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表紙のラムちゃんの姿に時代を感じるサンデー25号リマインド感想

境界のRINNE

 今年は高橋留美子先生の画業が35周年を迎えましたが、スペースインベーダーも今年で35周年です(トリビア)。
 高橋留美子先生って、そういう時代からずっと第一線で活躍しているんですよね。やっぱり凄い。

 本編では、沫悟のクラスメートという触れ込みの杏珠が登場しましたが、最初の登場シーンを見ただけで「この子性格ものすごく悪そう」ってオーラが出ているところがすごいなと思いました。「RINNE」に出てくる女性キャラは、大抵どっかしら歪んでいていわゆる「美少女」の枠から外れているところが大好きです(褒めてます)。

電波教師

 「対戦で相手の能力をコピーする」「新しい能力をコピーしたら前の能力は忘れる
 つまり零子の能力は「AREA D」のジンと同等のものであると考えられます。ジンがこれまでその能力であらゆる難局を乗り越えて来られたことを考慮すれば、零子も戦い方次第で何とでもなりそうな予感。

 なお「対戦相手の能力をコピー」というと、このサイト的には「GS美神」のアシュタロス編で横島がそんな能力の文珠をアシュ様相手に出してコピーして「勝てる気はしないが、負ける気もせん!」とか勝ち誇ったように言ってたことが思い出されます(ファンサイト要素)。

今際の国のアリス

 久しぶりにサンデー本誌にカムバック。
 今回は一人だけが勝ち抜けられるブラックジャックが題材ですが、「今際の国のアリス」のデッドリーな世界設定と、一人勝ちしか許されないギャンブルの緊張感が完璧に咬み合っており、もの凄い面白かったです。次回も期待。

ムシブギョー

 蟲形態に変形した仁兵衛を、個人的にネコミミモードと呼んでいます。

BE BLUES!

 桜庭大暴れの巻。先週のサンデーを初めて読んだ時は、ついに桜庭さんがやってくれた! と大喜びしました(ダメ感想)。

 前回までの話で龍は見事に持てる才能をアピールすることに成功して「埼玉の伝説」の実績を積み上げましたが、桜庭は桜場で「部活動の試合を途中でバックレる」という、龍とは違う意味での伝説を成し遂げていたのです。高校の部活を一年生がバックレるとか、ちょっと並の度胸じゃできないことだと思うんですよ。今回のデリカシーのない大暴れっぷりも、桜庭さんの根性が本気でねじ曲がっていることを証明したんですよ。桜庭さんマジ凄いッスよ。半端ないッスよ。根性曲がりに気合が入ってますよ。

 あとは、普段な温厚な優人が、龍の過去の事故のことをバカにされた直後に桜場に突っかかっていったところが印象的でした。やっぱりそこは、いまだに優人にとってアンタッチャブルなところなんですね。
 まあ、そんな優人を頭突き一発で仕留める桜庭さんもマジ凄いっすけどね。突進してくる相手の顎に向けて咄嗟に頭突きをカウンターで繰り出す辺り、桜庭さん結構喧嘩慣れしてそう。やっぱり桜庭さんマジ半端ないッス。続く。

神のみぞ知るセカイ

 ミニスカ女装姿の桂馬少年があまりに可愛すぎるので、「クィーンコンテスト」で優勝するのは天理ではなく桂馬だと思いました。

絶対可憐チルドレン

 皆本の「女性が本を読む姿がセクシー」ってのは、本来エロスな要素がなさそうな行為からエロスを妄想する能力がないとできない行為であり、即ち萌えのレベルが高すぎて始末に困るなと思いました。皆本さんもああ見えてなかなかの変態ですね。伊達に長いことむっつりスケベをやってないなと感心させられます。
 でも「度が合わない眼鏡で無理矢理本を読んで寄り目になる」葵の姿は素直に萌え対象になるので、葵を女神と崇拝しているバレット(決めつけ)は彼女に萌えるべき。

 本編の方ですが、まさか志賀さんが最初の犠牲者になるとは思ってませんでした(まだ死んでないけど)。まだ緒戦の段階なのに、最も頼りになる彼を失うのは惜し過ぎます。やっぱり戦争は人的リソースの消耗が激しすぎてダメだわー。

