感想 一覧

MAJOR終了記念・サンデー32号感想

MAJOR

 最終回。長い間本当にお疲れ様でした。「『MAJOR』が終わるのは吾郎が童貞を捨てた時だ!」とたかすぃさん山田さんと酒飲んで笑いながら語っていたあの頃は、まさかこのマンガが本当に終わるとは思ってませんでしたよ。
 童貞を捨てて終わるどころか、ちゃんと健康で可愛い子供さんを二人もこさえ、投手生命が終わっても野手として再び野球の世界に帰って来て大活躍、子供達はそんな父の姿を見て野球への純粋な憧れを抱くなど、吾郎は文字通りの一家の精神的な大黒柱となっていました。その上、「夢はメジャーで4番!」と短冊に書いちゃうやんちゃさも失っていません。
 「MAJOR」はここで終わりますが、でも彼はまだ全然終わってません。愛する家族や野球がある限り、吾郎はこれからも戦い続けるでしょう。茂野吾郎はまだ戦っている…(ぶわっ)

結界師

 貴族的な顔立ちと下がった眉毛と広いデコが魅力的な月影姫を見ていると、やっぱり死ぬまでに一度田辺イエロウ先生の描く美少女わんさかコメディーを読んでみたいものだと、つくづく思います(感想)。

ハヤテのごとく!

 アーたんとの決着を付け、ギリシャから帰って来てからの「ハヤテ」はやや停滞しているように感じていましたが、ようやくこのマンガのやりたいことが見えてきた様に思えます。
 つまり、美少女わんさかコメディーですよね?(それは最初からですよ?)

神のみぞ知るセカイ

 「エルシィはいない。いや、お前の方がいい
 何だかんだで桂馬はハクアの悪魔としての能力を高く買っているんだなあと思いました。

 あとは、ディアナが桂馬のことを好きになってしまうようなイベントがいつ起こるか期待してます。絶対フラグ立つよね(決めつけ)。

マギ

 マンガの中でまで国家が借金過多の放漫経営で財政破綻だ! とか言われちゃうと、なんかどんよりしますよねー(´・ω・`)。まあ、現代日本はまだ選挙で国民が意思表示する手段があるだけ、「マギ」のファンタジー世界よりはマシですが。多分。
 あと、モルジアナの回想シーンに出て来たアリババがえらい美形に、かつ彼に手を取られる彼女がえらい美少女風な絵柄になってるのが面白かったです。モルジアナはもうすっかり恋する乙女なのねウフ☆

ARAGO

 「何に使うんですか!? 私、頑張ってはきますから!!
 ココの破壊力は異常(感想)。

 思えば、ない胸を強調するように胸の間に鞄のベルトを挟んだ姿で初登場した時から、私はココに惹かれていたのかも知れません。おっさんや妖怪がタムロするこのマンガにおいては、彼女は得難い貴重な存在です。もっともっとボケて下さいお願いします。

Tomorrows

 最終回。連載おつかれさまでした。絶望から脱して未来を掴む形で最後はキレイにまとまりましたね。
 ミンミが最期キスするところは、読んでてちょっとビックリしました。このマンガにはそういう性的な表現は出てこないと思っていたので。ちょっと赤面しちゃった(//)


私が今居る所は私自身が選んだ所だ サンデー28号感想

神のみぞ知るセカイ

 先週の話になりますが、檜と楠の姉妹対決は、楠が姉の檜を「お姉ちゃん大好き!」と叫びつつマウントポジションでボコ殴りにしてKOさせて檜を正気に戻すという衝撃的な結末を迎えました。格闘一家だからこそ成り立つハードなコミュニケーション。全力で楠にボコられることで妹の本当の「愛」を感じることができた檜の表情の清々しさは、本当にステキでしたよ。これもまた愛の形なのね! 愛の形は人それぞれだよね><!(「みつどもえ」の吉岡さんっぽく)

 そして今回は、何よりも二階堂先生のアレにビックリ。何で高レベルの旧悪魔を余裕でブチ倒して拘留してるんですか先生。先生はちょっと凶暴だけど普通の人間じゃなかったんですか先生。
 先生が地獄界の人間だったということは、つまり桂馬とエルシィのないしょの関係(誇張)もみんな知ってるってことになるのでしょうか。今回檜を巨大化させた謎の眼鏡っ娘(性格はおそらくヘタレ攻め系)と併せ、更に物語が大きく動き出してきた感じがしますね。

 あと檜のキスですが、あれは絶対に舌が入ってると思います。このキスは檜が自分の意志でやらかしたことなので、他の女の子とは違って彼女の記憶にはちゃんと残ることになるんですよね。桂馬は今回「檜を恋にも落とせなかった」とぼやいてましたが、ちゃんと籠絡に成功していたじゃないですか。それも、駆け引きの結果ではない、リアルな意味での恋に。

