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めがみみっくす→ゆみみみっくす→メガCD→セーガー(連想) サンデー42号神知る感想

神のみぞ知るセカイ

 これまで見つかった女神たちが一同に介して、桂馬の所有権を主張する話。
 先週までの歩美とちひろが演じた恋と友情の狭間で思案が交錯し合う緊迫した生臭い桂馬争奪戦とはうってかわり、マンガみたいな個性を持った女神たちがその個性をアピールしつつ、如何にもマンガ的な形式でドタバタラブコメをやらかすという、極めてお気楽な内容になっています。こういうレベルのラブコメ劇なら何も考えないでニヤニヤして読んでいられるので安心です。
 キャラクターとしては、やはりミネルヴァの座り込みが強烈な印象を与えます。宿主の栞の妙なところの強情さは、明らかにミネルヴァの影響を受けてますね。座られたい(ダメ)。後はディアナが旦那の浮気性に悩む本妻というか、ヤマカムの山田さんが指摘したように「めぞん一刻」の響子さんみたいに嫉妬深くて素敵でした。恨まれたい(ダメ)。

 そんなマンガみたいな女神たちの力でアポロ=かのんは現在の状態から更に変化しそうですが、「神託」を得られるかどうかはともかく、やはり残りの一人のメリクリウスがいないと完全復活までには至らないんじゃないかと思います。しかし、こんな状態でもしアポロが復活すると、更に今回のようなドタバタラブコメディのメンバーが増えて収拾がつかなくなるんじゃないんでしょうか。まあ、マンガ的にはその方が面白いので一向に構わないのかも知れませんが。

百合百合な雰囲気を醸しているディアナと天理が表紙を飾っていますが、この巻の最大の見所は桂馬がおっぱい星人の本性をノーラにさらけ出すところです


自主制作アニメが週刊少年マンガ誌の表紙を!サンデー43号技の旅人感想

技の旅人

松江名俊が自主制作したアニメ「技の旅人」を題材に、読み切りマンガを描き下ろした。本日9月21日に発売された週刊少年サンデー43号(小学館)から、2号連続で掲載される。

「技の旅人」は、文明が失われた世界で武者修業の旅をする少女を描いたファンタジー作品。アニメはフルCGで30分余りのボリュームに仕上げられ、参加声優も釘宮理恵、関智一、川上とも子、佐藤有世と豪華キャストが並ぶ。松江名が「史上最強の弟子ケンイチ」の週刊連載を行いながら、原作・脚本・製作総指揮・監督を1人でこなした大作だ。

コミックナタリー – 松江名俊の「技の旅人」DVD&サントラ付き単行本が発売

 「史上最強の弟子ケンイチ」の松江名俊先生が、週刊連載をしながら3年(構想期間も含めると13年)かけて作り上げた壮大な自主制作3Dアニメ「技の旅人」がクラブサンデーで一般公開を開始。それと同時に、主題歌などを収録したサントラCDや今回サンデーに掲載されたコミックなどをセットにしたDVDを発売することも発表されました。
 週刊連載中の作家が同人アニメを作るというのは間違いなく異例の事態であり、それだけでニュースバリュー的には十分価値がありますが、それにしてもサンデー的に何かもの凄い力を入れてるなと感じます。

 サンデーに掲載されたマンガの方は「アニメとは違う物語です」と説明に書かれてはいますが、物語の構成は基本的に一緒ですし、世界観やキャラクターを把握する意味でも、このマンガを読むならアニメも見ておくべきでしょう。それにマンガだと乳は揺れませんが、アニメなら揺れますからね!(そこか)
 内容は、端的に言えばおっぱいと尻を強調したコスチュームの『技の旅人』てくにちゃんが、物理法則を超越した凄い力「ワザーン」で生物兵器オクシリクをバッタバッタとなぎ倒す──という極めて判りやすいもので、この手の「文明社会が崩壊した後の世界」を舞台にした物語にありがちな、科学批判とか自然と共に生きる素晴らしさと説くとかの説教要素がほとんどない、「強くておっぱいが大きいロリロリな女の子が活躍する話を作りたい! 釘宮ヴォイスだともっとイイよね!」という作者の極めてピュアな想いが貫かれていると感じました(褒めてます)。

 こんなプリミティブな想いを13年間も抱き続け、ついに3Dアニメを自主制作した上に釘宮理恵を初めとした豪華声優陣をキャストに配する一大プロジェクトに仕上げてしまう松江名俊先生の熱意には、ホントに感心させられます。
 ちなみにアニメの方ですが、乳アニメかと思ったら実は尻アニメだったんじゃないかと思いました。空飛んでるシーンが多いので、乳よりも尻が見えるアングルの方が多いような気がするのですがどうでしょう(真顔で)。

史上最強の弟子ケンイチ 1 [DVD]
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この彼女はフィクションです。(2) (少年マガジンコミックス)

 作家ならではのたくみな想像力!(挨拶)

 フーコ先輩がユーリに対する自分の感情を自覚するまでのエピソードが収録された巻。フーコ先輩がユーリのことを好きなのは読者には既に判っていることではありますが、キャラクターがそれを自覚したことで、ラブコメとしての物語はここから新しい局面に入りましたね。

 この物語は、ユーリの妄想が産み出してしまったミチルという存在が織りなすドタバタコメディであると同時に、恋に不器用なフーコが恋愛を経験することで成長する物語であるとも言えるのではないのではないか? と、この巻を読んで思いました。
 フーコ先輩の作家ならではのたくみなエロ妄想をもっと読みたいです(笑)。

2011-09-09 12:52 | Permalink | Other Review


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