「マギ」の人を蔑む視線の描き方が素敵すぎてゾクゾク来てますサンデー40号感想

神のみぞ知るセカイ

 少女とひまわりと青空の組み合わせは鉄板!(挨拶)

 帰郷編開始。このマンガは基本的に桂馬とエルシィの行くところ常に駆け魂あり、というマンガなので、最後に出てきたホラー少女の幽霊も多分駆け魂絡みの何かなのではないかと思われます。エルシィの話からすると、この世界は悪魔はいても幽霊はなしの方向みたいなので(ただしソースはエルシィ)。
 でももしアレが駆け魂だったりした場合、桂馬は対応を間違えると刃物のようなもので手足を斬られかねない凶暴な小学生の女の子を攻略しないといけないことになりかねないので、いいぞいいぞもっとやれと思いました。桂馬のギャルゲーライブラリの中には小学生女子を攻略する術があるのかなーとちょっと思いましたが、いくらでもありそうなのが現代ギャルゲーの恐ろしいところです。

 あと、桂馬が実家をゲーム倉庫として利用しているという設定は妙にリアルだと思いました。一人暮らしのオタク共はみんな普通にやってますよね(決めつけ)。
 「神知る」がアニメ化したらあの茶碗は商品化されるに違いありません。

結界師

 奥久尼さん亡き後、「カケルとミチルの百合カップルの行く末」が結界師における個人的な興味だったのですが、今回はそのカケルとミチルが扇七郎の介入であっけなく退場。ミチルがカケルを庇う様に攻撃を受けたところが泣かせます。多分彼女は最初から自分達がこうなる運命だったことを知っていて、最後にカケルの望みをかなえようとしていたのでしょう。

 次回からは、ついにこれまで登場した敵の中でもトップクラスの底知れなさを持つであろう扇七郎と、覚醒して底知れない「烏森」の力を身に付けた良守の、底知れない者同士の対決という形に。ついに裏会崩壊編もクライマックスに近付いているのでしょうか。

ハヤテのごとく!

 ハヤテがついに自分のアテネに対する感情に「好きな人です」と名前を付けた回。ヒナギクとのディナーでハヤテがアテネの名前を出すことは(読者にとっては)既定だったとは言え、ここでハヤテに告白しようとしていたヒナギクにとってはきつい展開となってしまいました。次回修羅場開始となるのか、それともヒナギクがハヤテのために手を差し伸べる覚悟を決めるのか。

 そして「他の人とは違う――僕にとって彼女は――」のページにはハヤテと関わった人達が走馬燈の様に(間違い)流れてますが、登場する順番はハヤテにとっての重要度という認識でいいんでしょうか。マリアさんが一番最後に出て来ているのは、「マリアはハヤテにとっての憧れの人である」という連載開始時の設定がまだ残っていることを示唆しているものと解釈しました。マリアさんファンとしては嬉しいです(ヘタレキャラという立場が確定している訳ではないという意味で)。
 しかしこのシーンにナギが出てこなかったのは意味深長です。ナギはハヤテの中では「他の人」という括りの中ではない、もっと大切な何かなのでしょう。

ジオと黄金と禁じられた魔法

 ジオの兄弟子ギンの妹らしき人物・リィン登場。「このまま男だらけのファンタジー世界を貫いて欲しい」と書いた次の週に美少女キャラが出て来ましたが、桐歩先生デザインの美少女なら大歓迎なので、素直に喜んでおきます(弱い)。
 リィンの初登場時、彼女を見たサザが「それにしてもひどい格好だな」と言ってましたが、本当に文字通りのひどい格好だったのが面白かったです。

はじめてのあく

 主人公カップルが赤ちゃん相手に四苦八苦するという古典的ラブコメマンガに必須のエピソードを、「はじめてのあく」も無事にクリアしました。子どもが嫌いだったジローが別れる時に一番号泣するというお約束も完璧。
 「赤ん坊を拾ったら素直にそのまま警察へ行け」という突っ込みは、これはそういうマンガなのでしません。

 なお、最後のコマが「ところで子供ってどうやって作るんだ?」というジローの台詞の下に「次号は作者取材のためお休みです」と書かれていたため、「藤木先生は子供の作り方を取材するために次号はお休みなのか」とうっかり思ってしまった人は自分以外にもいるはずだと信じてます。初心でネンネな藤木先生ならありえる…(ないです)。

DEFENSE DEVIL

 「これからが本当の地獄だ…」(主人公が悪魔なだけに)的な、次回からの大幅な路線変更というか、いよいよこの物語の本質に迫る展開への意向を示唆するエピソードだと認識しました。明確にバトルマンガに移行するんでしょうか?
 にしてもイダマリアはいい女でしたよねー(感想?)

