サンデー 一覧

遅くなりましたがサンデー31号感想です

史上最強の弟子ケンイチ

 サンデーを開いたら、いきなり股間に「動」「静」のオーラを浮かべた男二人がカラーで並んでる衝撃!(挨拶)

 「史上最強の弟子ケンイチ」には様々な独自の格闘理論が存在しますが、「技擊軌道戦」はその最たる物だと思っています。傍目にはゆっくりとした突きを繰り出してそれを受けてるだけに見えても、実はその裏では達人同士の激しい牽制合戦による攻防が繰り広げられているのだ! という「拳法の達人はとにかくすごい」的な妄想理詰めの格闘理論の上に支えられた独特な世界観は、「ケンイチ」という作品の大きな魅力の一つであると言えるのではないのでしょうか。

 そして今回個人的に凄いと思った描写は、逆鬼が放った「不動砂塵爆」を本郷晶が「鏡破組崩し」で受けた直後に、美羽のおっぱいを下から俯瞰しつつ彼女が「なっ!!」と驚いているシーンでした。下から煽る描写を入れることにより、まるで二人の拳の衝撃で美羽のおっぱいが跳ね上がったかのような錯覚を与えており、二人のいろいろな意味での「強さ」とそれを感じた美羽の驚きを効果的に描写していると言えましょう。
 また、そんな凄まじい気当たりの中でも美羽の乳首がボディスーツの上からその形状を確認できるということは、彼女の乳首は達人の気当たりに対しても決して負けない鋼鉄の乳首であるということも、また同時に描写していると言えるのではないのでしょうか。結論としては美羽のおっぱいすごいです。すみません

ハヤテのごとく!

 ハヤテの股間はやっぱり男の子だったのか…(感想)

 予定調和に彩られた展開によってついにハヤテが生物学な意味では男性であることがルカにバレてしまいましたが、ハヤテが実は男だった事を知ったルカの反応をみる限り、ハヤテが男性であることを偽っていたことそのものに対する憤りは全くなく、むしろハヤテが男性であることを過剰に意識してしまう自分自身への恥ずかしさによって、今後どう彼に接していいのか判らなくて困惑しているといった印象を受けます。
 しかしハヤテは度重なる女装などによって既に性別を超越した存在となっていることは間違いありませんので(決めつけ)、ルカがハヤテをちんこの有無だけではなく「ハヤテ」という人間の本質を見られるようになれればいいな! と思いました。そうすればきっと、彼女も素直にハヤテに対して好意を抱けるようになるでしょう。いいこと言ってるつもり。

 そして今回は、やはりルカと一緒に裸を看られたにも関わらず、「たいしたものも見せられずごめんね…」とはにかんだ笑顔を見せたいいんちょにグッと来ざるを得ません。いいんちょいい子だなあ。でも彼女も、これまで色々とひどい目に遭ってる割にはあまり報われてない気がするのですがどうなんでしょうか。いいんちょ頑張れ。続く。

おすもじっ!

 この世界にはウエットスーツフェチというジャンルが存在しているのは間違いないところではありますが、ベテラン尼(控えめな表現)のうららさんのウエットスーツ姿を二段ぶち抜きで描いた今回の「おすもじっ!」の英断が、果たしてウエットスーツ属性を持ったコアな人々の心に届くものがあったかどうかは判りません。
 また、赤面しながら寿の尻に触るセクハラを仕掛けるハラスメントっぷりも昨今のサンデーではなかなかお目にかかれないものですが、これもまた単にうららさんが「老いてなお盛ん」なやんちゃ老婆であることを示すギャグなのか、それとも「老いてなお盛ん」なやんちゃ老婆萌え需要を喚起する目的があったのかどうかも判りません。
 私に言えることは、やはり「おすもじっ!」は違うということだけです。どうしちゃったんでしょうこのマンガ。面白いけど。

 なお本編は、「司におっぱいがあることがバレそうになって大ピンチ!」な展開ですが、きっとここは寿がスゴいボケをかまして色々となかったことにする展開を希望して行きたい。君ならやれる(変な褒め方)。

BUYUDEN

 武君に胸をタッチされた時の萌花の描き方の尋常ではない力の入れ方が素晴らしかったです。
 今回は、あのヘタレだった武君が、ついにフットワークを身に付けて萌花に認められるに至るという、「主人公の成長」を描く意味において重要な回なのですが、その成長の描写方法として「コーチ役のヒロインの胸を合法的にタッチできるようになった」という演出をあえて選んだ満田先生は流石だと思いました。
 男の子にとってこれほど単純かつ効果的なモチベーションの与え方はないですからね。男の子は本当にバカですねえ(褒め言葉)。

