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「月光条例」効果で傘地蔵の株が急上昇記念 サンデー13号感想

神のみぞ知るセカイ

 自分で散らかした図書館をちゃんと片付けるルナが可愛いです。さっきまで殺したる的な雰囲気で迫っていた桂馬に「ちゃんと片付けろよ」と言われて律儀に片付ける辺りは、さすが正義と精緻を司る女神(自称)です。悪い人ではなさそう。女神だけど。
 あと個人的には、桂馬がルナ(というか女神ウルカヌス)を捲くために使ったけんちん汁のページを本から破る描写が、事前にちゃんと1コマ割いて描かれていたのに感心しました。こういう細かい描写の積み重ねが、作品や作者に対する信頼感に繋がるんですよ(えらそう)。

マギ

 「シンドバッド…コロス…!
 この国は国土は小さいけど、みんな肩を寄せ合って信頼しあって生きていける、「大きい国」だよ! という素敵エピソードだったはずなのに、あえてこんな面白いオチを付けなければ気が済まないところに、大高忍先生の漫画家としての業(カルマ)を観た思いです。

鋼鉄の華っ柱

 高校編開始。この高校は西森先生のマンガらしくちゃんと荒んでるっぽいので、次回からはより「西森先生らしいマンガ」みたいなノリを期待できそうです。楽しみ。
 でも高校がメインになると、古川爺さんの出番が減りそうなのが心配(ファンなので)。どうせ歳とってボケるなら、ああいうボケをする爺さんになりたい。現役男子高校生に「彼はエロいことしたいんですよ、女子高生と! 現役女子高生とですよ!」とか真顔で言ってからかって遊びたい(老境)。

ノゾミとキミオ

 「自分見せ合いっこしましょ!」とか言っておきながら、キミオに「こっちが見せたんだからお前もちんこくらい見せろ」とか迫らないで一方的に自分の下着姿を見せ続けるノゾミの健気さいじらしさに惚れそうです。こんなアグレッシヴな健気さのアピールは滅多に見れないですよ!

 その一方で、散々彼女のパンツとか観た上で「こんなこと止めさせなきゃ!」と常識的な間隔で自制に走るキミオに対しては、私の頭の中の横島クンが羨ましさのあまり憤怒の血涙を流していたことを告白せざるを得ません。横島クンみたいなのがエロコメの主人公をやってた時代の人間からすると彼の行動はあまりにも生真面目に見えますが、でもまあここで彼が調子に乗って自分のちんことかを見せ始めたら、多分ノゾミにフられてしまう上にサンデーにも載せられなくなっちゃうので仕方ないですね(感想?)。

結界師

 裏会編完結。最後にカケルを篭絡した壱号の手腕は、「神聖モテモテ王国」が提唱するところの「フラレた直後の女は落としやすい」の法則、ガッカリフラレナオン祭の応用と言えましょう。最後の最後までチャンスを待っていた壱号の辛抱強さの勝利です(そういう話だったっけ?)。

 そしてお話は、ついに烏森の力の源である宙心丸を良守が(かつての自分の誓い通り)封印するのか、それとも違う道を選ぶのか? という最終局面に差し掛かって来ました。封印の地を前に「俺…何も判ってなかったな」と思う良守は、どのような選択をするのか。三週間後が楽しみです(来週と再来週は休載)。

はじめてのあく

 緑谷暴走するの巻でしたが、個人的にはむしろ緑谷を始末するためにユキにいいように使われてしまった黒澤さんが可愛かったです(感想)。
 最近は本当にいちいち黒澤さんが可愛過ぎて困ります。私も苗字を深澤から黒澤に変えたい勢いです。具体的には婿入り(感想)。

GAN★KON

 攻勢を続けないと死ぬ! くらいの勢いで毎週何かしらの新機軸を繰り出している最近のサンデーですが、今週はクラブサンデーで連載中の「M・S DOLLS」が絶好調で気炎を吐いてる菅原健二先生が登場。個人的にも今後に期待している漫画家の一人です。

