サンデー 一覧

【お久しぶりです】サンデー26号一部感想


ノゾ×キミ

 サンデーSからの移籍作品として正式連載化。OVA化の対象にも決定しており、もはやサンデー春季攻勢の大本命とも言える貫禄を感じます。
 この手のエッチなラブコメは今のサンデーに明らかに足りていなかった要素なので、この動きは大歓迎したいところですね。

 サンデーS時代の連載を追えていなかったので、現在ストーリーがどうなっているのかは残念ながら把握してませんが、とりあえずヒロインのノゾミが相変わらずの性格なので安心しました。
 個人的に「覗き見」という行為は、一切接触することなく覗き見だけで自分の性的欲求を満足させる必要があり、それには己の妄想をフルに活用しなければならない──という意味において、いわゆる性癖の中でもかなり難易度が高い部類に属するのではないかと考えております。
 ノゾミとキミオの関係はそんな高難易度なフェチによって結ばれている極めて奇妙なものであることは確かですが、しかしそういうフェチな関係こそがこの二人にとってはベストなのです。この世には愛の数だけフェチがあるんですよね(ちょっとイイコト言ったつもり)。

ヘブンズランナーアキラ

 個人的にはこのマンガすごく面白いと思いますし、何より陸上マンガとして一番大切な「走っているシーンの躍動感」が素晴らしいと思っているのですが、でもアキラ君の突き抜けたキャラクターデザインと、やはり突き抜けたボッチっぷりとそれに伴う突き抜けて不振な挙動の数々により、早くも人を選ぶマンガになっているのではないかという気がしてなりません(周囲の反応からの推測)。そこだけが心配です。

 第3話は部長とアキラが心を通わせるとても良い話でしたが、心臓発作で死にかけたアキラに対してその日のうちに「僕の目の前で100m走ってもらいたい」と言い出した部長は、実はああ見えて割とヒドい人なのではないかと思いました(ひどい)。

クロノ・モノクローム

 朝チュン!(そこか)

 お互い赤面し合いながらお話するモーツァルトと黒六が微笑ましくて可愛かった回でしたが、個人的には最期の方に出てきて「殺します? 殺しましょう、殺したい…!」とモーツァルトへの殺人衝動を隠そうともしないでくやしがるウルペスさんがとても良かったです。
 彼女(推測)は多分色々と陰謀を企てるけど失敗して歯噛みする系のキャラだと思いますけど、個人的にこういうおかしい(頭が)人が大好きなので嬉しいです。

競女!

 尻の風圧だけで水着を破るかまいたちを起こす。ここまで堂々とやられると、「いくらなんでもそれはおかしい」とかマトモな突っ込みをすることすらはばかられます。
 それに、ちゃんと「この水着うっすいから…」って台詞を事前に用意することで、「水着が薄いから尻の風圧で破けても仕方ないよね!」と描写に説得力を持たせてますしね。すごいですね(褒めてます)。


ノ・ゾ・キ・ア・ナ(13) (ビッグコミックス)

「ノゾ×キミ」は、ケータイコミック界の傑作と評される「ノ・ゾ・キ・ア・ナ」の少年誌向けリメイク版とも言われてますね


サンデー55周年記念新連載陣感想まとめ

 お久しぶりです。
 「ヘブンズランナーアキラ」はこの前書いたので、書けなかった2014年度スタートの新連載作品についての簡単な感想を書いていきます(´・ω・`)。

銀白のパラディン

 電車の中で暴漢を不思議な技でやっつけてクラスメートの女子を救った憧れの老人は、実は学校の先生だった! という展開そのものはよくあると思われますが、その不思議な技がフェンシングだったという点が極めて特異なこのマンガ。「直線上でのダッシュからの突きが強烈」というフェンシングの特性を活かすために物語の最初の舞台を電車にしたのが面白いですね。

 ただ、ここまでの物語そのものは正直フェンシングでなくても成立する展開ではあるとも思うので、他の格闘技ではなくフェンシングという競技だからこそ成立するお話というものを読んでみたいなと思ってます。

