また一週間遅れました(´・ω・`)サンデー25号感想

銀の匙

 「仕事してますねえ、マロン号」「ですねぇ
 自分も、自分に余裕がなくて焦るあまりパートナーが思い通りに動いてくれないことに悩める若者を見ながら、こんな達観したことを言ってみたいなあと思いました。
 どっちかというと、まだ八軒のように焦ってることの方が多い気がします(自分語り)。「馬を信用しなさい」って、言うは易いけど実践するの難しいですよねえ。

電波教師

 これ専門用語で乳袋って言うんですよね判ります(蔵持円さんの胸を見ながら)。

 まあこの辺については「うる星やつら」の時代から「セーラー服であんなに身体のラインが出るはずがない」とか言われてましたので、あまり気にするところではないかと思います。というかむしろ、金持ちの娘=おっぱいがでかいという判りやすさの方が重要です。
 また、大阪弁=商売人という判りやすさもいいですね。「絶チル」の葵にしろ「おすもじっ!」の司にしろ、サンデーにおける関西勢=貧乳という図式があるような気がするので、そういう意味でも彼女の活躍には期待します(安直)。

 あと「暴力的なゲームは許しません」と妹の鈴音さんは言ってますが、個人的にはギャルゲーとかよりも「バトルフィールド 3」のようなネットワーク対戦ゲームの方が、ゲームとしては健全なんじゃないかと思うんですけどどうなんでしょうか。
 それに、FPSなら敵味方入り乱れた銃撃戦でときめきを感じることもできますが、ギャルゲーではFPSのように女の子へのヘッドショットを狙うことはできないですよね?(まちがい)

正しいコドモの作り方

 新体操部でポニーテールでレオタードな女子高生に後頭部を競技用の棍棒で殴打されて昏倒するだなんて、主人公の田中君がとっても羨ましいなと思いました。本当です。
 逆に、更衣室に閉じ込められて着替えを強制的に見せられるのは、そんなに羨ましくないです。身体接触がないので自分的にはあまり興奮しなさそう。何かおかしいんだろうか自分(感想?)。

おすもじっ!

 ヤンデレ彩香ちゃんの本領発揮回。兄の寿を賭けた司との鮨勝負で使った鯉は、実は兄が釣ってきてずっと一緒に飼っていたものだった、という衝撃の事実が明らかになりました。
 彼女の父は「この時期なら鯉よりももっと美味い魚はあるはず」と彩香の選択を料理人の視点から非難しましたが、ヤンデレ的には「兄を取り戻すための勝負に兄と一緒に飼っていた鯉を使うこと」は全く理にかなっているので問題無いと思います。鯉のモンちゃんは兄を取り戻す儀式の生贄みたいなものなのです。これぞヤンデレの理(ことわり)。

 あと細かいところでは、勝負に負けて茫然自失になってる司の目が死んでる描写もいいです(ヒドい)。

GAN☆KON

 作者の菅原先生の前作「M・S DOLLS」のMSファイトみたいなバトルだなあと思いました。こういう流れこそがやっぱり菅原先生の真骨頂といったところなんでしょう。すごく面白かったです。
 そして三峰さんの報われなさっぷりも熱いです。やはり彼女はこうでなくては(ヒドい)。

神のみぞ知るセカイ

 女神編完結間近。ちひろは今回の事件を経て更に成長したというか、気持ちに余裕が出てきたように思えます。「それじゃ、桂木、バイバイ」のコマの彼女の表情は、桂馬に対する感情が色々と吹っ切れたことを象徴しているかのように見えました。
 女神のことがなければ、この二人は結構いいカップルになれるんじゃないか? と思うと残念ですが、でも女神のことがなければ、この二人はここまで気持ちを通わせることもなかったんだろうなーとも思うんですよねー。何かちょっと切ないですよねー。

はじめてのあく

 最終回。連載が始まった頃には恋愛感情というものを全く理解できないボンクラだったジローが、最終回ではキョーコに堂々とプロポーズするまでに成長するとは。長い間親しんできたキャラクターが成長した姿を見るのは嬉しいものです。

 何にしろ「はじめてのあく」は、藤木先生よくここまで頑張った! と褒めてあげたくなるような、作者の頑張りが伺える連載だったと思います(偉そう)。21ページあると言われているコミックス最終巻のおまけページでは、ぜひユキと緑谷がモジモジしながらイチャイチャするマンガを書いていただくようお願いします。

絶対可憐チルドレン

 合宿編完結。今回は基本的に、女子チームが京介達のことを風呂場で覗き過ぎて湯あたりしたり、男子チームが風呂上りに夜更かししてオモチャで遊び過ぎて風邪をひいたりする面白コメディが基調だったような気がしますが、その一方では京介が宇津美の日記を通してかつての自分には超常部隊がかけがえのない仲間であり「家族」であったことを知り、それに基づいて兵部とは違う新たな人生を模索しようと決意するという、重要なことも提示されていました。
 過去の京介が「クィーン」という単語を呟いていたらしいことについては謎が残りますが、伊号の予知能力の影響でしょうか?


