くっつきぼし鑑賞日記

 ご無沙汰してます。生きてはいます。
 しばらくの間は、近況報告的な書き込みを断続的にポストして、文章を書くという行為のリハビリを行なっていきたい所存です。

くっつきぼし鑑賞

 去る4/25に、オーディトリウム渋谷で行われていた「くっつきぼし」のレイトショー放映に行って来ました(4/27までなので既に放映は終了)。

 「くっつきぼし」については、石川直哉氏の個人アニメとして企画がスタートしたとか、「いっしょにとれーにんぐ」等で有名なPRIMASTEAが制作しているとか、既に前編が製作・公開されてその内容が色々と物議を醸しているとかの事前情報は全く知らず、友人がTwitterで「くっつきぼし」上映について呟いていたのを見て、「これは百合百合でエロエロそうだ! 観てえ!」という単純な動機で、その友人と一緒に渋谷まで行って見てきた次第です。

 感想ですが、前編では単に女の子同士が二人きりで逢う口実程度の使われ方だった主人公の「少し離れたものを少しだけ動かすことができる」超能力の設定が、何か後編ではとある事件をきっかけに覚醒してしまってとにかく凄いことになってしまい、最終的にはその能力によって二人が想像もできないもの凄い高みに到達してしまう、何というかこうものすごい展開に驚かされました。前編の終盤から溜まった鬱積が、一番最後で大爆発してお星様になっちゃったくらいすごい(ネタバレを避けるためにあえて頭悪い表現にしてます)。
 物語を最期まで見ることで「くっつきぼし」というタイトルの真の意味が明らかになるという仕掛けは面白いですね。

 エロい方向では、きっちりエロかったです。前編はひたすら甘いエロエロが、後編は打って変わってキっツいエロエロが堪能できます(18禁にならない程度の表現で)。個人的には、キスをした後の唾液の引き方がちょっと往年の「くりぃむレモン」シリーズの「エスカレーション」っぽくて大喜びでした。
 前編の終わり方とかも若干「媚・妹・Baby」を彷彿とさせますしね。やっぱりリスペクトしてるんでしょうか。当日は監督にお会いする機会があったので、その時聞いてくれば良かったとちょっと後悔してます(´・ω・`)。

 このアニメは、前編公開時に物議をかもした終盤の展開を許せるかどうかで大きく評価が別れる物語だとは思いますが(勿論後編ではその理由は明らかにされています)、何にしろ個人製作レベルで劇場のスクリーンでの放映に耐えられるだけの映像クオリティを持った、百合百合かつエロエロなアニメを作り上げた意欲は素晴らしいと思います。

前編トレーラー

後編トレーラー

 あと当日は、放映前に何故か落語家の春風亭ぴっかりさんの独演会がありました。百合アニメと落語。すごい取り合わせだ。
 落語を生で見るのは25年ぶりくらいですが、気負わずに楽しめました。


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前編DVDのレビューでは終盤の展開に対する不満が爆発しててすごい。初見で前後編を一気に観られた自分はラッキーだったのかも

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Kindle買った報告+サンデー19号感想

 お久しぶりです(文字通り)。

 近況ですが、AmazonのKindle買いました。TouchでもFireでもなく、一番安いKindle4です。購入価格は送料込みで一万円くらい。
 買った理由は、Amazonが電子書籍市場への年内の日本参入を公言したのをきっかけに「乗るしかない! このビッグウェーブに!」と思い立って購入した訳では全くなく、最近はePub形式のファイルを読む機会が多くなったんだけど手持ちのスマートフォンの画面ではやはりちょっと読みづらいということで、純粋に「今一番安く買える、e-ink搭載のePubドキュメントリーダー」として買いました。

 ドキュメントリーダーとしては期待通りの読みやすさで、スマフォなどでは読み渋っていた電子書籍もスコスコ読めます。本体の軽さや操作の簡単さ、バッテリーの持ち具合、そして本体をパソコンと繋がなくてもメール経由でKindleに文章を簡単に転送する手軽さも相まって、もの凄い便利です。この上、更に本までKindleから簡単に買えるとなれば(まだ洋書しかないので自分はまだ買ってないですが)、こりゃー確かに売れる訳ですわ。

 そしてここは一応マンガサイトなので、マンガもいくつかKindleに取り込んで読んでみたのですが、Kindleは解像度的には600×800ビクセルと一昔前の携帯電話程度のスペックしかないこともあってか、パソコンで読む用に作られた高解像度のものは細かい線が潰れてしまって読みづらいかなと思うものもありました。Kindle向けにチューンされたコミックであればこの辺の問題はクリアされていると思うので、今度探してみたいなと思います。

 電子書籍界隈については色々と思うところはあるんですけど、とりあえずePub(やKindleのmobi)形式で電子書籍を売る出版社がもっと増えてくるといいなあと思います。二次元ドリームノベルズ等のジュブナイルポルノなんか、この手のデバイスでこっそり読むのに最適なんじゃないかと思うのですがどうか(と言われても)。