 それで今回の「GAN★KON」ですが、菅原先生らしいスラップスティック極まりないドタバタコメディになっており、最初から最後まで楽しく読ませていただきました。基本的には「空から降って来る人間じゃない女の子最高!」系のラブコメと、いわゆる超能力バトルを融合させた構造のマンガなのですが、主人公の新太少年の清々しいまでのバカっぷりと「人間じゃない女の子」イサナの設定の珍妙さと適度なドジさといったキャラの立ちっぷりが上手く物語と噛み合っており、出会いからバトル展開への流れがかなりスピーディーだったにも関わらず全く違和感なく読むことができます。
 バトルの最中にちゃんとイサナがツンからデレへ移行するプロセスを織り込んであったり、必殺技が「運命の赤い糸」を使った亀甲縛りという説得力のあるものだったりと構成面での見所も多く、とても高いレベルでまとまった(かつ、内容がそんなことを気にさせないくらいバカバカしい)マンガだったのではないのでしょうか。面白かったー

ガンコン3
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サンデー12号絶チル感想短縮版

絶対可憐チルドレン

 ャールズが妙にカッコいい問題が解決。ああ、前回の「ヤブ医者」がヒントだったのか。チャールズが皆本を妙に評価していたのも納得。そこまで気が付かなかったよー

 兵部は何らかのタイミングで本物のチャールズと入れ替わったものと思われますが(前回の話でアダムがチャールズを振り切った辺り?)、そうなると本物のチャールズは今どこで何をやっているんでしょう。もしかしたら、今兵部が着ている服はチャールズから剥ぎ取ったものだったりするんでしょうか。
 そうなると今彼は裸? それとも、兵部の学生服を葵の交換テレポートで無理やり着せられてコスプレしてるとかそんなの? とか、そんなことばかり考えてました(ダメ)。

 なので、本編についての感想は、次のサンデー読んでから書きます(´・ω・`)。
 アダムの過去についてはおおむね想像は付きますけど、皆本がそんな過去を抱えたアダムに対して、それでも君は「何処にでも行けるし、何にでもなれる」存在であると肯定させることができるのでしょうか。かつて皆本はキャリーのサイコダイブで心を救われた経験があるので、その辺をフラッシュバックさせてくれたら個人的に嬉しかったりするのですが。


コトハかわいいしモルジアナかわいいですよね記念 サンデー12号感想

常駐戦陣!ムシブギョー

 無涯さんとのデートイベントが早くも発動の巻。
 「ムシブギョー」というマンガは、基本的に仁兵衛を主人公にした美少女わんさかコメディーとでも言うべき作品構造になっているのは前に述べた通りですが(ただし仁兵衛が攻略しないといけない対象は人斬フェチ・発破フェチ・式神フェチなので注意)、その中でも無涯さんは仁兵衛の本命中の本命。「ときめきメモリアル」における藤崎詩織に相当する(←古すぎる例え)、いわばボスキャラです。
 「ときメモ」であればまだ「友達に噂とかされると恥ずかしいし」と言われてしまう序盤において、いきなりデートするイベントが発生したとなれば、そりゃ仁兵衛が浮かれるのも致し方ないというもの。

 しかし無涯さんはボスキャラだけあってそう容易く攻略できるものではなく、超増刊連載版の該当エピソードではこのイベントで無涯とのフラグを立てるために仁兵衛は文字通りの死ぬ思いをしなければならなかったんですが(コミックス2巻参照)、今回の週刊連載版においてもやはり相当ハードなことをやらされることは間違いありません。「神のみぞ知るセカイ」の桂馬もそうですけど、美少女わんさかコメディーの主人公やるのも大変なんですね(結論)。

神のみぞ知るセカイ

 ルナは東方系の弾幕をばらまいて攻撃してくるタイプかと思っていたんですけど、実際は本の弾で相手の移動を誘導してから本棚で潰して仕留めるという、パズル要素が入った攻撃を仕掛けてくるのが面白かったです。シューティングゲームで例えると「グラディウス3」の9面みたいな感じ?(違う)
 そしてハクアは、口では「バ桂木!」とか言いながら、ちゃんと言いつけ通りにノーラを桂馬の計画に巻き込もうとしてますね。いじらしてカワイイです。嫁にするならやっぱりハクアがいいと思います。

ハヤテのごとく!

