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近況日記

 お久しぶりです(いつものことながら)。
 先週から今週にかけて読んだマンガとかの感想日記です。

週刊少年マガジン15号

 「さよなら絶望先生」が残り10週のカウントダウンが始まったと聞いたので購入。マガジンは現在諸般の事情(=主にお小遣い的な問題)で購読はしていないのですが、かつて「かってに改蔵」の終盤の変な盛り上がり方、そして最終回で明かされた衝撃の結末を経験している身としては、「絶望先生」でもきっとこれまでの全てをひっくり返すような何かをやってくれるのではないかと期待せざるを得ません。連載が終了するまではリアルタイムでマガジンを読もうと思ってます。

 あとこの号では「魔法先生ネギま!」も最終回を迎えていました。「ネギま!」はコミックス15巻辺りまでは購入していた(引越しのためやむなく処分)のですが、物語が魔法世界に移ってから以降はちゃんと話を追えていませんでした。なので、今回の最終回に「軌道エレベーター」「低軌道リング」「高速巡航宇宙艇」などのSF用語がバンバン出て来たことに、素直に驚いてます。
 いつの間にこのマンガはこうなったんだ? という謎を解き明かすために「ネギま!」のコミックスを読み直したいのは山々なのですが、どう考えても今はまだ時間が無いので、「ネギま!」を読みなおすのは老人ホームに入ってからの楽しみにとっておこうと思いました。あと35年後ぐらい?

少年サンデーS 2012年4月号

 サンデー超増刊が先月から何度目かのリニューアルを果たし、厚さ的には他の一般的な月刊漫画誌に比類しうるレベルにまで成長。従来の「新人育成雑誌」としてのベースに加え、本誌から「ハヤテのごとく!」の4コママンガや「史上最強の弟子ケンイチ」のスピンアウト作品、「名探偵コナン」や「MAJOR」の再録などを引っ張ってきて週刊少年サンデーとの連携を強化しつつ、「機動戦士ガンダムAGE」や「サイバーワン」(カードゲーム)のコミカライズ版を載せるメディアミックスをも睨んだ、随分と豪勢な雑誌になったなあという印象です。

 その辺はともかく、今号は個人的に期待している「AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~」(田中ロミオ著/ガガガ文庫)のコミカライズ版が掲載されていたので購入しました。漫画担当の星野倖一郎先生は「メルΩ」の頃から絵柄が大好きで、「ポップコーンアバター」も楽しく読んでいたので、当然のことながら「AURA」もこれから毎回楽しく読もうと思ってます。まずは「異世界の魔女」佐藤良子が可愛いので良かったです(単純)。
 他の掲載作品では、第一回クラブサンデー杯の大賞受賞者である黒郷ほとり先生の「ミス研で逢いましょう」がいいなと思いました。端的な感想を言えば人間じゃない女の子さいこう(ネタバレ)。ジャンル的には少年マンガというよりは少女マンガに近い気もしますが、何より作品が描いている雰囲気が好みです。こういう学生生活送りたかった…。

初愛

 純愛漫画家・田中ユタカ先生の最新短篇集。素直に先生のファンなので購入。
 テーマ的には「大好きな人と初めて結ばれて嬉しい」という物語を、様々なシチュエーションで描く感じ。描いているのが男女のセックスなのでジャンル的には当然エロマンガに分類されますし、勿論内容はとてもエロいんだけど、しかしエロという表現だからこそ、エロスを通して相手に対する「博愛」の域に達した文字通りの純粋な愛情を描くことができる──という意味において、エロマンガという媒体の持つ力を体現しているコミックスだと思いました。いやマジで。
 全編にわたって「人を愛することって素晴らしい」という感情に満ちあふれているので、このマンガを読むことで凹んだ感情を救われる人も、きっといると思いますよ。

 純愛な表現が行き過ぎてちょっと笑ってしまうところも正直あるのですが、これはこれで田中先生のマンガの味だと思えばいいです。

 「神知る」16巻と「はじあく」14巻は現在まだ未読。
 「よつばとひめくり」は4月になるまで開封を我慢してます。


初愛   (バンブーコミックス COLORFUL SELECT)
田中ユタカ
竹書房 (2012-02-27)

田中ユタカ先生の著作「月とさくらんぼ」「愛人」には、生きることを勇気づけられた思い出があります(自分語り)