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絶チルコミックス30巻買いました日記

絶対可憐チルドレン

 もう先週の話になりますが、「絶対可憐チルドレン」のコミックス30巻の限定版を買いました。

 コミックス30巻な上に連載300回突破。連載が始まった頃は「前の連載の『一番湯のカナタ』は打ち切りだったし長いことサンデーで連載できずに他誌を放浪してたし、これがサンデーで読める椎名先生の最期のマンガになるに違いない」と決めつけてかかって悲壮感に溢れつつ読んでいたことを考えると、よくぞここまで連載が続いてくれた! と感謝の念を抱かずにはおれません。

 また、連載が始まった頃は、少年マンガの主人公が小学生の女の子三人組であるということなどが「ルール違反」と作者自身が自覚していたりしたものでしたが、今ではそのサンデーにおいても少女四人組の日常が物語の中核を成している「ひめはじけ」や、美少女が主役のコメディーと解釈せざるを得ない戦コレ!」のような女の子がアクションの主役を張るようなマンガも普通に掲載されるようになるなど、時流は確実に変化しています。
 「絶対可憐チルドレン」はそのような時流を作ったきっかけの作品である、と言えるのではないのでしょうか。いやマジで。

 ここまで来ると気になるのは絶チルがどこまで続くのかという点ですが、このコミックス30巻で「皆本×薫」路線が確定したこと、(現在の連載の方でも焦点が当たってますが)皆本と兵部の関係がこれまでとは大きく変わる兆しが見えていること、そして彼らにとっての最大最期最強の敵がギリアム(と悠理=ファントム)であることが明確になって来たこと、などを考えると、そろそろ終盤を見据えた展開になりつつあると推測しても、そう間違ってはいないのではないかと思います。

 ただ、同じくコミックス30巻で示されたように、物語の最大の鍵となるであろう皆本の薫に対するメンタリティは、まだ大きな問題を抱えています。
 このまま彼が薫に対する自分の感情を否定したまま未来まで行ってしまったら、結局皆本は「薫を撃ち殺すことでサディスティックな独占欲を感じてしまう」ヤンデレ化のみならず、この歳になってまでなお「べ、別に薫のことなんて何とも思ってないんだからね!」とツンデレ化までしてしまいかねない訳であり、いくら何でも面倒臭いですよね? この辺もうちょっと何とかならんですかね? というのが、コミックス30巻を読んだ段階での感想です(長い)。
 コミックス31巻以降では、フェザーと融合して『子供』になった京介と皆本が「保護されたエスパーとその保護者」の形でコミュニケーションをやり直す展開になっており、皆本の心のなかにあった兵部に対する確執が溶けることが期待されますが、その過程で薫に対する感情にも変化が訪れることはあるのでしょうか。

 あと薫は何か皆本に恋しているためかモリモリ可愛くなって行っているので、どんどん可愛くなるがいいと思いました。特に30巻第4話で布団に倒れる薫は、何かこうエロくはないのに凄いグッと来るので困ります。この先に彼女に待っているのは悲劇だと判ってはいるのですが、何とか彼女の恋が報われて欲しいものですねえ。
 「桜の園」編ラストで皆本が笑顔の薫を見て「もうダメかも知れない」と言いつつ吐いてましたが、彼も内心では自分が薫に惹かれていて、もうその気持ちに後戻りは効かないことに気付いているはずなんですよねー。ですよねー(←女子力高い女子っぽい相槌をイメージしつつ)

 そして限定版に付いてる付録のサプリメント総集編ですが、巻頭に付いてる描きおろしは以前椎名先生がTwitterで公開していた可憐ガイズの女体化イラストとかチルドレンの男体化イラストを元ネタにした話でした。
 特にガイズの女体化は正直問題作の部類に入りかねない気もしますが、まあ絶チル300回まで付き合った読者なら「今の椎名先生はこれくらい普通にやらかすよね」と許容してくれるに違いない、という作り手からの信頼を感じました(やや誇張)。


通常版はAmazonでも在庫回復。限定版は29日に再入荷のステータスになってます。
そういえばGS美神の30巻ってどうだっけと読み直したら、ルシオラが横島に惚れてました。美神はここからが長いんだよなー絶チルも長いんだろうなー

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T・Pぼん購入日記+サンデー23号感想

 お久しぶりです。

 「最後の2話を含む初めての完全版!」なる宣伝文句に惹かれて、「藤子F不二雄大全集・TPぼん」の3巻を購入しました。
 自分は「TPぼん」のコミックスは潮出版社版と中公文庫コミック文庫版を所有していますが、この藤子F不二雄大全集版の3巻に収録されているのはこれらには未収録のエピソードのオンパレードなのが、往年のファンとしては非常に嬉しいです。これからゆっくり読みます。
 以上日記終わり

