サンデー 一覧

絶対に負けられない戦いが、そこにはあった(過去形)サンデー29号感想

BE BLUES!

 「わかった気がする…!
 桜庭の正しい躾け方がですね、わかります(まちがい)。

 カラーページで「行けっ、桜庭!」と指図する龍は、まるで桜庭の飼い主のような貫禄がありました。
 桜庭は桜庭で、何だかんだ言いながらもちゃんとミルコのじいさんの言うことを聞いてるところがカワイイです。今の桜庭には、小さいけど気性が荒くて一生懸命吠えてる犬みたいな可愛さがあります。
 結論としては桜庭はカワイイ

 あと藍子さんは、窪塚マネージャーのことを絶対「面白いけどちょっと変な人」と思ってそう。

ヘブンズランナーアキラ

 何故このマンガのタイトルが「ヘブンズランナーアキラ」なのかを、ようやく理解しました。事あるごとに主人公が死ぬからですよね。
 ここまで毎回臨死体験を強いられるサンデー連載マンガの主人公って「神聖モテモテ王国」のファーザー以来なんじゃないんでしょうか。臨死界に登場した久々の大物新人だと思います。

 今回は、せっかくおっぱいが大きい浅岡先輩という素敵キャラが初登場したにも関わらず、最期にアキラがまた死んだことで彼女のインパクトが薄れてしまった感があったのが、残念といえば残念です。
 なお、彼女が走っている間に乳揺れしている描写がなかったことから推測するに、あれはおっぱいではなく鍛え抜かれた胸筋である可能性が高いです。彼女なら、往年の名作「巨乳ハンター」に登場した巨乳新幹線走法を再現してくれるかも知れません。楽しみですね(と言われても)。

EとT。

 とんでもない美少女に男子が群がる様は、まあラブコメマンガ的なお約束描写だよなー程度の認識なんですが、とんでもない美少女に対して同級生の女子が嫉妬し出してギスギスするような展開になると、途端にグッとき出す私がいたということです(感想)。

 「EとT。」はカワイイ絵柄の文化会系ラブコメマンガだと思ってましたが、そういう絵柄でこの手の人間関係の薄暗い部分をキッチリ描いてくれるマンガになったらいいなと、勝手に思いました。
 今回の結論としては、茶々は予想通りとてもいい子なので、桜は彼女に惚れるがいいと思いました。

氷球姫

 どう観ても紅羽たんから常盤木へのプロポーズです。本当にありがとうございました。いい最終回でした(おわってません)。
 過去は過去として、今は今まさに自分の力を必要としている人達の為に戦う、という結論そのものは真っ当なものですし、何より常盤木に対して「貴方の力が必要だ」と紅羽が告げた時の台詞は、以前常盤木が紅羽に対して投げかけた激励の言葉に対する返礼にもなっているのが、物語として素晴らしいと思います。

 次回からは何か明らかに常盤木を敵視している新しい男性キャラが出てきて波乱の予感がしますが、まあ常盤木は監督としての才能はあっても基本的に変態的なストーカーなので致し方ないですね(決めつけ)。

NOBELU

 基本的にこのマンガにはマトモな大人がほとんど登場しませんでしたが、ついに大人が全滅してしまいました。残るは(やはりマトモじゃない)子供たちだけ。
 このマンガ、これからどこへ向かおうとしているのでしょうか。「十五少年漂流記」的な展開になるのか、それとも「蝿の王」的な展開になるのか。個人的には清五郎と健太のボンクラコンビが生き残れるかどうかが心配です。

姉ログ

 血の繋がらないショタ弟と、ツンデレ気味な姉。
 薄い本が捗るしかないカップリングですよね(感想)。


県立地球防衛軍 完全復刻版 1 (少年サンデーコミックス)

「県立地球防衛軍」が復刻したので「巨乳ハンター」も行けるはず


ワールドカップサッカー開催記念・簡略版サンデー28号感想

ファンタジスタステラ

 草場先生の貴重なラブコメ展開!(挨拶)

 前に塁と歩美がくっつくことになった時のシーンでは「ファンタジスタステラ」の作者の草場先生が貴重な誌面を使ってまで『照れながら描いてます』アピールをしていましたが、何か今回再びそれっぽい展開になって来ているので、草場先生は相当無理してないか心配になってきます。
 森川が琴音と結婚できるかどうかは、ひとえに草場先生がラブコメ展開を堂々と描く度胸があるかどうかに懸かっているのではないか。そんな気がしてます。嘘です。

競女!

