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「このロリコンめ!」と涙を流す自衛隊員達の姿に「教育的指導!」時代の非モテだった先生の面影を見たサンデー30号絶チル感想

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 今週のサプリメントを読んで、やはり男性漫画家にとっての幸せとは、自分の作品がアニメ化され、そのアニメに出演した人気女性声優と仲良くなることに他ならないんだなとつくづく感じました。声優の描いた自分のキャラのイラストを躊躇なくそのまま自分のマンガに使うって、冷静に考えると色々な意味で凄いです。
 女性声優と仲良くなったり、原画展の開催が決定したり、原稿が落ちそうになっても担当編集者が体を張って守ってくれたりと、最近の椎名先生は本当に幸せそうで何よりですね。

 とりあえずそんな感じで声優に囲まれて幸せな椎名先生は「さよなら絶望先生」で久米田先生にネタにされるがいいと思いましたが、でも久米田先生的には立場的にまず金田一少年の人の衆議院議員選挙出馬表明をネタにして頂くのが先決でしょうから、とりあえずそちらの方を優先して下さい。頑張れ久米田先生(ひどい)。

 以下サンデーの感想。

  • ウチの大事なお姫さまのワガママやもんな
     皆本がみんなのお姫さまであることが、公式見解として発表されました。皆本がこのマンガの事実上のヒロインであることは既にファンの間では広く認識されていたことではありますが、今回の葵の発言によってこの作品のヒロインは名実共に皆本ということになりました。おめでとうございます(何)。
     いやまあ皆本のことを「姫」呼ばわりするのは声優ネタなのは承知の上なのですが(皆本役の声優である中村悠一さんは「マクロスF」で歌舞伎の女形出身という設定のキャラを担当。アニメ版「絶チル」でもそれを使ったネタが仕込まれたことあり)、元々ヒロイン=皆本の認識でこのマンガを読んでいた人にとっては、「作者が皆本の立場に対する現状を事実上追認した」以上の意味はないと断言できます。
  • そんなヒロイン皆本ですが、最近は何かヒロインらしくズボンを意図的に腰履きしていることが多い気がします。前回の「試験に出る超能力」編のパジャマのズボンを腰履きしてる扉絵が出てきて度肝を抜かれましたが、今回は水着回ということで終始セクシーボディーを披露。どこまでもエロい男です。
     これは「筋肉とかけっこう手間かかるんで、できれば脱がないで欲しいですね」と口では言いながらもつい皆本の腹筋の露出を増やしてしまう椎名先生のサービス精神がなせる技なのか、それとも先生の脳内に住んでる皆本が勝手にやってることなのか。何か後者の様な気がします。読者サービスするのはヒロインの大事な仕事ですからね。皆本は真面目だなあ(まちがい)。
  • 今回の敵役となるであろう「普通の人々」のチャラ男三人組ですが、彼らのノリの軽さっぷりを表現するのに背景にわざわざ「チャラチャラ」って書かれているのが面白かったです。それも執拗に。
     「チャラチャラ」ってオノマトペを背負って出てきたキャラというと小鹿主任の初登場時を思い出しますけど、他に「チャラチャラ」を使っているマンガをぱっと思いつきません。椎名先生のオリジナル?
  • 次回は「予算がない」とか言いながらも結局バベルの面々が介入してくる展開になりそう。チャラ男達がどんな酷い目に遭うのかが楽しみです。

ご愁傷さま朧さん(ニヤニヤしながら)サンデー28号絶チル感想

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 大人になった葵のおっぱいがあんなにデカいはずはない!(挨拶)

 今回の「試験に出る超能力」編は、薫の皆本への過剰意識の描写から始まり、「カタストロフィ号」を得たパンドラの新たな活動への布石、既に「幽霊」と化している宇津美との対比によって浮かび上がった過去に囚われ続けている兵部の姿、薫の「女王」の才能の更なる鱗片、澪と薫との間の「絆」の発露など、今後の展開への実に示唆に富んだかなり興味深いエピソードであったと思うのですが、そのエピソードを締めるのがよりによって皆本が如何に女性に対してボンクラなのかを一話丸ごと費やして紹介するというのが、何かこうどうしても必要以上に面白くしないと気が済まない作者の意地のようなものを感じました。
 いくら相手が葵とはいえ、ここまでデート中に女性に気を使えないボンクラ男が童貞じゃないなんて、とても信じられません(こだわる)。

