扉絵を見てパティは制服で同人ショップに入り浸るのかと心配になったサンデー49+50号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 ドラマ版「なぞの転校生」の本放送を観たことがある皆さん、こんにちは!(年配者向け挨拶)

 先週分は諸般の事情でがんばれなくて間に合わなかったので、今週まとめて感想書きます。
 椎名先生はいつもがんばっていて素敵ですネ!(ファンサイト要素)

・先週分

 まず度を超していちゃつくインパラヘン国王夫妻に度肝を抜かれた先週号。二年連続して何人もの赤ん坊を出産したにも関わらずセラの体型が全く崩れていないのは、流石にマンガだろうと思いました(マンガです)。
 それにしても、いかな育児環境が整っていそうな国王夫妻と言えども、あれだけ赤ん坊が居ると夜泣きの対処とか授乳とかが大変なんじゃないかと、他人の家庭ながらも心配です。劣悪な環境下で子育てに奮戦した結果、母親がヤンデレになってく「ぢごぷり」とはエラい違いだ。

 その辺はともかく、先週掲載分で留意しておくべきなのはやはり「フェザー」の正体の件。結論としては現段階では「まだよく判らない」というところに落ち着きましたが、フェザーが「超度7以上のエスパー」であると提示されたことは重要です。この作品世界において「超度7」は、6より凄いことは確かだけどどれだけ凄いのかは測定できないのでよく判らない、という人知を越えた力であるとされていますが、「超度7以上」ということはチルドレン達の様な超すげえエスパーよりも更に凄い超々すげえエスパーであるということであり、もはや「それは本当に人間なのか?」と疑っていいレベルではないかと思いました。
 マサラみたいな「過去のエスパー達の意識の集合体」みたいな存在がアリなのであれば、これまで登場してこなかったような形で「意志」を持った、より高次な存在が出て来てもおかしくはないのかも知れません。超能力者がアリなんだから、宇宙人や未来人や異世界人がいても不思議じゃないですよねこのマンガ。ウソですが。

 そして、そんな超すげえエスパーから一方的に惚れられてしまう皆本の「エスパーに好かれる」才能も、やはり超すげえです。多分これも超能力の一種。

・今週分

 兵部と不二子は、今からでも遅くないので結婚すればいいのに(感想)。
 それにしても、いくらパンドラが活動し易くなるからと言っても、わざわざ外交官特権を行使できる立場を得てまで「普通の学校に行きたい」という子供達の希望をかなえてあげるだなんて、兵部も随分丸くなったものです。孫の心配をするおじいちゃんみたいな境地?

 薫達のクラスにパンドラメンバーが大挙してやって来るという展開は、「絶チル」小学生編の最終エピソードを彷彿とさせるので「そろそろ中学生編が終わるんじゃないか」みたいな一抹の不安がよぎったりなんかした方もおられるのはないかと思いますが、今週や過去のサプリメントの兵部の台詞から考えても、パンドラメンバーの「転校」はあくまで今後の彼らの遠大な行動への布石と捉えた方が良さそう。今後しばらくは、澪達パンドラメンバーが学校に居座ることで様々な事件が起こるような形で話が進むのではないのでしょうか。
 そして今週の引き方を見る限り、今回のエピソードの焦点はパンドラ対ファントムドーターになりそうな感じ。最終的には「フェザー」をも巻き込む形でドタバタするかも知れませんが、とりあえずは悠理が澪の上履きに画鋲を入れたりとか、そういうベタなネタが出てくることを期待したいです。

 後は比較的どうでもいいことですが、パンドラメンバーの中ではパティがダントツでクラスメートからモテそうだと思いました。男の子向けマンガに偏見なく興味を持ってくれる女子の存在は、この年代のオタク男子にとっては理想そのものですよね。ですよね。
 後はどこまでパティの腐妄想を許容できるのか、クラスのオタク男子達の懐の広さが試されること請け合いです。そんなエピソードが出てくるかどうかは不明ですが(多分ない)。

 澪は黙って「お嬢様」を演じていられればそれなりにモテそうなのですが、黙らないので無理でしょう。とりあえずは小学生編同様、隣の席の東野にちょっかいだしてちさとちゃんに嫉妬される役回りになりそう。
 あと、カガリが女子からモテてるのはちょっと意外。椎名先生のマンガで男性キャラが無条件にモテるだなんて珍しくないですか(偏見)。こちらも、モテるカガリを見てカズラが嫉妬するパターンになるのでしょうか。

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今日はサンデー50号の発売日ですがサンデー49号感想

ツール!

