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99/ 8/31

臨時更新情報:

 昨夜更新し忘れていましたが、今まで「煩悩の部屋」の同人誌情報に掲載していた「天国 KISS」がこの度めでたく完売したそうですので、同人誌情報ページから削除しました。
 今までご協力ありがとうございました>藤宮さん、および関係者各位

 あと、以下は穴埋め的に書いた近況報告です。私のファンの方だけお読み下さい(笑)。


ゲーム近況報告:

     以前ここで紹介したゲーム・「俺の屍を越えてゆけ」がまだクリアできていません。
     攻略サイトの情報や、敵ボスキャラとの戦闘内容などから判断すると、ウチのパーティーはもう最終ダンジョンに突入できるくらいの実力はあるっぽいのですが、現在はあえて時間を掛けてボスキャラの攻略に勤しんでおります。一応このゲームのボスキャラはみんな「諸般の事情で鬼と化した神々」という設定になっているため、やっぱどうしても神を鬼の立場から解放して差し上げたい! もし小竜姫さまが小竜鬼のままだったら、世の中辛すぎますって! とか思ってしまう訳ですよ(偽善)。
     あと、個々のボスキャラはそれなりにストーリーを背負っているので、このゲームの世界観やテーマを把握するためにもやっぱ個々のボスキャラのバックグラウンドストーリーは知っておきたい、という理由もあります。というか、むしろこっちの目的の方がメインですな。

     という理由でボスキャラ達とのバトルに励む今日この頃なのですが、この前はデス系金毛九尾の妖狐・九尾吊りお紺と戦って来ました。
     話を進めていくうちに、実はこの人は「元は普通の主婦だったのだけれども、ある日子供を拾ってから運命が狂ってしまい、亭主に逃げられたり財産を失ったりする不運に見舞われてしまった。絶望のあまり子供を見捨てて神社で首吊り自殺をするものの、自らの怨念が深くて成仏すらできず、最後には妖狐と化してしまった」という、猛烈にヘビーな過去を背負っていることが判明しました。
     なので、この人は戦闘前になると、自らの運命を見舞った不運を呪って呪って呪いつくすような台詞を喋りまくります。要所要所で「コーン、コーン!」という狂気じみた絶叫をしながら運命を呪う彼女の姿が、ボクの涙を誘いますよ! ああ、辛い! 辛いです! どうして、たかがゲームをやるだけで、ボクはこんな辛い目に会わなければいけないんですか!? ボクがいったい何をしたと!(答え:ゲーム)

     とりあえず、キツネのお紺さんはどうにか解放して天界に帰してやることに成功したのですが、このゲームには九尾吊りお紺の他にも、「『人魚の肉を食べると不老不死になる』という伝説を真に受けた人間達に生きたまま切り刻まれた人魚のお姫様」とか、「人間と恋に落ちて子供を作ったはいいけど、自分が天からやって来た神族であるという事がバレて人間達から迫害を受けて非業の死を遂げた女性」とか、まるで高橋留美子のホラーマンガに出てくるような不幸を背負った連中に事欠かないのが困りものです。ですので、今後はずんずん「人間の業」に踏み込んだダークな世界に突入する予定。
     果たして、オレっちは彼女たちを鬼の身分から解放することができるのか!? オレはこのゲームの世界に光をもたらすことができるのか!? ガンバレ>オレ!

     っつうか、マジメな話、このゲームの背負っているテーマはなかなか深そうなモノがあるので、辛い辛いと言いながらも結構興味深くプレイを続けております。ゲーム内では単に子供を授けてくれるだけだと思っていた、「ダービースタリオン」で言うところの種馬みたいなギャルゲーな神々の存在も、実はストーリーに少なからず関わってきているようですし。
     ですので、重苦しいバックグラウンドを持つ天女の娘さんだろうが人魚のお姫様だろうが、一度戦闘に入ったらオレのエモノでガッツンガッツン昇天させてやる所存です。乞うご期待(下品)。


99/ 8/30

 「おキヌちゃんはいい娘だねぇ……」
 (サンデー39号を読みながら、田中麗奈風に挨拶)


 という訳で、全国推定200万人(社団法人日本雑誌協会発表)の週刊少年サンデー読者の皆様こんにちは。
 こちらは、全国推定200万人に読まれている少年サンデーで大人気連載中「GS美神・極楽大作戦!!」の作者・椎名高志先生を応援したい所存で運営を行っている、椎名高志ファンホームページ C-WWW です。イエー(景気付け)。

 でも、このデータの「サンデーの発行部数=200万部」ってのは、なんか「会計監査では、決算書の最下行の金額が5か10で割り切れると、どんな経費でも問題になる」というオブライエンの原理に従うと非常にあやしい数値であるという事になり、やや信憑性に欠けるような気もしますね。まぁ、200万部ってのは、小学館が発表している公称発行部数であり、実売部数とは多少の食い違いがあるのはやむを得ないのでしょう。
 その点、週刊少年ジャンプの398.5万部という数値は、オブライエンの原理に合致しないという点においては信憑性が高そうです。この辺の数値の違いは、出版社毎のリサーチ方法の差なんでしょうか? まぁ、比較的どうでもいいことですが(←なら書くなと言いたい)。


