What's Old


03/01/28  (更新情報へ)

お知らせ:

 2/25に発売されるサンデー超増刊3月号に、椎名高志先生の読み切りマンガ「江戸浪狼伝」が掲載されます!

 なお、超増刊の同じ号には、連載が椎名氏と同時期に打ち切りになった猪熊しのぶ先生の読み切りマンガも掲載されます。2002年後期サンデー二大打ち切られマンガの作家が、はからずも超増刊で夢の共演を行うことになった模様。
 謀ったな!(誰が?)

(;´Д`)

 そういう訳でこんにちは。
 こちらは、「美鳥の日々」コミックス1巻を買い逃したことで有名な私こと深沢が管理運営を行っている、椎名高志ファンホームページC-WWWです。くそうくそう。
 先週金曜日辺りから初版の版元在庫が再び流通し始めたということなので、もう一度暇を見て書店を巡ってみることにして行きたい。そんな感じ。

 その「美鳥の日々」ですが、先週は美鳥の幼なじみの耕太君(ショタ顔)が不良グループに拉致されてブリーフ一丁というあられもない姿にされたのにも関わらず、ブリーフ姿で不良相手に人類愛を説くという偉業を成し遂げた挙げ句、更に自分を助けに来て優しくしてくれたセイジに惚れてしまうという、おそらく誰も予想はしていなかったけど誰もが納得できるエピソードが掲載されたことにより、「葵DESTRUCTION!!」にしてやられたショタ萌えフロンティアな男性読者が大喜び。このマンガが持つ懐の広さを、改めて認識させることとなりました。「予想は裏切り、期待は裏切らない」とはまさにこのこと。
 確かに、ブリーフ姿で口にガムテープを貼られて泣いちゃいそうな瞳をしながら困っているコータ君の姿は、もはやそのまま少年受アンソロジー本「好色少年のススメ(←注:成人向けコミックのサイトなので迂闊にクリックしないように)に行っても違和感ないくらいの萌え対象であることには間違いありません。

 最近のサンデーは、何の陰謀かは知りませんが露骨に男性同士の同性愛を匂わせるようなケースが見受けられ(「ワイルドライフ」の新キャラ・陵刀司はその典型)、そういうのが嫌いな読者からは逆に不評を買っている様なのですが、しかし「美鳥」のコータ君の場合は逆に、男性読者ですらそういうものをギャグやネタとして許容できてしまいそうなくらいのマンガチックな破壊力を秘めているところが大きく異なります。
 彼は、そういう意味において「」の要素を最も濃く受け継いでいるキャラだと言えましょう。今回の話のシチュエーションも「葵」と(おそらくは意図的に)似た部分がありましたしね。

 ああもう、コータ君が今度は体操着とブルマ姿で再登場したりしたらどうしよう!(と言われても)
 やっぱり時代はソッチか! ソッチの方なのか!

 ――とはいえ、このマンガが他のラブコメマンガと一線を画している最大の理由が美鳥の異常な設定にある以上、『「美鳥の日々」はヒロインの美鳥に萌えることを読者に挑戦し続けているマンガである』という個人的な見解は今も堅持する次第ですが、綾瀬にしろ耕太にしろ萌える恋のライバルが多いですなこのマンガ。
 がんばれ美鳥。負けるな耕太。


 あと今月のサンデー超増刊には、サンデーGXの「吼えろペン」にバッタモノが登場して大あばれしたことで一躍話題になった藤田和日郎氏の読み切りマンガ「美食王の到着」が掲載されています。有り体に言って「こんな話を考えつく人の頭はおかしいよ!」としか表現のしようがないくらいおかしい(かつ、面白い)マンガですので、できれば読んでおくべき。
 個人的には、大量の女性の裸が飛びかうクライマックスの見開きページのあまりの馬鹿馬鹿しさに惚れましたね。これぞマンガ! これぞエンターテイメント! 的な楽しさに満ちあふれており、思わず合掌したり礼拝したくなるくらいありがたいものを見せて頂いた気分になれました。
 画の迫力で全てを納得させるだけの力を持った、マンガ的な面白さが楽しめる快作(怪作?)だと思います。

 そして、次回の椎名氏の読み切りもなんかかなり好き勝手やってそうな雰囲気が濃厚であり、こちらも期待できそうです。
 人生の楽しみがちょっと増えた気分。

 更に今週30日には、この前私が発売日に買い逃して敗北を知った「無敵看板娘」の2巻が発売されますよ!
 今度は絶対負けないぞ!(←本屋に予約はしないのですか?)