銀の匙

 春の章おわり。サンデー34号から夏の章が開始されるとのこと。この作品は今後もこういった形式で不定期気味に掲載されると認識した方が良さそうです。引く手数多であろう荒川先生の人気を考えるとこの「銀の匙」はそれほどの長期連載にならないかも知れませんが、せめて春夏秋冬の4シーズンは通して読んでみたいところではあります。サンデー編集部の政治力に期待します。

 お話としては、全くの無償でピザ造りに奔走することになった八軒が、「人生」や「将来」についての色々なしがらみから解放されて自分のしたいことをする充実感を始めて覚えた! といった感じ。まあ、こういった経験を積んで行くことで、人間は自分が何者であるかを知っていくものなのですよ(えらそう)。
 今回の冒頭で「豚丼」を八軒が食えるかという話が出てましたが、夏の章ではその辺がテーマになるんでしょうか。「ソーセージ好きの人と、法律を尊ぶ人は、その作成過程を決してみてはいけない」という諺を何となく思い出してしまいました(不吉)。

はじめてのあく

 画家志望の男子が好きな女子の絵を描いて彼女に贈り、その子の好意を得ることに成功するという、文科系男子の妄想のようなエピソードでした。
 現実にやったら間違いなく十年後に黒歴史になるであろう行為も、マンガだったらハートウォームなちょっといい話になってしまうんですよね。マンガって罪深いですよね…(←何があった)


蕾見不二子10歳は「ウザ可愛い」に属するのか否かを議論したいサンデー30号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 ひょうぶきょうすけななさい!(挨拶)

 先週までは紫穂や薫の幼少期(のトラウマ)を描いたエピソードが展開されていましたが、今回からは兵部や不二子の幼少期(のトラウマ)を描くエピソードが開始。これまで本編やサプリメントで断片的に語られて来た兵部の過去の出来事が、ついに明らかになる時が来ました。
 七歳の兵部はとってもカワイイですし、やんちゃな不二子との掛け合いも微笑ましいのですが、我々は既にやがて彼らが辿る過酷な運命を知っているだけに、読んでいて複雑な心境になってしまうのも事実。なかなか素直に兵部少年の半ズボン姿に萌えられません(萌えなくていいです)。

 今回のエピソードにおける個人的な注目点は、かつてコミックス15巻で兵部が薫について語っていた「あの子はね、昔の僕なんだよ。傷を負う前のね。彼女はいずれ僕とよく似た道を進む運命なのさ」という言葉を、このエピソードによって検証することができそうなところです。
 最終的に兵部は上官である『早乙女大尉』に撃たれることになるのですが、その大尉といずれ薫を撃つことになるであろう皆本とでは何が違うのか、それとも同じなのか。撃たれる側の兵部と薫には、そこに到るまでの過程で悲劇を回避する可能性はあったのか。これらはいずれもこの作品の本質に関わる点なだけに、その辺を考慮しながら読むともっと面白くなるのではないかと期待してます。

 現時点で兵部と薫で異なる点は、当時の兵部には同年代の葵や紫穂に相当する親友がいなかった(と思われる)ことでしょうか。兵部は周りが自分よりも年上ばかりなので、不二子を筆頭に相当可愛がられていたんじゃないかと思うんですけど、前のエピソードでの薫のような「友達だから絶対に自分が守る」みたいな感情を抱ける相手がいなかったのかも。
 もしこの時代に皆本と賢木がいて可憐GUY’Sを結成できていたら、歴史は変わっていたのかも知れません。この歴史のIFについて、パティさんによる妄想的考察を聴きたいところです。


「ハヤテ」のルカといいんちょの脱がせっぷりが清々しいサンデー30号感想

神のみぞ知るセカイ

 いわゆる「作家」と呼ばれる人は皆すべからく読書しているのは事実ですが、読書しているからといっても作家にはなれないのもまた事実なんですよね。やっぱり普段から沢山書かないと、いざ書こうと思ってもなかなか書けないものなんですよ(エラそう)。
 今回の今後の話のロジックとしては「存在自体がユニーク極まりない桂馬のことを書くつもりだったが、実は自分は彼のことを何も知らなかった」→「桂馬のことを改めて知るたびに彼のことが好きだったことに改めて気付いて行く」→「物語の完成と共に再びチュー!」→「ロリ女神が出た!」という展開が予想されますが、しかしあのおとなしそうに見えて実は頑固な栞がそう簡単に事を進めてくれるとは思えません。未だ何を考えているのかよく判らない栞のロリ女神の動向も含め、まだまだ波乱を含んだ展開になるのかも知れません。

 そしてアニメ二期最終回は、よっきゅんの可愛らしさの半端無さがヤバかったです。あれが現代ギャルゲーにおけるヒロインの到達点…萌えをも超える何かが見えた気がする…というかこの最終回色々ヤバ過ぎるよ…(ゴゴゴ)

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おすもじっ!

