アニメ化決定記念・サンデー11号「競女!!!!!!!!」感想
競女!!!!!!!!
祝・アニメ化決定!
正気ですか!(←喜んでます)
Webサンデーの記事では『「競女」とは、水着の女子選手同士がお尻や胸を使って闘う水上競技♥
』とか可愛いことが書いてありますが、その実態は製作者側が若い女性の乳と尻に対する想像力を極限まで高めた結果繰り出される、乳や尻を用いた常識を著しく逸する必殺技が飛び交う新世代超能力バトルマンガであり、
- 尻をものすごい勢いで振るう「旋風尻」!
- 乳首に相手の水着の紐を引っ掛けてからの背負投げを敢行する「乳首一本背負い」!
- おっぱいを自ら捻ってその反動力で攻撃する「パイ・パイル・パイパー」!
- 一つの水着に二人をねじ込んで着用することで一心同体化する「ヒップップ・トレイン」!
など、読者を色々な意味で呆然とさせる技が毎回繰り出される作品であることは、熱心なサンデー読者の皆さまであれば既にご存知かと思います。
勿論、このマンガは単なる女体を題材にした超能力バトルだけが見所という訳ではなく、あくまで基本は努力・友情・勝利の少年マンガにおける三大要素を余すことなく搭載した少年マンガであり、そして現実社会のボートレース界を連想させる勝負師達の厳しい社会の中で成功を目指す少女達の生き様を描く職業マンガの側面をも持ち合わせています。
一見すると「珍妙なお色気バトルマンガ」としか見えないこの作品ですが、実はかなり骨太なテーマを背負っているのです。本当です(強調)。
そのアレっぷりでこれまで我々全国40万のサンデー読者を楽しませてくれたこの作品ですが、アニメ化されることで「競女!」が今以上にメジャーな存在となり、この作品の面白さや楽しさがより世間に共有されることを、私としては願ってなりません。「競女!」は読む人を幸せにできる作品です。
そして今回の「競女!」ですが、かつて競女界の頂点に君臨する「五尻」達に対抗しようとして一度は夢破れたドン小杉が、今まさに「五尻」に対抗するための力を渇望して戦いに挑んでいる主人公ののぞみに敗れたものの、その戦いはドン小杉にかつての栄光と希望を再び与えることとなった──という美しい物語が展開されており、「アニメ化決定!」の報を知って初めてこのマンガに触れた方にとっても、「競女!」が極めて真っ当な少年誌的バトルマンガであることは判っていただけたのではないかと思いました。
バトルシーンで乳を自在に伸ばしたり捻ったり鈍器化させたりドリル化したりしていたのは「真っ当な少年誌的バトルマンガ」としてどうなのよ? という意見も勿論あるかとは思いますが、しかしそういった表現ができるからこその「競女!」であり、エクストリームな乳尻表現はこのマンガを構成する大切な要素の一つであることはぜひ納得していただきたいというか、納得できなくてもこれはそういう世界を描いたエクストリームなマンガであることは理解した上、無理やり飲み込んで下さい。
「競女!」を読む際は、オタクの美徳の一つである「考えるな、感じるんだ!」「こまけぇこたぁいいんだよ!!」の精神を発揮して臨んでいただきたい所存です(←「競女!」の魅力を伝える説得力のある文章を書くことを放棄した結論)。
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