 以下はサンデー23号の感想です。


ムシブギョー

 この前の蟲奉行暗殺編に引き続き、実は仁兵衛どのはもの凄い剣の素質の持ち主であることを提示したエピソード。
 江戸に迫る危機を前に仁兵衛どのがハイパー化していくのは頼もしい限りなのですが、連載当初の「剣に対しては愚直だけどそれ以外は全くのボンクラ」な仁兵衛どのと比べると、随分遠くに来てしまったような気がします。「機動戦士ガンダム」でアムロがただの甘えん坊の兄ちゃんではなくて実はニュータイプだった、と知った時の感じ?(よく判らない例え) 
 例え仁兵衛どのがどれほど人間離れした尽力を発揮しようとも、せめて彼には「おっぱいの大きい女性が大好き」というおっぱい星人の矜持だけは忘れてほしくないなと思わざるを得ません。

マギ

 「赤魔道士」「青魔道士」といった形でのキャラクターのタイプ分け、魔法には属性が8つあってそれぞれに相性があるなどの話を見てると、「マギ」はこのままゲームになっちゃうんじゃないか? と思いました。
 ゲーム化するなら、自分はパーティーの前衛役であるモルジアナになって、魔法関係なくひたすら蹴りまくりたいです。あと白龍から唐突にプロポーズされてドギマギしたい。

 教官のおっぱいを見るだけであんな逆境に耐え続けられたアラジンは偉いと思う(感想)。

戦コレ!

 実は「戦国コレクション」のアニメは毎回見てるのですが、というか今期のアニメで毎週かかさずに観ているのは「戦国コレクション」と「しばいぬ子さんだけなのですが、単に「かわいい戦国武将をかわいいと思いながら愛でる」だけのコンセプトかと思っていた「戦コレ」アニメが第四話辺りから雰囲気が変化し、「現世に降ってきた武将達はこの社会のセーフティーネットによって守られない異邦人である」「アウトローな組織に雇われて犯罪を犯す者もいる」「武将達の存在は全ての人に許容されている訳ではなく、彼らを排斥したがっている人もいる」「武将達の元いた世界はこの現世とは時間軸が異なる、全くの異世界である」など、だんだんきな臭い雰囲気が散りばめられてきており、「ゆるい美少女アニメ」の枠内には収まりつつも、次第に油断ならない作品になりつつあるなと思ってます。

 その一方でサンデー連載の「戦コレ!」ですが、アニメなどとは全く異質だけど「これはこういうマンガだ」と覚悟さえできれば、これはこれですごい面白いマンガであるという評価は、もはや自分の中で揺るぎなくなっています。多分少数派だと思うけど。
 まかり間違っても信長と仙石君のラブコメ的な展開には陥らず、毎回信長を含めた過激な自爆オチを繰り返す愉快なマンガでいて欲しいものですね。

ひめはじけ

 「テコ入れなんだよよよよよー!

 何か唐突に、「神聖モテモテ王国」で言うところのデビル教団みたいなキャラが登場してきた今回の「ひめはじけ」。
 「ひめはじけ」は毎回楽しく読んでまして、姫さまの友達であるレギュラー陣も揃ってこれから楽しい美少女わんさかな日常マンガが始まるよ! と期待していたのですが、実はテコ入れが必要なほど人気なかったのかと心配になって来ました。がんばれ洋介先生。

ハヤテのごとく!

 マリアさんといえば、「ハヤテ」の連載初期はハヤテの憧れの女性で漫画内のヒエラルキーの最上位に位置していたように記憶していますが、そんな彼女も今では立派なナギのお母さんです。マリア自身も、もうそういう立場を否定しなくなってるような気がします。
 マリアの公式設定の年齢は17歳なはずなのですが、ここでいう17歳は井上喜久子さん的な意味での「17歳教」に近いものなのかも知れません。

電波教師

 「人生変わる程面白いモンに出会っちまって、学校なんて行っていられなくなる──全生徒がそうなるのが目標だ

 「やりたいことしかやらない」を公言する鑑が、教師という職業を通じて己の本当の趣味に目覚めた瞬間。カッコイイですね。今回はある意味、第一部完的な内容といって良いのではないのでしょうか。鑑先生の今後のご活躍にご期待ください(終わるの?)。
 「電波教師」って、「読者である子供たちに将来への希望を持たせる」という意味においては、極めて正統派なマンガなんじゃないかと思ってます。いやマジで。

絶対可憐チルドレン

 宇津美の出現に立ち上がって手ブラしながら驚いたり、その宇津美によって窮地に追い込まれた皆本達を心配して手ブラしながら「助けに行かなきゃ!」と言ってお尻を見せてくれる薫は、ホントにいい子だなあと思いました(読者サービス的な意味で)。

 物語の方は、理不尽なまでに京介を嫌っている宇津美と、彼から京介を庇いつつ自分は超能力者の育成に定評があることをさりげなくアピールする皆本、そしてその皆本に頼り甲斐を感じつつある京介少年、という感じでしょうか。皆本がごく自然に京介の信頼を得る行動をしているのは流石という他なく、フェザーの狙いはやはりこのような形で皆本と兵部の間に信頼の絆を作るところにあったのかなーと思ってしまいます。
 最終的にこの二人は手を結ぶことこそが、薫を悲劇の未来から救い出す唯一の道でしょうからね。

リーム姐さんの次にちょっと年下のユミ子をパートナーに持ってくる展開は流石です

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