「秋元康先生に世界的な大富豪の友達がいてね」の説得力がすごいサンデー31号「AKB48殺人事件」第1話雑感

AKB48殺人事件
AKB48殺人事件

AKB48殺人事件

原案 秋元康
原作 青山剛昌
漫画 梧桐柾木
(C)Yasushi Akimoto Gosho Aoyama Masaki Goto/Shogakukan 2012

posted with EmbedSunday on 2012-07-10

 通常のグラビアアイドルの扱いに留まらず、匂い付き写真匂い付きファーストキス水着写真などの少々扱いに困る付録(良心的表現)になるなど、色々な意味でサンデーから愛されてるっぽいみんな大好きAKB48ですが、今度は「週刊少年サンデーが江崎グリコ『アイスの実』とコラボレーションし、秋元康原案・青山剛昌原作の推理コミック『AKB48殺人事件』を短期集中連載する」という、たいへんにアクロバティックな企画が開始されることになりました。グリコとAKB48と少年サンデー。色々な意味で奇跡のコラボレーションだと思います。
 私も社会人なので、斯様な企画を通すために各方面に対して尋常ならざる営業努力が行われたことは想像に難くありません。おつかれさまでした。

 なお、私は以前秋葉原に行った際、そこかしこに貼られているAKBのポスターを見て「何故秋葉原でこんなにAKBのポスターがあるの?」と一瞬本気で悩んでしまった程度の認識の人間なので、リアルAKBに関してはコメントできる立場にありませんが、主人公格の前田敦子さんや「さしこ」こと指原莉乃さんが色々大変なことになっているのはニュースショーで見たことがあるので、彼女たちがマンガに出てきた際は「なるほどこの人かー」と素直に感心してました(感想か?)。

 そしてサンデーウォッチャー的には、漫画担当の悟桐柾木先生が「神のみぞ知るセカイ」の若木民喜先生の元アシスタントというところが気になるところでしょうか。
 若木先生の元アシスタントでデビューを果たした漫画家としては、「犬部!」の高倉陽樹先生、「PLUG」のこじまたけし先生、ガンダムAGEのコミカライズ「はじまりの物語」「追憶のシド」の中西寛先生、少し前に連載が完結した「新撰組秘闘ウルフ×ウルブズ」の森田滋先生、そして話題騒然となった鮭マンガ「CRIMSONS」の菅野孝典先生などの名前が挙げられますが、ここ2~3年の間でここまでの作家陣を輩出できるというのが、素直に凄いなあと思ってるところです。

 悟桐柾木先生は『市場クロガネは稼ぎたい』との並行連載とのことで今頃は多分異様に大変なことになってるんじゃないかと思われますが、2010年代のサンデーを支える作家となるためにも頑張って欲しいですね。いやマジで。


市場クロガネは稼ぎたい

市場クロガネは稼ぎたい

梧桐柾木
(C)Masaki Gotou/Shogakukan 2012

posted with EmbedSunday on 2012-07-10


漫画担当の梧桐柾木先生のクラサン連載作。かの蓬莱学園をどことなく思い起こさせる設定が心をくすぐります(オッサン)

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サンデー29号の大まかな感想

 産まれた頃には既に消費税が存在していた若者の皆さんこんにちは(時節柄の挨拶)。
 諸般の事情で書くのが遅くなってしまいましたが、眠気が襲ってくるまでサンデー29号の大まかな感想を書きます。

ハヤテのごとく!

 冷徹を装っていたルカのマネージャーが、ルカの事を思って涙を流す! 百合展開キター! と大喜びしたのが大まかな感想です。
 ルカはアイドルとして大成して借金返してから漫画家稼業に転向しても一向に問題ないような気もするのですが、そういう計算ができずに突っ走ってしまうのが若さということなのでしょうか。私にはもう遠い感情ですよ。ヨイヨイ(老い)。

BUYUDEN

 「勝ち気になって攻めるとカウンターを食らって負ける」がこのマンガにおける黄金パターンですが、その罠に武が自らハマッてしまったの回。
 左ストレートを食らった時の「ゴパ」って効果音が凄い痛そうだなあ、というのが大まかな感想です。主人公にも容赦なくゴパ。

 あと、「おじさん」呼ばわりされてた謎のマスクマン・ハヤブサ仮面の正体が中学3年生であることが明らかになりましたが、あれだけ「おじさん」と呼ばれていたからには、彼の仕草や声はどれだけオッサン臭いんだろうかと想像してます。ボクシングをやり過ぎると若くしてオッサンになってしまうとでもいうのか。ボクシングの世界は奥が深いです(誤解)。

銀の匙

 アキがようやくヒロインらしくというか、歳相応な女の子らしくなって来たよなー、というのが大まかな感想です。
 なお、痛ソリはあれで全く問題ないと思います。馬のソリと肥料の三要素がどう関係しているのかは凄い謎ですが。

 馬+痛いといえば、サンデーSでは「ウマドンナ 馬きゅ~ん☆」という正真正銘の痛い馬マンガの連載が始まるそうなので、今から楽しみにしてます。「馬きゅ~ん」と書いて「ばきゅーん」と読ませるこのセンスは侮れないものがあります(銀の匙関係ない)。

