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バレットの隠密行動スキルはイベントの徹夜行列時にも役に立つのかと思ったサンデー34号絶チル感想

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 ダブルフェイスの二人は、そろそろ若さ以外のところに自分の女としての価値を見いだした方がいいのではないかと思われます(挨拶)。
 遅れましたが今週のサンデーの「絶チル」の感想です。

 前回の段階ではどうやって皆本達が「普通の人々」のチャラ男達を制圧して飛んでくるミサイルを回避するのかが懸案事項だった訳ですが、よく考えてみたらバベルチームには局長という人類最強の超人が存在していた訳で、局長であれば相手の放った銃弾で自分の手錠を壊して逆襲するくらいのことは簡単ですよね。ECMが入ったアタッシュケースをミサイルにぶつけてボートへの直撃を防ぐという無茶なアクションも、「局長がやるなら仕方がない」という理由で納得できます。
 局長の行動力は明らかに並の人間のそれを超えていますが、局長の能力はサイキック的な意味での超能力ではない為、ECMでは防げません。エスパー封じをもっぱらECMに頼っている「普通の人々」にとってノーマルの超人である局長は明らかに脅威だと思われるので、次回の対バベル攻撃の際には局長対策が必須であると思われます。
 でも、局長を封じる手段なんてこの世にあるのだろうか。

 あとは、朧さんも拳銃を持ったチャラ男をものともせずに海中に引きずり落として局長による反撃のチャンスを作るなど、地味にいい仕事を行っており、当エピソードにおいてただの横乳要員じゃないことを読者に再認識させていました。
 朧さんはこんなに有能な上に薫も認めるナイスバディの持ち主なのに、持ち込まれるお見合い話の一つも片付けられないのが不思議です(関係ないです)。

 不二子ちゃんは相変わらずなのでいいです。

 その辺は余談として、今回のメインテーマは薫の精神的な成長の描写。前回の引きでは読者が我慢萌え要素に目覚めてしまいそうになるほど爆発するのを我慢していた薫でしたが、今回は最後まで冷静さを失わず、海中に落ちた仲間を助けるばかりか敵のチャラ男まで「エスパーはみんなを幸せにするために力を使わなければならない」という理念の元に助けてしまうという成長っぷりを見せていました。ここまでデキる子になっていたのは正直意外。爆発するに違いないと思い込んでてすまんかった(何となく謝る)。
 ただ、チャラ男を助けた時の表情からは、まだちょっと納得できずに我慢している感じも読み取れます。こういうのが鬱積して行くと将来爆発しかねないような気がする。

 皆本との最後の絡みの部分は、基本的に二人のイチャイチャっぷりをニヤニヤしながら眺めればいいと思いますが、特に薫が精神的に成長したことを知った皆本が「大きくなったな」とイケメンモードで薫に語りかけたこと、そして薫は皆本を「貧弱な坊や」とバカにしたことはちょっとからかっただけだったと赤面しながら弁明したことが、ここでは重要です。ここだけ読むと、なんだこいつらもうデキてんじゃん? みたいな感じになりますよね。
 葵や紫穂は、その辺を判っているのかどうなのか。そろそろフナムシ焼いてる場合じゃないような気がしないでもないです。

 賢木も相変わらずなのでいいです(おわり)。


朧さんの横乳見せ水着は誰に対するアピールなのだろうかと思ったサンデー32号絶チル感想

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 今更になりますが、椎名先生の原画展の詳細が発表になりました。17日からゲーマーズ秋葉原店で開催とのこと。とりあえず自分は諸般の事情で平日の方が行きやすいので、開催初日の午前中に行ってくる予定です。それまでに今の仕事が片付いていればの話ですが(伏線)。俺、今の仕事が終わったら、椎名先生の原画展へ行くんだ…
 今回の原画展の最大の目玉であるところの平野綾アシ生原稿は勿論のこと、『20年間人気街道大爆走中!』のアオリにおける「人気街道」に含まれるかどうか微妙な「一番湯のカナタ」の生原稿とか、体育会系大嫌いな椎名先生が描かれた幻の(今後日の目を見なさそうな的な意味で)バスケマンガ「フォワード」の生原稿とかの、レアな作品を見てみたいです。

 あとサイン会参加資格ゲット権の方は、事実上「先着50名」なので、始発電車に乗って秋葉原に行ってゲーマーズに並ぶ根性が必須条件というか、むしろ終電から秋葉原で徹夜カラオケやりながら夜が明けるのを全裸待機するくらいでないと確実性がないんじゃないかと思われるくらいの難易度なので、色々と顧みないと行けないものがある自分としては諦めざるを得ません。
 全てをかなぐり捨てても椎名先生の生原稿サインが欲しいと願う、コアなファンを自認する皆さんの健闘を期待します。

 以下、サンデー32号の感想。

・今回は「普通の人々」の思惑通りにハマって皆本大ピンチの巻。皆本は基本的にお姫さまなので毎回必ず敵の手に落ちるのがお約束なのですが、今回もまたきっちりお約束を果たしてくれました。おつかれさまです。
 今回の危機を皆本達だけで切り抜けるためには、ミサイルが飛んでくる前に「普通の人々」のチャラ男を説得してECMを切ってテレポートで脱出するくらいしかなさそう。あるいは、超能力を封じられた葵が空間をねじ曲げて軌道を反らすくらいの能力が出せるかどうか。
 どっちみちこのマンガは元非モテの椎名先生のマンガなので、最終的にチャラ男がひどい目に遭うことは確実です。