 

更新情報:

 


03/01/21  (更新情報へ)

 「美鳥の日々」が売ってねぇ!(挨拶)

THE NEW LEGEND

 ああもう、「無敵看板娘」に続いてまたやってしまったダスよ! キテレツ君!(誰?)

 発売日の18日は、諸般の事情で本屋に行くのが夜9時過ぎになってしまったのですが、小学館のコミックスなら「無敵看板娘」の時みたいな、初版の発行部数が少なくて供給不足になるようなことはあるまい、と安心していました。
 ……ですが、近所の本屋に行ってみたところ、18日発売のサンデーコミックスのうち、「美鳥の日々」だけ既に全滅。その後何件か本屋をハシゴしてみたのですが、やっぱり「美鳥の日々」だけ全滅。試しに Amazon を覗いてみたところ、こちらも既に品切れ状態の様子。

 行きつけの本屋の店員さんに話を聞いたところ、「発行部数が少なかったために入荷数も少なくなってしまい、すぐに売り切れてしまった。追加発注はしたけど、次の入荷は早くても1〜2週間後になる」とのことであり、なんか状況が「無敵看板娘」の時とソックリになって来ましたよ?
 ホント、みんな右手の恋人が好きなのな!(自分のことを棚にあげながら)

 とりあえず何にしろ、このマンガが大人気のようで何よりです。
 斯様な伝説をいきなり打ち立てたことにより、これで名実共にこのマンガが大人気であることが証明された訳であり、今後に期待が持てそうなマンガが増えたことは嬉しい限りですね。とか優等生的なことを言ってみるテスト

 美鳥たん…(;´Д`)


The legend will never die

 そして、その「美鳥の日々」と同じ日に、「一番湯のカナタ」の最終巻となる3巻が発売されました。

 しかし最終巻と言えども、この3巻だけを読むと、このマンガがあえなくサンデーで打ち切りを食らったとはとても思えません。というかむしろ、サンデーを読まずにコミックスだけ買って読んでいる人に対して、「『一番湯のカナタ』4巻は4/18頃に発売されます!」とデマを流したら絶対信じてしまいそうな作りになっているのが、カナタ3巻の最大の特徴と言えましょう。

 勿論、3巻の一番最後にはちゃんと『一番湯のカナタ −完−』と書かれてはいるので、よく見ればこのマンガがここで終わったことが判るのですけど、しかし表紙の折り返しに書かれたいつも通りの調子の作者のコメントや紙面構成、「最高潮」という言葉は入ってるけどその言葉から『最期』のイメージをあまり連想させないように書かれているカバー裏の作品解説、そしてこれまたあまり最終話っぽくないマンガの内容と、『打ち切り』を連想させる要素が見事なまでに隠匿されているので、読み終わった後は「あれ、これでこのマンガ終わり? ホントに?」と思ってしまうこと請け合い。

 連載当時からコミックスに収録された時のことを考慮したストーリー展開を行うのは「GS美神」の頃から行われていたことではありますが、もし最初からコミックス3巻をこういう風に作ろうと制作側が狙っていたのであれば、これはもうプロの仕事ですよ! まさか、仮にも打ち切りを食らったマンガの最終巻でそんなものが見られるだなんて、さすがの私もビックリです!
 この情熱を連載にも!(手遅れ)


 ただ、いくらコミックス3巻が面白くても、結果的にはこの作品がここで終わってしまったのも事実であります。
 コミックス1巻が発売された時は、このページに「『一番湯のカナタ』には、椎名高志氏の『椎名百貨店』以降の椎名氏の芸風の集大成的なものを感じる。『椎名百貨店』から10年以上経った今でも、氏のセンスは少年マンガ雑誌の読者に対して通用しているのかどうか? という点に興味がある」と書きましたけど、結果的にこうなっちゃった以上、やっぱり今のままでは椎名氏のセンスが通じなかったと解釈するべきなのでしょう。

