サンデー 一覧

クラブサンデー読んだ日記

 年明けは仕事が休みで時間ができたので、久しぶりにクラブサンデーを読むことができました。
 以下、Web限定連載作品の中で気になった(というか突っ込みたくなった)作品の感想。

サムライナンバー11
サムライナンバー11

サムライナンバー11 – 第9陣

野田宏
(C)Hiroshi Noda/Shogakukan 2009

真田十勇士を誕生させないため、初音を口説きにやって来た刺客・道鏡。だがとんだチキン野郎で…!?

posted with EmbedSunday on 2010-01-04

 前回初登場時で既に「こいつダメだ」オーラを放っていた道鏡さんだったけど、「初音に可哀想に思われて同情される」という形で道教と初音の間でフラグが立ちそうになるという意外な展開に。道教はいい奴だなあと思いました。性根はダメだけど。
 あと、真田十勇士の未来を軽々と揺るがす発言をハキハキする初音さんのボケっぷりも侮れない。

銀塩少年
銀塩少年

銀塩少年 – shot09

後藤隼平
(C)Junpei Gotoh/Shogakukan 2009

一か月。やっとミライが帰ってくる。そしていよいよ、マタタキに運命の日が訪れようと…!?

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 新聞社の写真コンテストに見事入賞して気勢を上げるマタタキ君が、帰国したミライについに告白するぜ! と意気込んでいたら、ミライから先に「テニス男と付き合うわ(要約)」と先制攻撃されて轟沈、一転して人生オワタ\(^o^)/モードに。マタタキ君は、ミライにフラれると文字通り死んで人生オワタな未来が待っているので大変です。
 ただ表現的には、むしろミライがマタタキのためを思って身を引いた解釈も成り立つような作りになっていることを考えると、まだ今後も波乱が予想されます。ラブコメマンガというものは、波乱が波乱を呼んで連載がどんどん引き伸ばされた挙句に展開がグデグデになってこそだと思っていますので、このマンガも本格的に始まるのはここからじゃないかと思いました。

M・S DOLLS
M・S DOLLS

M・S DOLLS – DOLLS』 第9想

菅原健二
(C)Kenji Sugawara /Shogakukan 2009

周囲の視線を一切気にしないデートで、八乙女との絆を強めた(?)アオイ! いよいよ決勝戦…!!

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 M・Sトーナメント決勝戦。モーソーファイトの真髄を悟りあった者同士の、往年の「ドキドキ対決 先手オレ」を彷彿とさせるツンデレVSクーデレの妄想バトルは見ごたえがあって面白かったです。やっぱこれクルよね!
 とりあえず、作品としてもトーナメント終了で一山超えた感があります。今後どのような形でストーリーを進めていくつもりなのか期待したいところ。

DCD
DCD

DCD – 第2話

田口ケンジ
(C)Kenji Taguchi/Shogakukan 2009

アンチが狙う次の標的は……? 黒須と執行はアンチの凶行を止められるか!?

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 第一回クラサン新人王決定戦を姉萌えマンガで勝ち抜いて以来、すっかり「姉萌えマンガ家」のパーソナリティーを獲得した田口ケンジ先生の初連載作品。
 かつてTVで活躍していたエスパー少年少女達を狙った殺人鬼が現れた! という筋書きのサスペンスドラマであるにも関わらず、きっちり姉萌え要素を入れてくる手腕は流石。最新話である第二話では黒タイツキャラも出て来ており、何かこのマンガは自分の為に描かれているんじゃないかと不安になってくる始末です。

やおよろっ!
やおよろっ!

やおよろっ! – 71人目!!

なつみん
(C)Natsumin/shogakukan 2009

『やおよろっ!』読者に大人気の蚊ちゃんが聖夜に登場! 癒やされてください。

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 69+70人目:埼玉(天然)×東京(クール)の擬人化百合マンガ。ついになつみん先生が百合に本腰を入れた、エポックメイキングなエピソードとして記憶されるべき。
 71人目:クリスマスの夜に、ツンデレキャラ化された蚊ちゃんがちょっとだけ幸せになる、心温まるストーリー。クリスマスに読みたかった…。


2009年のタイトル別感想数ランキング

 あけましておめでとうございます!(一日ぶりニ回目)

