次の本は葉×皆本ですかパティさん?(サンデー1号絶チル感想)

絶対可憐チルドレン

 前回のパティがファントムの支配を退けたのは、薫の力が守ったというよりも、むしろパティの「銀魂」に対するハマリっぷりによる集中力がファントムの力を上回ったからではないかと思いました。「銀魂」面白いもんなあ(挨拶)。

 そういうアレでお久しぶりです(絶チルの感想では)。
 以下、サンデー1号の感想です。

 今回のエピソードのストーリー的な主眼は、薫が澪たちに「エスパーがノーマルの学校で一緒に学ぶための心構え」を解きながら、今自分がやっていることがかつての皆本と同じ『エスパーの育成』であることに気付く──という点にあると思われます。薫は今回のエピソードで、育成される側だった自分が今は自分が育成する立場になったことを自覚した訳ですね。
 前回は澪たちが何をやらかすのか心配で鬼のように手から汗を流していたりしてましたが、彼女は皆本にかつて(というか今もだけど)そのような気苦労をかけていた訳であり、そのうち薫も澪たちと付き合っていく中で皆本の「保護者」としての心境が判ってくるのではないのでしょうか。
 あと、今の薫にとっては澪の社会的な意味でのダメっぷりが、ちょうどいい塩梅で庇護欲をそそっているのかも知れません。そういう意味では、薫と澪はやっぱりいいコンビです。

 あと今週の突っ込みどころとしては、葉が皆本に対して聖水プレイ(専門用語)を仕掛ようとしたことですが、これについては「さすが葉はモノが違う」という感じです(チンコの大きさ的な意味ではなく)。
 この前の露天風呂エピソードでは、バベルの男どもは皆チンコを晒すことを著しく躊躇していましたが、それに比べると今回の葉のチンコ晒していきたいっぷりは惚れ惚れするくらいの見事なものであり、極めて原初的な意味で男らしいとさえ言えます。サプリメントで女を口説いて『男らしさ』をアピールしている賢木も露天風呂編では結局パンツを脱げなかったことを考えると、葉は「絶チル」界において筆頭の男らしい男であると言えるのかも知れません。まあ葉の場合は、単に何も考えていないだけだと思いますが。

 次回はカガリがファントムのターゲットになるっぽい展開になるとのことですが、気になるのはファントムが「あの年頃の男の子に約束を破らせるなんて簡単♥」と甘く見てるところ。確かに中学生男子は基本的に葉と同じレベルでバカなのですが、今回の最後のページを見る限りカガリは葉よりはバカじゃなさそうなので、ゆめゆめ油断はできなさそうです。
 あとカガリにはカズラというコブが付いてることをファントムはまだ知らないっぽいので、不用意にカガリにアプローチをかけると、嫉妬に燃えるカズラから上履きに画鋲を入れられたり、放課後に校舎裏に呼び出されたりすること必至。何か、今回もファントムが返り討ちに合って終わり的なオチが待っていそうな気がします。

 賢木に対して「サカキくーん」と下手に出てお願いする皆本は萌え対象です。

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あけましておめでとうございます(論理上は新年号なので)サンデー2010年1号感想

マギ

 先週の話になりますが、白瑛のジンであるパイモンは、乳首に穴を開けて鎖をぶら下げているパンクなファッションがたいそうイカしてるなあと思いました(頭悪い感想)。
 このパイモンというキャラは、元々は「ソロモンの指輪」などに出てくる悪魔がそのモチーフであると考えられ、その容姿については一般的に「女性の顔をした男性の姿をしている」という表現がされている様なのですが、それからインスパイアを受けた結果こんなヤバイ格好したお姉さんをデザインしてしまうってのは、純粋に素晴らしいと思います。感動しました。乳首ピアスで感動。

 そして今週は、あのゴルタスが黄牙の一族の出身だったというのが明らかになりました。「黄牙一族は奴隷狩りの被害に遭っている」という話が遙かアラビアで出会ったゴルタスに繋がるという妙に壮大なスケール感が、「ルフの大いなる流れに導かれたアラジンの冒険」であるこの物語の壮大っぷりを表現していると思います。
 要するに「マギ」はおもしろいです。

ハヤテのごとく!

 ハヤテはアテネかナギかの選択の狭間で悩んでいる最中ですが、ヒナギクは現在その彼の選択の余地に入ることすらできなかったことで落ち込んでいます。でも、自分の側にはそんな自分を気遣って自然にそっと支えてくれる西沢さんがいることに改めて気付き、自分にとって彼女はかけがえのない存在であることに目覚めたのでした、という話でした。あそこで美希が邪魔してなかったら、間違いなくヒナギクは西沢さんに告白してますよね。
 ああ、だから美希はあそこで邪魔に入ったのか。なるほど。

MAJOR

 あの吾郎ちゃんが頭に打撃を受けたくらいでは死なないことは判っていましたが、流石に最終戦には選手として出場できない模様。
 しかしベンチスタートということは選手登録はされていることを意味するので、ゆめゆめ油断できません。

 次号の「重大発表」とは、吾郎ちゃんがパパになることではなく、アニメ六期の放送決定ということでいいのでしょうか。いつか、あの「くっ目にゴミが→ゴシュ」がアニメで放送される時が来たりするのでしょうか。

神のみぞ知るセカイ

 突然出て来た車田正美マンガ的な演出に、電車の中で大笑いしそうになったことは秘密です(←公言した)。桂木桂馬! 神に最も近い男!