MAJOR

 「神のみぞ知るセカイ」も色々とビックリさせられましたが、今週のサンデーで最もビックリさせられたのは間違いなく「MAJOR」。あの吾郎ちゃんにあんな可愛い娘さんができちゃったた上、いきなり小学生に成長した状態で次回から新展開開始とは、心底びっくりさせられました。小学生編以来しばらく忘れてましたけど、満田先生の描く小さな女の子ってカワイイんですよねー(そういう視点?)。
 今となっては、なんかもう「『MAJOR』が終わるのは吾郎が童貞を失う時だ」とか言ってた頃が懐かしいです。このマンガはどこまで続くのでしょうか。いやマジで。

 個人的には、あれだけ頭に強い衝撃を受けた吾郎ちゃんに本当に後遺症がないのかだけが気がかりなのですが、吾郎ちゃんはパルコ=フォルゴレ以上に鉄の男なので多分大丈夫。大丈夫。「目眩とかの後遺症が少し出ただけで別に問題はないってよ」と語るコマと、その次のコマに吾郎の表情が描かれないのが微妙に不安を煽りますが、でも多分大丈夫。大丈夫。

境界のRINNE

 「三人そろってカツアゲされました。
 このシーンが具体的に描写されていないのは、ディズニー映画で人を殴るシーンが出てこないのと似た様な政治的なアレが絡んでいるのかなあ、とか思った自分がイヤになりました(感想ですらない)。

 そして、そういう時代を生きた私が今回何よりも戦慄したのは、こういうタイプの「不良」がマンガ的なステレオタイプとして存在していた時代に高校生だった人は、今ではもう高校生の子どもがいるのが当たり前であるという現実に直面したことです。
 だよなーだよなーもうあれから25年くらい経過してるんだよなー俺も歳とる訳だよなー(自分の歳を考えながらフェードアウト)

電脳遊戯クラブ

 「本当に、本当に、怖いので、ビビリの方は絶対に、絶対に、読まないでください
 読んでみたら本当に怖くてビビリました。すみませんでした。

 そして部長はこれからどうなっちゃうの? とか思いましたが、でもこのマンガは「電脳遊戯クラブ」なので次回にまた何事もなかったかの様に部長が出て来ても全くおかしくないと思い直しました。
 プログラミングネタを放棄してからのこのマンガは、何か違う意味で面白くなってきているような気がしています。このまま未知の世界に突っ走って欲しいものです。

はじめてのあく

 乙型が主役の回のこのマンガは、本当に面白さが冴え渡ってます。初めて入るプールの中で水の美しさに感嘆し、恋敵のシズカには可愛らしく嫉妬し、創造主のジローから優しくされて感涙の涙を流す健気な彼女の姿は、ボンクラ男子読者が「やっぱり女の子はロボに限る」と確信に至らせるに十分な魅力があります。
 そして「やっぱり女の子はロボに限る!」と悟った男性科学者達によって日本のテクノロジーが発達して来たのは紛れもない事実であるので(偏見)、このマンガには今後もこの調子で全世界のボンクラ男子達に夢と希望を与えて欲しいものですね! と思いました。

T.R.A.P.

 ドロップアウトした三年生三人組の復帰を喜ぶ女子マネージャーの遙が地味に可愛いです。彼女はサッカー経験者で、チームの練習メニューを自分で立案するなど、ちゃんと「チームをマネージメントしている」という意味でのマネージャーっぽい位置にいるキャラですし、今回も彼女が「チームの勝利のために」三年生を取り戻そうと画策したことがきっかけなった訳で(最終的には海音の熱意がモノを言ったのですが)、今後もこのような形で地味に重要な働きをするキャラになるんじゃないんでしょうか。
 まあでも、このマンガのヒロイン格はどう考えても海音君で決まりなんですけどね。今回の三年生をテクニックで翻弄して籠絡したことといい、彼はこれからどこまでモテるんでしょうか。


そろそろ生活リズムを改善させたいです(近況)サンデー26号感想

結界師

 『真のヒーローは高いところから現れる』とは「人造人間キカイダー」の時代から脈々と特撮界に受け継がれて来た不文律ですが、今回の「結界師」の良守は総帥に本家を攻められ大ピンチな扇七郎の前に颯爽と高いところから現れたので、今私の中で良守はキカイダーに匹敵するヒーローであると認定されました。これで後はトランペットを吹きながら登場すれば完璧です。兄でライバルの正守は、それに対抗して高いところから口笛を吹きながら登場すればいいと思います(感想?)。

 あと、扇七郎が守護する神所有地の主の繭香様の、空気を読まないワガママっぷりは凄いなと思いました。自分の身がピンチな状態なのに聞き分けなしにワガママを言い続けるとは、さすが神様は違う。
 こんな女性のホスト役を四六時中やってるんだったら、そりゃー七郎は人間の女の子の扱いが上手くなる訳ですよ。変なところに感心。

