サンデー46号感想メモ

天野めぐみはスキだらけ!

 前回にしろ今回にしろ、もし掲載誌がサンデーではなくCOMIC高だったら(以下略)! というお話でしたね。
 めぐみに始終抱きつかれていた学が最後すっかり枯れ果てていましたけど、めぐみのおっぱいをあれだけ押し付けられれば、そりゃまあまだウブな学が枯れるまでイッちゃうのも致し方ないと思いました(酷い感想)。

 でも気のおけない幼馴染とはいえ女子があれだけ怖がってるんだから、学はもうちょっとめぐみに優しく接してしてあげても良いのではとも思いましたが。学君もまだまだですねえ。

マギ

 シンドバッド!? 死んだはずでは…(ポプテピピック風に)

 ウーゴ君にしろダビデ老にしろ、何かみんな目の輝きが既に常道を逸しているというか、端的に表現するとおかしい(頭が)感じが出ているのが素晴らしいと思いました。
 ここ最近の「マギ」はちょっと普通じゃないんですが、こういう我々の常識を飛び越えた神話的なスケールのマンガを少年誌で読める機会もそうそうはないので、貴重な機会だと思って楽しんで読むようにしてます。

だがしかし

 久しぶりに「だがしかし」本来のノリである駄菓子のうんちくマンガが帰ってきた回でした。
 「ああ見えてハジメは地頭が良い」という特性を、森永チョコボールのキョロちゃんのデザインとピカソが使った技法の共通点を述べることで表現しているのが新しいです。これはほたるやココノツではできない形のうんちくですね。

 あとはハジメがココノツに対して「好きな子いるの?」とかお姉さんぶりながらも、ココノツに下手なこと言うと解雇されるのではと疑心暗鬼になってるところも良かったです。異性で年下の雇用主にどんな態度で振る舞えばよいのか悩む新人女性なんて題材、ちょっと社会派レディコミっぽくないですかね?(ないです)

湯神くんには友達がいない

 ちひろへの告白が飛び交うラブコメ回になるはずだった回(ならなかったの意味)。

 今回ばかりはちょっとラブコメマンガっぽい雰囲気になるのかな? と期待させておきながら、やっぱり普通のラブコメ展開を頑として拒否する、いつもの「湯神くん」が拝めて楽しかったです。「彼女とのデートを賭けて勝負だ!」というお約束的な言葉が、ここまで空虚に響くのも素晴らしいというか何というか。
 これが「タッチ」を排出したサンデーに載ってる唯一の野球マンガというのもメタ的な意味で面白いですよね(と言われても)。

 今回、一応ちょっとソレっぽいかな? という描写は、最後の最後で湯神が倒れたちひろに手を貸すところだけでしたが、そのシーンがあるだけでも「如何な『湯神くん』と言えども、いつかはもしかしてもしかするのでは?」と期待できてしまうところも上手いなと思います。

初恋ゾンビ

 褐色巨乳美人の吐瀉物にまみれるという新属性が爆誕!
 すげえ! 前回の「古見さん」の黒髪まみれフェチを早くも超越する、新たなフェチが登場したよ!(そこかよ)

絶対可憐チルドレン

 椎名先生、この前Twitterで山に行ったとかそんなことをつぶやいていたと思ったら、早速それがマンガに反映されてますね。取材と趣味を兼ねていたんでしょうか。

 本編の方は、谷崎主任が合流したことで、ついに可憐ガイズに谷崎が加入するのか!? とちょっとだけ期待していたのですが、彼の役どころは可憐どころか「自分勝手な行動をして危機に陥ることで、現在の主人公達の状況が最悪であることを読者に教える」系のすっかり駄目な人枠として起用されており、やっぱり基本的にはこういうキャラだったんだよなと再認識するに至りました。
 谷崎主任は基本的にエスパーを躾けて育成すること、およびナオミに虐げられて悦びを感じることに関してだけは有能なので、もし今後があるなら、そういうフィールドで輝いて欲しいなと思います。最後にナオミと再開できてよかったですねえ(フォロー)。

 あと話の中で「誰にも気付かれることなくチルドレン達に助言を与える人物」の存在が示唆されていましたが、これは一体誰なんでしょうか。バベルの管轄が及ばない日本国籍以外のエスパー? それとも「財団」の関係者? 謎の眼帯男?

天野めぐみはスキだらけ! 4 (少年サンデーコミックス)
ねこぐち
小学館 (2016-10-12)
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今や「からかい上手の高木さん」「恋は雨上がりのように」と並ぶ、小学館を代表するラブコメマンガになりつつ感

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