・「やな奴と同じ空気を吸うのはその辺が限界ね
 紫穂のこの台詞に対しては、『「お父さんくさーい」って言ってる娘みたいだ』という感想をネットで見かけて、なるほどなあと思いました。台詞は相変わらずきついですが、ひねくれキャラはひねくれキャラなりに賢木に甘えていらっしゃるのですね。微笑ましいです。
 お父さんも精神がひねくれた女の子は大好きです(お父さん誰?)。

・次回は薫が大爆発するっぽい引きでした。皆本のことを思春期の乙女っぽく意識し始めてからは初めての危機なので、薫がどう暴れるのか正直予想が付きません。「破壊の女王」の鱗片を見せることになるのか否か。
 にしても、最後のコマで暴走するのを一生懸命我慢してる薫の顔はとてもカワイイですね。いわゆる我慢萌え。新ジャンル。


現代っ子は「おっぱいミサイル」に反応できるのだろうか(性的な意味で)サンデー31号絶チル感想

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 俺、寝て起きたら村枝先生の「オースダイン」が載ってるサンデー32号を買うんだ…(フラグ立て挨拶)

 毎度のことながら、ギリギリアウトのタイミングでサンデー31号の「絶チル」感想です。

・「自分で予知して自分で防いだと言っている
 これって、コンピュータワクチンの製造メーカーが自分でウィルスを捲いた上で自分でそれの対応プログラムを作って儲けてる、という噂が流布しているのと同じようなものでしょうか。こういうのは噂の対象(この場合はウィルスソフトメーカー、「絶チル」の場合はバベル)への感情的なやっかみがある場合に発生しがちなので、この辺の描写は妙にリアリティがあるなあと思いました。税金払ってるのに何やってんだとかそういうレベル。多分。

 あと「事故確率30%」がいまいち信用されていないのは、(マンガの中でも出てきたメタファーですが)天気予報と同レベルでしょう。日常的にそういう予報が出ている世界であれば、「事故確率30%」が実際どのレベルで当たっているものなのかを一般市民は経験で知っており、それ故に「まあ自分が事故に巻き込まれることはないだろう」というノリで海水浴にゴーみたいな。
 そして実際に事故が起こると世間は被害者に「自己責任」を押しつけ、事故の当事者は行政やバベルを批判する流れに。嫌な世界ですね。やはりこの社会は一度パンドラの手によって滅んだ方がいいのかも知れません。

 でも仮に世界が滅んでパンドラが世界を支配するようになったら、非難の矛先が単にバベルからパンドラに変わるだけなので、社会を滅亡させるコストの分だけ勿体ないのでやっぱり滅亡しないでいいです。

・「あれでおちない女っているのかな
 薫はああ見えてマッチョ系男子がお好きなのかと思いました。あるいは、椎名先生のマッチョ体型への憧憬と嫉妬がないまぜになった感情が発した発言? 昔女性から「貧弱な坊や」と言われてしまった経験がおありなのでしょうか?(捏造)

 このシーンでは、マッチョなライフセーバーと体型を比べられた皆本が体を隠してしまうところが面白かったです。それまでボディを晒していたってことは、やっぱり皆本は内心で自分の鍛えたスレンダーボディにそこそこ自信を持っていたことの現れであり、それ故に薫達に「貧弱な坊や」扱いされたのが悔しかったに違いありません。
 これはつまり、ちょっと自分の体に自信があったヒロインがライバル女子の巨乳キャラのナイスバディっぷりに気後れして水着姿になるのを躊躇するというよくある構図と同じ心理であり、図らずも先週提唱された皆本ヒロイン説を補強する展開であると言えましょう。

 実際問題としては、ガチガチに鍛えられた細マッチョよりは均整の取れたスレンダーボディの方がビーチサイドではモテるんじゃないかと思われるので、皆本はもっと自信をもってそのエロスなボディを晒すべきだと思います。ヒロインとして。

・あと、賢木の水着もなんか腰履きのローレグ気味なのが気になります。皆本に対抗しようとしているのか。それとも皆本へのアピールのつもりなのか。表紙で妙に皆本とベタベタしようとしているところも気になります。

・今回の結論としては、筋肉描くの面倒くさいと言いながら大量に男性キャラを脱がせて筋肉を描かざるを得ない状況に自ら陥った椎名先生は、実は筋肉が大好きに違いないということです。もう貧弱な坊やとは呼ばせない!(二次元では)という気概を感じさせてくれて頼もしい限りです。
 「GS美神」の頃は、せっかくの水着回で夏の海をエンジョイするリア充達に嫉妬した挙げ句に周囲を驚かせて嫌な気分にさせるだけの妖怪・コンプレックスを登場させて憂さを晴らすネガティブっぷりを発揮していたあの非モテな椎名先生が、今では仕事場に人気女性声優がやってくるくらいに立派になって…(涙)


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