麩菓子に性的な意味が宿ってしまった記念・サンデー12号感想
だがしかし
今週の「だがしかし」を読んだ結果、目隠ししたほたるさんの口に麸菓子突っ込みたい願望を抱いてしまったいたいけな読者が、全国に5人くらいは発生したんじゃないかと思いました。
この系統の願望が成長すると、最終的には目隠しボンテージ鼻フックフェチとかソッチの方に言ってしまう可能性があるので人生辛くなること必至ですが、でも目隠しされて手首も拘束されたほたるさんが嬉しそうにうねうね動く姿は実際カワイイので仕方がないですね。なんて罪作りなマンガなんだ(適当なこと言った)。
トキワ来たれり!
アリアがあの格好で突然学校に行ったことはともかく、そもそも彼女がパンツ履いてないことに対して、トキワ達や学校の生徒達を含めて、これまで連載の中で誰も突っ込んでいませんよね。めぐるの方は普通にスカートの下にパンツを履いているので、別にこの作品世界では女性の下着という概念が存在しないわけではなさそうです。
つまりこの作品世界は、美少女キャラのパンツの有無程度は誰も気にしないくらいに大らかなのだと解釈できます。パンツを履いてなくても社会的に全く問題が起こらないこの作品世界は、実に優しさに満ちていると思いました。
褒めてます(フォロー)。
リオンさん、迷惑です。
このマンガを読むたび、リオンくらいの年頃の子供が一番面倒見るの大変なんだよねーと保護者の視点になってしまう自分が居たということです。家のお菓子を勝手に食い散らかすとか、自分が子供の頃もよくやりましたよねえ…やんちゃな子供を持った親の心境がよく判りますよね…(遠い目)。
そしてリオンの隣には住んでいるホンモノの天使一家が登場し、「異種族同士は決して分かり合えない
」というこの作品におけるテーゼのようなものも提示されたことで、いよいよこのマンガも本腰が入って来た感じがします。
「戦争劇場」の天使ちゃん、「EとT。」の桜と、ここのところサンデーの誌面が何か天使めいて来ている気がしますが、もしかしたら何か編集部に宗教的な変化が起こってきているのかも知れません。まさか出版不況の影響がこんなところにまで(また適当なこと言った)。
ヘブンズランナーアキラ
アキラと小笠原さんの実質的な夜のデート回でしたが、突然の雨に濡れた小笠原さんの可愛らしさよりも、自分と体格が全く違うアキラに自分の着替えを何の疑問も持たずに笑顔で差し出す彼女の大物っぷりの方が印象に残りました。
アキラのランニングフォームの違和感はすぐに察するのに、自分の服を来たアキラのコスチュームの違和感についてはスルー。陸上界における天才というのはそういうものなのか、と実感させられた次第です。
氷球姫
この前の試合でのイーラとマリアのバトルが、ちょっとだけですが描かれていたのが嬉しかったです。「待て、イーラ!
」って言った時のマリアの表情が、彼女の心境の複雑さを浮き彫りにしていて切なくなります。
大会が終わった後でこの二人の関係に何らかのフォローが入るという微かな望みを心に持ちつつ、これからも生きていきたいと思いました。
戦争劇場
くるみの弟の翠君って、ルックスもそんなに悪くない真面目な好青年なはずのに、バレンタインデーにチョコを一個ももらえていないのはあまりに不遇だと思います。もしかして、性格にかなりの難があるのか。ありそう(決めつけ)。
でも、仮に彼がるりと相思相愛になると連載が終わってしまいそうなので、しばらくはあまりモテない方が読者的にはありがたいんですかね。悩ましいですね(勝手に)。
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戦争劇場もついに1巻が発売。編集部自らが「実験作」と呼んでるのが正直で良い