サンデー19号感想開始

マギ

 「いい奴はみんな死ぬ」とかつて『紅の豚』に出てきた空飛ぶ豚が申していましたが、今週登場した紅覇は、臣下には優しい良き武将であるというアピールをした直後にマグノシュタットの最終鬼畜兵器によってあっけなく死んじゃいましたね(←決めつけた。多分彼はまだ死んでない)。
 その最終鬼畜兵器を操るモガメットもやがて死んじゃうでしょうし、ティトスはあと数日の命、そしてレームのシェヘラザードも同じくらいの命しか残されていないなど、マグノシュタット編の主要メンバーはまもなくみんな死んでしまうことが運命づけられてしまっています。彼らがこの物語から死という形で退場することで、この物語は生き残った者達の手によってまた新たな局面に向かうことでしょう。
 「いい人間は死んだ人間だけである」とも申しますが、生きてる間は色々やらかした彼らも、その死後には「いい奴だった」と語られることになるんでしょうか。

ムシブギョー

 「失うことから全ては始まる」とかつて「シグルイ」に出てきた隻腕の剣士が申していましたが、今週の「ムシブギョー」は、クレバーな性格が売りだった大岡忠相殿が、片腕を失いながらも仁兵衛と蟲奉行の二人に対するその胸の内を静かにかつ熱を帯びて語るという、とても熱血な展開を見せてくれました。
 蟲奉行が本来の姿に戻る前でなければ得られない、彼女が仁兵衛と二人だけの「人間」らしい幸せな時間をわずかでも稼ぐため、実力では到底叶わぬ真田幸村に対して勝負を挑み続ける。何というかこう、「愛するが故に見守る愛もある」という言葉を久しぶりに思い出してしまいました。
 今の大岡殿の心境を例えるなら、「うる星やつら」アニメ版でラムとあたるの関係を見守るメガネみたいな感じ?(全然違いそう)

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全然関係ないですが「るーみっくわーるど35」の発表にはビックリしました


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