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論旨:ほたるは性と無垢の象徴 サンデー12号「だがしかし」感想

だがしかし

 ほたるさんはそのデザイン全てがエロスであるが故に、彼女がこの作品におけるココノツから観た「性の象徴」であることは間違いありませんが、そんな彼女に決してパンチラはしない・させないところが、「だがしかし」の作品世界を健全なものにしているんだなと改めて思いました。

 即ちこのマンガにおいて、彼女のパンツは決して登場してはならないのです。もしパンツが見えてしまったのなら、性と無垢の間の絶妙なバランスで成り立っていたこの作品における健全性は失われ、ただほたるのパンツを読者が期待してしまうお色気作品に変化してしまうことは必至。
 故に、「だがしかし」が今の「だがしかし」であり続けるために、ほたるのパンツは聖域として位置付けられているのです。

 まあでも、彼女はマンガの中で全裸を晒したことはあるんですけど、基本的に無垢が故に性に対する恥じらいというものがない彼女の場合、全裸を晒してもエロくなるどころかむしろギャグマンガ的な面白さを帯びてしまうところが、またマンガのキャラクターとして素晴らしいと思っています。
 パンツは聖域だけど生尻は晒せる、この微妙なバランスがほたるというキャラの奥深いところだよなーと改めて思いました。

 でも、パンスト越しのパンチラっていいですよね(だいなし)。

だがしかし(1) (少年サンデーコミックス)
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ほたるの貴重な脱衣シーンはコミックス1巻に収録


アニメ化決定記念・サンデー11号「競女!!!!!!!!」感想

競女!!!!!!!!

 祝・アニメ化決定!
 正気ですか!(←喜んでます)

 Webサンデーの記事では『「競女」とは、水着の女子選手同士がお尻や胸を使って闘う水上競技♥』とか可愛いことが書いてありますが、その実態は製作者側が若い女性の乳と尻に対する想像力を極限まで高めた結果繰り出される、乳や尻を用いた常識を著しく逸する必殺技が飛び交う新世代超能力バトルマンガであり、

  • 尻をものすごい勢いで振るう「旋風尻」!
  • 乳首に相手の水着の紐を引っ掛けてからの背負投げを敢行する「乳首一本背負い」!
  • おっぱいを自ら捻ってその反動力で攻撃する「パイ・パイル・パイパー」!
  • 一つの水着に二人をねじ込んで着用することで一心同体化する「ヒップップ・トレイン」!

 など、読者を色々な意味で呆然とさせる技が毎回繰り出される作品であることは、熱心なサンデー読者の皆さまであれば既にご存知かと思います。

 勿論、このマンガは単なる女体を題材にした超能力バトルだけが見所という訳ではなく、あくまで基本は努力・友情・勝利の少年マンガにおける三大要素を余すことなく搭載した少年マンガであり、そして現実社会のボートレース界を連想させる勝負師達の厳しい社会の中で成功を目指す少女達の生き様を描く職業マンガの側面をも持ち合わせています。
 一見すると「珍妙なお色気バトルマンガ」としか見えないこの作品ですが、実はかなり骨太なテーマを背負っているのです。本当です(強調)。

 そのアレっぷりでこれまで我々全国40万のサンデー読者を楽しませてくれたこの作品ですが、アニメ化されることで「競女!」が今以上にメジャーな存在となり、この作品の面白さや楽しさがより世間に共有されることを、私としては願ってなりません。「競女!」は読む人を幸せにできる作品です。

 そして今回の「競女!」ですが、かつて競女界の頂点に君臨する「五尻」達に対抗しようとして一度は夢破れたドン小杉が、今まさに「五尻」に対抗するための力を渇望して戦いに挑んでいる主人公ののぞみに敗れたものの、その戦いはドン小杉にかつての栄光と希望を再び与えることとなった──という美しい物語が展開されており、「アニメ化決定!」の報を知って初めてこのマンガに触れた方にとっても、「競女!」が極めて真っ当な少年誌的バトルマンガであることは判っていただけたのではないかと思いました。

 バトルシーンで乳を自在に伸ばしたり捻ったり鈍器化させたりドリル化したりしていたのは「真っ当な少年誌的バトルマンガ」としてどうなのよ? という意見も勿論あるかとは思いますが、しかしそういった表現ができるからこその「競女!」であり、エクストリームな乳尻表現はこのマンガを構成する大切な要素の一つであることはぜひ納得していただきたいというか、納得できなくてもこれはそういう世界を描いたエクストリームなマンガであることは理解した上、無理やり飲み込んで下さい。
 「競女!」を読む際は、オタクの美徳の一つである「考えるな、感じるんだ!」「こまけぇこたぁいいんだよ!!」の精神を発揮して臨んでいただきたい所存です(←「競女!」の魅力を伝える説得力のある文章を書くことを放棄した結論)。


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10巻は2/18発売


【お久しぶりです】サンデー9~10号くらいの感想日記

いつもの久米田っぽい

 お久しぶりです(´・ω・`)。
 ここのところ色々とアレがアレでまとまった時間が取れそうにないので、今後しばらくはサンデーの感想というかメモ的なものを少しづつ書いていきたいと思います。

クメショート

 サンデー9号に掲載された、みんな大好き久米田康治先生の短編読み切りマンガ「クメショート」。内容は(「ヤマカム」の山田さんが仰るとおり)本当にいつもの久米田先生のマンガだったなという感想を抱くしかない感じで、面白かったです。褒めてます(念押し)。

 久米田先生は、西森博之先生および藤田和日郎先生と共にサンデー現編集長が紙面復帰を熱望していましたが、個人的には久米田先生はサンデーにいた頃よりもサンデーを出奔してからの方がはるかに活躍している印象が強いので、先生は今後も己の才能を発揮できる環境で自由に活躍してほしいと願っていますし、サンデーという雑誌も現在の編集体制の元で組めた先生の活躍に相応しい場所に返り咲けるようになることも願っております。

 綺麗にまとまりましたね(おわり)。

柊様は自分を探している。

 80年代後半~90年代前半のサンデー黄金期を支えた作家の一人である、西森博之先生の新連載。
 前作の「鋼鉄の華っ柱」からもう三年以上も経っているんですよね…。

 内容は「常識から外れているけど一本筋が通った性格の主人公が、周囲を振り回しながら活躍する」という系統の、「天使な小生意気」「道士郎でござる。」以降の西森先生のエッセンスを受け継いだ作品であるように見えます。
 サンデー10号の第一話では、ベンチに座る柊様が脚を伸ばしたら、主人公の白馬が思わず跪いて彼女に靴を履かせてしまうシーンが印象的でしたけど、これは決してマンガ的な誇張表現ではなく、真のお嬢さまというのは周囲の人間を「この高貴なお嬢様に失礼にならないような、敬意を払った振る舞いをしなければならない」と思わせるだけの力があるものなのです。
 己の気品を以って周囲の人間に影響を与えることができる、これぞ本当のお嬢さまです。

 昔読んだ「お嬢さまことば速修講座」という本にそう書いてありました(受け売り)。

お嬢さまことば速修講座
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この本、いつの間にか電子書籍化されていてビックリ


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