龍に愛されているメインヒロインは、藍子でも優希でもなく桜庭であるということが、改めて証明されてしまったところが面白かったです。

 そして桜庭といえば、ラストの試合で龍にボールが渡ってカットイン→シュートという龍の必殺技が炸裂するシーンで、チームメイトがみんな「龍なら決めてくれる!」って表情しているところで、桜庭だけ唯一最期まで「オレにボールをよこせ!」ってアピールを必死にしているところも良かったです。
 桜庭は、今後いくら龍が周囲から尊敬を集めるスーパープレイヤーになろうとも、ずっと龍に対してこんな感じでガツガツ当たり続けることでしょう。いつまでも変わらない君が、そこにいてそうやってくれているだけで嬉しい。そんな心境です。

2017年2号

 武蒼新チーム始動の巻。ジョージとリンゴの代わりに入った阿部・南部コンビが守備の穴になっているということを仲間内で吹聴している矢沢が、「だったら本人たちに言ってみろよ!」と言われた途端に突然「そのうちな…」と弱腰になってるところを見ると、彼は今後こういう役回りになっていくんだろうなと予感させるに十分でした。彼のレギュラー入りは当分なさそうな予感。

 あと、その問題の阿部・南部コンビがビシッと立ってるコマがありましたが、彼らから漂う何と言うかこう「如何にも穴があって頼りなさげ」感が素晴らしいです。先代のジョージ・リンゴ組の「守りカタくて頼りがいがありそう」感とは大違いですよね。
 こういうキャラが描ける田中モトユキ先生すごいなあというのが、この回の主な感想です。

2017年3+4号

 謎の新人美少女マネージャーが登場、優人が突然モテるの巻。

 前回でも1コマだけ登場してその可愛らしさをさりげなくアピールしていた新人女子マネ候補(名称不確定)の彼女でしたが、今回は1年チームとの練習試合において、ナベケンでも止められなかったボールをすんでのところでクリアするファインプレーを見せた優人に対して急接近し、「青梅先〜んぱい♥ 頑張ってください!」って如何にも媚び売ってます的な台詞を言うという、このマンガ的には極めて珍しい、いわゆる童貞を殺すムーブを放ってきました。
 もちろん優人は童貞なので、効果はてきめん。著しく動揺はしているものの、何かものすごい嬉しそうです。

 自分は以前から「一度でいいから優人がモテるところを見てみたい」と思ってはいたのですが、実際に彼がモテ始めてみると、「優人のくせに生意気だ!」とこの回の矢沢と同様の感想を抱いてしまいました。自分もまだまだ器が小さいッス…(自省)。

 もっとも、優人はラストで龍から「みんながおまえのような意識を持って戦えば、きっといいチームになれる」と褒められて照れまくっていたので、優人の最愛の人物はやっぱり龍なんですよねー。
女子マネや龍から褒められたのはいいけど、浮かれて調子に乗ってミスしなけりゃいいんですけどねー(ひどい感想)

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この調子で優人がモテれば再び表紙に返り咲けるのではと思いましたが、むしろ新女子マネが単独で表紙を飾りそうな予感


探偵オペラの始まりだ! サンデー1〜2号 「探偵ゼノと7つの殺人密室」感想

探偵ゼノと7つの殺人密室

 先週のサンデーから始まった新連載。「ジーザス」の原作を書いていることで知られるベテラン作家の七月鏡一先生と、これが初連載作品となる杉山鉄兵先生のコンビという、ベテランとルーキーの組み合わせがマニア的には非常に興味深い作品です(やっかいな視点)。

 それでこの作品、ジャンル的にはいわゆる探偵モノに属しているのですが、この作品世界は非常に仰々しいというか、全ての物事が非常に大げさで、劇場的な殺人事件を起こすために世界の全てが作られていると言っても過言ではないと思われます。