クロノ=モノクローム

 対モーツァルト戦決着。未来のマリー=アントワネットにしか愛情を覚えなかったモーツァルトが、タークの中から感じる黒六の存在とその激しい攻撃的なチェスによってかつての音楽への想いを取り戻して自身の愛に目覚める、という壮大な展開でした。
 つまり今回のお話は、黒六×モーツァルトという歴史を超えたカップリングが成立したと言っても過言ではないでしょう。タークの中にいれば黒六はものすごい攻めキャラなのな、と解釈しました。

何もないけど空は青い

 「鉄が錆びて現代社会がそのテクノロジーを維持できなくなった時代」という、SF的にとても魅力ありそうな設定が舞台のこのマンガなのですが、その影響が今のところは単にヒャッハーな暴徒の出現に留まっているところが、個人的にはちょっと勿体ないかなと感じています。鉄を失った社会のマクロ的な変遷を描くSF的な思考実験も見てみたいなー(このマンガに求めているものが違う気がする)。
 まあ本当に今の社会がそうなったら、今の人口規模の社会を支えられるだけの生産性を鉄なしで得られるとは思えないので、大規模なカタストロフィーが発生してみんな死んじゃって終わりな気がしますが。鉄分は大事です。

キャプテン・アース

 最近は自由な時間がなくて「キャプテン・アース」の録画もまだ4話以降見れていないので何とかしたい(近況報告)。

 アニメの方では、主人公のダイチが「グローブ」の中で再会したテッペイやハナとの過去の思い出が細切れの形で挿入されていたのですが、こっちのマンガの方ではその辺のエピソードが短くまとめられて収録されているので、話としてはマンガ版の方が判りやすいのかも。

キリヲテリブレ

 この作品は、怪物化したヤンデレ妹がメインヒロインという新ジャンル開拓を目指していると理解しました。
 そんなヤンデレな小姑を持つことになったニナも釣り目がちで気が強いツンデレ型のキャラであり、何かこうそういう女の子に攻められたい願望を持つ人には割と刺さるマンガなんじゃないんでしょうか。曲解してますが。

 変身ヒーローものとしても、「大いなる力には大いなる責任が伴う」という孤独なヒーローの宿命を、超弩獣を倒す時に発生する多額の債務の形できちんと描画しており、好感が持てます(フォロー)。


クロノ・モノクローム 1 (少年サンデーコミックス)

クロノ・モノクローム、Amazonのレビューでは高評価なようで何より


現代社会はコミュ障が主役ですよねと思ったサンデー24号「ヘブンズランナーアキラ」感想

ヘブンズランナーアキラ

 はい、何か自分も学生時代にウケを取ろうとして、無理に「フハハハハ」みたいな笑い声を出していた時期がありましたよ(黒歴史暴露型挨拶)。

 そういうアレで「ヘブンズランナーアキラ」の主人公のアキラ君には激しい共感を覚えるので、彼にはぜひ幸せになって欲しいなと思いました。現代はコミュ障が主役の時代ですしね。

 陸上マンガとしても、ヒロインの小笠原さんの速力に追いつけなくなったアキラが置いて行かれる→先行する由美子の姿以外の全てが視界からがホワイトアウトする→ランナーズハイの境地に入る、のシーンの描き方が印象的で、この表現には素直に感心させられました。そういった演出面での面白さも期待できそう。次回が楽しみなマンガが一つ増えました。

 アキラ君は陸上部に入る時に「小笠原さんだけでなく、まだ見ぬ友と究極のランナーズハイを目指すために!」と何かキレイ事を言っていたのが唯一の不満点ではありますが、偶然知り合った可愛い女の子と仲良くなりたいという男子的には当然の欲望よりも「友達欲しい」の方が優先度高いってことは、それだけ彼のボッチ度が高いと理解するべきなんでしょうね。何かせつないです。


別にいやらしい意味じゃなくて一緒に住んでも構わないよマーガレット 1 (BLADE COMICS)

「時間が止まったかのように誰も死ななくなった」というヘビーな世界設定とラノベ風のタイトルの乖離で話題となった、二階堂ヒカル先生の作品


スポンサーリンク
1 63 64 65 66 67 68 69 192