クラブサンデー読んだ日記
お久しぶりです(´・ω・`)。
クラブサンデーを読む機会ができたので、久しぶりに感想的なものを書いてみました。
クラサンで色々と企画やってるのは知ってますが、読む時間が作れないです。何かすみません(´・ω・`)
ジオと黄金と禁じられた魔法
「魔力値5万8千、その魔力はどうしたライド・バロウディア
」
サンデーで読んでたけどクラサンでは読んでないという方は、多分今のジオ禁読んだらあまりにノリが違うのでビックリすること請け合いです。どのくらい違うかと言うと、「最上の命医」と「最上の明医」くらい違います(判りにくい例え)。
サンデーの「ジオ禁」はエピックファンタジーの趣が強かったですが、今の「ジオ禁」は上記の台詞からも判る様にかなりバトル方向に(あと、やや厨方向に)傾いてる感じ。また、現在の主人公のジオ(昔のジオの子孫という設定)にはちゃんと金髪ツンデレと黒髪素直クールなダブルヒロインも揃ってるのも特徴。多分ツンデレの方がジオに惚れますね(どうでもいい)。
M・S DOLLS
やっぱり女装男子モノって、「男なのに女の子の服を着るだなんて恥ずかしい(//)
」という感情の葛藤の描写が肝なんだよなと思いました(ぶっちゃけた感想)。
現在の展開だと、最終的にはイズミと七ヶ浜による女装男子対シスターの異種格闘妄想バトルが繰り広げられそう。もし仮に七ヶ浜のドールであるシスターが実は男の子だったというブリジットパターンだったら尚更萌えそうなのですが、果たしてどうなるか。いやあくまで個人的な希望ですが。
銀塩少年
「いつも笑顔でいたいんだ。そうすれば、あいつも笑うから
」
「この同じ空の下、彼女が今日も笑顔で暮らしているなら、それでいいって思うんだ
」
ミライちゃんもマタタキ君もすっかり遠く離れたかつての恋人を想うフラレ男女モードにはいっちゃってますが、その一方でマタタキの幸せを願う銀星高校写真部のメンバーは、マタタキのみならずテニス男までもが写真によって「死」を予知されてしまった事態を前に、力を併せて未来を変えることを決意するのであった、の巻。
個人的には、マタタキのスペインの下宿先の少女アナちゃんの台詞がごく自然に釘宮ヴォイスで聞こえるのですが、その辺どうでしょうか。
紅蓮のタクティクス
新連載(先月の)。ファンタジー戦略型カードゲームの世界チャンピオンにして「みんなくだらねえオレが支配してやるぜ」的なことを常に考えてるひねくれた主人公・蓮が、そのカードゲームの世界の使者から「この世界の支配者になって世界を救って下さい」と誘われて異世界に飛び込んだ! という筋書き。
この主人公の蓮君、口では「俺はこの世界の支配者になる!
」とか何だかんだ言っていても、いざ自分を信頼してくれる仲間と出会うと身を張って助けちゃったりした挙げ句、「俺の支配する奴らが俺以外の奴に殺されるのが、気にくわなかっただけだからね! か、勘違いしないでよね!
」と赤面する始末なので、基本的には主人公のそんなツンデレな態度を愛でる作品であると解釈しました。
第二話の扉に書かれた「嫌よ嫌よも蓮のうち。」という煽り文句が、このマンガの本質を端的に表現していると思います。面白いですよ。
青血のハグルマ
新連載(先月の)。体に青い血が流れる民族が住む青血王国が、体に赤い血が流れる民族「非族」と戦争をしている世界が舞台。「ハグルマ」と呼ばれる巨大な機械を作る才能に長ける青血王国の第三王子・コド(性格:機械いじり以外は不得手なボンクラ)は、自分の作った機械がどんな役に立っているか見てみたいと思ったばかりに外の世界に出てみたところ、そこでは自分の機械達が戦争の道具として「非族」を殺戮している現実を知ってしまったのであった! という筋書き。
技術職のボンクラ男子が現実を知って己の運命を切り開いていくという趣旨の作品なので、同じボンクラ系技術職としては期待せざるを得ません。
あと、血の色が大きな鍵となっている作品なだけに、要所要所で「血」だけをカラーで描画しているのが表現として面白いです。特に第二話ラストに出て来た「血」は、その血を流していたキャラの辿ってきた人生を示唆しているのみならず、この作品の最終的な終着点をも連想させるという意味で、とても効果的でした。
やおよろっ!
餃子を美少女キャラに擬人化した挙げ句、剣道をさせて「臭い」をキーワードにしたラブコメマンガに仕立て上げるなつみん先生の力量に感心しました。
ポップコーンアバター
星野倖一郎先生が描く幸薄そうな女の子はたいへんに魅力的ですが、ついに「ポップコーンアバター」における最大最強の幸薄そうな見てくれのキャラ・真冬がその秘められた力を発揮。魔族に襲われ、人と魔物のバトルを目の当たりにするという非現実的な光景を前にした彼女は、「生まれた時から私の中にあるものがあふれる…あふれると私じゃなくなる…
」という呟きと共にイヤボーン的な覚醒を遂げるのであった! という、俺たちの心の中に住む中二男子が大喜びする展開に。
幸薄そうな女の子が実はこの世界を滅ぼす程の超能力を秘めている、という設定に心振るわせない男子はいませんよね(決めつけ)。
バケがく!
タイトルが四文字+「!」で構成されていることからも判る様に、基本的にこのマンガは美少女わんさかコメディーなのですが、出てくる美少女がみんな妖怪である点、およびストーリーのメインとなる「新米教師と不良の対立」の不良・妖怪カマイタチが女子ではなく男子である点が異なります。
作品としては主人公の新米教師・荒田シズマの「女好きなダメ教師」と「生徒に授業を受けさせようとする熱血教師」のバランスが上手く取れており、「先生の立場からすれば不良も妖怪も変わらない」という彼の軽いスタンスと相まって、重いテーマを内包しながらも楽しく読むことができるマンガになっていると思いました。
あと、河童だからセーラー服+スク水を普通に着ており、しかも濡れても平気であるという解釈は斬新。素晴らしい(褒める点がそこなの?)。
ノア姫様のつがいさがし
色々と大変なことになってる「オニデレ」のクリスタルな洋介先生が放った、「オニデレ」以上にシュール極まりない作品。全てのページに渡って奇妙なまったり感あふれる何とも言えないでろんでろんなノリで進行、最後まで何も解決しない投げっぱなしな展開と併せて「洋介先生すごい
」と思わせるに十分です。
個人的には、そもそもこのマンガをクラサンに掲載することになった経緯を知りたいです。