先週の「絶チル」は賢木先生のハードな恋のレッスンのためお休みでしたサンデー29号感想
結界師
絶妙のタイミングで蒼士に助けられた閃ちゃんが、蒼士に惚れてしまうエピソード(意図的な曲解)。
閃は良守のことが大好きなのは皆さんご存じの通りですが、彼は「烏森を守り、そして大切な人も全て守る」という意志のために命を捨てて戦う良守と同じ様なものを、「与えられた命令や良守との約束を全て守る」ために文字通り命を捨てて戦っている蒼士に見てしまったのかも知れません。閃ちゃんはやっかいな男に惚れちゃうタイプなのね。
あと、死んだと思っていた奥久尼が幽霊になって復活したのはビックリしました。このマンガは基本的に幽霊もありなマンガであることを思い出させてくれたと同時に、奥久尼さんは何か死んでも生前と全く態度や雰囲気が変わらないところを見ると、むしろこの人は最初から生死を超越した存在だったんじゃないかと思うようになって来ました。D&Dで言うところのイモータルレベル。
もしこのまま奥久尼さんが幽霊のまま正守のパートナーとしてレギュラーになっちゃったら、おキヌちゃん以来の幽霊美少女としてアイドル化するところまで狙って欲しいですね(少女?)。そして「死んでも生きられます! ちょっと死ぬほど苦しいけど
」って言って欲しいものです。國府田マリ子ヴォイスで。ウソです。
マギ
自分がアラビアンナイトを知ったきっかけは阿刀田高氏の「アラビアンナイトを楽しむために」だったので、アラビアン=エロという認識です。冒険とかロマンとかバイオレンスとか、そういうの以前にエロ。ですので、今回「サービスタイム」でアラビアンなお姉さんたちに入っていたのかどうかを妄想してしまうのも、致し方ないと言えます(←むしろ自分が仕方ない)。エリザベスさんはきっとそういう意味でのナンバーワンなんですよ。折れちゃうくらいの。何かが。
ちなみにギリシャ神話も同様に阿刀田高氏の「ギリシャ神話を知っていますか」を読んで詳しい中身を知ったので、ギリシャ=エロです。現在ギリシャが舞台になっている「ハヤテのごとく!」もエロ。アーたんとかもう存在自体がエロいです。どうしよう(←むしろ自分がどうしよう)。
マンガ的には、今後は砂漠のダンジョンを舞台にしたハック&スラッシュな冒険譚がメインになるみたいですね。と一応まともなことも書いてみた。
お茶にごす。
姉崎部長が卒業の巻。このマンガから部長がいなくなることが信じられません。「マリみて」で例えて言えば、祥子さまが卒業していなくなった後のリリアン女学園の様子が想像できないようなものですよ。
でもまだ「マリみて」の場合、既に祐巳は祥子さまとの決別という現実に対する覚悟を完了させて妙に逞しくなっているので、学園を例の調子で何となく支配する様子を想像することも可能だとは思うのですが、「お茶にごす。」の方は登場人物がどいつもこいつも部長との決別に対する覚悟を完了させていない感が漂っており、それ故に今後の彼らの行く末が心配です。特にまークン。ある意味相思相愛といっても良い関係になっているにも関わらず、生き様の違いを自覚して自分から身を引くだなんて、あまりに優しすぎます。
思うに、これからが彼らにとっての本当の物語の始まりになるのかも知れません。今後再びまークンと部長が相まみえる時は来るのか否か。姉崎部長のいない茶道部に我々はいる。
魔王
「初回は大騒ぎでも、二回目は興味なしってことだよ
」
これって、ハルヒ第二期の一回目のエピソードとなった「笹の葉ラプソディ」はネットでも騒ぎになったけど、二回目のエピソード「エンドレスエイト」の時はそれほどでもなかったってことでしょうか(せめて売上税廃案→消費税成立の例などを挙げるべきところでボケてみるテスト)。
次週最終回な模様のこのマンガですが、最後のところで原作の持つ政治的なテイストを意図的に醸し出してみた、と解釈しました。「魔王」第一部は大衆を扇動する才能を持った犬養とそれに対抗する唯一の能力を持つ安藤兄との対決を描いた物語だった訳で、この作品は最後の最後でそこに立ち返ることになるのでしょう。
勿論、今回の潤也の台詞は現実の日本の政治を揶揄するものでもあることは明白なのですが、ここは椎名高志ファンサイトを標榜しているサイトであるので、これに対する反応としては「のんぽり魂」を標榜することで回答とさせて頂きます。みんな「卵は産みましたからそこでなさってください
」と赤面して語った人魚のように生きればいいと思います。