 全身ラバースーツで筋力トレーニングって、何だかゴムフェチ垂涎の罪深い展開だなあと思いました(感想)。

氷球姫

 常盤木が過去を思い出して大いに悩むの巻。
 こういう悩みに対しては、「あの時は彼女を助けてあげられなかったけど、今は自分の力で助けられる人が目の前にいるんだから、過去を悔やむよりは自分の力で今できることをやるべき」という形の結論に達するのが普通だとは思うんですが、当事者があの常盤木なので、素直に悩みから立ち直れるかどうかはまだ判りません。

 果たしてここから常盤木がどのように立ち直るのか、また靭帯損傷というダメージを負った紅羽たんの狂気はこれから更なる冴えを見せてしまうのか否か、その辺に期待して次の展開を待ちたいと思います。

境界のRINNE

 昔出席した中学校の同窓会で、中学時代の同級生のちょっと好きだった女の子が結婚して妊娠したという話を聞いた時の、切ない感覚が蘇りました(感想)。

キリヲテリブレ

 鈍重そうな巨大怪獣が一本背負いや足払いを極めるのってカッコイイですよねーと思いました(感想)。


ファンタジスタ ステラ(1) (少年サンデーコミックス)

Kindleでは4巻まで出ているみたい


黄金時代の少年サンデーは遥か遠く・サンデー27号感想

EとT。

 かつて黄金時代の少年サンデーが得意としていた、ライトなノリの学園ラブコメが帰ってきたよ! みたいな感じを狙ったに違いない(決めつけ)「EとT。」。
 個人的には、本作のヒロインの琴弾桜が、専門用語で言うところの空から降ってきた人間じゃない女の子っぽいところが、このジャンルの特性をよく判っていらっしゃるなと思いました。主人公の大五郎の妄想の産物の可能性もありますが、まあでも空から降ってきた人間じゃない女の子さいこうなのは変わりありません。基本ですよね(真顔で)。

 連載マンガの第一回としては登場キャラが多く、全体的にごちゃついたところが多々あるのは気になりましたが、何にしろ少し不思議な学園ラブコメ系のマンガは「神のみぞ知るセカイ」の連載終了以後その存在が空白になっていることもありますし、こういうジャンルが大好きな私としては今後に期待したいところです。
 あと金髪+リボン+眼鏡という完璧な装備であるにも関わらずポンコツなオーラを醸し出している所茶々は、連載第一話にして早くもサンデー報われない女子選手権の優勝候補に踊り出る貫禄があると思いました。

湯神くんには友達がいない

 冷静に考えてみると、このマンガって今のサンデーで連載されている中で唯一の高校野球マンガなんですよね。野球部のエースである湯神くんは野球よりもむしろ落語を熱心に研究してますし、ヒロイン格にあたるちひろはラブでコメるどころか未だにボッチ恐怖症に苛まれているところがアレですが、まあジャンルとしては一応高校野球マンガだと思います。
 高校野球マンガもかつて黄金時代の少年サンデーが得意としていたジャンルなはずでしたが、これも時代という奴なんでしょうか。いやまあ「湯神くんには友達がいない」はものすごい面白いので一向に構わないんですが。彼はボッチ遍在時代における理想の男性像だと思いますよ?

銀色のパラディン

 25号の話になりますが、少年マンガの題材にしてはマイナーであるフェンシングをあえて主人公にやらせる動機付けとして、「困っている大切な人を護るために強くなる」というモチベーションを、フェンシングというスポーツから連想される騎士道に結びつけたところは上手いと思いました。やっぱりフェンシングは騎士道ですなあ。
 ですので、「銀色のパラディン」は、極めて純粋な王道少年マンガとしてこれからも楽しく読めそうです。ジャンルとしてはマイナーですけど(余計)。

BE BLUES!

 何だか桜庭が可愛くて仕方ないんですが、どうしましょう。
 どうしようもないですよね(自問)。

 27号では、優人のサイドバックとしての才能の有用性を窪塚さんから説明された藍子がちょっとだけ感心しててフラグを立てる余地を見せたり、矢沢が優希のナチュラルおっぱいアピールに赤面したりと、人間関係に微妙な変化が起こりそうな予兆があるところが面白かったです。
 まあ、でも最終的な結論は桜庭かわいいなんですけどね。

氷球姫

 27号は過去編というか、常盤木が体育会系女子専門ストーカーとなったトラウマの原因に迫る物語でした。今回出てきた桜花咲耶は紅羽たんがああなっちゃった過去のトラウマの一端であることは間違いなく、いよいよ物語は佳境に差し掛かってきたと言えるでしょう。
 これはつまり、このマンガも過去編が出来るくらいストーリー展開に余裕ができた=連載はもうしばらく続きそう、と好意的に解釈してます。

 このマンガ個人的には今のサンデーの中でもかなり好きな部類に入っているので、ぜひもうちょっとだけ(専門用語)続いて欲しいです。いつか、常盤木の歪んだ愛が紅羽たんの冷酷な仮面を引き剥がして彼女の心が自由の世界に解き放たれるところを見てみたいんですよね。
 まあ、単に自分が紅羽のような女王様タイプのキャラが大好きだというのもあるんですが。「GS美神」の美神令子が好きだった後遺症なんでしょうか(病気?)。

氷球姫×常磐木監督の過剰な愛情(1) (少年サンデーコミックス)

今思えば、コミックス1巻の頃はみんな幸せでしたね…(遠い目)


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