 ふと思いついたので、2009年にこのサイトで感想を書いた週刊少年サンデー掲載作品のタイトル別感想数を集計してみました。

  1. 絶対可憐チルドレン (35)
  2. はじめてのあく (27)
  3. 神のみぞ知るセカイ (26)
  4. ハヤテのごとく! (22)
  5. 結界師 (16)
  6. マギ (14)
  7. アラタカンガタリ (11)
  8. アーティストアクロ (10)
  9. トラウマイスタ (9)
  10. MAJOR (8)
  11. 魔王 (7)

 ここは椎名高志先生のファンサイトを標榜しているので「絶チル」の感想が一番多いのは仕方ないとして、自分は本当に「はじめてのあく」が好きなんだよなと思いました。ここの感想は基本的に読んでいて心の何かにひっかかったマンガに対して書く様にしているので、そういう意味において「はじあく」は本当に自分の心に引っかかるタイプのマンガなんだなと再認識した次第です。
 キョーコ乙型や草壁シズカといったラブコメ要員的なキャラクターも増えてきたので、今年は更に読んでてニヨニヨさせられる展開を期待したいところ。人気出て欲しいなあ。

 「神のみぞ知るセカイ」「ハヤテのごとく! 」は、面白いというのもありますけど、感想を書くことで毎週の展開を自分の中で整理するという意味合いも強かったです。自分の実感では、今のサンデーは(大御所が描く「コナン」「クロスゲーム」「RINNE」を除くと)この二作品の作者の若木・畑の両先生の力で支えられているところが多いのではないか、と思ってます。
 また「結界師」「アラタカンガタリ」「マギ」(および「絶チル」「ケンイチ」)は、ずっと読み続けていることでじわじわと面白くなって行くという「継続」を是とするサンデーらしい作品で、個人的にも楽しみに読んでます。今後に期待。

 あとは、終わってしまいましたが「トラウマイスタ」は終盤の展開のもの凄さが強く印象に残る作品で、個人的には「もっと評価されるべき」タグを付けたいところ(何処に?)。
 クラブサンデーに移行したことでここではあまり触れられませんでしたが、「ハイド&クローサー」も同様に終盤の展開がもの凄かったことで記憶に残っています。「アーティストアクロ」も同様にクラサンに移行しましたけど、移行した途端にアクロが死んだり生き返ったりと何か凄いことになってますので、「クラサンに移行した作品はやりたい放題できる」みたいな伝統ができつつあるのかも知れません。
 あの「やおよろっ!」も、何か最近は百合マンガ化しつつありますしね! もっとやれ!(無責任)

 今年も何とか時間を作ってコンスタントに感想を書いて行けたらいいなと思っていますので、よろしくお付き合いの程をお願いします。


良いお年を!(←年の瀬に間に合いませんでした)サンデー4+5号感想

ARAGO

 新連載。「ダレン・シャン」で魅力的なおっさんキャラを多数描いたことで名高い(自分の中で)新井隆広先生が、オリジナル作品を引っさげてサンデーに帰ってきました。
 今度の舞台はロンドン市警ということなので、今度はナイスかつダンディな英国紳士がわんさか登場することを期待していきたいです。現代日本では英国紳士というと勿論みんな大好きレイトン教授なのですが、個人的にはむしろ「ストリートファイターIII」に出てくるダッドリーみたいなタイプの紳士が好きです(どうでもいいです)。

 そして今回は、第一話というよりは「アラゴ爆誕編」と表現した方が相応しい、この物語の主人公のアラゴが如何なる人物であるのかを描いた話である──という印象を受けました。要するに、アラゴは「パッチマン」と呼ばれる怪人から魂の『寄り代』として狙われるだけの強靭かつ特殊な肉体を持っており、かつそのパッチマンによって兄ユアンの右腕を移植された結果、手から炎を出したりするパワーを持った超人となるに至った──という解釈で良いのでしょうか。
 あと最後のシーンでは右手に持った薔薇から精気を吸い取って枯れさせる描写があったので、おそらくアラゴはいわゆる吸血鬼となったのかも知れません。薔薇の精気を吸い取る行為と来ると、このサイト的には「GS美神極楽大作戦!!」のピートを連想してしまいますが、アラゴはピートとは違って「美しい花の生命を吸い取るなんて、僕は罪深い生き物です…」と自己憐憫に浸るタイプではないので、とりあえず横島に殴られることはなさそうですね(何)。