 個人的感想ですが、このマンガはキャラクターや設定は至極魅力的だったと思うので、そういう面での問題点はあまり感じませんでした。むしろ、このマンガが今の読者に「通じなかった」点としては、(作者の世代にならないと判ってもらえないような)パロディにマンガとしての面白さを依存するような形になってしまっていた一方、逆に読者が素直に読みたいと思うような話(ラブコメとか)をなかなか提供してくれなかったことが挙げられるのかな、と思っています。
 直球な展開を茶化してパロディ化する面白さがいわゆる「椎名マンガ」の持ち味なのは理解していますが、「カナタ」はそのベースとなる「直球な展開」(話の流れからすれば、ロイヤルガードや侵略宇宙人との戦闘が相当すると推測されます)が、こちらが望んでいたようなものと微妙に食い違っているような感覚を、(今になって思えば)「千手王羅」が出た辺りから何となく憶えていました。

 もし次の作品も少年マンガの世界で勝負するなら、今度は最初からパロディを狙うんじゃなくて、まずは直球勝負で攻めて欲しいですね。それも、どうせやるならかつての「ちちしりふとももー!」クラスの、直球ど真ん中な奴を希望してみたいです。パロディする側じゃなくて、むしろされる側に回れ! みたいな勢いで一つ。
 私たちは、椎名先生の次回作を心から期待しております。

The Stage of History

 あと忘れないうちにメモしておきますが、先週のサンデー7号で一番読んでいてグッと来たのが「ダンドーXi」。というかむしろエバ・スターリング
 最近の彼女はどんどんおかしくなって来ているのはご存じの通りですが、先週は特におかしさが著しかったと思われます。このおかしさは歴史に残さなければなりません(使命感)。

 特に、P.230 のパンチラカットのエバの姿勢は「いやらしい」ではなくもはや「使える」のレイヤー(領域)に到達していると思われますし、P.238 のポーズに至っては、こんな姿勢をする女性は彼女と水着姿のグラビアアイドルだけである! と断言しても良いくらい、キャディーとしては不自然極まりないセクシーっぷりを無意味に発揮しています。

 一体彼女は、何の目的でこのような挑発的なポーズをとり続けているのでしょうか。なんというかこう、ここまで来ると単に「読者サービス」というありきたりな言葉では、もう今の彼女を語れなくなってきているのではないか? あれは、我々読者以外の誰かに何らかのメッセージを伝えようとしている、万乗先生の深い思慮が隠されているのではないか? と思わざるを得ません。

 「ダンドーXi」……なんて奥と業が深いマンガなんだ……(´д`;)

 参考:万乗大智先生の漢らしさが感じられる「鉄騎」のレポート柴尾英令のゲームの王道さんより)


 

更新情報:


03/01/14  (更新情報へ)

 「親は関係ねぇだろ! 親は! おー!
 (原哲夫デザインの顔になり、葉巻に火を点けながら挨拶)

マンガ近況:

 1/6 にコンビニ売りされた、「公権力横領捜査官・中坊林太郎」(バンチワールドスペシャル/新潮社)を購入しました。

 相手がヤクザだろうがエリート銀行員だろうが政治家だろうが、とにかく「親は関係ねぇだろ! 親は!」と逆ギレしながら全てを暴力で解決する主人公・中坊林太郎の愉快痛快な大活躍っぷりが、このマンガ最大の見所です。とにかく、あらゆるツッコミを許さない程の迫力に溢れたマンガチックな爽快感が魅力の、原哲夫テイスト満載の傑作と言えましょう。
 とりあえず、往年の黄金時代のジャンプを読みながら育った三十代以上のサラリーマンは必読のこと。コミックバンチは読まなくてもいいから「中坊林太郎」は読め!(言い過ぎ)

 しかし、このマンガの一番不思議なところは、一番最初にこのマンガが掲載されたのが「BART」というビジネス系の情報雑誌(現在は廃刊)だったということなのですが。
 もしかして、「日刊ゲンダイ」に載ってる「やる気まんまん」みたいな扱いだったのでしょうかこのマンガ。


高橋留美子, My First BIG

 そしてここは原哲夫先生のファンサイトではなく椎名高志先生のファンサイトなので、そっち系の話もしなければなりません。

 前に椎名先生が速報ページでも触れていた、氏が高橋留美子先生のマンガについて語ったコメントが掲載されている「うる星やつら」の廉価版コミックス(My First BIG、小学館)が発売されています。発売されたのはちょっと前なのですが、探せばまだコンビニで売ってるかも知れません。
 これに掲載されている椎名氏のコメントは今後他のメディアに再収録されるようなことは絶対ないと思いますし、またインタビューの最中に撮影されたと思われる、滅多には見られない椎名氏の素顔が写った貴重な写真も5〜6枚載っているので、「一番湯のカナタ」の連載も終わって椎名高志の情報に飢えてるファンは必読の方向で頑張って下さい。