 サンデーでは珍しい、自転車ロードレースを題材にしたマンガが連載開始。チャンピオンの「弱虫ペダル」がコアな人気を博し、日本人選手がツール・ド・フランスに出場して完走を果たすなど自転車競技が盛り上がる機運が出て来ている中で、今なら自転車で行ける! と判断したのかも知れません。
 マンガとしては、風を読むことに関しては天賦の才能を持つ主人公ヒイロが自転車の世界でその才能を開花させ、この世界で若き天才として君臨しているゼウスに挑んでいくという、少年マンガとして極めて真っ当な王道路線を辿る作品になりそう。主要な女性キャラが一切出てこない潔さも含め、このまま少年達の成長を清々しい視点で描いて欲しいですね。余計な妄想はこちらが勝手にしますので(何)。

境界のRINNE

 「どうだイ?」のコマの中途半端に萌えキャラっぽい絵は、いったいどなたが描かれたんだろうと思いました(感想?)。

 このマンガでは明るく楽しい怪奇コメディ路線に徹している高橋留美子先生ですが、何かの間違いで「人魚の森」や「笑う標的」といった本気で怖いサイコホラー路線の顔を垣間見せたりしたら、さぞや恐ろしいマンガに早変わりしてしまうのではないか? と、顔のない女学生を見て思ったりしました。あのキャラ怖いです。

神のみぞ知るセカイ

 「現実はボクから、どんどん自由を奪っていく…!!」と桂馬が言ってるコマに出てくるキャラが、みんな魔界や天界出身の非現実的な存在であり、かつ桂馬に対して非現実的の権化である美少女わんさかコメディー的な関係で結ばれているところが妙におかしかったです。ノーラも桂馬におっぱい触られたのでもう仲間です。
 斯様に非現実的な存在達も、二次元こそが現実であり二次元に没頭することが真の自由であると認識している桂馬にとっては全て「現実」。現実が常に我々の前に立ちはだかる壁であることには同意します。

はじめてのあく

 本格的に正義の味方な人が登場。「正義」というのはあくまで正義を叫んでいる側から見た正義に過ぎず、立場が変われば「正義」の定義そのものが変わってしまうことは、現実社会の様々なイデオロギー対立を紐解くまでもなく、すでに「ドラえもん」がマンガの中で述べているのは既に皆さんご存じの通り。今回のエピソードも、またドラえもんの言説の正しさを証明することになりそうです。
 今回登場した草壁ケンは、「悪い人じゃないんだけどただひたすら迷惑」という典型的な正義漢っぷりを堪能させてもらえそうな雰囲気。正義に負けずにがんばれ悪の人。

ディフェンスデビル

 イダマリアはダークマターをその体の中に持っているので、ダークマターを得ることで強靱な悪魔に変身できるクカバラにとってはベストなパートナーとなれる――という理屈で、ことある毎にイダマリアがクカバラから不可抗力的なセクハラをされるのが新展開の肝な様です。素晴らしい

金剛番長

 地球に優しいエコロジーの推進や食料自給率の上昇など、現代日本において絶対的に「正しい」とされていることを推進するキャラを敵として堂々と登場させるセンスがジャイガンスティックなエピソード。このセンスは、「自由・平等・博愛」という名の妖怪を一番最初の敵として登場させた山口貴由先生の「悟空道」を彷彿とさせます(あくまで個人的に)。
 そしてそんな「敵」を打ち砕くのが、科学の英知の象徴であるマシン番長であるところが最高に格好良かったです。なので、マシンお兄ちゃんは月美ちゃんと結婚することを許可します。

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クラブサンデー読んだ日記

 お久しぶりです。
 半月以上ぶりに「クラブサンデー」を読むことができました。以下、いつもの通り突っ込みたい心境に駆られた作品をクリップ。

M・S DOLLS
M・S DOLLS

M・S DOLLS – 第7想

菅原健二
(C)Kenji Sugawara /Shogakukan 2009

M・S・Tもいよいよ準決勝!! 相手となる僧&女学生コンビの実力は、果たして…!?

posted with EmbedSunday on 2009-11-08

 相手を罵倒して勝利を得るしかないと思われていたモーソーファイトの世界において、ついに「M・S・Fの神髄は、人の心を動かすことにあり」と真っ当なことを言い出す対戦相手が登場。もっとも、このマンガは「M・S DOLLS」なのでその対戦相手が真っ当ということは全くなく、幼なじみ属性のドールを連れた俗物坊主というキャラだったんですけどね。でも、幼なじみとツンデレ美少女という鉄板属性同士の妄想ファイトは、とても見応えがあって面白かったです。
 そして次回はアオイがドールの八乙女たんとデートする展開に。彼は妄想のその先にあるものを掴むことができるのか。