 話の方は、桂馬と七香が根詰めて将棋に没頭しているうちに何か普通にフラグ立ってる感があって攻略自体はスムーズに進んでいるように見えますが、今回の主題はそれよりもむしろ最後の桂馬と天理の会話に象徴される様な「何故人は今の自分で満足できないのか」という哲学の追求にある様に思えます。
 桂馬も「神に最も近い男」とはいえまだ人の身なので、今回のエピソードが無事終了した際には何か彼にとっても得るモノがあるのかも知れません。

DEFENSE DEVIL

 クカバラとイダマリアにテニスをさせてシンクロ率を高めようという神父さんの熱血っぷりが面白かったです。
 あと、今回の表紙に書かれた「聖女でも悪女でもない裸の私と向き合って!」ってコピーですが、これってノリがエロマンガのアオリ文句みたいだなと思いました。純愛系の作品の比重が高い成人コミック雑誌掲載マンガのアオリとしてそのまま使えそうな感じ。勿論これは褒め言葉です。

はじめてのあく

 「悪い人ではないけどただひたすら迷惑」という特性を持つ正義の味方見習いの草壁ファミリーですが、その中でも一番やっかいだったのは兄ではなく妹のシズカの方だったという展開に。
 前回のエピソードでジローに対するフラグが立ったら即アプローチを開始する行動力、あらゆることを乙女チックな妄想に変えてしまう煩悩力は侮りがたいものがあるのですが、何より学校の制服のスカートの下にジャージを履くという、中学生女子らしいダサさっぷりがそのままチャームポイントになっているところが怖ろしいです(怖ろしいのか)。あと、個人的には乙型のミサイルを手刀一発で真っ二つにする戦闘力も萌えポイント。
 物語的にも、乙型とライバル関係を構築したということは、今後乙型と共にコメディ要員として出番が増えることが期待されます。このマンガは本当に惜しげもなく良質なキャラを次々と投入しており、先行きが楽しみです。2010年のサンデーを牽引するのは「はじめてのあく」だ! みたいな気概で頑張って欲しいですね。いやマジで。

オニデレ

 周辺キャラの掘り下げを狙った(多分)夏休み合宿編も終わり、物語は久しぶりにサヤのオニデレっぷりを描写するという本来の主題に戻って来た感があります。
 しかし何か「アンジー」に変装したサヤの人格の変わりっぷり、および主人格との分裂っぷりは、もはや「コスプレすると今までとは違う大胆な自分になれるの☆」みたいなメルヘンチックな領域を超えた、ある種の狂気とも言っていいレベルに近付きつつあるのではないかと、マンガの事ながらちょっと心配です。
 でもまあ、サヤの正に対する惚れっぷりはキスされただけで心肺が停止してしまうレベルなので、それはそれで既に狂気の沙汰であると言えなくもありませんが(ひどい)。

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クラブサンデー読んだ日記 釣りチチ・渚編

 お久しぶりです。

 いきなりですが、現在クラブサンデーにおいて、サンデーGXで連載されている「釣りチチ・渚」が限定公開されていることは、クラサンをチェックしている方ならご存じだと思います。

釣りチチ・渚

釣りチチ・渚

佐藤まさき
(C)Masaki Sato/Shogakukan 2009

サンデーGX誌上で大人気のアウトドア青春コメディーが、単行本発売を記念してクラブサンデーに特別参戦!! 神奈川・湘南の美しい自然を舞台に、美少女釣り師・渚さんが大活躍するぞ!! 11月19日ごろ発売の単行本もヨロシク!!

posted with EmbedSunday on 2009-11-28

 「釣りチチ・渚」とは、端的に言えばすごい巨乳でカッコイイお姉さんが釣り竿振って大活躍するマンガなのですが、『「釣りキチ」を「釣りチチ」にしたら面白いんじゃね?』的な発想から作られたことが明白なわかりやす過ぎるそのタイトルとは裏腹に、釣りマンガとしての基礎は思っていた以上にしっかりしている、という特徴を受けました。

 このマンガは基本的に釣りマンガなので、作中で現れるあらゆる問題は全て「釣り」で解決することになるのですが、そこで登場する魚の挙動や釣りのテクニックは、釣りが趣味であることを公言している作者の佐藤まさき先生、および「編集者、監修者など関わる人間が全員釣り好き」を宣伝文句にしてしまう程の釣りマニアなスタッフ陣の力により、マンガ的な誇張に溢れつつもリアリティを保った釣り描写を実現しているように思えます。
 個人的には、(クラブサンデーにも掲載されている)第二話の、「下着泥棒をおびき寄せるため、ルアーフィッシングのテクニックを使って釣り針に付けたパンツを動かし、パンツが自然に風に舞っている様に見せて泥棒を釣り上げようとする」エピソードに感心しました。「釣り」という題材の持つアドバンテージと、主役である渚の釣りテクニックの高さを、このような形で表現するこの発想はすごいです。というかおかしいです。色々な意味で。

 「釣りチチ・渚」はサンデーGX的にかなりプッシュしている作品らしく、とらのあな等で先日発売されたコミックスに購入特典のペーパーを付けるなどは勿論のこと、「地域密着型営業」を謳って作品の舞台となっている神奈川のスリーエフでポスターを配布するなど、かなり積極的な展開を行っている様です(コミックナタリーMOON PHASEに掲載されたプレスリリースを参照)。
 クラブサンデーに作品を掲載しているのも、そのキャンペーンの一環でしょうね。

 しかし、ソク読みシステムで宣伝するにしても、何故(GXのサイトや「ソク読み」ではなく)週刊少年サンデーの拡張サイトであるクラブサンデーで? という点がちょっと不思議だったのですが、この「釣りチチ・渚」の現担当編集者が、当サイト的には椎名高志先生の元担当編集者として有名な有井さんであることが判り、もの凄い勢いで納得しました。

 有井さんならやります(断定)。

 ※今回はその有井さんから、「釣りチチ・渚」のプレスリリース記事とイラスト素材を頂いたので、その一部を使わせて頂きました。ありがとうございます!

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