 文字通りの委員長ワンマンショー。畑先生は「表情を変えずに読めたら君の勝ち」と堂々と読者に勝負を挑んでいましたけど、これは確かに心の中でファイティングポーズを取りながら挑まなければ勝てない相手です。普段は態度がちょっと幼いというか色々と残念気味な(頭が)彼女ですが、こういう姿を見せられてしまうと、何かこう侮れないなという気分にさせられます。何となく。
 あとは、雪路がちゃんと先生っぽいことしてたのが意外でした。

はじめてのあく

 そしてこちらはアキワンマンショー。こちらは捻らずにストレートに「これまで恋愛とか興味なかった子が初めて好きになった人にチョコをあげるドキドキ感」で真っ向勝負を仕掛けるストロングスタイルで攻めて来ているので、こちらとしても「その意気やよし!」と思いながら存分にニヤニヤさせて頂きました。今回はあのボンクラ元生徒会長の赤城もちゃんと「相手の女の子の好意にいまいち気付いていない優しい先輩」としての態度で接しており、バレンタインイベントのラブコメマンガとして極めてよく出来ているエピソードであると言えるのではないのでしょうか。
 黄村の非モテ行動っぷりも、マンガ的に見事。君がモテない間はこのマンガ面白いと思った(ひどい)。

ARAGO

 「ご安心を公爵夫人! 我々警察が威信をかけて家宝をお守りいたします!
 先週から既に地方警察のヤラレ役オーラが半端なかったこのマンガですが、案の定今週は「赤騎士」を名乗る女子高生一人に壊滅。大抵の探偵モノでは上のような台詞を言う警察は怪盗にやられることになっているんですが、「ARAGO」においてもそのパターンは健在だったようです。せっかく「名探偵コナン」と同じ雑誌に載ってるマンガなんだから、せめて「コナン」くらいは読んでおこうぜ! と思いました(無理です)。

 「赤騎士」スカーレットはデコが広くて好みです。

オニデレ

 ついに最終回。正直なところストーリーの面では中盤以降は迷走していたと言っても過言ではない感じではありましたが、それを補って余りあるキャラクターの魅力(主に太もも)で楽しく読ませて頂きました。
 個人的には、特にアンジーが好きでしたね。あのアンジーに化けざるを得なかったサヤの混乱っぷりも含めて素敵なキャラクターでした。最期はキレイに納まって本当によかったです。

 次回作も太ももムチムチでお願いします。

ノゾミとキミオ

 2011年サンデー大攻勢はまだまだ続くよ! と言わんばかりに短期連載が始まった「ノゾミとキミオ」。携帯コミック出身の作家・本名ワコウ先生が週刊少年サンデーに登場です。

 お話の内容は極めてストレートなエロコメと言って差し支えないくらいエロいマンガで、読み終わった後で「言われて見れば、何でサンデーにはこういう直球なマンガが載ってなかったんだろう?」と思ってしまう程でした。
 サンデーのエロ寄りなマンガと言えば「史上最強の弟子ケンイチ」や「神のみぞ知るセカイ」「絶対可憐チルドレン」などが上げられると思いますが、これらの作品はあくまで別のテーマがある上でエロスな要素も含んでいる系統の作品であり、最初から「エロを見せてやるぜ!」という気概にあふれた「ノゾミとキミオ」とはスタイルが異なります。個人的にはこういうマンガは勿論大好きですので、次回以降も楽しみに読ませていただくことにします。

 しかし、第一話からいきなりノゾミが下着を見せるとかやってる以上、彼女が主人公のキミオに「ちんこ見せろ。いいから見せろ」と迫ってくることは、もはや必然の有様です。この二人の壮絶見せ合いバトルはどこまで加熱してしまうのでしょうか。
 このままだと、人から見られないと興奮しないようになってしまい、その後の男女交際の時に支障が出てしまうのではないかと心配です。

ノゾミとキミオ

ノゾミとキミオ

本名ワコウ
(C)Wakoh Honna/Shogakukan 2011

ケータイ発のメガヒット作[ノ・ゾ・キ・ア・ナ]の作者が、少年サンデーにてシリーズ新連載!! 女子更衣室のロッカーに閉じ込められた高校生・キミオ。同級生・ノゾミに見つかり、タイヘンなことに…!!

posted with EmbedSunday on 2011-02-22


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