サンデー 一覧

桜庭さん登板記念 サンデー40号感想

BE BLUES!

 サンデーの編集長が交代した途端に、桜庭さんが起用されたよ!
 ついにサンデー新時代が到来した!(安易な感想)

 龍の活躍でリードした武蒼の「次の手」として繰り出したのは、優人と桜庭を同時に起用し、優人が中盤を支えて桜庭で更に得点を狙おうと言う、かなりオフェンシブな作戦だったという話でした。

 今回は初陣で緊張していた優人がビッグ4達のサポートを受けて落ち着くところを描いてましたが、まあ優人はあんな受けっぽい顔をしていても実は結構やる時はやる男であることは何度も描写されてますし、何より監督から与えられた任務はきっちりこなす献身的なプレーができる精神性を持ち合わせているので特に心配はないのですが、問題は桜庭さん

 一応監督からは「左サイドに張ってボールが来るのを待て」と言われているのですが、彼の頭の中は既にノアに対する積年の恨みを晴らすことで一杯であり、更に監督に対して往年の猫かぶりフェイスを浮かべて「まかせてください!」って言ってる時点で、まかり間違いなく言うことを聞く気はなさそうです。
 果たして桜庭さんはこれから何をやらかしてくれるのか。龍は荒ぶる桜庭を制御した上で、桜庭とのコンビ技を決めることができるのか。不安が高まります!

 あと今回は、優人が試合に出ることを知った優希が「お、おえ!?」って叫んでるのが面白かったです。
 ちょっと前のコマでは「龍がやっと試合で結果を出せた」ことを笑顔で喜ぶヒロインっぽさを垣間見せていただけに、そのギャップがすごい。高校生編メインヒロインの藍子っちーにはこういう芸当はちょっとできないと思うので、この辺が差別化要素なのかも知れません。

 窪塚さん、けっこうおっぱい大きいですね(真の感想)。

なのは洋菓子店のいい仕事

 サンデーの編集長が交代した途端に、ガチなラブコメ展開が始まったよ!
 ついにサンデー新時代が到来した!(安易な感想)

 今回の話は、前々から仕込んでいた「セージとかの香の幼なじみ設定」というラブコメ要素の仕掛けをついに爆発させたような感じがします。
 ただ、そのラブコメ要素の爆発の仕方が「酔っ払ったかの香が幼児退行を起こし、セージが姉に憧れてることを牽制しつつ過去の約束をタテに結婚を迫る」というちょっとおかしいものだったところが、このマンガが只のラブコメマンガではないことを暗示しているような気がしてなりません。
 「白川と菜花の恋仲は人死を呼ぶ」という言葉も出てきましたし、この二人が本当にラブにコメるためにはこれから多大な障害が待ち受けていることは必至でしょう。

 というか、このマンガは基本的には「ケーキは暴力」とか言いつつ洋菓子好きな女子の運命を全く救わないことで有名な「なのは洋菓子店のいい仕事」ですので、普通のラブコメをやってもらっては困るんですよ!(←読者の分際でエラそうに振る舞う系)

 白川と菜花の両家には単なる商売敵を超えた何らかの因縁があるのはまず間違いないんでしょうが、
白川とも菜花とも今のところ血縁的な関係がない言葉が、この両家の謎に迫ってくれるんじゃないかと予想してます。あの子は普段は少々アレですが、やる時はやれる子です。多分。

AREA D

 サンデーの編集長が交代したら、触手が女性キャラに襲いかかったよ!
 ついにサンデー新時代が(略)

 人間の体液が大好きで穴という穴から入り込むにゅるんにゅるんした触手型モンスターを異次元から召喚する能力、掲載誌が違っていたら大活躍できたのではないかと思いました。具体的には二次元ドリームノベルズとかその辺(ひどい感想)。

ドリー・マー

 サンデーの編集長が交代したら、幼女のドリーが全裸になって生き返ったよ!
 つ(略)

 ついに最終回。
 「ドリー・マー」という物語はマー君・ドリー・プースカフェの三人の物語として始まりましたが、最期に再びそこに戻って来た印象を受けました。
 プースカフェは最期にマー君に対して愛を告白しましたが、そうなると実はこの物語はプースカフェによる壮大なヤンデレ劇だったという解釈が可能なのでは(大胆な仮説)。

 「ドリー・マー」に関しては、Twitterのリツィート数による投票という形でイメージガールオーディションを行うちょっと変わったプロモーションをやっていたことは知っていましたが、話題にするタイミングを逸してしまったのが心残りです。