神のみぞ知るセカイ

 旧悪魔に心を取り込まれ、妹の楠に対する劣等感や嫉妬などがない交ぜになった複雑な感情を吐露する檜。怪物化してから誰にも喋れなかった本心を暴露するという展開は、「ハートキャッチプリキュア!」を彷彿とさせます。させます(連呼)。
 もし楠がプリキュアであれば、おしりパンチプリキュア大爆発といった技を絡めてテンションを上げつつ、最後は超必殺技であるフローラルパワーフォルティッシモで締め! こころの種が生まれそうですぅ~! ぷりぷりぷり~ん!(排泄音) というお約束的な展開が待ち受けている訳ですが、しかし残念ながら楠は伝説の戦士プリキュアではないので、斯様な手順で姉を正気に戻すことはできません。プリキュアで言うところの「こころの種」を生み出すためには、楠が檜の己に対する複雑な感情を、悪魔との闘いの中で解きほぐさなければならないのです。
 運命の姉妹対決の行方は如何に! 果たして二人の間にこころの種は生まれるのか! 待て次回! みんなのハートをキャッチだよ! という話でした。俺の中では

 あと、「ハートキャッチプリキュア」の「こころの種が生まれそうですぅ~」のシーンはうんこを彷彿とさせるということで演出が変更になった経緯があることで有名ですが、でもやっぱりどうがんばってもあれは排泄シーンにしか見えないので、DVD収録時には修正前のバージョンを再録することを希望しておきます(何の感想?)。

戦国八咫烏

 雑賀孫一が織田信長と邂逅するエピソード。史実では、孫一率いる雑賀衆は今後織田信長の行く手に何度も立ち塞がって戦うこととなるのですが、果たしてこのマンガではどのような展開を見せるのか注目です。
 今回のエピソードは、何というかこうヤンキー同士が命を賭けて意地を張り合ってる感、そしてそのヤンキー同士の意地の張り合いをマジに受け取って何とか場を納めようとする藤吉郎のオタオタ感が出ていて、とても面白かったです。

 そして織田信長というとこのサイト(一応椎名高志先生のファンサイトです)的にはどうしても「MISTERジパング」を引き合いに出さないといけない訳ですが、今回「八咫烏」を読んで、信長モノの肝はやっぱり「如何に木下藤吉郎(=日吉)の信長好き好きっぷりを描写するか」にあるんだなと再認識しました。
 「MISTERジパング」の日吉は信長に対して「殿の天下が見たいんだ!」って真正面から愛を告白して信長にフラグを立たせることに成功してましたし、この「八咫烏」でも「信長様の夢は手前の夢! 殿のためなら死ねる!」的な愛の告白をハキハキと言い、その言葉が真実であることをを文字通り「信長の盾」となることで示した籐吉郎の態度に孫一がヤられてしまった結果、彼を「英傑の器あり」とみなしたと解釈することができると思います。
 つまり、籐吉郎は信長を愛することでキャラが立つ存在なのだということですね。わかりました(自己完結)。

アラタカンガタリ

 敵となる男の懐に忍び込むために女装したはいいけど、その相手に女装姿を惚れられてしまって大弱り! という展開のマンガは何度か読んだことがありますが、今回の「アラタカンガタリ」には『その相手・クグラは実はまだ子供で、自分の保護者であるエトに対してコンプレックスを抱いている』という更なる仕掛けが施されており、その設定の奥深さに感心しました。
 仮にも少年誌であるサンデーで、ショタっ子と女装男子のカップリングだなんていう時代の最先端を行くストーリーを堂々と展開させるとは、さすが渡瀬悠宇先生です。

 しかし、そんなカップリングが今にも成立しそうになった瞬間、空気を読めない門脇少年が革をブッ殺しに降臨して台無しに。いやまあ実際このカップルが成立されたら色々と困りそうなので、これはこれで良かったのかも知れませんが。

はじめてのあく

 緑谷妹こと花子さんが本格始動。これまでは兄の友人達の奇行を影から見ては赤面しながらビクビクするちょっと内気な女の子程度の扱いでしたが、事実上の主役となった今回は赤面しながらビクビクしつつ周囲に迷惑を振りまくドジっ娘トラブルメーカーにグレードアップ! ドジっ娘なのでパンツを見せる行動もナチュラルにしちゃいます! という感じで、初主演作にして完膚無きまでなサービス要員としての完成度を見せつける結果となりました。
 作者の藤木先生によれば、彼女は「ユキと緑谷に進展もたらすために出した」とのことですが、私には花子がどう転がればこの二人を進展させられるキャラになるのか、現時点では皆目見当が付きません。これからどうなっちゃうのこの子。


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