舞妓さんちのまかないさん 一覧

お久しぶりです…😴 サンデー51〜52号の雑感

BE BLUES!

 おそらく、今後の全国大会編や日本代表編に登場するであろうキャラクター達の顔見世的な側面もあったであろう、高校選抜合宿編が終了。

 51号でレノンが高虎に怒りのタックルを入れたところが、今回のエピソードにおける個人的な最萌えポイントでした。「ウチの子に何するのよ!」って感じで保護者としては黙っていられない感があって良かったです。

 あと今回の高校選抜合宿編では、序盤で「龍のちんこがでかい」ことが明らかになっていたため、きっとラストシーンは「試合中には色々あったけど、最期はみんなで風呂場で龍のちんこを見てほっこりして大団円」という幸せなものになるに違いないと思っていたので、龍が高虎のチャージが原因で脚を痛めて途中退場するというオチになるとは予想外でした。
 いつか、合宿メンバーみんなで龍のちんこを拝める日が来るといいですねと思いました。

古見さんは、コミュ症です。

 これまでサンデーでちんこと言えば「キング・オブ・アイドル」のまほろでしたが、そのラインナップに「BE BLUES!」の龍と共に「古見さん」の片居くんが並ぶことになったというのが、サンデー51号における「古見さん」の感想でした。いやマジで。

 しかも片居くんのちんこは、「BE BLUES!」の龍と同じく見たものを幸せにする良いちんこであることが判明。
 龍は大きさばかりが強調されていましたが、片居くんのソレはおそらく大きさだけではなく、見たものを感動させる芸術的な美しささえ備えているものと思われます。なんと素晴らしい…(褒めてます)。

 そしてサンデー52号では、ちゃんとこちらの期待に応えて古見さんを巻き込んだ恋バナをやってくれたので、ンもう感謝しかありません。「天使とアクト」といい「古見さん」といい、少女が自分の恋を自覚する瞬間というのは実に美しいですね…。

初恋ゾンビ

 「指宿くんがややこしい恋愛をしている真っ最中である」という本質を見抜いている席田が登場したことで、より指宿を巡る物語が複雑化しつつある「初恋ゾンビ」。

 サンデー52号では、『イヴが失恋ゾンビ化する』という、ある意味ショッキングな展開が繰り広げられました。実際、イヴが失恋ゾンビ化する展開を目の当たりにしたことで、自分が「『初恋ゾンビ』の設定上はあり得るかもしれないけど、まさかイヴが失恋ソンビ化するとは微塵も思っていなかった」ことを自覚させられ、そういう意味でも意表を突かれました。
 「タロちゃん見てるとムカムカしてくる」「だからタロちゃんモテないんだよ!?」って台詞が、彼女の口から出て来るのはキツイです。面白いけど(ひどい)。

 タロウが江火野と指宿くんのイチャイチャを見て嫉妬の念を抱くのは、タロウが江火野に嫉妬しているというよりは、タロウが指宿との関係をはっきりさせないで現状維持を選んだ結果として「指宿が江火野と仲良くなる」という自分が意図していない関係が発生することに対して嫉妬というのもあるのかなと思いました。
 イヴの「タロちゃん見てるとムカムカしてくる」というイヴの台詞は、指宿との関係をはっきりさせないことを選んだ今のタロウの状況に対する憤りの意味もあるのかも知れませんね。

 それはそれとして、江火野さんにキュンとする指宿くんって、何かこうショタっぽくないですかね? 指宿×江火野のカップリングは「百合」というよりはむしろ「おねショタ」なのでは? というのが、ここのところの「初恋ゾンビ」に対する感想です。

シノビノ

 文字通り己を燃やしながら己の大義に突き進む吉田松陰の魅力が大爆発している、ここ最近の「シノビノ」。

 吉田松陰が「武士道とは死ぬことと見つけたり」「正気にては大業ならず」という葉隠的な思想を持っていたことは史実らしいのですが、このマンガではそれを極限までエクストリームさせることで「自分の頭が燃えているにも関わらず、それを意に介さずに野望の実現に突き進もうとする」彼の内なる狂気を表現することに成功していたと思います。
 ホントこの作品は、出て来るキャラクターがみんなどこか突き抜けていて素晴らしいです。

舞妓さんちのまかないさん

 サンデー52号では、すーちゃんこと百はなの「姉」である百子さん姉さんが繰り出す、まるでキヨを試すかのようなテストめいた会話に対し、それを全く意に介さずに極めてナチュラルに応対した大物っぷりが素晴らしかったキヨちゃんですが、それ以上に冒頭に出てきたキヨちゃんの生足が良かったですね…まさかこのマンガであんなエッチな脚を拝めるなんて…(ダメな感想)

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3巻表紙のキヨちゃんの太もも最高じゃね?