正しいコドモの作り方

 判っていたことではありますが、水泳部の三人組は来人の電撃であっけなく葬られてしまいました。個人的には褐色肌のお姉さんは大変に好みだったので、せめて先っちょだけでも! とか思ってしまったのですが、しかし先っちょだけでも多分このマンガ的にはゲームオーバーなので、そうは行かなかった模様。残念です。
 しかしそんな失望もつかの間、今度は白衣黒タイツ垂れ目保健医という、これまた大変に好みな女性が出て来て誘惑(というかもはや乱暴)して来たので、すぐさまウヒャッホイとテンションが回復しました。白衣に黒タイツな美人で垂れ目のお姉さまに責められるなら、きっと悠も本望に違いありません。

 そして来人は悠の位置情報は勿論のこと、彼が性的に興奮していることも検知できるようになったので、そのうち彼が悠に対して「オレにこんなことされてるのに興奮してるじゃねーか!」と言葉責めをしたり、女性に接触されると弱いという弱点を突かれて女装した悠に逆襲されてヘタれてしまったりする、いわゆる薄い本が作られるくらいの人気が出るといいなあと思いました。というのが大まかな感想です。

マギ

 公式にアニメ化決定が伝えられました。おめでとうございます。
 アニメ化となれば、勿論声優陣が気になるところ。アラジンの声は既に自分の脳内では釘宮ヴォイスで再生されているので問題ないとして(何が?)、個人的にはモルジアナの声優が誰になるかが一番気になります。

 本編ではそのモルさんが主役で、光が届かない暗黒の世界である「大峡谷」を常時テンパりながらダッシュで旅するという趣向でした。話では途中で「谷の守り人」を名乗るユナンという人物に出会っていますが、コマの背景が(普通のマンガのような白ではなく)真っ黒なので、ユナンと会って話しているのは実はモルジアナの妄想であり、彼女は既に大峡谷のど真ん中で暗闇と孤独に耐えられず発狂しているのではないか? という疑問が拭えません。
 このマンガは登場人物たちに酷い試練をポンポン与えるので、読んでて常に油断がなりません。というのが大まかな感想です。

戦コレ!

 「戦コレ!」の作者の小西先生がコロコロで連載している「ゴゴゴ西遊記」をこの前初めて読んでみたのですが、基本的なノリが「戦コレ!」と全く変わっていませんでした。これはこれで凄いことだと思います。
 それはともかく、今週登場したのは明智光秀。今川義元を倒し、斎藤道三・龍興を倒しと来たので、その次は上洛して浅井長政と戦うのかなとか思っていたのですが、その辺すっ飛ばして早くも明智光秀が登場です。というか早すぎます。明智光秀なので勿論織田信長を殺る気マンマン。掲載位置も何か下がってますし、もしかしてもう連載がそんなに(略)。

 このマンガにおける秀吉の扱いが信長の防弾チョッキ扱いなのは、金ヶ崎の戦いにおいて秀吉が信長を守るために殿軍となって戦った歴史に由来しているのかな? とも思いましたが、多分考えすぎですよね? というのが大まかな感想です。

絶対可憐チルドレン

 元々は澪に「家族と暮らす楽しさ」を実感してもらおうという趣旨のエスケープごっこだったはずが、何か澪に追いかけられてるうちに皆本と薫が何かイイ感じになって来てしまったという話。
 澪に追い詰められてとっさにウェディングドレスの中に隠れてしまう、というのが、皆本の隠された願望を象徴しているような気がして、何か意味深長な描写に思えてきます。ホント皆本はむっつりスケベさんですね(決めつけ)。もうこうなったら、ウエディングドレスとタキシードで仮装したまま脱出を試みればいいんじゃないんでしょうか。というのが大まかな感想です。


せっかくアニメになるんだから、バルバッド編完結までは放送して欲しいですなー

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続・裸サンデー日記(別名:サンデー28号感想)

 前回の感想の続きです。

正しいコドモの作り方

 前回は新体操女子相手に様々なハードプレイを強要されてご満悦だったに違いない我らが主人公・悠の次のプレイのお相手は、水泳部女子三人組。いきなり水着をちょっとずらしておっぱいの谷間を見せびらかす辺り、今回も相当にハードな展開が予想されます。性的な意味で。

 これまで悠を誘惑しようとした女子は3人。最初の二人は「いきなり全裸に近い格好で迫って誘惑する」というオーソドックスな趣向でしたが、悠に対してそれほど効果的であるとは言えませんでした。しかしその次の新体操女子は「レオタードを着た状態で誘惑する」という、着衣エロというかコスチュームプレイというかそういう方向性で迫った結果、あと少しで悠のパンツを脱がすところにまで到達することに成功しました。

