1/23更新: サンデー8号感想を書きました
■Ritual of Steel
Mr.スティールの髪型は絶対おかしいと思う人?(挨拶)
今週の週刊少年ジャンプから、みんな大好き荒木飛呂彦先生の新連載「スティール・ボール・ラン」が始まりました。
普通に走っているはずの「砂男」の姿が何故か奇妙な走法に見えてしまうところとか、「完全な球形」なんていう知的なギミックの存在だとか、相変わらずの荒木飛呂彦っぷりとしか表現しようがないセンスが初回から炸裂しており好印象。話の舞台が「キャノンボール」ばりのアメリカ横断スピードレースという辺りも、個人的には壮絶に燃え要素です。
また、「ジョジョのパラレルワールド」と作者自ら公言しているところも期待させてくれます。なんかソレっぽい描写とかあったし。ソレっぽいキャラもいたし。「スギュウウッ
」とか言ってたし。
30〜40代の世代の男性の共通言語が「北斗の拳」であり「ドラゴンボール」であるように、今の20〜30代の男性は「ジョジョ」が共通言語になっていると言っても良いくらい、荒木飛呂彦という漫画家は一つの世代に対する訴求力が高いです。一つの時代を作った作家、と言っても良いでしょう。それだけに、「ジャンプに荒木飛呂彦が登場!」という宣伝文句は、それだけでとてつもない効果を呼ぶのです。
また、そんな社会的に影響力を持った作家を輩出できることこそが、ジャンプという雑誌の強みに繋がっています。こればっかりは、今のマガジンやサンデーやチャンピオンがどう頑張ってもジャンプに敵わない部分ですね。
あとこれは私の気のせいかも知れませんが、ここ最近のジャンプは、どのコンビニでも売れるペースがこれまで以上に早くなって来ているような気がします。
私の場合、月曜日は仕事を終えて帰宅する最中にコンビニによってジャンプを立ち読みするのが楽しみなんですけど、ちょっと前に「ヒカルの碁」の小畑健氏が作画を担当している「DEATH NOTE」の連載が始まってからというもの、職場の近くのコンビニのジャンプが飛ぶように売れる現象が起こっています。月曜日の朝にはたくさんあったはずのジャンプが、夜にはもうコンビニから消えてしまっているので私が立ち読みできなくなってしまうという怪奇現象が、毎週のように発生しているのです。
その上でみんな大好き荒木飛呂彦先生の新連載が始まった日には、もう地方のコンビニに置いてあるジャンプなんざ秒殺ですよ秒殺! 町中のコンビニでジャンプ失踪ミステリーが起こりかねませんよ! 怪奇千万ですよ! たすけて十五郎!(まちがい)
私なんか、こりゃもう絶対早めに自力で確保しないと今週のジャンプは絶対読めない! と危機感を抱き、月曜日の朝にキヨスクでジャンプを買ってしまいました。
普段は立ち読みで済ませていたこのオレにジャンプを買わせるだなんて、やっぱりスゲエよ荒木先生!(まちがい)
そして、発行部数トップの座を賭けてジャンプと競っている週刊少年マガジンも、前前号の「トッキュー!!」、そして前号の「餓狼伝BOY」と今後が楽しみな新連載が掲載されるようになり、こちらも俄然面白くなってきました。
バイオリズムの動きがマンガに支配されている私のような人間にとっては、週刊漫画誌に面白い作品が増えるのはそれだけ人生の質が高くなる(マンガばっかり読んでるから)ことを意味するので、両誌の競争は大歓迎であります。
がんばれジャンプ! まけるなマガジン! どっちの雑誌も今年は最初から景気がいいなぁ!
……いやその、勿論サンデーも面白いですよ?(どこともなしにフォロー)
こちらは、そんな私こと深沢が管理運営を行っている、椎名高志ファンホームページ C-WWW です。
そういえば「GSホームズ極楽大作戦!!」も年明け早々に再入荷された模様ですが(書店員のたわごとさんの1/8参照。改めて、リンクありがとうございます)、昨年買い逃した皆さんはもう入手できたでしょうか。
また、椎名先生のサイトの近況を読む限りでは「絶対可憐チルドレン」もこの調子ならそう遠くない時期に(おそらくは)サンデー誌上でお目にかかれそうな雰囲気ですし、こっちも期待が高まります。今後の情報に注目ですネ!