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クラブサンデー読んだ日記

 最近仕事が落ち着いてきたので、半月ぶりくらいにクラブサンデーを読む時間が取れました。
 以下、気になった作品の感想。

M・S DOLLS

M・S DOLLS – DOLLS』 第5想

菅原健二
(C)Kenji Sugawara /Shogakukan 2009

壮絶なM・S修行を終えたアオイ。大敗を喫したワカツキへのリベンジを果たすため、M・S・T会場へ!!

posted with EmbedSunday on 2009-09-05

 MSバトル(趣旨:オタク同士が相手の趣味に悪口を言い合う)編開始。主人公のライバル・ワカツキは「セレブなオタクなのでレアなグッズを沢山持ってて他のオタクから羨ましがられるので強い」というのが極めて判りやすい表現だなあと思った。

紅の騎士ロックウェル

紅の騎士ロックウェル – 第5話

灘谷航
(C)Wataru Nadatani/Shogakukan 2009

自分を守るため、ヘルムートが瀕死の傷を…ロックウェルは、師から授かった勇気をもって、竜に立ち向かう!

posted with EmbedSunday on 2009-09-05

 ヘルムート様ー!(感想)
 「騎士は渋いオッサンに限る」という個人的に嗜好にガッチリとマッチしていたヘル様ついに散るの巻。主人公ロックウェルがヘル様直伝の必殺技でドラゴン倒したところとか超泣ける。ツボをちゃんと押さえた演出に好感。

GOLDEN★AGE

GOLDEN★AGE – 最終話

寒川一之
(C)Kazuyuki Samukawa/Shogakukan 2009

サエグサ杯優勝の歓喜から4年・・・イレブンはそれぞれの道を歩み始める。本格中学サッカーストーリーここに完結!

posted with EmbedSunday on 2009-09-05

 連載終了。Webに移行してからの近江の成長っぷりには毎回目を見張るばかりだったけど、最終回でついに唯の立っている場所にまで追いつき、かつ小波ちゃんよりも周囲からキャーキャー言われてモテモテな彼を見て、やっぱりこのマンガの正ヒロインは近江だったんだなと思いました。おつかれさまでした。

幻影少年

幻影少年 – 第6幻

万乗大智
(C)Daichi Banjo/Shogakukan 2009

10年前の英国。「悪魔」と呼ばれる少年がいた。その少年の名は―――秋月サトワ!! サトワの過去とは!?

posted with EmbedSunday on 2009-09-05

 週刊少年サンデー9/9号に掲載が決定、9/17にはついに単行本が発売と、着実に実績を積み上げているこの作品。さすが万乗先生は違う
 今回は、万乗先生のマンガには欠かせないオッサンキャラ(「DAN DOH!」の拓さん似)が登場するので、「DAN DOH!」好きだった方は必見。オレ大喜び。

やおよろっ!

やおよろっ! – 番外編 & 54人目!! & 55人目!!

なつみん
(C)Natsumin/shogakukan 2009

唐突に番外編! 冷やし中華ちゃんと犬さんがクラブサンデー考察って何事!? 他2編!

posted with EmbedSunday on 2009-09-05

 今更ですがコミックス重版おめでとうございます。「やおよろっ!」はクラブサンデーの今後を担う最重要作品ですからね!(ややマジ) これからもクラサンを牽引する存在として頑張って下さい。
 今回はクラゲちゃんが何だか切ないです。夏も終わりか…

ムシブギョー

ムシブギョー

福田宏
(C)Hiroshi Fukuda/Shogakukan 2009

時は江戸、将軍・徳川吉宗の命によって世にも有名な「目安箱」が設置された。寄せられた庶民の声をすくい取って、ひとつの新しい奉行所(役所)が誕生。その名は「新・中町奉行所」、別の名を…「蟲(ムシ)奉行所」! お役目は江戸に跋扈する巨大蟲を駆除すること! 個性溢れる蟲奉行所のメンバーは、それぞれ特殊能力を持ったスペシャリスト! 田舎侍の仁兵衛は、一心不乱にお役目に邁進する!!