 それでそのコメントの内容ですが、簡単に言えばこれまで椎名氏が語ってきた高橋留美子作品に対する言葉を一つにまとめたものであると言えます。高橋留美子のマンガの何処が素晴らしいのか、またそれが自分の作風にどんな影響を与えたのかを、3ページに渡って一人語りする形で掲載されています(続きは1/31に発売される次号に掲載予定)。
 とりあえず、椎名高志氏の高橋留美子マンガに対する思い入れが相当なものであることはよく判るようになっていますし、また当時高橋留美子先生のマンガをリアルタイムで読んでいた椎名氏と世代が近い三十代以上の男性読者なら、氏のコメントに共感できる部分も沢山あるのではないかと思います。
 あと、キャラメイキングに関して高橋留美子とスティーブン・キングを比較して論じている辺りはさすがと言うか何というか。

 私の経験上、この世代の男性マンガファンに高橋留美子に対するコメントを下手に語らせたりしたら話が止まらなくなること請け合いなのですけど、椎名氏もまたそういうマンガファンの一人なのなー、と思いました。

 それで私が思うに(←言ってるそばから「語り」に入ってますがカンベンな(´Д`;)、高橋留美子マンガ(特に「うる星やつら」「めぞん一刻」の両作品)の最大の強みは、新しいマンガの「形」を生み出し、それを読者や他のマンガ家に広く定着させたところにあると考えられます。
 「高橋留美子以前」と「高橋留美子以後」ではマンガのあり方がちょっと変わって来ている、と言っても過言にならないくらい、マンガ史における高橋留美子先生の影響力は大きいものがあります。

 勿論、「うる星やつら」のようなコメディーマンガや「めぞん一刻」のような恋愛マンガは高橋留美子先生以前にも存在していたのですが、「うる星やつら」や「めぞん一刻」はそれらのマンガの「形」を(結果として)再定義し、当時の読者の頭の中に「こういうマンガのあるべき姿は、こういうものだ」という認識を植え付ける程の影響力をもたらしました。
 椎名氏は「(高橋留美子先生のマンガは)自分に取って血と肉だ」とインタビューの中で語っていますが、これは椎名氏に限らず、この時代に高橋留美子マンガの洗礼を受けた読者にとっての共通認識と呼んでも良いのではないのでしょうか。

 そして、こういう認識を持った読者の中から、マンガを読む側ではなく作る側に回る、椎名高志氏のようなマンガ家が登場します(80年代後半にデビューした作家は何らかの影響を受けている人が多いと思われる)。そんな彼らの作品は、前述の「共通認識」を持つ受け手側の読者を中心に広く受け入れられ、更にその「認識」を多くの読者に広げて行きました。
 そういう意味において、高橋留美子マンガの影響力は、本当に計り知れません。

 でもまぁ、何よりも高橋留美子先生が凄いのは、20年以上経った今でも、第一線で少年マンガを毎週毎週作り続けていることなんですけどね。
 「うる星やつら」が始まった頃、まさか21世紀になっても高橋留美子先生がサンデーで連載をやってる未来がやって来るなんて、誰が想像できたでしょうか。ホント、高橋留美子ってマンガ家は化け物(誉め言葉)ですなー

ヽ(*´д`*)ノ

 あと、コメントとは直接関係ないですが、インタビューと一緒に載ってる椎名氏の写真もファンなら注目。
 私が最初にこの写真を見た時は、その顔が私の記憶に残っている椎名先生の映像と微妙に食い違っていたためか、「この人、なんか小学校の同級生だったトシユキ君とソックリだ!」と思ってしまいましたよ(←誰?)。

 椎名先生の写真が最後にメディアに登場したのは、1999年のサンデー40周年記念イベントで行われたトークライブの時に撮影された奴が最後だったと記憶していますが、どうも何年か経つうちに記憶の中の映像が劣化してしまっていた模様。ファンサイト管理者なのに大変に申し訳ない感じ。
 当時と比べると痩せましたよね先生(フォロー)。