 例えば、第一話の殺人事件は「過去にライバルに選手生命を絶たれ、恋人まで奪われた絶望から復讐に燃えた」元野球選手が犯人なのですが、その殺害方法は「ライバルがマウンドに立っている時に、スタジアムの天井から鉄筋を落として串刺しにする」という、極めて劇的なものでした。
 しかも、「そのスタジアムにはマウンド上に鉄筋を落とせる構造が最初から仕組まれており、それを使えば完全犯罪が行えるようになっていた」ことが明らかになり、更にはこの作品世界には「そのような完全犯罪のプランを作成し、それをばら撒いて犯罪が起こるのを眺めて楽しむ」という完全犯罪マニアとも言うべき人物が黒幕に存在しており、その黒幕は「あらかじめ殺人のための仕掛けを施した7つの建造物」を作っていることが次々と明らかになる辺りまで読み進めると、読者は誰もが「やべえ! このマンガはどこかおかしい!」と戦慄を覚えること請け合いです。

 つまりこの作品は、「密室で起こる完全犯罪を見てみたい!」という欲望のためだけに、わざわざ第一話の殺人スタジアムのような仰々しい人殺しギズモを満載した建造物を、7個も作っちゃうおかしい人がいる世界なんですよ。そして、それに立ち向かおうとする若き探偵が、我らが主人公の探偵ゼノなんですよ。探偵と完全犯罪者が最高に活躍できるためだけに作られた世界が、この作品の舞台なんですよ。個人的には、こんな仰々しい舞台設定があるだけで、ンもうゾクゾクして来ます。
 「あらかじめ殺人のための仕掛けを施した7つの建造物」! 個人的には、早くも2018年における声に出して読みたい日本語大賞の最有力候補です!

 そんな舞台設定が激しく魅力的なこのマンガですが、勿論登場する人物もその舞台に違わず魅力的です。
 特に主人公の探偵ゼノ君は「ぼくは記憶がない。だから人間というものがわからない! だから知りたい! 人はなぜ殺人なんて犯す?」と本気で訴える健気で儚げでいたいけな側面を持ちつつ、操作中には「人間がわからない」というところから来る明らかにコミュ症的な挙動の数々を繰り広げるコミカルな一面も持っており、非常に魅力的なキャラクターとなっています。
 そして第一話でゼノに「7つの殺人密室」のことを教えた直後に密室殺人の犠牲者となった曰く有りげな建築家の甲斐七楼、第二話に登場したミステリアスな甲斐の養子の三姉妹、「悪辣な公僕」を絵に描いたような人物である公安の姫宮警部など、出て来る人物がみんな一癖も二癖もあるヤバい人たちばかりであり、そういった意味でも「探偵と犯罪者が活躍するために作られた仰々しい作品世界」を彩るに十分な存在と言えるでしょう。

 なんにしろ、この「探偵ゼノと7つの殺人密室」は、探偵モノとは言えども「名探偵コナン」とは明らかに方向性が違った作品であることは間違いありません。これからの展開が楽しみです。

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七月鏡一先生と言えばやはり「ジーザス」は外せないお年頃(=オッサン)


お久しぶりです…😴 サンデー51〜52号の雑感

BE BLUES!

 おそらく、今後の全国大会編や日本代表編に登場するであろうキャラクター達の顔見世的な側面もあったであろう、高校選抜合宿編が終了。

 51号でレノンが高虎に怒りのタックルを入れたところが、今回のエピソードにおける個人的な最萌えポイントでした。「ウチの子に何するのよ!」って感じで保護者としては黙っていられない感があって良かったです。

 あと今回の高校選抜合宿編では、序盤で「龍のちんこがでかい」ことが明らかになっていたため、きっとラストシーンは「試合中には色々あったけど、最期はみんなで風呂場で龍のちんこを見てほっこりして大団円」という幸せなものになるに違いないと思っていたので、龍が高虎のチャージが原因で脚を痛めて途中退場するというオチになるとは予想外でした。
 いつか、合宿メンバーみんなで龍のちんこを拝める日が来るといいですねと思いました。

