感想 一覧

性格悪いキャラが更に新登場記念 サンデー16号「BE BLUES!」感想

BE BLUES!

 ミルコのアドバイスを実戦で実践しようとして中々上手く行かず、龍が悩む展開。あくまで当初の目標通りチャレンジして結果を出す道を進むか、あるいは友坂の言うようにまずは自分の良さを出すところから入るのか、理想と現実の間で後半龍がどう動くかが注目される展開です。
 が、それはそれとして、今回は対戦相手のチームのフォワードの宮迫がものすごく性格が悪い奴だったのが興味深いですね。

 性格が悪いフォワードといえば、我らが武蒼には勿論みんな大好き桜庭さんが居る訳であり、個人的にはぜひ桜庭さんを出して性格の悪いフォワード対決をして頂きたいと思いました。
 桜庭さんならあの程度の相手、持ち前のテクニックで翻弄できますよ! 更に桜庭さんなら、今の龍のようにミルコのアドバイスに悩むことなく、そんなの無視して自分の良さだけを出すプレーに徹する(そして結果を出せる)ことは確実なので、龍と対比する存在としてドラマに奥深さを与えること確実です!
 桜庭に好き勝手させると武蒼が得意なカウンターサッカーに徹するチームプレイはガタガタになりそうですが、まあそれはそれでですよ! どうですか監督!(と言われても)

 あと今回は、窪塚マネージャーが自分を「おばさん」呼ばわりした小田の弟の友達に対して、「小田さんの出番もきっと来るわよ」とフォローしているところが良かったです。
 実は彼女、ああ見えて子供に対して面倒見が良いタイプなんでしょうか。今回の彼女は、女子高生とは思えない貫禄を持ってると思いました。もちろん褒めてます。

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18巻の表紙を飾ってる藍子っちーの出番は、流石にしばらくお預けでしょうか


小学生女子が主人公の少年マンガは名作の法則 サンデー16号「リオンさん」感想

リオンさん、迷惑です。

 リオンさんが小学校に転入し、意識高い系の同級生男子・三上くんに突っかかられて騒動を起こされるという話でした。

 現実における小学1年生というのは、ついこの間まで日がな一日遊んでいた幼稚園児だったという事実を鑑みれば、基本的に我々とは異なる独自のロジックを持った、我々の世界の道理が通じない別種の生物とみなされるものだと思われますが、そんな獣の群れに突然放り込まれても全く臆することなく、むしろ自らの「悪魔」というキャラクター性を周囲に納得させて瞬時にクラスに馴染むことができたリオンさんは、実はものすごくコミュ力が高いのではないかという気がしてきました。

 あるいは、リオンのような個性が高過ぎる存在をも容易に許容できる、このマンガの小学1年生達の世界こそが素晴らしいということなのかも知れません。神も悪魔も小学1年生にかかれば只の変わったクラスメートに過ぎなくなるということなのでしょうか。

 我々に近い道理を持ち、「悪魔」キャラを振りまくリオンを異端として排除しようとした三上くんの方がむしろ異端として扱われている点から考えても、我々はリオンに自然に接するこのマンガの小学1年生のように生き、通りが通じない存在をも受け入れられる寛容の精神を得るべきなのかも知れません。非寛容な雰囲気が蔓延する現代社会におけるアンチテーゼとしても読める「リオンさん、迷惑です。」。深いですね(多分まちがい)。

 あと、世の中には人間が石化されるシチュエーションが大好きな所謂石化フェチというジャンルがあるんですが、自分が石化された上に美少女に粘液をぶっかけられる今回の展開は、フェチ的にはどうなんだろうかと思いました。


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「リオンさん」のコミックス1巻は4月発売とのこと


茂野吾郎はまだ…戦っている…!!(ミノル小林っぽく) サンデー15号「MAJOR 2nd」感想

MAJOR 2nd

 大河野球マンガとして一時代を築いた「MAJOR」が奇跡の復活。

 「MAJOR」は吾郎が幼少期だった連載初期からずっと読んでいただけあって、今では吾郎に対して親戚の子供に対するものと似たような愛着が沸いてしまい、今回の劇中で吾郎が今は台湾リーグで野球やってることを知って「んまー吾郎ちゃんまだ頑張ってるのね〜嬉しいわ〜ちっちゃい頃から野球好きだったものね〜でも奥さんと子供さんは寂しいでしょうね〜」とか遠縁の親戚のおばちゃん的なことを思ってしまう始末です。

 今回の「MAJOR 2nd」は、主人公がその吾郎ちゃんの息子の大吾くん。「MAJOR」の最終回では父と同じ野球選手になりたいと子供らしく夢を語っていた彼ですが、何だか父から受け継いだ才能は無根拠な自信尊大な態度だけだったみたいで、夢と現実のギャップで色々と大変そうな感じです。
 「BE BLUES!」の龍もそうでしたが、スポーツものの大河ドラマは幼少期に何らかのハンディを課せられるのが基本だと思われますし、更にこのマンガの作者が満田拓也先生であることを考えると、今後はおそらく「MAJOR」における突然野球の名門校を辞めて転校する展開や、「BUYUDEN」における家庭の事情でいきなりボクシングの名門校への進学を断念させられる展開など、そういう手合の大理不尽な運命が待ち構えていることは必至でしょう。過酷な運命にめげずに頑張って欲しいですね。

 あと、ラストで吾郎の幼馴染だった佐藤寿也の息子と思しきメガネ少年が登場したことで、世代を超えた吾郎×寿也なカップリングがいきなり成立する可能性が急浮上して来ました。ゆめゆめ侮ることなく、この二人の推移を見守っていきたいと思います。

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MAJOR・それは受け継がれてゆく魂の絆(ウルトラマンネクサスっぽく)


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