読み切り:御神は今日も荒れている

 「MS・DOLLS」「GAN☆KON」を連載、サンデーにおける妄想マンガの第一人者である菅原健二先生が、久しぶりにサンデー本誌に登場。
 マンガの内容は、「萌え」とは何かという点を追求する菅原先生の基本スタイルに沿ったものでしたが、今回は「漫画家の脳内に住む女性三人が『萌え』について語り合う」という、もの凄いメタなものになっていたところが凄いと感じました。萌えの求道者としての貫禄を感じます(大げさ)。

読み切り:忍者茶々丸くん(仮)

 クラブサンデーで「本日のギャグのおすすめ」を連載している遊眠先生も、サンデー本誌に久しぶりに登場。
 「本日のギャグのおすすめ」はどちらかと言えば「社会派」を名乗りつつひねくれた暗黒ギャグを展開するスタイルだと認識していますが、「忍者茶々丸くん」では割と素朴なギャグマンガだなと感じました。笑いは黒いですが。


高橋留美子傑作短編集―〈保存版〉るーみっくわーるど (2)

「炎トリッパー」のアニメを映画館で観たことがある人?


剛力招来記念・サンデー24号リマインド感想

ムシブギョー

 あのボンクラな仁兵衛が、ついにお付きの方が実は蟲奉行であることをL.C.L.の中で(まちがい)悟ったエピソード。

 仁兵衛は基本的におっぱいが大きい女性にしか反応しない奴なのはアニメでも明らかになっていると思うのですが、その能力はともかくおっぱい的には弱い蟲奉行さまに対し、仁兵衛が忠義以外の感情を示してしまったりするのでしょうか。その辺気になります。
 蟲奉行さまは勿論仁兵衛に対して既にフラグが立ちまくりな状態なので、後は仁兵衛の選択次第。どうする仁兵衛。続く(そういうマンガだっけ?)。

BUYUDEN

 連載が百回になっても、「勝てると思って攻めようとした瞬間にカウンターを食らって負ける」このマンガの黄金パターンは健在だなあと思いました。ボクシングに油断は禁物。

BE BLUES!

 対赤城中央戦終了。やっぱり竜崎部長は龍のパスを直接受けられませんでしたが、最終的に試合には勝てましたし、カウンターサッカー志向のチーム戦術にも適応できることを結果で証明しましたし、赤城中央のミスターノウことノアさんにも一目置く存在として認識されて「埼玉の伝説」としての格も上がりましたし、何故か優希のシャワーシーンも出ましたし、龍にとっては最良のデビュー戦だったと言えるのではないのでしょうか。

 その一方で、最悪のデビュー戦となってしまった桜庭の今後が気になります。彼は資質的に龍のパスの受け手としての才能を持っているものと思われますが、このままでは龍のパスを受けるどころか部活動を存続できないこと必至の有様。どうなる桜庭。
 まあ、個人的にはうなだれて落ち込んでる桜庭観るのも大好きなので、このままでも一向に構わないのですが(ひどい)。

超推脳KEI

 「いつの間にか超高性能のGPS機能も搭載されたようだ…

 個人的に、この号のサンデーで一番グッと来た台詞がこれでした。量子コンピュータが自動的にGPSというハードウェアを生成するってのは明らかにオーバーテクノロジーで、「いつの間にか」「搭載されたようだ」と人事の様に軽く流していいことじゃないような気がするんですが、このマンガはあくまでミステリー推理マンガであって量子推論マンガではないので、これはこれで致し方ないことなのかも知れません。

 というか、このマンガって実は真面目に真正面から推理を考察するのではなく、「いつの間にか」「搭載されたようだ」的なノリで、次々に展開される超推理に気楽に臨んで楽しむマンガなのではないか? という気がしてきました。そういえば今回登場した容疑者の会社社長も明らかにアレな感じですしね。
 何だか、連載第七話にして、ようやくこのマンガを面白がれるコツを体得できたような気がしてきました。頑張ります。

レジチョイサーよしえ

 読み切り。スーパーのレジに並んで会計を済ませるという、誰もが経験のある日常の出来事をネタに設定を膨らませてマンガを作ったという、読み切りギャグマンガの王道にしてその真髄に迫る勢いを持ったマンガだと思いました。面白かったです。
 「並ぶレジを選ぶ」際の選択は、おそらくスーパーを利用している読者の誰もが日々行なっていることであり、それ故に読者のよしえさんの「神選択眼」に対する説得力が増すというもの(少なくとも私は)。その上「お待ちのお客様こちらのレジどうぞー」を『革命』と表現する点に代表される悪ノリのセンスとタイミングも素晴らしく、総じて終始勢いを保ったまま最後まで読ませてしまう力を持つ、ハイテンションなマンガになっていたと思います。

