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絶チル男祭り2011開始記念・サンデー10号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 悠理の中からユーリが抜けちゃったら、ただの可愛くてどん臭いドジッ娘になっちゃうじゃないですか!
 強すぎる!(挨拶)

 というかお久しぶりです。
 サンデー10号の絶チル感想です。

600万ドルの男(1)~(3) あらすじ:
 コメリカ大統領から直々に「皆本貸してくれ」と依頼があったので行ってみたら、レベル7級エスパーの少年のお守りを頼まれた。
 小生意気なエスパーが大好物の皆本の眼が、今怪しく光りだした!(続く)

 皆本はエスパーをあやさせたら、相手が子供だろうが大人だろうが男だろうが女だろうがとにかくメロメロにしてしまう特性を持っていることは、既にコメリカチームの面々がみんな皆本大好き状態になっていることからも明らかであり、もはや我々読者にとって共通認識です。よって、今回の主役であるアダム君が皆本にメロメロになってしまう結末が訪れるのは当然と考えられます。
 それを踏まえた上で、このエピソードにおける個人的な見どころを列挙したいと思います。

・アダムの実兄のチャールズの存在。これまでの彼の行動を見る限り、彼は弟のアダムを溺愛しているように思えます。弟に近付く者を極端に警戒したり(前号の初登場時における皆本や賢木への態度)、弟へのコンタクトを自分が仕切ろうとしたり(「いつものように俺がテレポートで連れて行く」の台詞)、弟が皆本と一緒に脱走したことを知ったときの狼狽っぷりからして、彼はおそらく「俺がいないと弟はダメになる」と思っているのではないかと感じました。
 要するに彼は(父と同様に)過保護であり、それが弟の性格の形成にも影響を与えている可能性は高いと思われます。アダムの歪んだ性格を何とかするのが今回の皆本のミッションであれば、皆本はチャールズに対しても何らかのケアを行う必要があるのかも知れません。

・アダムが皆本にメロメロになるであろうことは既に述べたように既定路線ですが、今回の皆本のミッションはアダムを篭絡することではなく、あくまでレベル7エスパーとしての心得を教えることにあります。皆本がエスパー育成の分野におけるスペシャリストとして世界的に高く評価されるに至ったのは、当然あのザ・チルドレンを育成・指揮した実績があるからであり、そういう意味において皆本は薫たちを育てることで彼自身も指揮官として成長したと言えるでしょう。
 今回のエピソードは、皆本にとっては彼自身が如何にチルドレンから色々な事を教わって来たのかを再確認するプロセスとなるかも知れませんね。

 薫と兵部がどのタイミングで介入してくるのかというのも気にはなりますが、作者自身が「チルドレンから離れて仕事する皆本にスポットを当ててみてます」と仰っているので、今回はそれほど関わってはこないと思います(しかし兵部は時折作者を操るので注意)。
 2010年の絶チルは薫と皆本の関係が大きく進展し、このままウブでネンネな皆本が、実はウブでネンネな薫とラブでコメるような、百万乙女のバイブル的な展開になってしまうのか? と危惧されていましたが(危惧?)、「今年は出来る限りがんばって男性キャラも登場するようにいたします」と男祭り路線を目指す発言をしていることからすると、その路線に突っ走ることはまだなさそう。
 むしろ、アダムが何故か日本へやってきて皆本やティムバレの部屋に下宿して、みたいな路線に突っ走ってしまう可能性も比定できません。でも、もしそうなったらパティが死んじゃう。鼻血の出過ぎと変な笑いの出過ぎで。

 あとは朧さんが、このまま猫を飼い始めてしまい、「独身の寂しさをペットで紛らわせる女性」というステレオタイプな悲しい女路線に走ってしまうのかどうかも気になります。
 現役女子中学生の悠理が猫を飼う姿はあんなに可愛くて微笑ましいのに、どうして朧さんだとこんなに(以下略)。


お久しぶりです(´・ω・`) サンデー9号感想

BE BLUES!