 ちなみに、高橋留美子先生の写真もコミックの中に載っていますが、こちらは職場の同僚のA子さんに似てるなぁと思いました。
 どうなってるの?(オレの頭が)


 

更新情報:


お知らせ

前に予告したような気がする「一番湯のカナタ Conventional Wisdom Contest」(要はキャラ人気投票)ですが、コミックス最終巻が発売される1/18以降にやりたいと思います。期待しないでお待ち下さい。


03/01/07  (更新情報へ)

きめて きめて:

 明治時代の日本を舞台にした「サクラ大戦」型ギャルゲーとして似たような時期にリリースされた、「らいむいろ戦奇譚」と「萌えよ剣」。
 もしどちらかを買わなければいけない立場に追い込まれたとしたら、選ぶのはどっち?


 いきなり臭い書き出しですみません(挨拶)。
 こちらは、私こと深沢が管理運営を行っている、椎名高志ファンホームページ C-WWW です。

 それで近況ですけど(いきなり)、正月早々いきなり風邪を引いて熱を出してしまい、三が日はほとんど自宅に引きこもったまま寝たきりの状態でした。熱があったせいか、今年の初夢に「暗黒の空間の中に首がない女性の体の形をしたガラスの彫像が浮かんでおり、それが銀色に輝きながら回転し続けている」という夢解釈に困ってしまいそうなものを見てしまい、新年早々景気が悪い気分に。
 いやまぁ、最初から「12月は異常に忙しかったことだし、正月休みくらいは家でゆっくり過ごそう」と思ってはいたので、そういう意味では計画通りの休暇を過ごせたのですけどね(ドクロ)。

 更に、ただ寝ているだけだと必要以上に切なくなるので、久しぶりに(よりによって)ドリームキャストを起動し、昨年の正月は初代グランディアをクリアしたから今度はグランディア2をプレイだ!(よりによって) と頭痛がする中で考え、とりあえず始めてみました。
 ……しかしこのゲーム、やった人なら判って頂けると思うのですが、ストーリーのテーマが「人間の心の弱さや迷いの克服」という重厚なものになっているためか、端的に言って人間のダメな部分を責め立てるような、私みたいな人間にとっては見ているだけで鬱になるイベントが折り重なり合いながら話が進んでいくのがやっかいなのです。

 このゲーム、システム的には1と比べるとかなり改善されて自由度が増しており、キャラクターを自分好みの戦闘スタイルにチューンナップして行く楽しみは十分に味わえますし、またプレイ時間が13時間を超える辺りで登場する、キャラクター的にもパーティー戦力としても萌え萌えな性能を発揮する岩男潤子ヴォイス(重要)のメカ美少女・ティオが出てくる頃には鬱度も改善されてようやく面白くなって来るのですが、でもそこに行くまでに「プレイ開始後30分もたたないうちに、ヒロインの親友が理不尽な形で死亡!」とか、「超常的な力で視力を回復した盲目の少女に、異端審問官の魔の手が迫る!」とか、「悪魔に憑かれた人を助けても、心は失われたまま帰ってこない! オレ達はこれからどうやって魔と戦えばいいの!」とか、そんな切ないシナリオと対面しなければいけません。
 病気で気が落ち込んでいる時には特に効くね!(頭に)

 まぁ、このゲームが作られていた頃(と言ってもまだ3年くらい前)には、こういうどんよりした心象的なテーマ性を持った物語もエンターテイメントとして許容されるようになって来ていたのは判るのですけど、しかし「1」をプレイした人にとっての「グランディア」とは、やっぱり元気な主人公が未知の世界で大冒険する系統のストーリーだったはずです。
 なので、元気なく人生に悩む主人公やヒロインの姿を(少なくとも中盤まで)見なければいけないこのゲームは、例え優れたゲームシステムを持っていてもファンからはあまり支持されなかったのが、今となっては何となく判る気がします。

 今度風邪引いて倒れた時には、中古屋で「サクラ大戦3」を買ってプレイして気晴らしすることにするよ…
(↑PS2は買う気ないのか)


2002年のサンデーは歴史に残ったか

 そして、なんかもう毎年恒例になってるみたいなので、今年も去年のサンデーで始まった・終わったマンガをまとめてみました。

2002年に始まったマンガ
365歩のユウキ!!西条真二02年6号
   
   
   