絶対可憐チルドレン

 サンデーの編集長が交代したら、パンチラのカットがいつもより大きく(略)

 今回は、ザ・ハウンドの過酷な任務に松風君が指揮官として挑むという話でした。過酷な任務とは言っても、基本的にはコメディ回担当のザ・ハウンドなので大したことではないのではないかと思っていたんですが、実際は広大なエリアを歩き回りながら自然環境を観察・保護して回るという、バベルのエージェントの仕事というよりは環境庁の自然保護官の仕事に近い任務でした。
 この任務に対しては明が「俺たちよりふさわしいチームはない」とプライドを語ってましたが、この言葉からは彼がもう一人前の大人である風格が漂っていたと思います。すっかり頼もしくなりましたね彼。

 初音の方はこの期に及んでジブリアニメのパロディやってたので不安ですが、まあ多分彼女ももう大丈夫じゃないんでしょうか。多分。

 また今回は、松風君の指揮官としての成長と共に、いずれ来るであろう皆本とチルドレン達との別れについても考えさせる内容になっていたのもポイントかと思います。
 いつかはこのマンガも終わる時が来るんでしょうけど、エンディングでは皆本と薫はどのような関係になっているんでしょう。薫は何かこのまま自立した大人になれそうな感じはしますが、皆本は薫と「指揮官とエスパー」の関係ではなくなった時にちゃんと薫を自立した大人の女性として愛せるような男になれるかどうか、ものすごく心配なんですよねーどうなっちゃうのかしらー(気の早い悩み)

ドリー・マー 3 (少年サンデーコミックス)
バコ ハジメ
小学館 (2015-09-18)
売り上げランキング: 77,522

9/18発売予定のドリー・マー3巻の表紙。今見ると泣けます(´・ω・`)


サンデー新時代が到来した気がする記念 サンデー40号「ハヤテのごとく!+アド アストラ ペル アスペラ」感想

ハヤテのごとく!+アド アストラ ペル アスペラ

 「この漫画は…打ち切りだー!

 サンデー編集長交代に伴い、「これから掲載マンガを容赦なく入れ替えるよ! なさけむよう!」的な内容で業界に衝撃を与えた「読者の皆様へ」が公開されてから2週間、いよいよ誌面もそれを反映した内容になって来つつあることを伺わせるネタを「ハヤテ」が早速ぶっ込んで来たなーと思いました。
 「ハヤテ」の場合は特に、今回の声明文の発表を受けてインターネット(というか2ちゃんねる)では真っ先に「打ち切られる」とか言われてた印象があるので、こういう自虐ネタがより光ります。

 まあでも、本当に打ち切られるならこんな悠長なことを書いてる余裕なんかないはずなので、「ハヤテ」はそう簡単には打ち切られないと思いますけどねー(´・ω・`)

 そんな畑先生ですが、今週から「ハヤテ」と新連載「アド アストラ ペル アスペラ」をサンデーで開始しました。
 「ハヤテ」の中では『正直、最初は軽い冗談のつもりだったのだが』とか言ってますけど、これはあくまで畑先生の謙遜であって、本当はサンデー新時代の到来を象徴する連載になるよう綿密に打ち合わせていたのでは? と信じていたのですが、サンデー編集部の人が自ら「初めは冗談のつもりだったのに……」って白状してしまっている記事を見てしまった今となっては、本当に冗談から勢いで作ってしまった作品であると認めざるを得ません。

 我々のような凡人としては、いくらネタが浮かんだからと言っても明らかに自分にとって過負荷となる同一誌二本同時連載をやってしまうのは信じられないんですが、本当にマンガを描くのが好きな作家というのは、本来こういうものなのかも知れませんね。
 以前、松江名俊先生が週刊連載の合間にフル3DCGアニメ「技の旅人」を作ってしまった時も信じられませんでしたが、真のマンガの天才というのはそういうものなのでしょう。多分。

 そして「アド アストラ ペル アスペラ」の感想ですが、「偽りの平和の裏に隠された真実を見てしまった少年の成長物語」という正統派のジュヴナイルな雰囲気の作品っぽくて、そういうのが好きな自分としても期待大です。
 今週のサンデーの表紙を飾った、本当ならボーイズミーツガール的に出会うであろうヒロインと思しき女の子がまだ全く出て来ていない辺りなんか、早くも大河ドラマの雰囲気を醸していますよね(褒めてます)。

