感想 一覧

桜庭さん脱衣記念・サンデー4+5号「BE BLUES!」感想

BE BLUES!
何故か脱ぐ桜庭

 龍のシュートが弾かれたこぼれ玉を、男・矢沢が押し込んだことでBCD選抜チームが同点に追いつくものの、桜庭が得点を喜ぶチームメイトを見て唾を履いたことから、桜庭の飼い主指導者であるミルコが彼を退場させたという展開を見せた前回の「BE BLUES!」。

 皆さん既にご存知のように、「BE BLUES!」の高校編とは即ち桜庭巧美がやがて『武蒼のメッシ』と呼ばれて尊敬を勝ち取るまでの軌跡を描くものである訳ですが(ウソ)、しかし桜庭が真に尊敬を得る道程はまだまだ長く険しい、ということを端的に提示した回だったと言えるでしょう。

 まあ確かにあの桜庭さんがチームメイトのゴールを喜ぶとはとても思えませんし、ミルコもそれは十分判っているはずなのですが、それでも飼い主指導者としては桜庭の態度に警告を発しなければいけないことも、またよく判ります。龍のシュートを顔面ディフェンスで防いだジョージに対しては賛辞を述べていることからも、ミルコがサッカー選手に何を求めているのかが伺えるというもの。
 この辺はミルコのサッカー哲学に関わることなので、たとえ勝負がかかっていたとしても譲れなかったのでしょうね。

 しかしその辺がまだ全く判っていない桜庭さんは、怒りのあまりベンチでストリップショーを披露する有り様。いいぞいいぞもっとやれ彼が本当の意味での尊敬を得られる日はまだ遠いということでしょうか。というか正直そういう日は来ないと思う(ぶっちゃけ)。

 あと今回は散々できない子扱いされて来た男・矢沢がついに決めるべき時に決めた貴重な回でもあったのですが、彼がゴールを決めた時点で既に物語の焦点はジョージと桜庭の態度の対比に移っていたので、あまり報われていないことに代わりはないなと思いました。それでこそ矢沢です。

 個人的には、窪塚先輩が興奮して「チンチン」って言ってるところが良かったです(語弊)。


オシムの言葉 増補改訂版 (文春文庫)
木村 元彦
文藝春秋 (2014-01-04)
売り上げランキング: 112,898

ミルコのモデルであるオシム氏の哲学を窺い知ることができる本


サンデー52号短め感想

松江名俊三部作

 どのマンガの登場人物も基本的にものすごくベタな設定だったと思うのですが、それを真正面から全力でぶつけてエンターテイメントとして成立させるところが、実に松江名先生のマンガらしいなと思いました。
 退魔師に魔術士にロボという統一性のないメンツでどんな物語を構築していくのか、これから楽しみです。

BE BLUES!

 『彼が長い時間いいつけを守れると思うかね?
 かつて東欧の猛者共を率いて世界と戦った旧ユーゴ代表監督のミルコにしてこの見解。さすが桜庭さんは違います。間違いなくワールドクラスですよ(カスさが)。

 そんな桜庭さんですが、実力のある選手しか実名で呼ばないレノンからちゃんと「桜庭」と呼ばれているところからして、既にAチームの選手たちには認められていると判断して良さそうな感じはします。レノンが桜場に飯をモリモリ食わせて藤原乃亜に対抗できるフィジカルを身に付けさせようとする二次創作とかどうだろう(と言われても)。

 あと、レノンに簡単に競り負ける桜庭を見て「…よわっ」と呟く優希と窪塚さんのコマは、画像掲示板での煽りに使えそうだなと思いました。

ヘブンズランナーアキラ

 このマンガ、基本的にいわゆる「悪い人」が出てこないところが好きです。変な人は沢山いるけど。ほら陸上界って割とオタクの巣窟ってイメージありますし(偏見)。

 そして、このマンガの人気に更に火をつけるために必要なのはやはりカップリング要素の充実だと思われますので、藤乃×アキラを妄想させる今回の終わり方はちょっと気になります。藤乃がアキラにデレることはあるのか。それとも、もうデレデレになっているのか。感情が読めない男なだけにその辺の読みが難しいです。

闘獣士

 「ツンデレな幼なじみとローマで再開したらビキニアーマーの剣闘士になっていた」って、何か現代ラノベのタイトルみたいだなと思いました(何)。
 帝政ローマ時代テイストなビキニアーマーが出てきてので、それだけでもう自分は大喜びです。

