絶対可憐チルドレン 一覧

バレットはコレクター趣味から早いうちに手を引いた方が良いと思ったサンデー39号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 椎名高志先生の大阪での原画展&サイン会の詳細が発表になりました。
 サイン会の方は、今回は往復ハガキで応募+当選者のみに返信という形式に変更に。東京の時は「先着順」だったので、午前3時の時点で既に50人を超える希望者がゲーマーズ秋葉原店の前に集まってしまって午前5時過ぎには受付を締め切らざるを得ず、始発電車に乗っても間に合わない人が続出するという事態になってしまったので、今回のレギュレーション変更は妥当でしょう。とりあえず出すはがきの数には制限がないようなので、どうしてもサイン会行きたい人は大量に出してみるがいいと思います(無責任)。
 原画展の方は、展示内容に変更はないと見ていいんでしょうか。

 以下は今週号の感想。

・非殺生接触感応ワイヤーガン

 今回のチルドレン側の主役は紫穂。クライマックスシーンにおけるサイコメトリー操作での杭打機によるパイルバンカー連打は「さすが紫穂」と思わせる活躍っぷりでしたが、今回はそれ以前に出てきた「非殺生接触感応ワイヤーガン」のインパクトが勝りました。
 要するにサイコメトリー用のワイヤーで相手を拘束するという趣旨の武器なんですけど、拘束の度合いはワイヤーガンを操る紫穂の胸先三寸であり、多分これ人を殺せます。というかあんな武器で拘束された状態で紫穂にサイコメトリーとかされたら恥ずかしくて死ぬ。これを作ったティム&バレがセーフティーを厳重にしたのもよく判ります。
 あと何で紫穂はまだ若いのに「ゲームセンターあらし」を知っているのか。ああ見えて中身は40代のオッサンですか?(はい。オッサンです)

・ファントムさん

 今回もまた余計な厄災を引き起こす張本人かと思われていたファントムですが、今回は逆に崩落が起こりそうな堤防をチルドレンに教えてその場を立ち去るという暴挙に(暴挙?)。今後のために薫のお誕生日会に悠理を行かせる(そしてレアメタルのイヤリングをプレゼントする)ことを最優先するという、彼女にしては珍しい行動に出ました。彼女にも道理というものが理解できる理性があったんだと思いました。
 あと彼女は多重人格の中でのブラックユーモア担当でもあるので、新コスチュームを披露して薫相手に乙女ごっこをする余裕も見せました。結果的にその乙女っぷりが、皆本の脳裏にかつて彼女が言った「これはゲームよ」という台詞を思い起こさせ、皆本を行動に動かしたと思えば効果はあったのでしょう。皆本も心は乙女なので、同じ乙女同士で何か相通じるものもあったのかも知れません。ウソだけど。

・第四人格さん

 ユーリの「第四人格」がアクティブ化し、ナイの協力を得てついに皆本に接触。皆本は困ったエスパーを見ると放っておけないタイプの人間なので、彼にコンタクトを取って助けを求めるのは良い選択だと思います。どんな話を切り出すつもりなのか、次回に期待したいところ。

 それはともかく、最終ページでほんのちょっとだけパンツ見せてる第四人格はいい人格です。薫も「ウォーターアンブレラ」しながら見せてるけど、表面積的には第四人格さんの方がグッと来ます。チラリズムをわきまえてますよ彼女。
 まあでも今回一番色っぽいのは、結局は雨に濡れた皆本なんですけどね(おわり)。


「中二の妄想象をも倒す」は積極的に座右の銘にして行きたいサンデー38号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 「これなどは謎の天才原型師『Mr.9』作で、一体五万円が即日完売!
 九具津さん何やってるんですか(サプリメント感想)。

 しかし、敵味方双方にハードなオタクがおり、かつパンドラ側にはクリエイター(九具津・パティ)が、バベル側には熱心なファン(ティム・バレット)がいる現在の状況は、何か今後の展開を示唆しているような気がしないでもないです。謎の原型師・九具津とコアなフィギィアコレクターのティムバレの魂の交流をベースに、「オタクの結びつきは思想を超える」を体現する物語とかそういう奴。
 そしてそれをパティが掛け算に変換して表現。完璧だ。

 本編の方ですが、まず「作詞:六ツ見純代」って何事ですか(感想)。これが「軽い気持ちでリクエストしただけなんだけど」って奴なのでしょうか。それに、コード考証に名前が載っている「姫野よしかず」さんも、漫画家でかつ本格的にバンドやってる方のようです。専門用語で言うところのプロの犯行であることは確実。この曲を実際に収録してCD化するつもりなのか、と疑われても仕方がないレベルです。
 練習のシーンでは、葵が「音楽性がちゃうと思うねん」と言ってるところが笑いのツボに入りました。単に葵に音楽的なセンスがないだけなのですが、音楽性の違いという言葉が持つ解釈の幅の広さ(もちろん駄目な意味で)を利用したいい台詞だと思います。普段は「出来る子」な葵がダメキャラになってるのが新鮮でいいですね。
 あと葵絡みでは、指先に巻いた絆創膏をレインコートの下に隠すシーンが、ちょっとスカートを押さえる仕草を連想させて萌えです。好きな人にパンツ観られて照れながら隠すみたいな感じ(妄想)。

