雪乃は心が歪んでいるのではなく単に手段が歪んでいるだけのいい子じゃないですかサンデー27号絶チル感想
絶対可憐チルドレン
遅くなりましたが(いつもだけど)、サンデー27号の「絶チル」感想です。
- 「
カタストロフィ号、発進!
」
それにしてもこの真木、ノリノリである(今回の感想)。
真木は「バビル二世」の(変身能力を持つ)ロデムがモデルであるとのことですが、それ故に形から入るというか、コスプレするとそのキャラになりきれる特性があったりするということなのでしょうか。メイド服着せると心身共にメイドになって「ご主人様
」とか言ってくれるんでしょうか。侮りがたいですね。彼はきっと尽くすタイプですからね。
今回のエピソードではこの他にも激高するあまり兵部にタメ口を二回も言ったりと、地味に真木がいい味出してた気がします。 - 前回兵部が言った「
薫を罠にはめる
」とは、そのカタストロフィ号が「船」であり、よってパンドラは常に海に居るという誤った情報をバベルに伝えることにあったみたいです。敵を欺くにはまず味方からのバリエーションです(違う)。
カタストロフィ号が空に浮かんだ時に兵部は「エスパーはどこにでも行ける
」と言ってますけど、でも皆本および可憐Girl’s(ライブお疲れ様でした)が言うところの「どこにでも行ける
」とは、物理的にどこにでも行けるということよりも、むしろ『己がそう望む限り人は精神的に自由になれる』という意味での「どこにでも行ける」「何にでもなれる」を指しているので、ちょっと意味合いが違うと思われます。
兵部は皆本への皮肉の意味で言ったんでしょうけど、逆に「エスパーがノーマルの道具として扱われていた」自身の過去の因縁に囚われて自由になれていないところが出てしまっているような気がしました。 - この兵部が過去に囚われている感は、兵部とウツミさん(何故か敬語をつけたくなる)の最後の会話にも現れています。ウツミは薫と交流することで自分自身が幽霊であることに気付き、それでも「
幽霊にも未来は必要だ
」と薫が抱いている希望への共感を口にしましたが、兵部はそれを「さよならウツミさん
」と否定し、彼が宿っているノートを閉じてしまいました。
兵部は自身が一度死んだ過去から抜け出せない「幽霊」であると自覚しており、かつ自身が幽霊であることに拘りを抱いているのではないかと思われます。 - あと今回もう一つの目玉は、澪がついに薫に対して「好き」と告白したも同然の台詞を言ったこと。釘宮ヴォイスのツンデレキャラが自分から愛を告白するだなんて、あんたもう眼鏡キャラが眼鏡を自分から外して素顔を晒すことに匹敵する一大イベントですよ(何その比較)。
そして告白するだけでテンパってる澪に対して、薫は「友だちだと思ってるけど、今のままじゃ一緒に遊べない
」と返した上で澪を海に突き落とすという、相手の好意を見据えた上でこちらの思惑に引き込もうという余裕のある対応。即座に切り返せなかった澪は、結果的にしまぱんを見せつつ退却せざるを得ませんでした。この辺はさすが未来の女王の器と言うべきでしょうか。
その薫も皆本に対しては澪みたいに余裕がなくなっちゃうんですけどね。ここら辺がテーマなのか(何の?)。 - そして、パンドラはあれだけ妙齢の男女がうようよしている団体なので、性教育もちゃんとした方がいいんじゃないかと思いました。男の子にとってちんこが立つことは大切なことなのよ?
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