氷球姫

 現在の展開だとおそらく「氷球姫」のラスボスになりそうな七咎学園の監督が初登場。コスチュームが「変態仮面」チックなところを指摘するまでもなく彼は尋常でない変態さんであることは間違いないのですが、ここまで堂々とした態度を取られると、もはやコスチュームがどうとかいうことは些細なことなのではないか? という気持ちになって来るから不思議です。
 願わくば、彼もまた常盤木のような人を幸せにする変態であれば良いのですが。変態キャラに対しては博愛主義になる私。

絶対可憐チルドレン

 そういえばDS版絶チルのゲーム、第四のチルドレンこと「ドリー」と邂逅したところで満足してしまってその先をプレイしてなかったことを思い出しました。すみません。そのうち再開したいです。
 紫穂がナイフで相手をメッタ突きにする攻撃モーションが好きなので、紫穂の攻撃力を上げて前線に出すプレイを志向して行きたい。

 この回で特に気に入ったのは、葵が松風ロボの体内にコーラのペットボトルをテレポートしたところ。これって、かつて「エスパー魔美」で魔美が高畑さんの膀胱に直接おしっこをテレポートしたのに匹敵する、かなり禁断のエグい攻撃だと思います。だって他人の胃袋でメントスコーラさせ放題なんですよ?(感想か?)

エスパー魔美 1 (藤子・F・不二雄大全集)

当時は、直接おしっこをトイレにテレポートしないところが女の子らしいなあと思いました(真顔)


サンデー49号の感想の一部

だがしかし

 ほたるが変なポーズをキメながら変なキメ台詞を言ってるところで、完璧に彼女に萌え萌えになってしまいました。萌えという言葉は今や死語化しつつあるような気がしますが、何か自分のほたるに対する感情を表現すると「萌え」が一番近しいように思えます。

 過去、この感情に一番近いものを感じたマンガは何だったのかなと思いを巡らせてみた結果、かつて「GS美神極楽大作戦!!」のシメサバ丸の回で、包丁を研ぎながら薄気味悪く笑ってるおキヌちゃんのカットを見た時のソレに近いのではないかという結論に達しました。
 どうも自分の中で「だがしかし」のほたるはそういう存在な様です(どういうの?)。

湯神くんには友達がいない

 手芸部で先輩に囲まれて幸せそうにしているちひろが、何かもの凄く「偽りの平和」っぽい雰囲気を醸し出していて良かったです(歪んだ感想)。

 修学旅行ネタというと「BIRDMEN」でもコミュ障特有の一人ぼっちへの不安感をネタに話を作ってましたが、そういう話はやっぱり今あえてサンデーを読むようなタイプの読者の共感を得やすいってことなんでしょうね。と決めつけて次。

氷球姫

 風花は、すっかり「優しくて自分に自信を与えてくれる常盤木と、厳しいが親身になって教えてくれる咲夏の間で想いが揺れる」ラブコメ要員と化したようで微笑ましいです。多分気持ちは揺れてると思います。多分(暗示)。
 そして紅羽たんの方は相変わらず気持ちは読めませんが、常盤木が火爪のことばかり言っているのを見て実は激しく嫉妬していると思うとちょっとグッと来るので、そういう妄想をして行きたい所存です。

BE BLUES!

 みんな大好き桜庭さんが満を持して次週登場の巻。
 「真のヒーローは仲間がピンチの時に遅れて高いところから颯爽と現れる」ものと決まってますが、Fチーム編・紅白戦に続いて再びピンチの時に桜庭さんが参上する形になりました。ここまで「仲間がピンチの時に颯爽と現れる」パターンを踏襲するところを見る限り、やはりこのマンガの真の主人公は桜庭さんなのではないか。そういう気がして来ます。して来ます(暗示)。

 あとこの号では、冒頭でAチームにゴールを決められて頭を抱えている矢沢が可愛かったです。「(><)」って感じの顔してるところが時に。


湯神くんには友達がいない(4) 少年サンデーコミックス

Kindle版は4巻まで出てるのですね(←最近Kindle voyage買ったので電書版の購入意欲が高い)


スポンサーリンク
1 13 14 15 16 17 18 19 85