 この流れを考えると、現在悠のちんこを陥れようとしている刺客は、「悠にはコスプレが有効なのではないか」と判断しているものと思われます。刺客の側に立って考えてみれば、未来を自分の側に都合の良いように改変するためには単に悠が今日子以外の女性とセックスするだけではなく、悠がその子と結婚して子供を作るまで仲良くなってもらわないといけない訳であり、その為にも悠の性的嗜好の把握は欠かせないのではないのでしょうか。
 今回は前回のコスプレ路線を継承しつつ、仮に人数を増やしたらどうなるのか? こいつはそういうプレイが好きなのか? を検証しているようにも思えます。

 そう考えてみると、あんな遺伝子以外には何の取り柄もないボンクラ男子の性的嗜好を、わざわざ試行錯誤しながら探らないといけない刺客側の苦労が忍ばれるというものです。頑張って欲しいですね(何)。


アラタカンガタリ

 実名の入浴シーンが登場。「お父さんとお母さんも、ホントの両親じゃないってことになる…」という独白からも判るように、色々と込み入った設定を持つ人複雑な間なのですが、肝心のアラタが相当のボンクラなのも手伝ってか、少なくとも恋愛方面では割と報われていません。

 そして報われていないという意味では、今回のエピソードに入ってから登場した彼女の従姉妹の真弥も、最初から「アラタに惚れたはいいけど全く報われない」ということが見え見えなキャラクターであり、大変に切ないです。案の定、何か早速ハルナワに変なことされてますし。次回、真弥は生き残ることができるのでしょうか?(そういう話ではない気がする)


國崎出雲の事情

 出雲の水着シーン。無意識にパンツの食い込みを直すその姿は、彼があまりに無自覚に「女」を演じていることを象徴しているカットであると言えましょう。

 現実世界における女装とは、突き詰めるとそれこそ骨の構造を男のものから女のものに変えなければならないくらいの勢いが必要な、極めて求道的なものであると個人的に理解していますが、出雲にしろ「ハヤテのごとく!」のハヤテにしろ、天性の女装キャラになるとその辺の道を楽々と乗り越えているように思えます。このカットは、彼の天賦の才能が濃縮されたカットなのです。
 我ながら大げさなことを書いてるなあと思います。


AREA D

 これまで裸は女性キャラばかりでしたが、「AREA D」の裸はショタっ子です。どうやらこの裸で培養液の中に浮かんでいる少年はジンの実の兄で、このシーンはジンにとってのトラウマとなっている模様。
 あと、この少年の股間の部分は、残念ながら泡で隠されています(残念?)。

 物語の方は、これまでアルタード同士の戦いでは常に勝利していたジンが、「エリアD」の中の住人達を仕切るボス格の人間には歯が立たず、逆に能力をリサーチされて丸裸にされてしまったという、文字通りの「実験体」の扱いを受けてしまったエピソードでした。一筋縄では行かない連中を相手に、ジンは自分の「人を実験体扱いする奴らの仲間にはならない」という尊厳を保つことは果たして可能なのでしょうか。いよいよ物語が本格的に動き出して来ました。

 あと、「エリアD」の超能力者達が複数の自治区に別れて互いに対立しているという構造は、かつてサンデー・マガジン50周年記念作品として掲載された「サンデー×マガジン クロスライン」の設定を何となく思い出させます。「ヒーロークロスライン」が発想のヒントの一つになっているのかも、とか思いました。原作の七月鏡一先生は「クロスライン」の村枝賢一先生と深い繋がりがありますしね。と勝手に決めつけて次。


絶対可憐チルドレン

 葵が澪と洗いっこしつつ、澪をいいようにあしらってるシーン。あのウブで堅物だった葵が、澪にセクハラを仕掛けられるくらい成長した(性的な意味で)だなんて感慨もひとしおですが、しかしやはりおっぱいに関しては澪の方が遥かに成長していると思わざるを得ません。

 葵の方はまあもうそういう宿命なので致し方ないとして、澪も本来はその生い立ちが災いして発育があまり良くなかったはずなのですが、今では好き嫌いなくモノを食べられるようになるなど、健やかに成長している様子。また心の面でも葵の母親にツンツンしつつもデレるところはきちんとデレることができるところからして、こちらも成長していると解釈して良いでしょう。
 澪に(京介との接触を防ぐための時間稼ぎの一環として)葵や紫穂の家族のところにステイさせたのは薫の計らいですが、彼女の発案は澪にとって良い影響を与えることは間違いないと思われます。

 ただ、葵の家族は「比較的裕福で幸福な一般家庭」のモデルとして情操教育的に適していると言えますが、紫穂の家族は何というかこう構成員が皆少々面白すぎるので、この環境に放り込まれた澪に変なトラウマが生まれなければいいなと願うばかりです。
 というか紫穂マママジでやばいです。彼女の瞳があんなに綺麗なのは、彼女が色々な意味で嘘がつけない人だからなんでしょうか。


 なお、「何か今週のサンデーって、裸の露出がいつもよりも多いんじゃね?」という件ですが、何か別に今のサンデーだったらこれくらいの裸は普通なんじゃね? という結論に自分内で達したことをご報告しておきます(結局)。

自分基準における裸キャラが出て来なかったので今週の感想対象からは除外しましたが、「アナグルモール」はクールな幼馴染女子の登場回で面白かったです

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