現代社会はコミュ障が主役ですよねと思ったサンデー24号「ヘブンズランナーアキラ」感想

ヘブンズランナーアキラ

 はい、何か自分も学生時代にウケを取ろうとして、無理に「フハハハハ」みたいな笑い声を出していた時期がありましたよ(黒歴史暴露型挨拶)。

 そういうアレで「ヘブンズランナーアキラ」の主人公のアキラ君には激しい共感を覚えるので、彼にはぜひ幸せになって欲しいなと思いました。現代はコミュ障が主役の時代ですしね。

 陸上マンガとしても、ヒロインの小笠原さんの速力に追いつけなくなったアキラが置いて行かれる→先行する由美子の姿以外の全てが視界からがホワイトアウトする→ランナーズハイの境地に入る、のシーンの描き方が印象的で、この表現には素直に感心させられました。そういった演出面での面白さも期待できそう。次回が楽しみなマンガが一つ増えました。

 アキラ君は陸上部に入る時に「小笠原さんだけでなく、まだ見ぬ友と究極のランナーズハイを目指すために!」と何かキレイ事を言っていたのが唯一の不満点ではありますが、偶然知り合った可愛い女の子と仲良くなりたいという男子的には当然の欲望よりも「友達欲しい」の方が優先度高いってことは、それだけ彼のボッチ度が高いと理解するべきなんでしょうね。何かせつないです。


別にいやらしい意味じゃなくて一緒に住んでも構わないよマーガレット 1 (BLADE COMICS)

「時間が止まったかのように誰も死ななくなった」というヘビーな世界設定とラノベ風のタイトルの乖離で話題となった、二階堂ヒカル先生の作品

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