 作者の福井セイ先生はこれがデビュー作だそうですが、このセンスを今後も大切にして頑張って欲しいです。いやマジで。

ひとりぼっちの地球侵略

 ゲッサンで連載中の「ひとりぼっちの地球侵略」が、第一話をまるまる再掲載されました。
 ゲッサン連載作品の第一話再掲載といえばあだち充先生の「MIX」が思い込されますが、あちらは「MIX」が大人気でゲッサンが品切れとなった救済措置という意味合いが強かったと記憶しています。今回の「ひとりぼっちの地球侵略」の場合は、より宣伝的な要素が強いのではないかと思われます。確かに「もっと知られるべき」タグを付けるに相応しいマンガではありますしね。
 個人的には、いずれサンデー向けの読み切りも描いてほしいなと思いました。

 あと作者の小川麻衣子先生といえば、「つぼみ」に連載されている「魚の見る夢」も気になります。さすがに次回更新で最終回かなー


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サンデー23号リマインド感想

正しいコドモの作り方

 サンデー23号センターカラーページの中央下にいる、スクール水着の地味な女の子の名前が判った方は、「正しいコドモの作り方」ファンを名乗る資格を有していると判断します。みんなはどうかな?

 何しろ彼女、かつて臨海学校編で悠(のちんこ)を後一歩のところまで籠絡させる大活躍をし、現在もポジション的に「地味で決して目立たないけど、悠のことがちょっと好きっぽい?」という絶妙な関係をキープしており、今後の再起も決して期待できないわけではない存在であるにも関わらず、Wikipediaはおろかサンデー公式ページにすら名前が載っていないという不遇なキャラなのです。この扱いは正直どうかと思います。
 これじゃ私にも名前が判らないじゃないですか(←オチ)。

 あとこの学校は女子の体操服が普通にズボンなのにも関わらず、久遠寺さんは何故延々とブルマを履いていらっしゃるのかが謎なのですが、これは別に解く必要がない謎なので、そのままどうぞごゆるりとブルマをご堪能ください。

銀の匙

 アニメで動くタマコを早く観たいと思いました。
 今年の冬コミにはきっと「タマコまーけっと」と銘打った薄い本が!(読みたいのか)

神のみぞ知るセカイ

 「体に数字が浮き出て人間の優劣を強制的に可視化する」という設定を読んで、小山ゆう先生の『愛がゆく』を思い出した人は私と同世代なので、そろそろ公私共に無理をせずに体をいたわる生活を心がけた方が良いと思いました。

絶対可憐チルドレン

 「ジ・アンリミテッド」アニメ放送を反映した現代「絶チル」カップリング状況については私もまだ把握できていないので、ソフィ王女のようにパティさんに同人誌即売会についてレクチャーして頂きたいと思いました。半分本気で。

 本編の方は、敵から奪った戦闘機をサイキックで操縦して空母に対する体当たり攻撃を行うという、(超能部隊の皆さんはまだ知らないことではありますが)何かこう早くも大戦末期を連想させる不吉な雰囲気になって来た感があります。ああやだやだ戦争は嫌だ。続く。

BE BLUES!

 『龍の放った弾丸パスが、エース竜崎の足元へ…追加点なるか!?
 最後のコマを見てQBKを連想してしまった罪深い私をお許し下さい。

ささみさん@がんばらない

 アニメ版の終了と共に、サンデーでも第一部完。来るべき神話レベルの百合百合展開がサンデー本誌で読めないのは残念ですが、サンデーSで追いかけて読んでいきたい所存です。

 「ささみさん@がんばらない」の「がんばらない」とは、決して自分に対する諦観から出てくるネガティブなものではなく、己の意志に反する道を歩むことを強制する社会的な様々な圧力に対し、『ワシはワシのやりたいことをやるために頑張るんじゃあ! 貴様等の思い通りに努力なんてしないんじゃあ!』という抵抗の意思表明としての「がんばらない」なのである! と私は解釈しました。大体こんな感じですよね?(と言われても)


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