それが声優! (1)
それが声優! (1)

posted with amazlet at 15.09.05
畑 健二郎 あさの ますみ
一迅社 (2015-07-08)
売り上げランキング: 13,203

「それが声優!」も含めると三本連載体制なのが純粋に恐ろしい


前記事のアンケートへのご協力ありがとうございます サンデー39号感想

BIRDMEN

 「バードガール」を名乗る褐色美少女が本格的に参戦、烏丸達とバトルを開始する展開となりましたが、個人的には今回2コマだけ出てきた鮫洲あやめが可愛いなと思いました。

 彼女、現時点ではまだモブキャラに毛が生えた程度の存在感しかありませんが、登場する度に確実に可愛らしさがアップしていることは間違いありませんし、何よりクラスメートの中で唯一烏丸を気にかけてる健気さと相まって、今後何かのタイミングで化ける可能性はかなり高いのではないかと推測してます。願望込みで。
 そのうち、烏丸絡みで生死に関わるレベルの大事件に巻き込まれるんじゃないんでしょうか彼女。楽しみですね(ひどい)。

 あとは「バードガール」こと強化人間のCATさんですが、「ブーストオン」と言いつつ何か薬剤が入ったアンプルを首にぶっ刺してる描写があったので、多分そのブーストが切れたら反動で弱体化してシワシワになって負けてしまいそうな予感がします。その辺の見極めを烏丸達ができるかどうかが勝負の分かれ目になりそう。少年マンガの世界では、ドラッグに頼ったキャラはたいてい最後には負けることになってそうですしね。
 “Winners don’t use drugs”は、かの伝説的なゲーム「ソード・オブ・ソダン」にも登場した、世界共通の合言葉ですからね! ドラックダメゼッタイ!(間違った結論)

だがしかし

 駄菓子屋に置いてあるルーレットゲームは、自分も昔散々プレイした記憶があります。「当たるとコインが出てくる」というプリミティブかつ射幸心を煽るゲーム性は全てのゲームの面白さの基礎なので、ココノツ達がハマるのも致し方ないと思います。
 自分はあの頃の経験から「この手のメダルが出るエレメカは基本的に当たらない」ことを学び、パチンコやスロットにはあまり金を突っ込まない大人に育ったので、あれはあれで必要な経験だったのかも知れないと今は思ってます(遠い目)。

 あと最新ゲーム機というと、個人的な経験ですが Wii Uを買って「スプラトゥーン」を初めて遊んだ時には、粘性のあるインクがリアルタイムで飛び散って床や壁に塗りたくられる描画を見て「ネトネトしてる感じが本当に出てる! 今のゲーム機すごい!」と妙な感慨に浸れたので、みんなもWii U買って「スプラトゥーン」やればいいと思いますし、グラフィックがもっと高性能なPS4も欲しいなというのが、今回の「だがしかし」の感想です。

BE BLUES!

 ノアさんの突進をレノンが止め、そこからカウンターで龍→小田と繋いでゴール。見事逆転に成功した回でした。今回の得点はカウンターサッカーを志向する武蒼の理想的なプレイですし、また龍がボールを持ったことで赤城のディフェンダーに焦りを生じさせたのがきっかけとなって得点に繋がったという意味で龍の成長を感じさせる展開でもありました。
 が、個人的にはその龍の活躍を見た藍子が、ミルコに対して「彼、未来を…目指せるようになりましたか?」「目標…大きいですもんね」と言ってるシーンが良かったです。

 彼女のこの口ぶりは「私は龍の夢を理解しており、彼の夢を応援している」ことを示すものであり、即ち彼女自身が龍の成長を優しく見守る正ヒロインポジションにいることを高らかに宣言しているに等しいものだと理解しました。
 龍のことが好きだとか、龍の彼女になりたいとかそういう俗っぽい欲望ではなく、「主人公の成長を見守る」という気高く尊く清らかな正統派ヒロインの位置に自分はいるのだ! と認識していなければ、「目標…大きいですもんね」なんて言葉はナチュラルに出てこないと思います。
 今回のこの台詞を以って、「BE BLUES!」高校生編の正ヒロインの座は藍子っちーのものとなったと確信するに至りました。なので、正妻ポジションの優希も、窪塚さんから「あんたのダンナ」とか言われて喜んでる場合じゃないと思います。

 あとは、得点でリードした監督が「よし…次の手だ!」と言ってましたが、どのような手を打つんでしょうか。相手のDFが龍に脅威を感じているのでよりオフェンシブに行くのか、それともツートップ+ポゼッション重視の体制に戻して試合を落ち着かせるのか。
 少年マンガのお約束では基本的に「この手の試合では守りに入ったら負ける」なので、ここはやはり攻撃的に行って欲しいですね。具体的には桜庭を投入し、試合をよりカオスにして頂きたいです。
 はい、単にノア対桜庭の因縁の対決が見たいだけです。

tutti!