posted with EmbedSunday on 2009-09-05

 超増刊の新連載作品。江戸の街に蠢く蟲を退治する蟲奉行所に勤めることになった田舎剣士・仁兵衛の成長物語といった志向。ストーリーやキャラクターがとても判りやすく、絵に迫力もあってとても面白かった。今後に期待したいです。
 ヒロインの春さんのおっぱいがでかくて素晴らしいです。

つりらば

つりらば

田口ケンジ
(C)Kenji Taguchi/Shogakukan2009

神社の跡取り息子の執行架月は、妖弧に代々「女にモテない呪い」をかけられていた。その呪いを打ち破るべく、架月はあるアイデアを思いつき…? 期待の俊英が描く崖っぷち恋愛コメディー読切!!

posted with EmbedSunday on 2009-09-05

 クラブサンデー新人王受賞作品。モテない呪いをかけられた一族の末裔である主人公の少年がモテようとするドタバタコメディーに、妖怪退治の要素と姉萌え要素を組み合わせたところがポイント。面白かったです。
 架月君は姉と結婚するがいいと思いました(感想)。

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バレットはコレクター趣味から早いうちに手を引いた方が良いと思ったサンデー39号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 椎名高志先生の大阪での原画展&サイン会の詳細が発表になりました。
 サイン会の方は、今回は往復ハガキで応募+当選者のみに返信という形式に変更に。東京の時は「先着順」だったので、午前3時の時点で既に50人を超える希望者がゲーマーズ秋葉原店の前に集まってしまって午前5時過ぎには受付を締め切らざるを得ず、始発電車に乗っても間に合わない人が続出するという事態になってしまったので、今回のレギュレーション変更は妥当でしょう。とりあえず出すはがきの数には制限がないようなので、どうしてもサイン会行きたい人は大量に出してみるがいいと思います(無責任)。
 原画展の方は、展示内容に変更はないと見ていいんでしょうか。

 以下は今週号の感想。

・非殺生接触感応ワイヤーガン

 今回のチルドレン側の主役は紫穂。クライマックスシーンにおけるサイコメトリー操作での杭打機によるパイルバンカー連打は「さすが紫穂」と思わせる活躍っぷりでしたが、今回はそれ以前に出てきた「非殺生接触感応ワイヤーガン」のインパクトが勝りました。
 要するにサイコメトリー用のワイヤーで相手を拘束するという趣旨の武器なんですけど、拘束の度合いはワイヤーガンを操る紫穂の胸先三寸であり、多分これ人を殺せます。というかあんな武器で拘束された状態で紫穂にサイコメトリーとかされたら恥ずかしくて死ぬ。これを作ったティム&バレがセーフティーを厳重にしたのもよく判ります。
 あと何で紫穂はまだ若いのに「ゲームセンターあらし」を知っているのか。ああ見えて中身は40代のオッサンですか?(はい。オッサンです)

・ファントムさん

 今回もまた余計な厄災を引き起こす張本人かと思われていたファントムですが、今回は逆に崩落が起こりそうな堤防をチルドレンに教えてその場を立ち去るという暴挙に(暴挙?)。今後のために薫のお誕生日会に悠理を行かせる(そしてレアメタルのイヤリングをプレゼントする)ことを最優先するという、彼女にしては珍しい行動に出ました。彼女にも道理というものが理解できる理性があったんだと思いました。
 あと彼女は多重人格の中でのブラックユーモア担当でもあるので、新コスチュームを披露して薫相手に乙女ごっこをする余裕も見せました。結果的にその乙女っぷりが、皆本の脳裏にかつて彼女が言った「これはゲームよ」という台詞を思い起こさせ、皆本を行動に動かしたと思えば効果はあったのでしょう。皆本も心は乙女なので、同じ乙女同士で何か相通じるものもあったのかも知れません。ウソだけど。

・第四人格さん

 ユーリの「第四人格」がアクティブ化し、ナイの協力を得てついに皆本に接触。皆本は困ったエスパーを見ると放っておけないタイプの人間なので、彼にコンタクトを取って助けを求めるのは良い選択だと思います。どんな話を切り出すつもりなのか、次回に期待したいところ。

 それはともかく、最終ページでほんのちょっとだけパンツ見せてる第四人格はいい人格です。薫も「ウォーターアンブレラ」しながら見せてるけど、表面積的には第四人格さんの方がグッと来ます。チラリズムをわきまえてますよ彼女。
 まあでも今回一番色っぽいのは、結局は雨に濡れた皆本なんですけどね(おわり)。

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