サンデー38号は「ダイヤのA」が目印!(まちがい)
結界師
氷浦蒼士暴走するの巻。腕に纏った刀状のオーラで無表情のまま既に事切れた敵をザックザック斬り続けている彼の姿は、何というかこう、イイです(邪気眼的に)。凄くイイ。自分の中に秘められたチカラに支配されて制御することができないばかりか、自身もそれを諦観しているような様子が伺えて、実にイイです。
己のチカラがあまりにも強すぎて呪われているために、自分のチカラを制御してくれるより強大な権力に全ての判断を委ねて己は何も考えない様にしつつも、でも心のどこかでは己を呪われた境遇から解放してくれる『誰か』を求めてやまない、今の氷浦君の姿。なんて魅力的なんでしょう(中二病的に)。自分が今中学生だったら、間違いなく氷浦君と自分を重ね合わせてウットリしてるに違いないと思いました。
氷浦蒼士というキャラは、そういうアレっぽい雰囲気が醸し出されているので大好きです。
神のみぞ知るセカイ
「ひと夏の体験すごろく」って何事!(挨拶)
しかもすごろく専用オリジナル美少女と来ましたよ! 良い意味で調子に乗ってますなあ! 「神知る」もすっかりサンデーのソッチ系看板マンガになっちゃいましたね! この調子でいけば、深夜アニメ化も夢じゃなさそうですよ! 深夜28時から放送している「魔法メイド少女 ぜったい!チルチル」の後番組枠とかどうですか!(存在しません)
そしてマンガ本編の方は、アオリにある「武士的な少女」というよりは「あずまんが大王」の榊さん的な少女と表現した方が遙かに的確であるところの春日楠が登場。彼女はどうやらエルシィの可愛らしい仕草に対して明らかに萌え萌えになっていたので、今回はエルシィが攻略の鍵を握る可能性もないとはいえない! と思いましたが、でもそれ以上に桂馬の描いた萌えイラストにグッと来ているようなので、まずはそこを起点に接触を図る展開になることが予想されます。まあでも、このマンガで一番カワイイのは桂馬に決まっているので、やはり最後の決め技は桂馬自身という流れを希望。
あと彼女が時折意味もなく分身している描写がありますが、これは彼女独特の奇妙な歩行術なのか、それともこれも駆け魂によるものなのか気になるところ。何かのメタファー?
最強! 都立あおい坂高校野球部
キャプテンにモテフラグが!
キャプテンは野球一筋の非モテだとばかり思っていたのに、その野球に対する直向きさがツンツン系女子マネージャーのフラグを立てるきっかけになっちゃいましたよ! 何たること! 何たること!
オレも生まれ変わったら今井キャプテンみたいなキャプテン顔になって野球やる! 野球やってモテる!(絶望エンド)
オニデレ
「茨城王」を名乗る人物が「県内最強」を名乗るサヤをライバル視している→サヤが住んでいるところは茨城から見てライバルな関係にある県である→茨城のライバルって何か栃木っぽい、といういい加減な論理によってこれまで「オニデレ」の舞台はずっと栃木県だと無根拠に思っていたのですが、今回の茨城王の台詞によって実は舞台が埼玉であることが判明しました。さいたま。
茨城から見ると、ライバル県は栃木じゃなくて埼玉だったのか! 北関東の県域ライバル事情は奥が深いなあ!(何で)
あと客観的に見ると、正少年と咲は割とお似合いだと思います。というか、咲はあらゆる意味でサヤの対極に位置している存在としてデザインされているので、もし「オニデレ」が正統派ラブコメマンガだったら、今頃咲にフラグが立っているはずです。でも何か一向に立ちそうにないので、「オニデレ」はやはり異端派ラブコメと再認識しました。
魔王
暗いところに蝋燭などの小さい火を沢山灯すってのは、集団催眠にうってつけの舞台装置だよなと思いました。さすが犬養さんは色々とわきまえてます。「LOST+BRAIN」亡き後の催眠術マンガはオレにまかせろ! と言わんばかりの貫禄を感じます。あなたが神か(デスノネタ)。
鮮血夢想
読み切り。「吸血鬼や彼のライバルのヒロインが非現実的な野望のために戦っている行為そのものをギャグにする」ことを狙うと同時に、この手の説明過多なファンタジーマンガの構造そのものもギャグとするという、極めてメタレベルなマンガだなあと思いました。
何の解決もせずにただ日常が流れて終わり、な投げっぱなしっぷりも色々な意味で印象的でした。こういうのもアリなんだ今のサンデー。
なつみんのまんが
読み切り。最後の「夏の定番まんが」は、最初のページのメニューを描写しているシーンに「冷やし中華始めました」の張り紙がないとオチが効いてこないんじゃないか? と、自分の脳内にいるマンガ編集者が指摘してました。
あとは同様に、「恩返しのまんが」の「チェンジ
」もネタが風俗的に高度過ぎます。サンデー読んでるのは実はおっさんばかりである、という正しい現状認識の上で描かれたマンガなのでしょうか。