とか、たまにはお利口っぽくファンサイトっぽいことを言ってみたり。
うわー早く丸メガネ男がわがまま幼女達に手を焼いてる日常の姿を拝んでみてぇー(←本心)
■二十日正月記念:2003年検索キーワードアワード
※当サイトでは現在、サイトアクセス状況調査のために HTTP_REFERER (どのページからこのサイトに飛んできたのかの情報)を収集しています。
そのうち、各種検索サイトで入力されたとおぼしきキーワードを解析した結果の一部を、久しぶりに公表します。
今回は、昨年一年間に当サイトにヒットした検索キーワードを、マンガのキャラ名・マンガのタイトル・漫画家の三つのジャンルで分類してランク付けしてみました。
また、「そのキーワードを入力した人は、何を期待してこの検索を行ったのか?」を推測するため、そのキーワードと一緒に指定された別の単語も、数の多い順に掲載しました。
キャラクター名
キャラクター名 | 同時指定キーワード三傑 | |||
1 | 風林寺美羽 | エロ | 18禁 | イラスト |
2 | 梓川月乃 | エロ | ジャぱん | 同人誌 |
3 | 津村斗貴子 | エロ | カズキ | 武装錬金 |
4 | 北大路さつき | 画像 | おっぱい | イラスト |
5 | 横島忠夫 | 受 | 女性化 | ピート |
6 | 春日野美鳥 | コータ | ファンサイト | イラスト |
7 | ヒナタ | エロ | 裸 | 本 |
8 | 篠原舞子 | リベロ革命 | 乳 | エロ |
9 | 陵刀司 | 鉄生 | ワイルドライフ | ドリーム |
10 | エバ・スターリング | パンチラ | エロ | ダンドー |
どいつもこいつもエロ!
いや、キーワードが「エロ」ばっかりなのがあまりに面白いので、わざわざこんなことをしてみたんですけどね!(毒)
2003年の注目キャラは、やはりなんと言っても「武装錬金」の斗貴子さん。「エロスは程ほどにしておきなさい
」「黙れエロス!
」など、印象的なキーワードにエロ絡みが多いっていうのがステキなエロスの権化として、男女を問わず大きなお友達のハートを鷲掴みに。今年は本格的に斗貴子さんが来ます!
あと彼女に対する検索キーワードは、彼女の相方である「カズキ」が一緒に指定されているケースが(他の女性キャラと違って)比較的多い、というのも特徴です。これは斗貴子単体だけではなく斗貴子とカズキの関係性にも面白さを見出し、この二人の絡みをもっと見てみたいと思っている方が多いことの現われなんじゃないかと思います。
でも、結局一番多い関連キーワードは「エロ」なことには変わりないんですけどね。
男性キャラでは、椎名高志ファンサイトらしく横島クンがトップなのは嬉しいのですが、関連キーワードがたいへんにソレっぽいのは仕方ないところ(ないのか?)。
なお「女性化」というのは、いわゆる「受け」な男性キャラの性別を女性にしてしまい、更に「受け」としての特性を引き出させることを目的にした、女性向け同人の世界では割とよくある表現手法らしいです。好きなキャラクターのエロスな姿を拝みたいと欲するのは、ある意味そのキャラが好きな故の衝動であると言えますが、そんなキャラに対する「愛情」の表現の仕方もまた色々あるということなのでしょう。
マンガのタイトル
タイトル | 同時指定キーワード三傑 | |||
1 | GS美神 | 二次創作 | 小説 | 椎名高志 |
2 | 葵DESTRUCTION | 井上和郎 | イラスト | 2 |
3 | 焼きたて!!ジャぱん | 乳首 | 月乃 | エロ |
4 | 金色のガッシュ | カードゲーム | カード | グルービー |
5 | エイケン | について | アニメ | 乳 |
6 | MISTERジパング | 椎名高志 | C-WWW | 日吉受け |
7 | リベロ革命 | イコ | 壁紙 | 乳 |
8 | ふたりエッチ | 立ち読み | 画像 | ファンサイト |
9 | 無敵看板娘 | イラスト | パンチラ | パロディ |
10 | ダンドー | ラミア | エバ | 週刊サンデー |
検索をした人が、対象のマンガに何を求めているのかが何となく判るようなキーワードの並び方をしています。
「GS美神」は二次創作作品の検索(展開予想ショーの皆様、いつもありがとうございます)、「金色のガッシュ!!」はカードゲームに関する情報、「焼きたて!!ジャぱん」は月乃のおっぱい、「リベロ革命!!」は篠原舞子のおっぱい、「エイケン」はアニメとおっぱい。どいつもこいつもエロ!(今回のテーマ)
そして、今となっては文字通り伝説の作品と化してしまった「葵DESTRUCTION!!」は、いまだに検索が多いです。春には「美鳥の日々」もアニメになることですし、その勢いで「葵」の第三部を作った挙句に他の未収録作品(元モデラーがイケメン男子になる「フルスクラッチ・エイジ」とか)も収録した短編集を出してくれることを期待しています。
というより、井上和郎短編集の年内発行は、私の脳内では既に決定事項です。頼むぜ現実!