古見さんは、コミュ症です。

 これまでサンデーでちんこと言えば「キング・オブ・アイドル」のまほろでしたが、そのラインナップに「BE BLUES!」の龍と共に「古見さん」の片居くんが並ぶことになったというのが、サンデー51号における「古見さん」の感想でした。いやマジで。

 しかも片居くんのちんこは、「BE BLUES!」の龍と同じく見たものを幸せにする良いちんこであることが判明。
 龍は大きさばかりが強調されていましたが、片居くんのソレはおそらく大きさだけではなく、見たものを感動させる芸術的な美しささえ備えているものと思われます。なんと素晴らしい…(褒めてます)。

 そしてサンデー52号では、ちゃんとこちらの期待に応えて古見さんを巻き込んだ恋バナをやってくれたので、ンもう感謝しかありません。「天使とアクト」といい「古見さん」といい、少女が自分の恋を自覚する瞬間というのは実に美しいですね…。

初恋ゾンビ

 「指宿くんがややこしい恋愛をしている真っ最中である」という本質を見抜いている席田が登場したことで、より指宿を巡る物語が複雑化しつつある「初恋ゾンビ」。

 サンデー52号では、『イヴが失恋ゾンビ化する』という、ある意味ショッキングな展開が繰り広げられました。実際、イヴが失恋ゾンビ化する展開を目の当たりにしたことで、自分が「『初恋ゾンビ』の設定上はあり得るかもしれないけど、まさかイヴが失恋ソンビ化するとは微塵も思っていなかった」ことを自覚させられ、そういう意味でも意表を突かれました。
 「タロちゃん見てるとムカムカしてくる」「だからタロちゃんモテないんだよ!?」って台詞が、彼女の口から出て来るのはキツイです。面白いけど(ひどい)。

 タロウが江火野と指宿くんのイチャイチャを見て嫉妬の念を抱くのは、タロウが江火野に嫉妬しているというよりは、タロウが指宿との関係をはっきりさせないで現状維持を選んだ結果として「指宿が江火野と仲良くなる」という自分が意図していない関係が発生することに対して嫉妬というのもあるのかなと思いました。
 イヴの「タロちゃん見てるとムカムカしてくる」というイヴの台詞は、指宿との関係をはっきりさせないことを選んだ今のタロウの状況に対する憤りの意味もあるのかも知れませんね。

 それはそれとして、江火野さんにキュンとする指宿くんって、何かこうショタっぽくないですかね? 指宿×江火野のカップリングは「百合」というよりはむしろ「おねショタ」なのでは? というのが、ここのところの「初恋ゾンビ」に対する感想です。

シノビノ

 文字通り己を燃やしながら己の大義に突き進む吉田松陰の魅力が大爆発している、ここ最近の「シノビノ」。

 吉田松陰が「武士道とは死ぬことと見つけたり」「正気にては大業ならず」という葉隠的な思想を持っていたことは史実らしいのですが、このマンガではそれを極限までエクストリームさせることで「自分の頭が燃えているにも関わらず、それを意に介さずに野望の実現に突き進もうとする」彼の内なる狂気を表現することに成功していたと思います。
 ホントこの作品は、出て来るキャラクターがみんなどこか突き抜けていて素晴らしいです。

舞妓さんちのまかないさん

 サンデー52号では、すーちゃんこと百はなの「姉」である百子さん姉さんが繰り出す、まるでキヨを試すかのようなテストめいた会話に対し、それを全く意に介さずに極めてナチュラルに応対した大物っぷりが素晴らしかったキヨちゃんですが、それ以上に冒頭に出てきたキヨちゃんの生足が良かったですね…まさかこのマンガであんなエッチな脚を拝めるなんて…(ダメな感想)

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3巻表紙のキヨちゃんの太もも最高じゃね?


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