 確かに日本科学未来館は基本的に男の子が大喜びで行くところであり、あまりデート向きの場所ではないのですが、時々大人のデートプランに組み込めそうな特別展示をやっている場合もあるので、どうしても彼女連れて行きたいのであればそういう展示をやってる時が狙い目(逆に言うと今は無理)。ちゃんとイベント情報をチェックするのは「ときメモ」時代からのデートの鉄則です。それができないからボンクラなんだけど。
 にしても『君と私のメモリーチップを交換しないか?』でウケが取れるここの観客(葵除く)のSFリテラシーの高さはあなどれません。やっぱりここはそういうボンクラ共が集まるところなのか。もちろん自分もボンクラなので、日本科学未来館は大好きです。お台場っつったら、パレットタウンや海浜公園じゃなくてまずはここですよね。次が国際展示場。

 でも、葵のボーイフレンドの黒木君も間違いなく科学館で大喜びするタイプのこっち側の男子なので、葵はいずれ今回の艱難辛苦を黒木君相手に再び味わう羽目に陥るのではないか? と予想します。黒木君が葵にフられるエンディングが見えた!(決めつけ)

 そして最後のコマの薫の台詞「ま、それもカワイイけど」は、個人的には男をダメにする女の台詞なのではないかとか思いましたが、でも女子にこう思ってもらえないとサンデー読者の男性の8割を占めるボンクラの心が救われないので、薫にはいつまでもそのピュアな気持ちを忘れて欲しくないものですね。ものですね。

 皆本のボンクラっぷりを揶揄する時の賢木は、本当に楽しそうだなあと思いました(今回の感想)。


雪乃は心が歪んでいるのではなく単に手段が歪んでいるだけのいい子じゃないですかサンデー27号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 遅くなりましたが(いつもだけど)、サンデー27号の「絶チル」感想です。

  • カタストロフィ号、発進!
     それにしてもこの真木、ノリノリである(今回の感想)。
     真木は「バビル二世」の(変身能力を持つ)ロデムがモデルであるとのことですが、それ故に形から入るというか、コスプレするとそのキャラになりきれる特性があったりするということなのでしょうか。メイド服着せると心身共にメイドになって「ご主人様」とか言ってくれるんでしょうか。侮りがたいですね。彼はきっと尽くすタイプですからね。
     今回のエピソードではこの他にも激高するあまり兵部にタメ口を二回も言ったりと、地味に真木がいい味出してた気がします。
  • 前回兵部が言った「薫を罠にはめる」とは、そのカタストロフィ号が「船」であり、よってパンドラは常に海に居るという誤った情報をバベルに伝えることにあったみたいです。敵を欺くにはまず味方からのバリエーションです(違う)。
     カタストロフィ号が空に浮かんだ時に兵部は「エスパーはどこにでも行ける」と言ってますけど、でも皆本および可憐Girl’sライブお疲れ様でした)が言うところの「どこにでも行ける」とは、物理的にどこにでも行けるということよりも、むしろ『己がそう望む限り人は精神的に自由になれる』という意味での「どこにでも行ける」「何にでもなれる」を指しているので、ちょっと意味合いが違うと思われます。
     兵部は皆本への皮肉の意味で言ったんでしょうけど、逆に「エスパーがノーマルの道具として扱われていた」自身の過去の因縁に囚われて自由になれていないところが出てしまっているような気がしました。
  • この兵部が過去に囚われている感は、兵部とウツミさん(何故か敬語をつけたくなる)の最後の会話にも現れています。ウツミは薫と交流することで自分自身が幽霊であることに気付き、それでも「幽霊にも未来は必要だ」と薫が抱いている希望への共感を口にしましたが、兵部はそれを「さよならウツミさん」と否定し、彼が宿っているノートを閉じてしまいました。
     兵部は自身が一度死んだ過去から抜け出せない「幽霊」であると自覚しており、かつ自身が幽霊であることに拘りを抱いているのではないかと思われます。
  • あと今回もう一つの目玉は、澪がついに薫に対して「好き」と告白したも同然の台詞を言ったこと。釘宮ヴォイスのツンデレキャラが自分から愛を告白するだなんて、あんたもう眼鏡キャラが眼鏡を自分から外して素顔を晒すことに匹敵する一大イベントですよ(何その比較)。
     そして告白するだけでテンパってる澪に対して、薫は「友だちだと思ってるけど、今のままじゃ一緒に遊べない」と返した上で澪を海に突き落とすという、相手の好意を見据えた上でこちらの思惑に引き込もうという余裕のある対応。即座に切り返せなかった澪は、結果的にしまぱんを見せつつ退却せざるを得ませんでした。この辺はさすが未来の女王の器と言うべきでしょうか。
     その薫も皆本に対しては澪みたいに余裕がなくなっちゃうんですけどね。ここら辺がテーマなのか(何の?)。
  • そして、パンドラはあれだけ妙齢の男女がうようよしている団体なので、性教育もちゃんとした方がいいんじゃないかと思いました。男の子にとってちんこが立つことは大切なことなのよ?

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