マンガ家名
作家名 | 同時指定キーワード二傑 | ||
1 | 椎名高志 | ファンページ | ファンサイト |
2 | 乃木坂太郎 | キリンジ | 同人誌 |
3 | あだち充 | タッチ | 画像 |
4 | 橋口たかし | シザース | 貞本義行 |
5 | しがの夷織 | 小説 | 少女コミック |
6 | 井上和郎 | HEAT WAVE | 葵 |
7 | 田中保左奈 | プレイヤー | 原画 |
8 | 雷句誠 | ニュータウンヒーローズ | 短編集 |
9 | 高橋ヒロシ | QP | クローズ |
10 | 夏目義徳 | トガリ | ホームページ |
マンガ家の名前は同時に検索キーワードが指定されないケースが多いので、上位二つまでをご紹介。
さすがにこちらは、どいつもこいつもエロ! みたいなことはないです(当たり前)。まぁ、仮に「椎名高志 エロ
」とかで検索されても、こちらとしてはどう突っ込んでいいやら対処に困るので、それはそれで結構なのですが。
何故かしがの夷織先生(少コミで「ガ・マ・ン・できない!」「そんな声だしちゃイヤ!」など、扇情的なタイトルのマンガを輩出している漫画家)がヒットしているのがちょっとアレですが、それだけしがの先生が話題になっているということなのでしょう。個人的にもああいうマンガは大好きです(カミングアウト)。
そして、今年に入ってからは「田中保左奈」での検索も多くなって来ています。人気出るといいなぁ。
■西条真二先生マガジン初登場記念・サンデー8号感想
- ジャンヌ・ペラン(暗号名はBF)
- 青島優子(モンキーターン)
- 神崎さん(かってに改蔵)
- 沖田薫(ファンタジスタ)
- 雨宮和也(ロボットボーイズ)
1. ジャンヌ・ペラン(暗号名はBF)
今週も眼鏡だ! 今週も眼鏡で巨乳だよ! 先週に引き続き、BFガール(仮称)として必要以上に眼鏡で巨乳な女子が出てきましたよ! どうなってるの!
もしかしてこのマンガ、実は眼鏡っ娘マンガとして売り込みたい所存なのでしょうか?
まぁ、マンガの世界ではメガネは「知性」のメタファーとして使われるものですし、また先週も今週もBFのターゲットとして登場した女性は高い技術と頭脳を有した化学者という設定ですので、そういう意味ではどちらもキャラの「記号」としてメガネを採用するのは正しいのですが、しかしこう連続して眼鏡っ娘が登場するとなると、こちらとしても今後の更なるメガネを期待してしまいます。
こうなったらもうメガネ路線を徹底して突き進み、「サンデー通信」の『今週のサンデーここがスゴイ!!』のコーナーで「『暗号名はBF』から田中先生のめがねっ娘テクニックを学ぼう!!」とか言われながら紹介されるくらいのレベルになって欲しいですね!(←正気か)
あと今週のジャンヌさんですが、もしかして彼女、ジャケットの下はワイシャツもブラジャーも何も着てないのでしょうか。だとしたら、淑女にあるまじき凄まじい恰好です。巨大なおっぱいを武器に己を情報機関に売り込む為とは言え、きっとここに来るまでにはきっと少年誌じゃとても描けないような苦労をして来たんだなぁと思いました。
大人の「女」をやって行くのも大変なのよ七海少年。
2. 青島優子(モンキーターン)
うわ今週の青島さんカワイイ! 「もう少しで波多野君の胸に飛び込むところだった
」なんて、そんな積極的な! どうなっちゃうのこれから!
