絶対可憐チルドレン 一覧

巻頭カラーおめでとうございます!(遅い)サンデー12号絶チル感想

 お久しぶりです。
 金曜日に夜更かししたせいか身体のリズムが崩れてしまい、週末は夜10時を過ぎると眠くて仕方が無くなる身体になっていました(単に寝不足で体調崩したとも言う)。その上、家族が風邪引いちゃったりしてもう色々と大変なことに。
 なので、せっかく「絶対可憐チルドレン」が表紙のサンデー12号の感想を書く時間が取れませんでした。以下箇条書き。

絶対可憐チルドレン
  • いきなりサンデー関係ないですが、アニメ版の「ですの帳」のデスノっぷりは見事。あとはバレットとティムの話を織り交ぜたのも見事でした。アニメ観ながら実況チャットやってるとか、オレ達過ぎて心に響きます。オレもこのサイト作る時は素直に「おキヌちゃんはオレの嫁」と名乗るべきだったんだろうか。
  • サンデーの方は兵部×不二子の展開が佳境。兵部が不二子に対してここまでイニシアチブを握ったのは初めてというか、どうも今回ばかりは本気で不二子を殺しに来ているので、ついに兵部が本来の力を発揮しているということなのでしょうか。
  • にしても「君の身体感覚は今僕のものだ」って台詞が心底エロくてたまりません。あと蛇。蛇エロい。やはりこのカップリングが個人的にはベストです。
  • 最後の「あたし…信じてたのに…」という薫の台詞は、薫達のことを信じて待つ皆本と、薫の信頼を裏切った兵部の対比を浮かび上がらせますね。
  • 無事で良かった」と兵部から言われて頬を赤らめたパティの頭の中を想像しながら今夜は寝ます。

まあジャブローにコロニーを落とす様なもんよ的サンデー11号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 「いわゆるひとつの『攻め』ですね!?
 パティ×紫穂というシチュエーションであれば、それは攻めというよりはタチと言うべきなのではないかと思いましたがどうか?(挨拶)

 その辺はともかく、今回のサンデー連載の感想を要約すると、兵部と愉快な仲間達が洞窟にやって来て葉が総受け、パティが大喜びの回ということになります。

 パティというキャラの立ち位置は「男性間のやりとりを腐女子的なフィルタで垣間見た時の関係性を読者に対して可視化することを目的としたキャラクター」ということになるかと思われますが、わざわざこんなメタな視点を持ったキャラを後付で配置するところが凄いです(ある意味)。
 先週までやんちゃしてた葉が真木に縛られてひぃひぃ言ってるところとか、紫穂を傷つけようとしたことで兵部に睨まれて葉が頬を赤らめつつシュンとして「すんません」と言っちゃうところとか、本来であればそういう視点でマンガを読む技術を体得した読者だけが「ぷっ、ぷぷっ」と吹き出してニヤニヤしていたものでしたが、それをあえてそういう視点を持たない読者に対してもパティが「ぷっ、ぷぷっ」と腐女子笑いをすることで「ここはそういう含みを持たせているシーンである」ことを可視化し、「どうぞこいつらでニヤニヤして下さい」と作者が新しい視点を提供しているところが、個人的には特に凄いよなと思いました。
 「MISTERジパング」の頃の私は、同人誌描いてる方から「殿の股チラがエロいんですよ!」と教えてもらうまでは信長が如何にエロいキャラだったのかを把握できなかったものでしたが、それに比べれば「絶チル」は随分と親切になりましたよね。そういう方向に親切にする必要性があるかどうかはともかく。

 パティには、バベルサイドのバレット+ティム組と同じく「オタクの存在こそが平和の証である」という作者の信念が込められているはずなので、きっと彼女のメタな立ち位置についても今回の様にコメディとして使う以上の深淵な目的があるのではないかと思っているんですけど、でも単に後先考えずに作者がノリでやってるだけなのかも知れません。