すーちゃんの京言葉から垣間みえる人間性についての考察 サンデー32号「舞妓さんちのまかないさん」感想

舞妓さんちのまかないさん

 この号のサンデーの巻頭カラーページである「ホビーの楽園」において、「舞妓さんちのまかないさん」コラボで花街で働くリアルな舞妓さんに質問をぶつけるという趣旨の記事が掲載されていました。

 その記事の中で個人的に面白いなと思ったのは、『舞妓さんちのまかないさんの感想を聞かせて』という質問に対して、当の舞妓さんが『地元が訛りのある地方なので、すーちゃんたちも自分らと同じように言葉覚えるの大変やったろうなあって思いながら見てますねえ』と答えていたところ。
 京都の舞妓さんは、常に京言葉というか、現代ではあまり使われない花街独特の伝統的なコードを使うことを強いられる存在なので、舞妓となるからには言葉使いについても厳しく訓練されることは必至であると言えます。晴れて舞妓となったすーちゃんもまた、青森出身者が京言葉を喋るという地獄の試練を乗り越えて来たに違いありません(きめつけ)。

 そういった「訛り」の面から「舞妓さんちのまかないさん」を読み直してみると、「百はな」という名の舞妓になったすーちゃんはお座敷以外の場所でも常に京言葉を使っているのに対し、キヨは京言葉ではないごく普通の言葉で話していることが判ります。
 それは二人の郷里である青森に里帰りしている現在のお話でも例外ではなく、キヨの実家でキヨの祖母と話したり、二人の幼馴染である健太君と話している時でさえ、すーちゃんは終始京言葉を使っているという徹底っぷり。この辺は舞妓という職業の業というよりは、むしろストイックなまでに舞妓という存在に打ち込んでいるすーちゃんのキャラクターによるところも大きいのかも知れませんね。
 キャラクターの方言や言葉遣いという細かいところまで気を使っているのも、またこのマンガの魅力の一つなのではないかと思った次第です。

 お話の方は、キヨがすーちゃんや健太からたいへんに愛でられている様子が伺えて、とても良かったと思います。
 あと青森県における「イギリストースト」って、要するに静岡県における「のっぽパン」みたいなものなんだろうかと思いました(ローカルな話題に終始)。

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コミックス2巻は18日発売とのこと。
このマンガは本当に素晴らしいので、サンデーの枠を超えた人気作になって欲しいです(真顔で)


そばにいられればそれでよかった サンデー10号「舞妓さんちのまかないさん」感想

舞妓さんちのまかないさん

 主人公のキヨが何故舞妓の屋形でまかないさんとして働いているのかという過去を描いた話でした。端的に言えば、彼女は「舞妓に憧れてはいたけど、舞妓になりたかった訳ではなく、舞妓の側にいられればただそれで良かった自分に気が付いた」ということになるんでしょうか。

 今のキヨは舞妓さんの側でまかないさん役に徹しているだけで幸せそうなのでそれでいいとは思いますが、いつまでも彼女がこの場所で料理を作り続けることができるのか、そしてこの場所に留まり続けることが彼女にとってベストなのかどうかは、多分まだ判りません。

 これが並の少年マンガや少女マンガだったら、ここから彼女の運命が大きく変わって再び舞妓への道を歩むとか、本格的に料理人への道を志すようになる的なドラマが起こること必至なんですけど、でも多分これはそういうマンガではないので、しばらくはこのまま特に大きなドラマもなく、彼女は彼女が自分で決めた居場所で、大好きな舞妓さん達のために穏やかに働き続けることになるんじゃないんでしょうか。

 劇的なことが起こらず、ただ日常だけが続いていくマンガが少年誌に載ってるというのは、ホントにすごいことだと思います。「舞妓さんちのまかないさん」は、サンデーが大きく変わったことを象徴するような作品になるのかも知れませんね。

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「ちろり」も一度ちゃんと通して読んでみたいです


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