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椎名先生は兵部対ギリアム戦ですら4コマで済ませかねない漫画家…サンデー49号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 「僕が未来の彼女への気持ちを断ち切ればすむ。
  そうすれば、もう…僕は彼女には合わずに終われる──

 未来の薫へのヤンデレ的な愛情を持っていることを自覚した皆本が選んだ道は、「ヤンデレてしまうくらいなら、最初から『彼女』を愛さなければいい」という、極めてストイックなものでした。
 でもまあ、これバッドエンドルートですよねー(感想)。

 「僕が未来の彼女への気持ちを断ち切ればすむ」とは言うものの、現段階で既に未来の薫に対して(さらに言えば、徐々に成長して来ている今の薫に対しても)惹かれてしまっているのは事実だと思うのですが、皆本は自分のそういう感情を知ってか知らずか、その点をあえて無視しているように思えます。
 この辺の感情を無視しつつ未来の薫への憧憬を抱き続けている限り、皆本は自分の心に対して嘘を付いていることになる訳で、やっぱり最終的には「僕はお前にはならない」にはなれないような気がしてなりません。まあ、そういうかたくなさが皆本の最も大事な個性でもあるので、これはこれで致し方ないんでしょうけど。
 それにしても、皆本は一応公式には童貞じゃないことになってるんだから、ここまで異性に対してかたくなにならなくてもいいような気もするのですが、これって専門用語で言うところのセカンド童貞をこじらせてる状態なんでしょうか?

 斯様な堅物を相手に恋しちゃた薫はこれから色々と大変なんじゃないかとは思いますし、実際大変だったから「破壊の女王」となって撃ち殺されなければ皆本と向きあうことが出来ないくらいにまで追い詰められてしまったんでしょうけど、何とか今度の時間線では少しは幸せになって欲しいところです。

 「だいじょうぶ。頭をスッキリさせるいい方法があるわ
 あと紫穂は、賢木の相手をしてる時が、一番本来の歪んだ彼女のままの姿で輝けているように思えます。
 これもっていうのかしら?(言わない気がする)

兵部フィギュア付きのコミックス28巻は12/16発売予定とのこと。兵部の過去編がメインになりそうです


やはり妹は凶暴に限るサンデー49号感想

電波教師

 「GAN☆KON」の菅原先生に続き、クラブサンデー時代の成長株である東毅先生がサンデー本誌に登場。
 超増刊で連載されていた前作「超弩級少女4946」は、最初のうちは彼女が欲しくて仕方がない少年・マコトと、ちょっと体が大きい少女・まなの巨大女フェチ願望充足型ドタバタラブコメディかと思わせておいて、最終的には物理的にもタイムスケール的にも全地球規模にまで話が膨らむという、壮大な巨大女フェチ願望充足型セカイ系ラブロマンスに発展するという展開をしたことで、個人的に印象深い作品でした。勿論面白かったです。

 そして今回の「電波教師」ですが、これは第一話としては理想的な内容だったと思います。
 「オタクがオタクの強みを発揮して問題を解決する」という内容そのものは「神のみぞ知るセカイ」などでも見られますが、「電波教師」の場合は登場するギミックが「美少女アニメのフィギュア」「声優」「携帯ソーシャルゲーム」「学校裏サイト」「ニコニコ動画」「2ちゃんねる」「まとめWiki」と極めて俺たち向きな点、「祭り状態の実況スレで個人情報を晒される」というネット時代におけるリアルな脅迫を巧みに使っていじめっ子を懲らしめるという展開もまた極めて俺たちのツボを突きまくっている点など、表現方法が現代的なのが素晴らしいと思いました。東毅先生は、俺らの気持ちを実に良くわきまえていらっしゃいます。

 「頭脳は優秀だけど好きな事しかやりたくないので引きこもっている」という主人公のキャラクターもそうですが、何というかこう今こういう時代だからこそ成立するマンガであるなのではないのでしょうか。こんな社会風刺な側面を持ったマンガが、少年サンデーの誌面を飾る時代になったんだなと思うと感慨深いです(大げさ)。

GAN☆KON

 前髪少年の佐野くんはやっぱり美少年でした(感想)。
 あと綾小路は地味なメガネで三つ編み姿の方がグッと来ます。よね

神のみぞ知るセカイ

 自分がイニチアチブを取るために人がいない方にちひろを誘導しようと焦る桂馬が、まるで彼女とキスしたいけどデートに慣れていないなばかりに上手に振る舞えない不器用な男子のように見えて微笑ましかったです。
 というか、既にちひろにイニシアチブ取られてないですか。すっかりその気になってそうなちひろに押し倒されでもしたらどうするんですか(と言われても)。

 あとは、メイド姿の歩美を桂馬に注視させまいとして注意を反らせたちひろと、そんな彼女の振る舞いに気付いた歩美の緊迫したやり取りも興味深かったです。歩美の怒りゲージは、今回も順調に溜まってるように見えます。

アラタカンタガリ

 コトハとミクサが半裸な格好でお互いを意識しあってキャッキャウフフな展開に!(ちょっと間違った解釈)
 やはり渡瀬悠宇先生のちょっとエロスな話を作り出すセンスは侮りがたいものがあるなと再認識させられました。

はじめてのあく

 アヤお嬢様と戦部殿は、多分酒飲むごとに毎回こんなことやってるんじゃないかと思いました。
 微笑ましいといえば微笑ましいのですが、お互いもういい歳なので、さっさと年貢を納めるなり何なりして自分の身を片付けた方がいいんじゃないんでしょうか。特に戦部殿。男が30代後半になってから結婚とか子育てとかやるのマジ大変よ?