ニプレスは大人になってから!サンデー14号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 この前、会社への通勤途中に「『黒い幽霊』の名前って、サイボーグ009の『ブラックゴースト(黒い幽霊団)』から来てるんじゃね?」とか今更なことに気付いたりしてます。こんばんは(挨拶)。

 サンデー14号の「絶チル」は、ギリアムのクローン男の娘軍団によって賢木の身体に埋めこまれたものが「エスパーに寄生して超能力で増殖し、脳に移転したらエスパーを見境なく攻撃する」というやっかい極まりないガン細胞的な性質を持った物体「ESPキャンサー」であることが判明、それを察した皆本の指揮のもとでチルドレン達とショタっ子兵部が賢木に宿ったキャンサーを駆除しようと奮闘する──という筋書きでした。

 超能力でガン細胞を駆除するというと、やはり思い出されるのが「エスパー魔美」における「くたばれ評論家」のエピソード(ただし思い出せるのは40代以上限定)。魔美の場合は、ガンに侵された評論家氏の身体から直接ガン細胞をテレポートさせて除去してましたが、絶チルの場合は「抗癌剤でがんの進行を抑制し、その間に薬をガン細胞めがけてテレポートさせて細胞を破壊する」という、もう少し現実の医療寄りな描写をしているところが現代的だなと思いました。魔美みたいに転移したガン細胞を直接引っこ抜いて切除するのは、葵の絶妙のコントロール能力をもってしても難しいと解釈するべきなんでしょうね。
 あと「絶チル」とは全然関係ないんですが、この機会に久しぶりに「エスパー魔美」を読み直したら、自分の記憶に残っている以上に魔美ちゃんがポンポン脱いでてビックリしました。歴史に残る名作は違います(何)。

 そしてそんなやっかいな細胞を送り込んだギリアムですが、その理由というのが(賢木をコントロールして身体を手に入れるとかそういう実利的な理由ではなく)色々ぐちぐちと理屈をこねまくった上で「言いたいことを言って虚数空間に消えた兵部に対して、能力を持っている者は持っていない者から虐げられる存在であると言い返したい」からという、テオドールですら思わずツッコミを入れざるを得ないくらいひねくれたものであるというのが、何というかこう愛情とか父親からの期待とかいろいろなものが欠如している彼らしい捻じれっぷりだなあと思いました。
 彼は彼で色々と可哀想なところはあるんですよねえ。こんな彼にも、いつか「エスパーの女王」である薫に判ってもらえる時が来るんでしょうか。

 次回は、エスパーを襲う凶暴な存在と化した賢木に対して、非エスパーである皆本(と、そもそも人間ではないショタ兵部)がどう対峙するのかが見所になるんでしょうか。危機に直面した可憐ボーイズの今後の展開に期待しつつ、サンデー16号を待ちたいと思いました。


葵たちチルドレンの大始祖。もう35年も前の作品というのが驚き


あの忘れえぬ日々、そのために今、生きている。サンデー14号感想

神のみぞ知るセカイ

 あえて先週は番外編的なおかしなエピソードを入れてまで、今回の巻頭カラーで歩美の入浴シーンをぶつけてくる若木先生のサービス精神には、本当に頭が下がります。もはやパンツ履いてないとしか思えないエルシィとハクアの表紙と合わせ、電車の中で読みにくいことこの上ありませんでした。これでこそ僕らが大好きな週刊少年サンデーです。

 本編の方は、歩美への最終攻略を開始した桂馬の攻略の鬼っぷりというか、攻略モードに入った桂馬が如何に巧妙にピエロを演じているのかが、これまで以上に客観的によく分かる内容になっていたと思います。そんな桂馬に対しては、これまではハクアがツッコミを入れる立場だったんですけど、現在はハクアはむしろ桂馬の攻略が成功するよう協力する立場となっているので、ツッコミ役がちひろになってるのも面白いところ。
 ちひろの視点から見れば桂馬が歩美に対して「茶番」を演じていることは明らかなんですけど、ハクアが登場してからこれまでの話の流れで今は自分を含めた桂馬や歩美達が明らかに異常な事態に接しており、桂馬はそんな状況下で歩美を不自然に口説きに行っていることは、彼女も何となく判っているのではないのでしょうか。仮に昨夜桂馬にこっぴどくフラれたのもその不自然な状況下(=どうしても女神を出さないとダメな状況下で、女神を宿していないちひろとカップルになる訳には行かない)にあったことが原因だったことをちひろが理解できたのであれば、桂馬に対する感情も少しは緩和されるのか?も? と個人的には思ってます。それが何時になるかは判りませんが。

