俺も生まれ変わったら腐女子になってガールズトークがしたいですサンデー35号絶チル感想
絶対可憐チルドレン
ページ上部の空欄埋めコラム「世界を席巻中!人気TCG大特集!」の絶チルページに、絶チルTCGじゃなくてわざわざハヤテTCGの記事を持ってきたのは空気読めてないと思いました(挨拶)。
遅ればせながらサンデー35号の感想です。
土日は疲労が溜まって寝てました。
・中学生編におけるチルドレン最大の敵=ファントムのひみつに迫る勢いの回。悠理の正体がファントムであることは既に公然の秘密だったのですが、今回のエピソードでそれが明確な形で提示されたことに。
要するに、元々「黒い幽霊」の首領(個人的コードネーム:バビッチ佐野)の「娘」であったのはユーリ=ミラージュで、ミラージュの内面の黒くて攻撃的でいたずら好きでうずうずしている部分がファントムという別の人格として覚醒、そして悠理はこの二人が日本で薫達に接近するために作り上げた更に別の人格、という解釈でいいんでしょうか。
多重人格は、強度な精神的ストレスに晒された結果、自我を守るために「もう一人の自分」を作って現実から逃避することによって形成される、みたいな話を聞いたことがあります(参考)。ユーリはこれまでに人格が分裂してしまうくらいに色々と半端ない人生を歩んできたということになるのでしょうか。なるんだろうなあ。「黒い幽霊」は職場としてストレスが多そうだしなあ。簡単に従業員(=洗脳したエスパー)を切り捨てちゃうとことかマジブラック。そもそも「黒い幽霊」という名前からしてブラック企業ですし。
にしても、ただでさえ分裂気味の彼女の「第四の人格」とは何なんでしょう。ブラック企業で働く前の、本当のユーリの人格?
・そして今回の新キャラの「ナイ」。ナイ即ち名前がない=名無しさん。名前からして使い捨てられることが前提です。わかりやすい。
影を使う能力と透視能力を併せ持っているとなると、確かに隠密行動というか要人暗殺には最適な能力と言えます。ただ少年マンガの世界には「影を使う」能力を駆使して戦うヒーロー「名たんていカゲマン」という偉大な先達が存在していることを考慮すると、もし彼女の洗脳を解くことさえできればこの能力を世のため人のために役立てることも、決して不可能とは言えません。バベルの隠密行動要員であるバレットは幼女が好みなので、彼と組ませれば相性もよさそうです(決めつけ)。
そしてこの作品には、不幸な境遇のエスパー幼女を見たら決して(いろいろな意味で)放ってはおけない性格の皆本光一というホンモノがいるので、彼がナイを見たらまかり間違いなく持ち前の幼女を教育したい欲がムラムラと湧いてくるに違いありません。
かつて薫や澪を救った時のように、皆本はナイを救うことができるのか。その辺に期待。今回は出てきませんでしたが。
・あと今回は、「黒い幽霊」配下のテオドールなる人物も登場しました。「子供に殺人をさせるのは少々うしろめたいのです
」とか言いながらナイを素で人間扱いしていないところとかかなり外道であり、久しぶりに「エスパーに対する憎悪」を体現するキャラが出てきたという感じ。
しかし「日本では土足禁止」と言われてちゃんと靴を脱ぐ律儀さというか、変なユーモアのセンスはあなどれません。
・薫のスパッツ姿は健康的な色気に満ちあふれていてとても可愛らしく、何故これでクラスの男子にモテないんだろうかと思いましたが、もし自分があのクラスにいたら間違いなく薫じゃなくて鈍臭くて気弱そうで押しに弱そうな悠理の方を好きになりそうなので、きっとあのクラスの男子は基本的に昔の自分みたいなボンクラばっかりなんじゃないかと思いました(おわり)。