サンデー 一覧

サンデーの眼鏡男子主人公率は異常記念・サンデー33号BIRDMEN感想

心象風景風
BIRDMEN

 バードマンと言えば我々の世代では勿論「パーマン」のバードマンが連想されますが、Wikipediaの「パーマン」の項目を読んでみたところ、当時の設定がポリティカル・コレクトネス的な理由や商標権的な理由で現在では色々と改変されていることを知り、世知辛さを感じてしまう私がいたという感じです。
 お久しぶりです(挨拶)。

 その辺はともかくとして、「結界師」の田辺イエロウ先生の新連載「BIRDMEN」が始まりました。サンデーでの期待度の高さを反映してか一挙2話掲載。
 話の内容としては、ダークな世界観の描写を得意とする田辺先生の作品らしく、舞台設定は我々が今いるのとほぼ同じ社会であるにも関わらず、陰鬱としたモノを抱えている男子中学生の視線を通して見るとここまで絶望的に見えるのかー、と何かこう読んでいてこちらまで陰鬱とした気分になって来るのは流石です。

 というか、本編の主人公である「ちょっと頭は良いけど社交性がないために得も知れない疎外感を覚えてしまい、世界に絶望している男子中学生」というのは、おそらくサンデーを今も読んでいる系の成年男子にはおそらく色々と刺さる設定であることは間違いなく、それだけに主人公の心理も理解できてしまうのではないのでしょうか。少なくとも私はそうです
 このままだとこの主人公の烏丸英司君は周囲をバカにしている間にロクに勉強しないまま成績がズルズルと下がってしまい、気が付いた時には割と取り返しのつかない状態になってしまうこと必至なので(参考:自分の人生)、何とか色々と気付いてこの段階で踏みとどまって立ち直って欲しい欲しいなと、割と本気で思ってしまいました。

 以上です(鳥男は?)。


終末のラフター (少年サンデーコミックススペシャル)

3.11以後の社会に対する田辺イエロウ先生の決意表明とも取れる作品。おそらくBIRDMENにも通じるものがあるはず


今日から爆サン開始記念・サンデー32号感想

デュエルマスターズ・レボリューション

 最終回。サンデーの付録にもなった「フューチャー」を使った三枚コンボで対戦相手を撃破して勝利、というカードゲームコミックらしい美しい終わり方をしたこのマンガですが、個人的にはコンボを完成させる最後のパーツとして出てきたブレイン・ストームはマジで強いなあと思いました。

 カードゲームを題材にしたコミックの都合の良いところは、状況的に絶体絶命になっても主人公が「諦めるな!ここであのカードを引けば勝てる!」→「引いた!大逆転勝利!」という如何にもマンガ的な演出をすることがカードゲームというシステム的に許されているからだと思っているのですが、「デュエルマスターズ・レボリューション」のラストではあえてそういう演出を使わず、ドロー操作呪文の「ブレイン・ストーム」を主人公が巧みに使うことで、「運で勝った訳ではなく、主人公のデッキ構築能力とプレイング能力によって勝ったのだ!」という説得力を与える作りになっているところが上手いです。
 カードゲームコミック界隈の進歩を感じますね(大げさ)。


BE BLUES!

 宮崎が相変わらず龍のことを好き過ぎて安心しましたが、個人的には「俺がそっちに入ろうか」と言った時の宮崎の表情は本当ならもっと赤面しているべきです(断言)。君の龍への想いはまだそんなものじゃないはず。頑張れ宮崎。

 そして九重さんがデレたことで、「サッカー部のFチームの連中は、みんなヘタレ気味のツンデレ」であることが決定的になりました。あとこれで龍にデレていないのは、みんな大好き桜庭さんだけです。果たして彼はいつデレるのか(いつかはデレるのは確定事項)。Fチームがピンチの時に高いところから現れたりするのか。今後の展開に注目です。

BUYUDEN

 角のサブマリンフック攻略がキーとなった今回のバトルですが、格闘技をやっている友人に「あのサブマリンフックって本当に一発でダウンを奪える攻撃力があるの?」って聞いたら、「スポーツマンガの世界の科学は、基本的に科学じゃなくて疑似科学だから」と答えられました。
 すみません(なんとなく)。

絶対可憐チルドレン

 悠理とギリアムの対決が佳境に。ここで悠理がギリアムに屈してしまうと、以前出てきた未来予知で「ユーリがコナミの昔のシューティングゲームのボスキャラみたいな装置(多分自分にしかわからない比喩表現)に入ってギリアムに操られる」世界線に直行してしまう可能性が極めて高いと思われるので、悠理にとっても、そして薫たちや兵部にとっても重要な局面になって来たなと思います。

 ところで、7/16発売の「THE UNLIMITED 兵部京介 ARCHIVE」が既にAmazon等で品切れってマジッスか?(突然)

正しいコドモの作り方

 連載開始当時は「今日子の友達。これといって特長はないが、主人公に対しては当たりがキツめ」という、「神のみ」で言うところのちひろポジションだったはずの徳井アスカが、いつから「実は『操り屋』だった」という設定のキャラに変化したのか、バックナンバーを読んで再検証したい衝動に駆られています。

 とりあえず個人的にはユカリ先輩が(性的な意味で)無事で良かったです。悠のことは忘れて幸せになってください。

THE UNLIMITED 兵部京介 05(初回限定版) [Blu-ray]
ジェネオン・ユニバーサル (2013-07-31)
売り上げランキング: 653

アンリミDVD/BDは、いよいよ物語のターニングポイントとなる第9~10話を収録した巻が出ますねー


サンデー30号姉ログ感想

姉ログ

 諸般の事情でサンデーの感想書く時間が取れないので、せめて姉ログ」のことだけでも書きます。

 「僕は女の子同士が仲睦まじくキャッキャしている、甘美かつ魅惑的な光景を眺めるのが好きな男なのだから!

 今回出てきた東雲先生のこの発言には私も大いに共感するところではありますが、だからこそこのような感情は本来は口に出すものではなく、極力秘めるものなのではないかと私は思います。言うなれば、「暴力は極力避けるもの。恋は極力秘めるもの」の葉隠覚悟の心境です。
 もし女の子同士が仲睦まじくキャッキャウフフしている光景を目撃したら、東雲先生のようにそこから連想されるカップリング妄想を滔々と述べたりは決してせず、ただ心の中で静かに「キャッキャウフフして下さり、ありがとうございます」と感謝の念を述べるのみに抑えておくのが、そういうのが大好きな我々の美学なのではないのでしょうか。

 対象には決して干渉せず、常に感謝の心を持ちながら安らかに愛でる。そうありたいものです。「何事も感謝の心が大切」って、「にゃんこ大戦争」に出てくる猫も言ってましたよ(誰?)。


姉ログ 1 (少年サンデーコミックス)

…弟をヘンタイとなじる時、ヘンタイもまたこちらを覗いているのだ。…(フリードリヒ・ニーチェ)


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