 オーケストラ部を支配する蘭部長を崇拝しているらしい、トランペット担当の連堂さんが登場。部長がスーパートランペッターである頼城君に目をつけ始めてたことで自分の立場が脅かされると感じ、保身のあまり彼を過小評価させようと必死になる小物っぷりを発揮してました。こういう歪んだ女子キャラは個人的に大好きなので大喜びです。
 昔のマンガだったら、こういうキャラは嫉妬した相手の上履きに画鋲を入れたりしたものでしたが、せっかく現代の吹奏楽部が舞台のマンガなので、嫌がらせするにしてもより吹奏楽っぽいことをやって欲しいです。トランペットのマウスピースをこっそりブロッコリーに置き換えるみたいな展開を期待して良いのでしょうか(ない)。

 あと、蘭部長がファンからもらったプレゼントを、わざわざゴム手袋を装備して開封するシーンも、彼女の歪みっぷりを象徴していて良かったです。
 このマンガ、実はオケ部側は歪んだ女子キャラの宝庫なのではないのでしょうか。部長が絶対的な権力を握っている女だらけのソロリティということは、その内情は部長の寵愛を受けようとする部員たちが日頃からドロドロした内部抗争を繰り広げている可能性が高いはずです。歪んだ女子キャラが大好きな私としても期待が膨らみますね。続く。

リオンさん、迷惑です。

 主人公の隣の部屋に住んでるリアル天使であり現役女子高生であるルカのお姉さんって、並のラブコメマンガだったらまかり間違いなくメインヒロインを張れるだけのスペックを持ったキャラだと思うんですが、決してそうはならないところが幼女わんさかコメディーたる「リオンさん」だよなと、常々思ってました。
 ルカのお姉さんは、性格的にはものすごい素直で他の人間のことを良くも悪くも決して疑わないとても良い性格であり、この辺はこのマンガに登場する悪魔達と似通った、とても純真で優しい生き物であると言えます。我々人間は、そんな彼らを傷付けることなく共存して行けるのかが、最終的なこの作品のテーマとなるのかも知れません。基本が幼女わんさかコメディーなのでならなさそうだけど。

絶対可憐チルドレン

 今回の扉絵を見た時、一瞬「誰!?」と思ってしまいました(感想)。

 特に明君は、タンクトップが似合う筋肉質のいい男に成長しましたねー。初登場時から彼らの成長を見守っている私としても嬉しいです。久しぶりに甥っ子に会った親戚のおじさんみたいな心境になりましたよ(うざい)。
 初音はおおむね想定通りというか、コミックス30巻の頃から大きな変化はないように見えますが(おっぱい以外は)、髪型はよりワイルドに進化してますね。あれはナチュラルにああなっちゃってるんでしょうか。彼女、髪の手入れとか全くしてなさそうですし、あんな調子で将来大丈夫なのかしら。明が良ければそれでいいのかしら。

 そして次回以降は、松風君がこの二人の臨時の指揮官として働くことになりそうです。シチュエーション的には、明と初音が初登場して皆本の指揮下で戦ったコミックス3巻のエピソードを連想させます。
 最後の方では、何か明が「このあとのザ・ハウンドの任務は、ちょっと過酷かもしれないぜ?」と思わせぶりなことを言ってますが、多分ザ・ハウンドのやることなので、思わせぶりレベルで終わるに違いないと決めつけてるところです(ひどい感想)。

 あと小鹿さんについては、自分もああいう形で休職するならものすごい勢いでダラダラするに決まっているので、ちょっと親近感が湧きました。
 でも彼女が観てたトトロのバッタもののアニメ、あれは動物が子供たちを虐殺するスナッフムービーなのではないかという疑惑が。彼女、ただの動物オタクでジブリオタクなだけではなく、実は心の闇とか抱えてるんでしょうか。謎が深まります(勝手に深めた)。

絶対可憐チルドレン(3)【期間限定 無料お試し版】 (少年サンデーコミックス)

「ザ・ハウンド」の初登場エピソードが読めるコミックス3巻は、9/4までkindleで無料で読めます。兵部の初登場エピソードも載っててものすごく面白い巻なので、万が一未読なら是非


スポンサーリンク
1 40 41 42 43 44 45 46 192