 でも桂馬が歩美の攻略に成功した場合、自分の目の前で自分がフラれた男と親友がキスするところをイヤでも見ないといけなくなるんですよね。そう考えるとキッツいっすね。とりあえずちひろは、事が済んだらハクアと一緒に桂馬を蹴り倒して憂さを晴らして頂きたいと、心から思う次第です。続く。

ポケットモンスターReBURST

 新展開開始。作画担当の田村先生は、「イエロードラゴンがあらわれた!」の印象が強いせいかロリっ娘(あるいはデコが広いデコっ娘)を描く作家という印象が今も強いのですが、今回登場したのはおっぱいが大きい上に胸の谷間とかビキニラインとかを露出してフラフラし、変身用のバーストハートをおっぱいの間から取り出したりする、セクシー極まりないお姉さんキャラでした。多分モデルはチョロネコ

ひとの ものを あそびで ぬすむ。 ぬすまれた ひとも あいくるしい しぐさに つい ゆるしてしまうのだ。

 これは専門用語で言うところの「可愛いから許す!」ですね。ポケモンBWはこういうノリが成立する世界観だったのですね。奥が深いです(感想?)。

犬部!

 前回はアリスが百田のところに戻ってきてしまったので、「これは更なる別離が待ってる悲劇フラグが立ったに違いない」と身構えてしまい、何かもうドキドキしながら読んでしまったんですけど、「殺されるくらいなら自分でアリスを安楽死させる」と言い放った百田の執念と犬に対する愛情が赤木(と、このエピソードにおける「現実」の体現者である高井教授)を動かし、アリスを元の飼い主にお得届けることに成功するという奇跡を成し遂げました。アリスにとって考えうる最高のハッピーエンドに物語が行き着いた時は、ホントに良かったと年甲斐なく安堵してしまった程。
 捨てられた犬たちにとって過酷な現実を少しでも変えられるため戦い続ける、彼らの姿勢には元気づけられました。そういう意味でも、今回のエピソードはたいへん面白かったです。我々も、世界を少しでも良くするために現実と戦わないとですねえ。

おすもじっ!

 「燃やしといて、これ。要らん、もう
 先週は父親の介入もあって司との料理勝負に応じた彩香。さすがのヤンデレ彩香ちゃんもこれで少しはおとなしくなるのかと思いきや、司が触れたから汚らわしいという理由でいきなり服を脱ぎ捨てたり、司との勝負に買って寿を手に入れることが確定事項であるかのように、これまで寿の代わりを務めていた人形を両手で引き裂いたりと、その猟奇的な行動は全く留まるところを知りません。
 司の親方は「あのお嬢ちゃんは一筋縄ではいかねぇ気がするぜ…」と、彩香の料理の腕前を警戒する発言をしていましたけど、それ以前に彩香そのものを警戒するべきだと思いました。個人的には、最終鬼畜兵器彩香ちゃんの狂乱っぷりをまだまだ楽しめるので大喜びしてますが(ダメ感想)。

はじめてのあく

 乙型レジェント、今週号でついに完結。「消去プログラムがプロテクトそのものを消去する隙を突いてジローが消去プログラムを停止するプログラムを送り込んだ」という理屈はありましたが、乙型のジローやシズカや仲間たちに対して、消去プログラムが同調するほどの愛情を持っていたからこそ乙型は生還できたと捉えるべきでしょう。
 自分の大切な記憶や思い出を守るために自分を消去するプログラムと戦うという展開は、「機動戦艦ナデシコ」第12話「あの『忘れえぬ日々』」を連想させますよねー?(30代後半以降のおっさんに向かって)

 そして、乙型とシズカは結婚するべきだと思った。


犬部!ボクらのしっぽ戦記 1 (少年サンデーコミックス)
高倉 陽樹 はまなか あき 片野 ゆか
小学館

実録青春ストーリー「犬部」!1巻はまもなく発売。毎回犬に脱がされる女子大生は原作に登場するんだろうか


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