未婚の男性競艇選手は、すべからく青島さんを嫁にすればいいと思った。
3, 神崎さん(かってに改蔵)
今回は、神崎さんが飼い犬に「紫龍」と名付けているところが一番刺さりました(心に)。
他にも「ブラジルの子供がみんなサッカー上手いのと似ている
」「次はファンの間で今なお評価が高い29話だよ
」など、今週は刺さる言葉が多かったです。久米田先生はよく判ってるなぁ。
とりあえず、「一般常識」で言うところの「一般」というのが実際には確固たる実体も定義もないきわめてあいまいなものに過ぎない以上、その「一般」から導き出される「常識」も、また結局はあやふやなものに過ぎません。常識というものは、人によって違って当たり前なのです。ですので、「お前の常識は違う!」とお互いに違うところを罵りあってせつない気分になるよりも、常識が違うことを認めあった上でお互いを尊重しあえる寛容な心を持ちたいものですね。
オタク同士がお互いの常識の違いを叩き合ってもむなしいだけですにょ!
でも、いくら何でも「紫龍」はないだろうと思った(非寛容)。
4. 沖田薫(ファンタジスタ)
本物のヒーローは、仲間がピンチになった時に遅れて現れると相場が決まっていますが、その定義に従えば、このマンガの真の主人公は徹平ではなく沖田だということになります。
できれば、スタンドの最上段から颯爽と現れ、「あれは誰だ!」「沖田だ!」「沖田が来たぞ!」と敵や味方から名前を連呼されながら観客席を駆け抜け、フェンスをジャンプで乗り越えてグラウンドに降り立つ! 徹平と沖田がガッチリ握手! スタジアムは興奮のるつぼに! とかやってくれてたら、なおさら真の主人公っぽいくて良かったのですが!(そんなマンガじゃないです)
真面目な話をすると、今回のオリンピック編(というか、徹平ユース参戦以降のこのマンガ)は、ある意味「『ファンタジスタ』である徹平と沖田がコンビを組んで共に戦う」ことを究極の目的としてストーリーが組み立てられて来たと思います。今回その目的がついに叶ったことで、いよいよ作品は佳境に入って来ました。
現実のオリンピックも夏に始まりますけど、このマンガの連載もその時期を一つの「区切り」として考えているのではないか、と思います。徹平と沖田のコンビという究極の目的を達成し、徹平にとって超えなければならない壁であるマルコとの決着をつけた後、オリンピックが終わったらこのマンガは次は何を目指すのでしょうか。新たな目標を徹平に設定して2006年のワールドカップを目指して連載を続けるのか、それとも?
5. 雨宮和也(ロボットボーイズ)
P.420の2コマ目で、頬を赤らめながら目線を反らす雨宮君に注目。何ですかこのあからさまな過剰反応は! 彼が迫水君に興味を持つ展開は予想できましたが、まさかちょっと迫水君に褒められただけで、乙女のように頬を染めてしまう程ラブラブだったなんて!
普段クールな彼がここまでおかしくなってしまうってのは、多分アレですよ。前の大会で対戦した時に緊張感から生じた動悸を、恋のトキメキ☆と勘違いしているに違いないんですよ。緊張しながら揺れる吊り橋を渡っている時に異性を見ると、脳が『一目惚れ』と錯覚してしまうアレです。「スクールランブル」でネタになってた奴(いい加減な論理)。
とにかく、今回の雨宮君の可愛らしさは異常。『ロボットボーイズ』から上川先生のめがね君テクニックを学ぼう!
そんな感じで雨宮君にモテモテな迫水君ですが、本来の彼のお相手だったはずの星沢君は、何故かいいとこのお嬢様にからかわれている真っ最中であり、こっちはこっちで頬を赤らめて視線を逸らしながら乙女のように照れている始末ですよ。
かつて一夜を共にしたこともある(語弊)迫水君が新参者のメガネに迫られているってのに、普段は学校でスカートの端をつまみ上げながら澄ました笑顔で「ごきげんよう」とか何とか挨拶しているに違いないスカしたお嬢様相手にモエモエしてる場合じゃねぇっつの!
壊れたからくり人形の正体よりも、個人的にはこっちの方が気になります! DEAD!
更新情報:
- 「煩悩の部屋」のイラストのページに、ヴァージニアさんの作品「GS美神の妖怪たち」を掲載しました。
「GS美神」に出てきたマイナーな妖怪達のイラストですが、今回はどう考えても地球の未来にご奉仕しなそうな連中ばかりです。というか本気で怖いです。「GS美神」のクリーチャーデザインを味わえる一品。 - 「GS美神・極楽大作戦!!」関連リンク集に登録している「紙の砦!! Online」さんのURLが変更になったので修正しました。
- キャラ活躍度評価型人気投票企画「CONVENTIONAL WISDOM」の投票締め切りは25日です。
結果発表は早くて28日以降になると思います。