そういえば「超弩級少女4946」に登場した妹キャラもおっかなかったです


水蓮寺ルカの同人マンガが普通に面白くて困るサンデー48号感想

ハヤテのごとく!

 設定の確認なのですが、「ハヤテのごとく!」の世界設定って宇宙人の存在はマジでアリでしたっけ?
 確か下田編で宇宙人が出てきたような記憶があるので多分アリだとは思うのですが、現段階では今回の新キャラクターが宇宙人なのか、それともただの変な人なのか判断ができません。宇宙人でありかつ変な人であるというのが正解かとは思いますが。

BE BLUES!

 ミルコじいさんの龍に対する視点が、「怪我を克服した才能ある少年プレイヤー」から「孫娘が片思いしてる気に食わない少年」に変わっているのが面白かったです。サッカーのプレイに対する指摘は確かに的確なんですが、言い方が妙に龍に突っかかるところが大人気なくてステキ。完全にツン期に入っているじいさんが可愛いです。
 孫娘のアンナがツンデレなのは、このじいさんの血を引いているからなのかも知れませんね。ツンデレ遺伝説。

GAN☆KON

 物語の導入部分を無事に乗り越え、今回から連載マンガっぽいレギュラーエピソードが始まったように見えるこのマンガですが、レギュラー最初の「代行者」と神がすごいナルシストな変態なところが、さすが菅原先生のマンガだなと思いました。この調子を維持できればサンデーの中軸を担うマンガに成長すること間違いなしですよ! 頑張れ!(無責任)

 そして今回登場した佐野君は、前髪で目を隠している前髪キャラであるところからして、多分髪を上げたら物凄い美少年であるというオチが予想されます。早く脱ぐなり女装するなりして欲しいです(ひどい)。

最上の明医

 裸体主義一家の末娘の裸体だなんていう見え見えの釣り針に釣られてネタにするだなんて悔しい…でも(ビクンビクン)。
 橋口たかし先生の描くスレンダーな美少女の裸体を見たいと思っているファンは、それこそ「ウィンドミル」の時代から沢山いたと思うのですが、まさかここまであけすけに全裸美少女から全裸熟女、そして全裸紳士に至るまで、橋口先生の裸体バリエーションを全編にわたって拝める日が来ようとは想像できませんでした。しかもこんな変なネタで。

 「最上の明医」は全編において医学的リアリティとマンガ的な狂気が絶妙なバランスでせめぎ合っている稀有なマンガだと思ってますが、橋口先生は時々正気に戻ったかのようにこういうことをやってくれるので嬉しいですね(正気?)。

月光条例

 ほぼ全編が藤木裕美の月光に対する妄想だなんて、見え見えの釣り針に釣られてネタにするだなんて悔しい…でも(ビクンビクン)。
 なお人工呼吸する時は気道確保がまず重要なので、息を吹きこむ前にまず顎を上げて喉に落ち込んだ舌で塞がれた気道を開くようにした方が良いのですが、でもあれをやると一気に現実に引き戻されてしまい、『男女を「人工呼吸」の名目でチュウさせようとする』如何にもマンガ的なロマンチックなシチュエーションが台無しになるんですよね。自分が記憶してる範囲だと、「ラブひな」がちゃんと人工呼吸の前に気道確保をしてて感心しました(感想?)。

 藤田先生は時々思い出したように今回のような普段とは違うタイプの狂気に満ちたマンガを繰り出してくるので、やはり油断できません。

アラタカンガタリ

 「こういう需要は一部の女子だけですキャーッ!
 こんな見え見えの釣り針に釣られてネタにするだなんて悔しい…でも(ビクンビクン)。

 今回は先生(セオ)のボケっぷりが冴えたおかげで物語の雰囲気がギャグ側に倒れたので事なきを得ましたが(革の貞操とかが)、もし渡瀬悠宇先生がその持てるテクニックを駆使して本気でエロい話を描いたら、多分サンデー連載陣の誰にも太刀打ち出来ないようなもの凄い性的なマンガになるんじゃないかと、密かに思ってます。

はじめてのあく

 緑谷のラッキースケベによってユキのポロリ(というかモロ露出)で話題となった先週とは打って変わり、今回は緑谷が自分の名誉を守るために体を張ったこと、そして彼の意中の相手が自分であることを知ってしまったユキが、これまでの態度とは打って変わって赤面して緑谷にデレてしまうことで話題になりました。普段の態度が飄々としているというか、キョーコやアキをからかう側だっただけに、いざ自分が恋愛と真正面に向き合うと途端に赤面少女になってしまうギャップが可愛いです。
 赤面するユキのシーンはこのギャップを際だたせるために非常に重要であり、このコマのユキの可愛らしさからしても藤木先生がここにもの凄い労力を注いだであろうことは、容易に想像できます。よくがんばりました(←エラそう)。

 そして今回のエピソードの結果、緑谷とユキの片付いちゃった感も半端ないものがあるなと思いました。キョーコももはやジローにデレデレですし、アキも赤城といい感じになって来ているので、これで主要キャラクターはあらかた片付いたと見てよさそうな感じ。
 レギュラー陣のカップリングが固まってくると、何かこう「このマンガもそろそろなのかな」みたいな雰囲気が徐々に漂いだして来ませんか?(不吉)

橋口先生の出世作。衝撃のラストは今でも印象に残ってます


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