 そしてサンデーの感想ですが、まず「人気ソーシャルゲーム『戦国コレクション』のコミカライズ」という鉄板企画だったはずなのに、何故か「コロコロコミックのノリで美少女わんさかギャグをやる」という別にしなくてもいいはずの大冒険にチャレンジしている「戦コレ!」は、個人的には面白く読めたのでまったく問題なかったです。
 このマンガに出てくる小悪魔王な信長は、かつてサンデーで連載されていた「MISTERジパング」や「戦国八咫烏」に出てきた信長とはちょっと信長が違いますが、でも現代日本はこっちの信長の方がむしろ本当の信長なんですよね。ですよね。

 戦コレやってるコナミとサンデーといえば、やはりかつての読み切り版「ハヤテのごとく!」におけるときメモファンド事件を連想せざるを得ないわけなのですけど、その頃に比べるとサンデー側がこういうことやってもお咎めがないくらい関係性が改善されている(ように見える)のは、まあいいことなんじゃないんでしょうか。この辺は、今もの凄い勢いで儲かってると言われているソーシャルゲーム業界の余裕って奴なんでしょうか。

 あと「銀の匙」は、わずか18ページしかなかったにも関わらず、話の中で八軒が少し成長してかつちゃんとオチも効いてるという、信じられないくらい密度が濃いエピソードだったと思いました。本当にこのマンガすごいですわ。本当に凄いのでもはや凄いとしか言えません。

 「神のみぞ知るセカイ」は桂馬と歩美の告白イベントがクライマックス寸前のところまで来てますが、その中で結局桂馬と一緒に最後まで付いて来てしまったちひろの存在がやはり気になります。ここまで来たからには、彼女にもまだ「歩美の恋を成就させるために桂馬に発破をかける」以外の役割が回ってくるのかも。
 あとノーラはあまりに頼り甲斐があるので、これからはノーラさんと呼称します。

 そして「絶チル」ですが、先週は兵部や皆本に対する複雑な想いを垣間見せていたはずの賢木が、今週は何か飄々と執事のコスプレして皆本をからかってるのが面白かったです。やはりこの男は只者ではない(今更)。
 物語的には、皆本が「京介」を通して兵部に対するわだかまりを解くことができるかどうかがポイントになるのかも知れません。今の兵部(や薫)に対するかたくなな皆本の態度は、間違いなく彼が本来目指すべき、より良い未来に対する障害になってますからね。
 あと、京介のアホ毛はあざといと思う。

小西先生のマンガというと、個人的には何故かこれです

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サンデーS 5月号購入日記

※以前Twitterに投げたコメントを再編集して作った記事です

ノゾ×キミ

 サンデーSの5月号を購入。本誌で短期連載されていた本名ワコウ先生の「ノゾミとキミオ」が、「ノゾ×キミ」と改名して新連載されたのが今号の目玉です。バタ臭いまでに判りやすいエロさっぷりは流石。何かこう、80年代に「パラダイス学園」を読んでた頃の感覚を思い出してしまいましたよ(おっさんネタ)。
 今回はおっぱいにコンプレックスを持つ巨乳女子もノゾミとキミオの覗き戦線に参入することを伺わせる内容であり、これから何かすごいことになりそう。こういうマンガが雑誌に載ってるのは、やっぱりいいですね。また本誌にも来て欲しいなーと思いました。

CRIMSONS

 そして今月のサンデーSで印象に残ったマンガは、やはり熱血鮭マンガ「CRIMSONS」です。まさに圧巻。「自分達は食物連鎖のまっただ中におり、そこから逃れる術はもはやない! ならば生きるために食え! 戦え!」という大自然の掟を、大迫力で描いています。
 主人公が鮭だからということでどうしてもイロモノ的な視点で見られがちなこのマンガですが、今回ばかりはさすがに主人公が鮭だからこそ成り立つ展開であり、「このマンガはここを目指していたのか!」と読んで納得せざるを得ない内容でした。サンデーSを未購入の方も、クラブサンデーに掲載されたら一度読む価値はあるのではないかと思います。

AURA

 そして個人的にサンデーSを買う動機となってる「AURA」は、今回もまたステキコミカライズされててステキでした(頭悪い表現)。「青の魔女」こと佐藤良子のすっとぼけた表情を始め、クセのある先生方の演技を星野倖一郎先生の絵で楽しめるのはイイですね。
 なお原作は鞄に入れてありますが、まだ度胸がなくて続きが読めません。がんばります(弱い)。

 なお、上の写真は、サンデーS5月号についてた付録のクリアファイル。ちょっと前に2ちゃんねるとかで流行った、「アイドルの水着写真を、肌の露出しているところだけ円形に切り出していくとヌード写真のように見える」というアレを、サンデー編集部が公式でやらかしています。公式が病気。


なお先月号は、付録の美羽のほぼ全裸クリアファイルの威力もあってか、プレミア価格で取引されているようです

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