 そしてストーリーの方ですが、人工衛星の落下に巻き込まれて窮地に陥った不二子ちゃんチームがまさかのブリティッシュ作戦で逆転、次回巻頭カラーで逆襲なるか? みたいな感じになって来ました。カラーにあわせて見せ場を持ってくる構成の妙は流石。
 戦力的にはバベル側圧倒的有利ですが、原稿速報によれば兵部と不二子の伝説の樹での告白イベントがあるようなので楽しみ(まちがい)。

 あと紫穂は結局「自分が将来『女帝』になる」という予言を聞いていたことが判明しましたが、更に彼女は「皆本もそのことをずっと前から知っていて、それでその予知を覆すために戦っていたこと」も知ったことが描写されていました。「バカ…」とか言いながら固まってる皆本にそっと触れる紫穂がやたら可愛いです。
 腹黒さと可愛らしさを両立させている紫穂は、やっぱりチルドレンの中では一番精神的には成熟しているのかなという印象です。

 スカウターを装備して「戦闘力たったの5か…ゴミめ」ゴッコしてる葵は凶暴そうでイイネ(いいのか)。


今度の日曜日は池袋サンシャインシティでパティと握手! サンデー10号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 「皆本は童貞ではない」というオフィシャル発言によって、今後の男性・女性向け二次創作界隈が活発化することに期待します!
 俺の妄想を超える同人誌が読みたい!(挨拶)

 それで本編の方は、賢木と葉の「惚れた男の為ならいくらでも鬼になれる」男同士のガチンコ対決エピソード続き。
あのバカをからかっていいのは俺らだけだ!」(翻訳:少佐をからかっていいのは俺だけだ)と言い放つ葉といい、「俺の仲間に手を出したらてめえは殺す!」(翻訳:俺の皆本に手を出したら殺す)と言い放つ賢木といい、ホントにこいつら兵部と皆本に心底惚れ込んでますよね。
 しかも賢木に至っては「殺してくれと頼むような目に遭わせてからな。医者の俺にはどうすればいいかよーく判ってる」とか、もはや腐女子ならずともエロスなことしか妄想できない台詞を言い出す始末であり、こんな現場に居合わせたらそりゃパティもたまらず吹き出すに決まってます。
 来週もきっとこいつらは何かやらかしそうなので(パティが喜ぶ方面で)楽しみにして行きたい。

 その一方、紫穂は紫穂で多分この二人が本気で殺し合う展開に発展するのをwktkしながら待ってたっぽいので、性根の腐り具合においてはパティを凌駕していると言えます。紫穂の黒さはホンモノ。さすが将来世界を支配する女です。
 紫穂が前回自分が将来エスパー達のリーダーとなる話を聞いかどうかについては、今回微妙にボカされているような感じがしました。実際どうなんだろう。

 そんな感じで世界の果てで賢木×葉(リバ可)のカップリングが進展している一方、宇宙では兵部×不二子のカップリングがフィーチャーされてました。個人的にこのマンガで一番好きなカップリングは兵部×不二子なので、この二人の掛け合いが読めたのは嬉しかったです。
 特に兵部が不二子のことを「不二子さん」ではなく「姉さん」と呼んだところなんか、この二人の昔の関係を色々と想像させてグッと来てしまいます。この二人は本当に実の姉弟みたいに仲良かったんだなあとか、でもこの二人は今の皆本とチルドレンの関係以上に「近すぎた」が故に結局は上手く行かなかったんだろうなあとか、こう色々と想像してしまいますよ。

 そして、最期は兵部が鬼畜モードに豹変してエンド。もしこの状態の兵部が葉と賢木の前に現れたら、葉は逆に言葉責めでおしおきされてしまい、賢木も「ヤブ医者」と野次られまくった挙げ句に殺してくれと頼むような目に遭わされることは必至であり、更にその場に居合わせることになるパティはそんな光景を見て鼻血を吹きまくることも、また必至の様相です。
 様々なカップリングが花を咲かせる今回のシリーズ、次回以降もそういう意味で楽しみでなりません。


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