 そして肝心の任務の方は、薫がメアリーから「念動エンドレスエイト」という今やその名を口に出すのもはばかられるサブタイトルの技を伝授されるなどで豪雨に対する準備は万全なのですが、何か想定外の方向からファントムが飛んできてビックリという流れに。彼女が今回の「変動確率超度7」級の事件を引き起こす要因であることは、まず間違いないでしょう。
 ファントムが何故ここにやって来たのかと言えばそこにチルドレンがいるからであり、何故チルドレンがいるのかと言えばここで「変動確率超度7」が予知されたからであり、何故「変動確率超度7」が予知されたかと言えばファントムがここにやって来るからで(以下略)。前回の「海岸で死亡事故の発生確率が30%」と同様、そこにチルドレンがいるから「変動確率超度」を伴う事件が発生してしまうって形ですねコレ。

 いつものパターンであれば、ファントムが変な急造怪人を連れて来てそれをチルドレンが撃退してめでたしめでたし、で終わるところですが、今回はナイがこのバトルに介入してくることは確実。ナイはトリプルブーストをその身で受けて退場するためだけに「黒い幽霊」から送られてきた存在なのですが、ナイは既にユーリの第四人格から何らかの指示を受けているっぽいので、素直に「黒い幽霊」の意図通りに動くとは思えません。
 果たして今回のバトルの行方はどうなるのか、ナイの素顔は明かされるのか、無事薫の誕生会は開かれるのか、そして六ツ見純代さん作詞のお誕生日ソングはCD化されるのか。どっきどきしながら次回を待ちたいと思います。いや流石にCD化はないと思いますが。携帯サイトで着メロ配信ならあるいは。

 そして、お誕生日ケーキを冷たいムースにするよりも、ケーキの中から半裸の皆本が出てくる仕掛けにした方が薫は喜ぶと思います(おわり)。


1週遅れました><サンデー36号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 皆本ハーマイオニーの壁紙を保存していいものかどうか、人として少々悩みました(挨拶)。
 今更になりますが、先週のサンデー36号の「絶チル」感想です。

 ちなみにハーマイオニーの壁紙は、普段持ち歩いているネットブック用として使わせて頂く予定です。「もしこのネットブックを忘れて他人に拾われたりしたら恥ずかしくて死ぬ」と思えば、持ち歩きにも注意深くなるというもの。多分。

・賢木12歳

 サプリメントでは、「お前はクラリスか」と読者が突っ込みを入れるのをカワイイ顔して待ち受けてる賢木12歳が熱かったです。専門用語で言うところの誘い受けって奴ですよねこれ。誘い受けエスパー少年賢木。兵部ですら引っかけるその技量は並大抵のものではありません。兵部が賢木を目の敵にしていまだに苛めている理由がよく判りました。
 あとその兵部ですが、赤ちゃんに欲情するのは大概にした方がいいと思います(間違い)。薫の誕生に立ち会ったということは、彼女の誕生はあらかじめ予知されていたということなのでしょうか。

・猫ナイ

 猫ナイが悠理からもらった刺身って、あれスーパーで買うと500円以上しませんか奥さん。自宅で猫飼ってた頃は、ご飯にツナ缶の残りとイワシとサバの削り節をぶっかけたものを与えてましたよ。悠理にはそういう贅沢ができるだけの資産があるということなのでしょうか。オレも猫になって金持ち美少女に飼われたいです。

 というところはともかく、ナイが「悠理」からのカムフラージュの為に猫に化けさせられるという、ちょっと驚きの展開に。でも、まあ確かに悠理に気付かれずにナイを側に置く必要があるのであれば、彼女を猫に化けさせて悠理が拾ったことにしておくというのは合理的です。
 しかも、美少女が猫と戯れる心温まるシーンも合法的に加えられますしね。猫ハァハァ。

 最後のシーンは、ユーリの「第四人格」がレアメタルのイヤリングからナイに話しかけるところでした。このマンガでは、レアメタルには人間の思念波を記録して保持できるという設定があるので、ユーリの第四人格が自らイヤリングに自分の思念をコピーしたということになるのでしょう。
 第四人格の正体が不明なので、彼女とナイとの接触が今後何を引き起こすのかはまだ不明ですが、とりあえず「第四人格」と呼称するのは不便なので、第四人格さんにも名前が欲しいところです。「ファントム」も「ミラージュ」も戦闘機の名前なので、第四人格も戦闘機から名前を持ってくる展開を予想。イーグルとかファルコンとか。あるいは零戦とか(何で)。

・薫誕生パーティー

 案の定、薫の誕生パーティーの日に予知出動が発生するという、かつてのちさと誕生パーティーと類似する流れになって来ています。話の流れではコメリカチーム(というかメアリー)も参戦するような雰囲気になって来ており、そして登場人物が増えるということは今回のエピソードが結構な長丁場になるということを意味してそう。
 そして誕生会でメアリーと来れば、コミックス17巻のオマケまんがで妙に凹んでいたメアリーのことが連想されます。彼女に名誉回復の場が与えられるのか、それともまた何か彼女がやらかすのか、その辺もちょっと気になって来ました。

 あと何かパーティーでは、最近流行のガールズバンドを組む流れになって来てます。紫穂はサイコメトリーを使えばドラム叩くのは楽勝として、葵は一度ベースをやると決めたらもの凄い勢いでちゃんと練習する子だと思います。ぜひその様子もアニメで観たいですね(それはないんだよおキヌちゃん的オチ)。


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