 田中モトユキ先生新連載。「本格サッカー大河ロマンキックオフ!」というキャッチコピーからして、主人公達が子供から大人に成長するまでの過程を描いていく「MAJOR」的な大河路線を志向しているのは明らかです。雑誌から期待されてる感が半端ない感じ。頑張ってほしいですね。

 第一話の感想としては、田中先生の描く男の娘が拝めてたいへんにありがたかったです。双子の女の子の優希を試合に出させるために優希のフリをしている(つもりの)優人君が、恥ずかしそうにスカートを押さえて赤面しながらモジモジしてるところとか、もう最高ですよ! さすが田中モトユキ先生、判っていらっしゃる!(全力で褒めてます)
 「後の埼玉替玉事件として後々まで語り継がれることとなる」とわざわざキャプションが入るところからして、今週のお話は彼らにとってまさに人生の転機となるものだったことを示唆していますが、今回の一件が優人や優希、そして主人公の龍たちのサッカー人生にどう影響していくのかは、これからじっくりと大河ドラマっぽく描かれていくことになるのでしょう。楽しみです。
 まさかこれが優人君の女装癖の目覚めだった…! とか言われたらどうしよう(ないよ)

ムシブギョー

 超増刊版「ムシブギョー」の序盤は、最初はツンツンしていた蟲奉行所のメンバー達が、仁兵衛とのイベントを経ることによって仁兵衛に対する好感度を上げていくという「ラブひな」みたいな展開を経てましたが、週刊版でもその路線を踏襲する模様ですね。
 こういうところからも、このマンガの正統派っぷりを感じさせます。仁兵衛がモテモテになるハーレムマンガとして(間違い)。

神のみぞ知るセカイ

 結の超然とした態度に桂馬がタジタジなエピソード。桂馬は「恋愛」を成就するために与えられた己のジェンダーの役割に徹しようとしているのに対し、そんなジェンダーの壁を乗り越えて桂馬との恋愛を成就しようとしている結の方が圧倒的に情熱的でかつ発言に説得力があるので、桂馬が劣勢に立たされるのも致し方ないと思いました。男の娘マンガを見慣れてる我々からすれば、桂馬が女の子の格好をして結に口説かれてる方がはるかに自然に感じますよね。ますよね(連呼)。
 何にしろ、このままでは桂馬が(女神復活のために結との「恋愛」を成就させるという目的の達成のためには)女装せざるを得なくなるのは必至の有様。どうする桂馬。いやまあ、それはそれで見てみたいのですが。

最後は?ストレート!!

 正統派の実力チームをあの手この手の奇策でかわして攻略して行くという展開は、リアリティを重視する今時の現代少年マンガでは割と珍しいんじゃないかなと思いました。主人公が本格的に野球の才能に目覚めるまでは、こういう面白路線で行きそうですね。ずっと目覚めないような気もするけど。

はじめてのあく

 黒澤さんのスパッツ!(挨拶)

 生徒会長選モードになってからは、黒澤さんが毎回(いろいろな意味で)大活躍していて嬉しいです。そしてジローと黒澤さんは共にキョーコが大好きという共通点があるので、もし今回の戦いにキョーコが巻き込まれでもしたら、更にジロー黒澤コンビは無敵の有様になること必至。
 このマンガにおける世界新秩序は、来栖のような恐怖と陰謀によってではなく、やはりによってなされるべきですよ。愛の対象は勿論キョーコ。結論としてはキョーコ萌え最高。

