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連載作品は惜しまれて終われるうちが花ですよねと思ったサンデー20号「神のみ」感想


神のみぞ知るセカイ

 今週のサンデーの「神のみぞ知るセカイ」のラスト、「桂馬が『攻略』ではなく自らの意志で女の子に告白をする」というシーンは、ギャルゲーの方法論で女子を『攻略』する桂馬のキャラクターそのものを崩すものであり、連載が終了する間際でなければ絶対に使えない大技です。
 このシーンを見た時、やはりこの作品は本当に次回で終わってしまうんだなと、改めて思いました。

 今週の「神のみぞ知るセカイ」は、エルシィとハクアにとってのエンディングを描くことが主眼であったと思います。
 エルシィは名実ともに桂馬と血が繋がった「妹」となり、ハクアはこれまでの自分のプライドの拠り所を捨て去り、新しい世界を自分たちの力で築くことを決意しました。
 どちらも自分の意志で自分の未来を選択したという意味において、それぞれのキャラクターの成長を象徴していると言えるのではないのでしょうか。

 そして桂馬もまた、女神編のラストから引きずっていたであろう問題を解決して未来へと進むべく、『攻略』ではない本当の告白を行いました。この告白の意図や結果がどうであれ、彼はこれまでのように現実を破棄することなく、これまで関わってきた者達と共に未来へ進む覚悟を決めたことは間違いないでしょう。
 いやもう、本当にいい最終回でしたよねー(まだ終わってません)。

 いやでもしかしホント、この桂馬の告白の行方はどうなっちゃうのかしら。
 女神編のラストの展開からすると最終的にこうなるんじゃないかとは思っていたというか、もし桂馬と誰かがくっつくなら多分相手は彼女だろうなという願望は前々から抱いていたんだけど、まさか本編で本当に告白しちゃうとまでは思ってなかったので、何か本気で動揺してます。どう思いますか奥さん(誰)。


神のみぞ知るセカイ(19) (少年サンデーコミックス)

つくづくちひろさんマジ女神


BE BLUES!の桜庭さんはカワイイ日記

 お久しぶりです。
 4月に入ってから諸般の事情で生活リズムが激変しまして(具体的には起床時刻が1時間半前倒しになった)、体を慣らしている最中です。要するに眠い。早く寝ないと明日が辛い。そんな感じです。

 最近のサンデーで一番気になっているのは、みんな大好き「BE BLUES!」。特に桜庭さん(さん付けがデフォ)が素晴らしいです。レギュラーを目指すために性格を偽って猫を被ることを辞め、「技術だけでAチームに返り咲く!」と心に決めた後の彼は本当に嬉しそうにボールを触るようになりました。その姿が大変にカワイイです。勿論「馬鹿な子ほどカワイイ」という意味でのカワイイです。

 その桜庭さんは、現在の紅白戦には「秘密兵器だから」という理由でミルコのじいさんに言いくるめられて出場していませんが、何かこのまま出てこないで終わりそうな予感がします。
 まあでもそれはそれで面白いですし、試合に出られないでギャーギャー騒ぐ桜庭さんはきっとカワイイので(馬鹿な子ほど的な意味で)、それはそれでといったところですね(ですね?)。

 あとそのミルコじいさんは紅白戦でマネージャー女子を監督役に仕立てており、それを見たコーチは「何か意図があるはず!(確信)」みたいなことを考えてましたけど、でもミルコは「蹴る・止める・走る」の基本をスピーディーに行うシンプルなサッカーを志向していることからすると、今度の紅白戦もあまり深いことを考えず、本当にシンプルに「女の子の手前だから男子は張り切る」としか考えていないような気がしてなりません。


月光条例 28 (少年サンデーコミックス)
藤田 和日郎
小学館 (2014-03-18)

「月光条例」は本当にいい終わり方でした。リアルタイムで言及できなかったのが残念(´・ω・`)


サンデー17号感想(時間切れで途中までしか書けませんでした版)

新世界秩序
BIRDMEN

 今回は「ハカセ役の大人探し」をキーとして次への展開のタメを作る、エピソード的には比較的地味な話だったとは言えますが、鷹山が烏丸を抱っこして二人で屋上にエスケープするシーンでテンションが高まってしまい、その勢いで最期まで楽しく読むことができたと思います(そこかよ)。

 田辺イエロウ先生の素敵なところは、魅力的だけど人としてはダメなおっさんキャラを描けるところだと確信している私としては、今回出てきた龍目さんはかなり人としてダメそうでちょうトキメキます。理系で白衣で眼鏡なところもポイント高いですね。STAP細胞が騒がれている今、生物化学者はポイント高いッスよ先生。流石です!(褒めてます)

何もないけど空は青い

 この作品、作画担当は「いつわりびと」の飯沼先生ですが、ザコ不良の描き方が如何にも西森先生っぽいところが好感持てます。やっぱり西森作品はこうでないといけませんよね。
 話の内容としては、ヒロインがザコ不良を叩きのめすことで、「これまでの秩序が崩れて新しい秩序が始まった」という世界設定を判りやすく表していると思いました。普通ならハンドアックス構えたモヒカンがヒャッハーするべきところで、誇り高き黒髪の美少女がモヒカンのちんこをすり潰してしまうところが、このマンガにおける世界新秩序を象徴していると言えますね(真顔で)。

 作品そのものは、東日本大震災以後の今の日本の雰囲気を踏まえたものになりそうであり、そういう意味でも今の時代の雰囲気を西森先生や飯沼先生がどうマンガにして描いていくのか、期待していきたいと思います。

競女!

 乳合わせ・乳だまし・尻カウンター・尻捌きと、乳と尻を駆使した激しい技の応酬が拝めて満足です。ここまでちちしりふとももな内容なのにも関わらず、「いやらしい」よりも「カッコイイ」の方に作画や内容のバランスが振れているところも素晴らしいところです。ホントですよ?


競女!!!!!!!!(1) (少年サンデーコミックス)

「競女」はKindle版があるのがありがたい


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