マギ

 期待通りのモルジアナ残酷ショーが開催されたものの、もっと残酷な女・奴隷商人ファティマーが現れてたいそう残酷なことをモルジアナにしたのでモルジアナが大ピンチ! という展開。
 序盤はモルジアナが期待通りの大暴れを見せ、ファティマーが登場してからは一転してピンチに陥り、そして捕まって牢屋に放り込まれたらそこにはモルジアナを介抱する謎の美少女が現れた! という最初から最後まで気が抜けない展開で、今回も面白かったです。コミックスが2巻同時に発売されるなど営業的にプッシュされていますし、この調子なら2010年のサンデーの表の顔の座は「マギ」が射止めるかも知れませんね(裏の顔というかオタク向け作品の座は「はじめてのあく」が射止めると予想)。

 そして奴隷商人のお姉さまの名前は「ファティマー」というそうですが、これは(ファイブスター物語のアレはともかくとして)イスラム圏では『ファティマ』は女性の名前として比較的よくある名前だそうなので、日本名で表現すると花子さんみたいな感じなのかも知れません。奴隷商人花子。台無しですね(ひどい)。

結界師

 良守がフスマを開けたらそこに何故か女湯が! というコマに感激。滅多に拝めない田辺イエロウ先生のサービスシーンですよ皆さん! 今のうちにじっくり観ておいた方がいいですよ皆さん! 田辺先生の描く女性の裸はホントにイイですよ! 腰回りのラインとか、ンもうちょう最高ッスよ!(興奮)

 ストーリーの方は、良守が「烏森城の主が子供であることに気付き、彼と遊ぼうとする」という少年マンガ的な意味における正攻法で城の主とコンタクトを取ろうとしている一方で、時音は巨大ゴキブリに化けた式神に行く手を塞がれて錯乱しているという、二人の対比っぷりが面白かったです。
 というか、ゴキブリに怯える時音さんは相変わらずカワイイです(ダメ感想)。

神のみぞ知るセカイ

 「今まで攻略した女の子たちに女神がいるかも知れないので、女神がいる娘を探し出してくれ」という新たなクエストが発生。プレイヤーである桂馬には、このクエストは拒否できないみたいです。
 「女神がいる娘は『攻略』されても記憶が残っている」というのは即ちその娘は桂馬に惚れている事を意味しますが、仮に以前攻略され、今も桂馬に惚れている娘がいたとしても、彼女が桂馬に惚れているのは「女神」がいるためなのか、それとも記憶がなくなった後に再び桂馬に惚れ直してしまったからなのか、の区別をつけることは(少なくとも神ならぬ人間である桂馬には)不可能であるため、この女神探しクエストは非常に難航することが予想されます。

 ただ、だからこそ「一度攻略した女子を再び桂馬と絡ませる」ためのギミックとしてはこの設定は非常に魅力的であり、彼女たちが桂馬と再び関わることによって、専門用語で言うところの「焼けぼっくいに火」な状況が多発することが予想されます。2010年の桂馬は、これまた専門用語で言うところの「爆弾処理」に追われることになるのかも知れません。

ハヤテのごとく!

 ナギがハヤテに「ここから先の未来は、お前が私を守ってくれ」とプロポーズし、ハヤテはナギに「僕は必ずお嬢さまの元に帰ってきます」と応える。相思相愛ですね。オレ、この戦いが終わったら、日本に帰ってお嬢さまの執事に戻るんだ…(死亡フラグ的表現)。
 何はともあれ、ハヤテはナギの協力を得て、「ナギお嬢さまの執事」としてアテネを助けることを決意するに至るという、少年マンガ的に最も正しいところに落ち着きました。今後はハヤテがアテネと如何に決着を付けるかが焦点になりそうですが、何かもう現在の覚悟を完了したハヤテは向かうところ敵無しな雰囲気がマンマンなので、まあ死亡フラグ的なアレは大丈夫でしょう。多分。

ツール!

 一話全てを使って父親の葬儀を描写し、ヒイロの無念と「ロードレースの世界で世界一になり、父の挑戦が無謀ではなかったことを証明する」決意を描写。このマンガの「ヒイロの人生を描く大河ドラマを作ってやる!」という本気っぷりを、改めて感じた次第です。

月光条例

 「あたし、むやみに羽ばたく鳥を狩りたいな
 「私は『サル回し』を一度してみたかったの

 とりあえず、藤田和日郎先生の女性キャラを敵に回してはいけないということはよく判りました。
 ちょうこわい。


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