サンデー 一覧

サンデー19号感想開始

マギ

 「いい奴はみんな死ぬ」とかつて『紅の豚』に出てきた空飛ぶ豚が申していましたが、今週登場した紅覇は、臣下には優しい良き武将であるというアピールをした直後にマグノシュタットの最終鬼畜兵器によってあっけなく死んじゃいましたね(←決めつけた。多分彼はまだ死んでない)。
 その最終鬼畜兵器を操るモガメットもやがて死んじゃうでしょうし、ティトスはあと数日の命、そしてレームのシェヘラザードも同じくらいの命しか残されていないなど、マグノシュタット編の主要メンバーはまもなくみんな死んでしまうことが運命づけられてしまっています。彼らがこの物語から死という形で退場することで、この物語は生き残った者達の手によってまた新たな局面に向かうことでしょう。
 「いい人間は死んだ人間だけである」とも申しますが、生きてる間は色々やらかした彼らも、その死後には「いい奴だった」と語られることになるんでしょうか。

ムシブギョー

 「失うことから全ては始まる」とかつて「シグルイ」に出てきた隻腕の剣士が申していましたが、今週の「ムシブギョー」は、クレバーな性格が売りだった大岡忠相殿が、片腕を失いながらも仁兵衛と蟲奉行の二人に対するその胸の内を静かにかつ熱を帯びて語るという、とても熱血な展開を見せてくれました。
 蟲奉行が本来の姿に戻る前でなければ得られない、彼女が仁兵衛と二人だけの「人間」らしい幸せな時間をわずかでも稼ぐため、実力では到底叶わぬ真田幸村に対して勝負を挑み続ける。何というかこう、「愛するが故に見守る愛もある」という言葉を久しぶりに思い出してしまいました。
 今の大岡殿の心境を例えるなら、「うる星やつら」アニメ版でラムとあたるの関係を見守るメガネみたいな感じ?(全然違いそう)

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー [DVD]
東宝ビデオ (2002-09-21)
売り上げランキング: 3,967

全然関係ないですが「るーみっくわーるど35」の発表にはビックリしました



近況報告兼これまでのNOBELU感想日記

 お久しぶりです。
 相変わらず仕事を中心に色々と切羽詰まってますが、そんなことよりも何故自分は「ムシブギョー」アニメ版第一話の録画予約を忘れていたのかと、自分を悔いる日々を送っております(挨拶)。

NOBELU

 主人公ノベルの両親を典型として基本的に出てくる大人がみんな碌でもないのが特徴というか、大人が碌でもないからこそ子どもが色々と余計な苦労をしている感があふれるこのマンガなのですが、その中にあって自称「ゆとり世代」のブロンズクラスマネージャー・平泉カンナの存在は貴重です。
 「ゆとり世代」を自称するだけあってものすごく頼り甲斐はなさそうですし、ついでに主人公と同じ貧乏アパートに住まないといけないくらい収入も少なさそうなところは不安材料ですが、一応ブロンズクラスの子どもにも将来性を見出していきたい意欲はあるようですし、碌でもないかそうではないかと言われれば、まあまだしもマトモな方なのではないのでしょうか。
 彼女もいずれは事務所の専属トレーナーのような碌でもない大人の仲間入りを果たしてしまうのか、それともそれ以外の道を見つけることができるのか。その辺を個人的な見所の一つにして行きたいです。

 あと個人的な見所と言えば、主人公の同級生のデブ少年。マンガの中ではコメディーリリーフとして活躍しているものの、彼も立場的には主人公同様にかなり辛い立場にいるような気がしてならないのですが、でも持ち前のデブさ加減で何だかんだで逆境を生き抜き、いずれは貫禄を備えた立派なデブな大人の役者に大成するのではないかと思ってます。勝手に。

家なき子 VOL.1 [VHS]
家なき子 VOL.1 [VHS]

posted with amazlet at 13.04.09
バップ (1994-07-01)
売り上げランキング: 2,454

野島伸司企画ドラマとしてはやはり「家なき子」が出てくる世代の私。このドラマってDVD化されていないんですかね?



睡眠不足日記

睡眠不足日記

 睡眠不足はよくないですね(挨拶)。

 睡眠不足になると頭を使う系の業務の遂行に支障が出るだけでなく、本を読んだり感想を書いたりするために必要な集中力がなくなってしまうので、本当に何もできなくなってしまいます。
 そんな状態で唯一できるのはゲームくらい。最近は夜中になると「とびだせ どうぶつの森」の南の島で借金返済のために昆虫採集をするくらいしか能がない状態です。「とび森」の南の島は、楽しいはずのツアーですらコイン集めをするための作業ゲーと化してしまう恐ろしい場所です。南の島こわい。


 あと最近のサンデーでは「正しいコドモの作り方!」がじわじわ面白くなって来てます。
 このマンガ、冒頭の頃は大量の半裸の女の子が「抱いて!」と主人公の元に勝手にすっ飛んで来る80年前半的なノリの話だったのですが、こよみやユカリ先輩が登場してからはちゃんと個々の女性キャラの個性を掘り下げる、割と落ち着いたモダンなスタイルになって来ている印象。現在登場中のユカリ先輩は、「お姉さん顔してリードしたがるけど、根っこの部分がドジっ子なので色々と多大な隙がある」系の素敵なキャラなので、これからも頑張って欲しいですね。
 問題は、こよみの時と同様にこんな素敵な女性は悠には勿体ないという点なのですが。

正しいコドモの作り方! 3 (少年サンデーコミックス)
もりた 毬太 黒田 高祥
小学館 (2013-03-18)

このマンガの真のヒロイン・一ノ瀬こよみが登場するコミックス3巻が発売中


スポンサーリンク
1 76 77 78 79 80 81 82 192