サムライナンバー11
サムライナンバー11

サムライナンバー11 – 第8陣

野田宏
(C)Hiroshi Noda/Shogakukan 2009

初音を1人で守れる事を証明するため、ヤマトタケルとの一騎打ちが始まる!! 一方、徳川は異例の作戦を!?

posted with EmbedSunday on 2009-11-08

 歴史上の偉人が毎回主人公を狙う(頭のおかしい)敵役として出てくるところが魅力の一つであるこのマンガですが、今回はヤマトタケル道教と、どんどんヒストリカルな存在から離れたキャラが出るようになって来ました。たいへんに面白いです。
 特に道教はこれまでにちょっと見たことないスタイルの破戒僧なので、彼が大暴れするであろう次回が今から楽しみ。

銀塩少年
銀塩少年

銀塩少年 – shot08

後藤隼平
(C)Junpei Gotoh/Shogakukan 2009

未来写真通り、マタタキが新見さんとキス!? だがさらに“現実”は進んで…!?

posted with EmbedSunday on 2009-11-08

 前回いきなりマタタキ君にキスをかますという思いもかけない形で女子力を発揮した新見さんが、今回更にマタタキ君を求めて肉食系に目覚めそうになるものの、当のマタタキ君は相変わらずミライへの純粋な気持ちを失うことなく「ミライが見たがっていた紫色の朝日を撮る」という清々しい行動を貫徹、その清々しさに新見さんもピュアな恋愛マンガの登場人物に相応しい理性を取り戻したのでした、という話(明かな誇張)。
 その一方、ミライはテニス男に一方的に言い寄られて陥落寸前。ピュアなマタタキの気持ちは報われるのか否か。いよいよ物語が佳境に差し掛かってきた感じがします。

超弩級少女4946
超弩級少女4946

超弩級少女4946 – scene#07

東毅
(C)Takeshi Azuma/Shogakukan 2009

マコトの妹・クウミによって“死刑宣告”を受けたまな。果たして本当に“お祓い”されてしまうのか!?

posted with EmbedSunday on 2009-11-08

 主人公のマコトの妹・クウミは明らかに変態(感想)。それも、これまでのこのマンガのノリを根底から覆してしまうレベルの、極めて危険な変態です。普通のマンガなら彼女が主人公の敵役になってもおかしくないレベル。
 彼女の登場およびレギュラー化、そして明示的に「妖怪漫画化」路線に舵を切ったことによって、このマンガはこれまでとは違う新しい局面に差し掛かってきたと言えるでしょう。

 あと作者の東毅先生がマンガを描こうと思ったきっかけは「GS美神 極楽大作戦!!」で、「美神」を模倣してマンガの作り方の基礎を学んでいたということを「まんカレ通信」で仰っていたので、このサイト的には応援しない訳には行きません。頑張って下さいネ!(単純)

魔法のいろは!
魔法のいろは!

魔法のいろは! – magic02

井上和郎
(C)Kazurou Inoue/Shogakukan 2009

女子にモテないことを気にする直樹のため、いろははモテ魔法をかけるが、これがとんでもない引き金に…!!

posted with EmbedSunday on 2009-11-08

 とりあえず「おちんちんランド開園です!」で吹きました。さすが井上先生はサンデー超でもフリーダムだ。先生は、今後どんな非倫理的なネタを使っても編集者にチェックされない治外法権を適応されるべきだと思います。既に適応されている気もしますが。
 あとはナオキ君が憧れの奈々子ちゃんに首筋を舐められているコマは、純粋に使えると思いました(感想)。

とつげき! ラブソルジャーズ!!
とつげき! ラブソルジャーズ!!

とつげき! ラブソルジャーズ!! – ラブソルジャーズ!!』 読切

浦山慎也
(C)Shinya Urayama/Syogakukan 2009

もはや読んでいただくしかない説明不可能のハイテンション脳内戦争コメディー! はるかの恋の行方は!?

posted with EmbedSunday on 2009-11-08

 読み切り。過酷な現実と対峙するため、主人公の行動を脳内にいる「兵士」が命令するという、ながいけん先生の名作「シミュレーションマシーン」をちょっと彷彿とさせるマンガ(例えが古い)。
 最初から最後まで主人公のはるかがハイテンションで突っ走るので終始ノリノリで読み進めることができ、それでいてちゃんと最後ははるかがそれなりに成長している(多分)ところを示すなど締めるところはきちんと締めており、オチも秀逸。個人的に気に入りました。次回作にも期待したいです。

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