絶対可憐チルドレン 一覧

皆本は教育以前に女心を学ぶべきでした(過去形)サンデー24号絶チル感想

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 四コマの方は、本格的に本編とは独立した「連載内連載」の様相を呈してきました。スケジュールとか精神とか色々なものが割と追い詰められて余裕がないはずの椎名先生がわざわざこんな凝ったことをするとは、「読者を喜ばせたい」という漫画家としての性なのか、それとも本編の薫同様に「忙しいからこそ、余計なことをしたい!」という心理の発露なのか。
 まあ読者としては、この細雪編(仮称)は非常に面白そうなので大歓迎なんですけどね。特に雪乃の双子の弟の幸生は、割と将来世界を支配しそうな雰囲気があって好感。紫穂と気が合いそう。黒い方向に。

 そして本編は、パンドラの新アジトのお披露目がメイン。パンドラのアジトの船の名前が「カタストロフィ号」とはまた洒落てます(「パンドラ」的な意味で)。
 薫を見たパンドラのメンバーがことごとく口からモノを吹き出しているのはギャグのお約束ですが、中でも真木は「じゃあ連れてきちゃダメじゃん!?」と思わず兵部にタメ口聞いちゃう程の動揺っぷりを見せていたのが面白かったです。語尾に「じゃん」とか付けるんだ彼。

 最後の「ESP学習法」ですが、何か個人的には「ドラえもん」のアンキパンを連想してしまいました。パンを食べまくった挙げ句、テストの日の朝に腹を壊して食べたパンが全て流れてしまって台無しになるアレです。
 学習マンガの世界だと「楽して覚えようとしてもダメで、結局は反復学習が最善」という結論に持って行くのが常道なのですが、しかしこのマンガはまかり間違っても学習マンガではないので、どういう結論に持って行くつもりなのか気になるところです。

 寝て起きたらサンデー買って読んでみます(おわり)。


中学校の英語教科書はタローとエレンでしたサンデー23号絶チル感想

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 サプリメントに「笹目雪乃」なる新キャラが登場。以前椎名先生のサイトで「『さぷりめんと』に新キャラが登場」と予告されていたので、「まだ存在することしか知られていないバベルの新しい受付嬢が出てくるのかな?」とか思っていたのですが、実際出てきたのは谷崎を踏み台にして成長しようとする腹黒幼女だったというオチ。
 名前は谷崎潤一郎の「細雪」から持って来たものと思われますが、小説と笹目雪乃の性格にはあまり関係がなさそう。多分、リアル小学生女子が主題歌を歌うアニメ版が終了したこと、および本編でもチルドレンが中学生になったことによる幼女分の不足による作者の精神的苦痛が生みだした、「幼女描いてないと死ぬ!」という渇望を癒すためのモルヒネみたいなキャラクターだと思われます。雪乃がピュアに腹黒なのは、多分椎名先生の「こんな幼女にいたぶられたい」という幻想の産物です(妄想)。

 それにしても、雪乃の登場によって、谷崎主任はナオミによる肉体的苦痛に加え、雪乃による精神的苦痛のコンボで責められてモテモテになるという、ある意味ハーレムマンガの主人公的な立場に立ちかねない訳でわり、まさかあの彼がここまでモテモテになるとは思いませんでしたよ。全く羨ましくないですけど。

 本編の方は、とりあえず皆本を意識してどんどん可愛くなる薫を見てニヤニヤするのが正当な楽しみ方でしょう。個人的に感心したのは、薫が皆本のシェービングローションの香りに反応して頬を赤らめる描写が出てくるところで、こういう形での「女の子が男性を意識している」表現は通常の少年マンガではなかなか出てこないんじゃないかと思います。こういう発想がリアル中年であるところの椎名先生から出てくるのは、もはや脅威です。
 乙女描写に関する専用のブレーンがアシスタントにいるのか、それとも先生は本当に乙女回路を心の中にインストールしてしまったのか。いずれにせよ、相変わらず椎名高志先生侮りがたしだと思いました。

 あと「友達の前だとあんな顔するんだ…」と思いながら薫が皆本と賢木の会話を眺めているシーンも良かったです。もしこれが薫でなくてパティだったらさぞや腐った思考が漂ってくること請け合いなのですが、薫は正統派な意味での乙女なので、そういうスメルが全然しません。流石です(何)。
 その一方で、目先の利益に囚われてじわじわ薫との差を付けられている紫穂と葵が地味に不憫なんですけど、まあ今は薫のターンなので仕方がないですね。

 そして、扉絵の可憐GUY’Sの可憐さっぷり(特に左下の皆本)を目の当たりにした結果、何かが目覚めそうになったことは、ここだけの秘密にしておきたい。

 結論:「局長がそうおっしゃっるのをお待ちしておりました」とヤバい表情で敬礼しながら言う朧さんが萌えです


皆本裸祭り開催記念・サンデー21+22号絶チル感想

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 今回の絶チルですが(しばらく感想書けなかったことはスルー)、薫による皆本妄想ショーが素晴らしいのひと言でした。より具体的には、皆本の腹筋とエプロン姿と赤面。そのちょっと前のシーンでは、ファントムと悠理がパンツ見せたりパンツ見せたりして頑張ってはいるのですが、でも皆本の腹筋の方が明らかに表現がエロいのはどういうことなのだろうかとか思ってしまいました。いやまあそういう事なのは判るんだけど(どういうことだ)。
 とりあえず今回判ったことは、皆本は自分の鍛えられた肉体美にそれなりの自信というかプライドがあるっぽいということと、丸出しされたパンツよりも微妙にずれたズボンの方がエロスを感じさせるのはチラリズム理論の正当さの現れである、ということです。

 物語的には、前回「腐海の中でマスクを取る」という姫姉さま的な行動を取ることで、自分たちの為なら我が身を省みない皆本の姿に完全に薫がメロメロになってしまったというところでしょう。皆本とのイチャイチャを妄想してニヤニヤしている薫の姿はとても女の子らしくて微笑ましいので見てて楽しいんですけど、でもいずれこの二人は殺し愛の運命を(以下略)。
 そう考えると、皆本もいつまでも薫に対してボンクラを極めていられる状況じゃないということになるんでしょうか。皆本も童貞じゃないんだからそろそろ判ってあげるべき(こわだる)。

 あと今回は、何か地味に賢木が皆本からヒドい扱い受けてる気がしました。でも賢木は皆本のことが大好きだし、皆本も賢木を信頼しているからこそ平気で「あの裏切り者!」とか言えることを賢木も判っていると思うので、一時的なショックで「チルチル」に逃避しても結局賢木の皆本への信頼は揺るがないんだろうなあと思いました。健気な奴だ。

 今週の結論:赤面して惚けてる葵は萌え対象


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