 でも、生徒会長は黄村がなった方が面白いんじゃないかと思うので、個人的には黄村に投票したいです。

結界師

 裏会を巻き込んで人的にも神的にも多大な犠牲を出した今回の騒動の原因が、結局は一人の女性を巡る兄弟の諍いだったことが明らかになったり、ミチルの存在が全てだったカケルが清々しい表情で「世界を終わらせるまじない」を発動させてしまったりと、これだから自意識が世界の全てであるセカイ系の連中はやっかいなんだよな! 思ってしまうお話でした。
 こんな連中を真正面から相手にしないといけない正守兄さんは、ホントに大変ですね。おつかれさまです(まだ終わってないけど)。


今年も年末までちゃんとサンデーが読めますように サンデー6号感想

常住戦陣!!ムシブギョー

 増刊から本誌に栄転。バカが付くほど実直で誠実な(というか割と単にバカな)主人公の姿がとても清々しい、宣伝文句通りの非常に真っ当な「王道少年マンガ」としてとても面白いマンガなので、週刊連載化を機会に更にブレイクして欲しいと願ってます。マジで。

 生第一話の感想としては父ちゃん無双。この父にしてこの息子ありというのが、超増刊の時よりも更にパワーアップしている印象でした。ある意味「覚悟のススメ」の覚悟父に匹敵する無茶苦茶さが素敵。
 次回は茶屋の娘さん(特徴:おっぱい)が登場すると思うので今から楽しみです。

神のみぞ知るセカイ

 そして男が愚かであること!男はあくまで許してもらう立場だ!
 ギャルゲー世界の男子って大変なのなと思いました。あるいはこれが先生の恋愛観?(失礼)

 あと、ハクアが徹夜してまで密かにギターの練習してたところにはグッと来ました。なんて桂馬想いのいい子なんだ。
 決して報われないけど。

境界のRINNE

 イコ先生の生霊の造形が何かものすごくノスタルジーを誘うのですが、これは一体何なんでしょうか。
 思春期を高橋留美子マンガを延々と読んで過ごした過去の自分の中にあった高橋留美子先生像にソックリだからなのか。何か不思議な郷愁が止まらなくてヤバい。

キングゴルフ

 山が葛藤を乗り越えて難しいショットを決めてバーディー、蒼甫と並んで最終ホールへ!という、物語的に最も美しい形でクライマックスへ。これはもう、蒼甫×畠山を想像せざるを得ないです。最終ホールでリバースカップリングなるか?(何)

 あとこの回では、戸川や澤が畠山のショットの時に「ちょっと触るだけで十分だぞ!」「ちょっと!!」「ちょっとだけだ…!」と内心で畠山を応援していたところも良かったです。試合が始まった頃は大概だったこの二人も、今回の試合を経て精神的に成長したことが表現されていると思いました。ちょっとだけかも知れないけど。

はじめてのあく

 澤さん回かと思ったら、最後で新キャラ二人組が現れて成敗されてしまう展開に。
 ただ、彼女に限らず、このマンガの「謎の人物」はみんな「初登場では強そうだが、次第にヘタレて来る」という徹を踏んでいるので、今回登場した二人組もいずれは(略)。

 しても、黒澤さんはジローマント覚醒の時といい今回の不意打ちといい、見事なまでにかませ犬的な扱いを受けていて不憫ですね。それがいいんだけど。
 何にしろ彼女のキョーコ大好きっぷりはホンモノなので、もしキョーコが副会長になったら、その時は彼女の片腕として大活躍してくれそう。そういう光景を見てみたいものです。

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アラタカンガタリ

 装の麗人が入浴中にうっかり主人公男子に裸を視られて正体がバレてしまうのは「とんち番長」でネタにされるくらいにお約束な展開ですが、それを堂々とやってしまう渡瀬先生の潔さを評価したいです(えらそう)。

 してお風呂でキャーはギャルゲーイベントとしても有効ですが、今回ミクサが革と同郷であることが判明したこと、および秘密にしていた裸を見られたことで、革とイクサのフラグがまた一つ立ったと解釈できます。
 イクサルートへ物語が流れる可能性あることを読者にアピールしつつ、密かに伏線を張ってる印象。負けるなコトハ。


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