史上最強の弟子 ケンイチ松江名俊02年20号
一番湯のカナタ椎名高志02年21・22号
鳳ボンバー田中モトユキ02年23号
   
   
いでじゅう!モリタイシ02年33号
ふぁいとの暁あおやぎ孝夫02年35号
きみのカケラ高橋しん02年38号
美鳥の日々井上和郎02年42号
   
D-LIVE!!皆川亮二02年44号
   
   
ワイルドライフ藤崎聖人03年2号
少年サンダー(短期集中連載)片山ユキオ03年3号
2002年に終わったマンガ
   
烈火の炎安西信行02年9号
トガリ夏目義徳02年11号
リベロ革命!!田中モトユキ02年18号
ARMS皆川亮二02年20号
   
   
KUNIE-パンゲアの娘-ゆうきまさみ02年30号
どりる石川優吾02年30号
   
   
   
   
365歩のユウキ!!西条真二02年43号
   
ダイナマ伊藤!杉本ペロ02年47号
旋風の橘猪熊しのぶ03年1号
一番湯のカナタ椎名高志03年2号
   

参考:週刊少年サンデー超名鑑!HEAD PLAN雑貨店

 非常に大ざっぱに言えば、昨年のサンデーは、大きく前半期後半期に分けることができると考えられます。

 前半期は(この表には載っていないですが)2001年末に正式に連載が開始された「焼きたて!! ジャぱん」が近年のサンデーでは珍しく短期間でスマッシュヒットして一躍人気作となり、また読み切りでは(この表には載っていないですが)「葵DESTRUCTION!!」という、これまた近年のサンデーでは珍しい異色作を掲載して、雑誌としての懐の広さをアピールすることに大成功。
 昨年までのサンデーを支えてきた「烈火の炎」「リベロ革命!!」「ARMS」などの人気作を円満に終了(「トガリ」についてはそうでもない気もしますが)させる一方、既に実績がある作家陣による新連載を集中的に開始。そして、「最終兵器彼女」で名を上げた高橋しん氏がサンデーで新連載するぜ! と広告で大々的にブチ上げた辺りまでが前半期と言えるしょう。
 この頃のサンデーには、本当に勢いがありましたよね(過去形)。

 しかしその一方、2001年にスタートした「KUNIE」「どりる」は人気が浮上しないまま終了、年初に始まった「旋風の橘」「365歩のユウキ!!」はあまりのエキセントリックさに拒否反応を示す読者が続出してストーリーもダッチロールを起こしながら終了、そして「一番湯のカナタ」も編集部が期待した程には人気が伸びず(推測)、浮上のきっかけを掴みそうになりつつもあえなく時間切れ終了。
 更に、これも昨年始まった「鳳ボンバー」「いでじゅう!」、そして派手な広告と共に登場した高橋しん氏の「きみのカケラ」も最近では巻末付近をうろつく要注意銘柄になってしまった感があり、どれもまだ予断を許さない状況と、どうにも連載陣が奮っていない印象が強くなって来たのが後半期です。前にも書いた気がしますけど、「KUNIE」「カナタ」の短期終了にしろ、「橘」の迷走っぷりにしろ、「どうしてサンデーでこんな不手際が重なったのか?」と目を疑ってしまうようなことが起こってしまったのがこの時期でした。

 アッパーな前半期とダウナーな後半期。
 昨年のサンデーは、色々な意味で激動の年であったと言っても良いと思います。

 もっとも、ダウナーな後半期に始まった作品の中でも、「美鳥の日々」「D-LIVE!!」の両作品は、設定は少々奇抜ながらも少年マンガとしては極めて基本に忠実な良質のエンターテイメント作品として成長しつつあり、個人的にはかなりの期待株です。
 あと、個人的に違う意味で注目しているのが、「下手なボーイズラブマンガよりもボーイズラブらしいマンガ」と一部で評されている(らしい)「ふぁいとの暁」だったりするのですが、これに関しては取り上げるヒマがあったら一度マジメに作品構造を研究してみたい素材であると認識しております(本気?)。

 何にしろ、今年もおもしろいマンガを沢山読める良い年になりますように。


 

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03/01/01  (更新情報へ)

 あけましておめでとうございます!(挨拶)

 昨年は色々と辛いことが多かった印象が強い年となってしまいましたが、
 今年は色々な意味で良い年になるといいですね。

 いやホント。


 

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