 京都の葵祭とは「絶対可憐チルドレン」の葵の可愛らしさを讃える祭りですよ?(ですないよ)

 今回の司に課せられた任務は、顔に包帯を巻いて巨大な鋏を常に抱えている、心神喪失状態の庭師・八兵衛さんを「鮨」で正気に戻すこと。一言で言えば無茶振りです。
 八兵衛さんは、もし「おすもじっ!」が料理漫画でなければ変質者として通報されること必至なレベルのルックスであり、また庭木でうっかり「貝」を形作ってしまう辺りはフェチズム丸出しなエロスへの執着を抱えていると判断せざるを得ないことを考慮すると、鮨を食わせる前にまずはカウンセリングを受けさせた方がいいんじゃないか? と良識的なツッコミを入れたくなること必至なのですが、しかし連載再開後の「おすもじっ!」は色々な意味でちょっと違うので、ここはかつての「焼きたて!ジャぱん」を読んでいた時のようなおおらかな気持ちを思い出し、素直にこのおかしな展開を面白がるべきでしょう。イイ感じにおかしくなって来ましたネ!(褒めてます)

銀の匙

 何故かゴミ捨て場から出てきた石窯で勇吾がピザを作ることになり、ついに彼が自主的に動き始めた! という流れに。ピザの宅配圏外にあるのが普通という北海道の残酷なまでの広大さが(主人公以外の)若者たちの衝動を引き起こしていることを考えると、若者にはやはりハングリー精神が大切ということなんでしょうか。ハングリー精神ってそういうのだっけ?(違う気がする)

 「なにーッ! 本当か別府ー!
 そして鼻と顔がまん丸の坊主頭の男子は別府というのな。ちぃ覚えた(誰?)。

ムシブギョー

 「バカね、そんなの当然じゃない!無涯さんなのよ!」「はい、無涯さんですものね!

 駄目だこいつら早く何とかしないと…(´・ω・`)
 仁兵衛はサンデーのCMではあんなカッコイイのに…(´・ω・`)

はじめてのあく

 キョーコの「起きなさいジロー!」の一括で本当に起きることができてしまう、ジローの尻に敷かれっぷりに感動しました。いや本当はこれは信頼とか愛情とかそういうもののハズなのですが、自分にはそういう風に見えたということで。
 そしてルナが泣くところはゾクゾクするほど可愛らしかったのですけど、それ以上に最後のシーンでジローに素直に抱きついてるシーンも最高に可愛らしかったので、要するにルナがカワイイです。どうしよう。「こわしや我聞」の桃子もそうでしたけど、藤木先生はこのタイプの気の強い女の子描かせると本当に上手いので、サブレギュラー入りは素直に嬉しいです。

 彼女のような強力なライバルキャラがサブレギュラーに入ったということは、このマンガはまだまだ連載が続くと信じてよろしいんですよね? ね?(不安)

ポケットモンスターReBURST

 一度戦って敗れた相手に弟子入りし、奥義を手に入れるために修行するというのは格闘マンガには割とあるパターンだと思いますが、「ReBURST」は展開がものすごく早いように思えます。「拳児」(例えが古い)だと他流派の拳法家の家に何週間も泊まり込んで修行をコツコツ続けるといったエピソードも珍しくなかったものでしたが、「ReBURST」では修行を開始したその日の夜にバーストハートの中にいるゼクロムと対面して奥義を獲得(する見込み)。
 この展開の速さは今の時代に即したものなのか、それとも諸般の事情で巻きが入っているからなのか、今のところはその理由を伺い知ることはできません。がんばれリョウガ。

読み切り:召喚されテトラ

 プレイヤーが様々な属性を持ったモンスターを召喚してバトルするという世界観が、とてもポケモンチックなこのマンガ。私のような大きなお友達は「ReBURST」が連載されている今のサンデーだからこそ掲載できたのかな? とか余計なことを訝しんでしまいがちですが、マンガそのものは「誰でも取り柄はあるので、諦めないで頑張ればきっと認められて報われる日が来るさ」という、就職難な今を反映したかのようなハートウォームな物語になってました。面白かったです。

 そう言えば「GS美神極楽大作戦!!」の横島君も最初の属性は「荷物持ち」でしたね(ファンサイト要素)。最初はただのボンクラだった彼も最終的に世界を救う大活躍をするまでに成長することができたことを考えれば、テトラもいずれは立派な魔物になれるやも知れません。まずは、主(推定女性)のスレンダーなちしりふとももに欲情するところから始めてみては如何でしょうか。ハートウォームだいなし。


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