 それで、話は変わりますが――

 今週のサンデーを読んだ方ならご存じの通り、今週のサンデー39号に掲載されたGS美神の「地上より永遠に!!」編(ここよりとわに、と読む)は、まさに読者が「おキヌちゃんはいい娘だねぇ……」と呟かずにはいられないくらい、そのおキヌちゃんっぷりが際だったお話でした。
 特に、おキヌが初めて登場した第1話を想起させるような展開を踏んで彼女が今まで歩んだ人生を振り返りつつ、彼女の持つ「優しさ」の魅力を読者に再度訴えかけるという構成になっている点が、今回の最大の特徴であったと言えます。
 つまり、今回のエピソードは、7年以上に渡った「GS美神」の連載の中でおキヌが築き上げて来た「優しい心を持った正当派美少女」としての存在を全肯定するものであった、と言えます。過去の全てを肯定し、それを踏まえて時は未来へと進む――という考え方で作られた今回のお話は、言うなればターンエーおキヌちゃんと言えるべきものであったのかも知れません。時が未来へ進むと決めたのは誰ですか? 答え:西条秀樹(ウソ)。

 っつうか、今回の「地上より永遠に!!」は大まじめにおキヌの存在や経験そのものにスポットを浴びせて作られたお話なので、さすがの私も茶化しようがないんですよ(注:笑うところ)。この話を茶化してしまったら、おキヌという存在、そして長い間のエピソードの積み重ねによっておキヌという存在に重みを与えて来た作者に対して失礼になるとまで言っても良いくらい、今回の話の質は高いです。
 マジメな話、今回のおキヌのエピソードは、連載開始当初から辛抱強くこのマンガを読んで来たおキヌファンにとっては、これまでの中では最上級に近いくらいの大きな報酬になり得る程の価値があった物語であった、と言えると思います。


 また、今回の話は「GS美神」というコメディマンガの枠に囚われないメッセージ性の高さを発揮した、という意味合いにおいても、価値があったのではないのでしょうか。
 元々、おキヌは「美神と横島の間でバランスを取るために追加された、巫女装束の可愛い幽霊の女の子」というコメディリリーフ的な役割を持って登場したキャラクターだったのですが、連載を続けていくうちに「愛するみんなを救うために、『おキヌを生け贄に捧げる:対象の死津喪比女を破壊する』という能力を持つことを自ら選んだ悲劇の少女」というバックボーンを持つようになり、そこからさらに「一度死んだ人間の立場から、生きるということの素晴らしさを説得力を持って語ることができる」キャラクターとして成長を遂げることになりました。
 今回は、その「生きるということの素晴らしさ」というメッセージ要素を極限まで抽出した話であった、と言えます。

 まぁ、今の状態に行き着く途中では、なんか『おキヌをタップする:対象のクリーチャーをタップする。おキヌがタップ状態の間、そのクリーチャーはコントローラーのアンタップステップにアンタップしない』という能力しか持っていないネクロマンサーの笛を吹いて悪霊を調伏させたりとか、『おキヌをタップする:対象のクリーチャーに与えられる次のダメージを3点まで軽減する』系のヒーリング能力が降って沸いて出てきたりする、という紆余曲折はあったものの、今回のお話でおキヌというキャラクターの存在理由、および彼女の持っているテーマというものが明確に示されたのではないのでしょうか。
 そう――彼女の存在価値は、別にネクロマンサーの笛を使って悪霊とやり合うとか、清らかな心でヒーリングを行うとかいう次元のモノではなく、「生きてるって素晴らしいです!」というなにげない台詞にこの上ない説得力と重みを与える、おキヌの存在そのものであったのです。
 コミックス24巻で出てきた「おキヌちゃん効果」なる概念は、要するに今回の「地上より永遠に!!」で発揮された彼女の存在感を意味していたのではないか? とか思う次第です。

 もちろん、単なるコメディリリーフだったおキヌが「生きていること」という只それだけのことの素晴らしさを語ることができるキャラクターにまで成長したのは、作者である椎名高志氏自身の成長(というか、心境の変化)があったのも確かでしょう。元々は「売れるためなら何でもやります」なセンスで始められたこのマンガで、まさか今回のような生命賛歌を訴える事になろうとは、当の椎名氏も思っていなかったに違いありません。人間って変われば変わるモノですなぁ(エラそう)。


 ……ただ、「GS美神」というマンガは、元々は斯様な生命賛歌を訴えるのに相応しい舞台を持ったものではなかった(少なくとも最初の頃は)はずであり、この辺にこのマンガが構造的にかなり変化している様子が伺えます。
 このマンガの構造変化は、アシュタロス編終了後にゴーストスィーパーの定義を「人間と妖怪との間の橋渡し的な存在」と置き換えた辺りから顕著になって来ていますが、今回のお話はその構造変化を押し進めた結果にたどり着いた究極の形であった、と言えるのかも知れません。

 つまり、もはやこのマンガは、ムチムチのブリブリでボヨヨンボヨヨンダッダーンな美神令子が悪霊を口八丁で丸め込んだりぶん殴ったりするようなモノではなく、妖なる存在と人との交流を描く形態に変化しているのです。タイトルこそ昔と同じ「GS美神・極楽大作戦!!」ですが、今はもう最初の頃とは根底に流れるテーマそのものがまったく異なったマンガになっている、と言っても過言ではないでしょう。多分(弱気)。
 今回のお話はなんかこうやたらと演出が最終回っぽい事でも話題になりましたが、おキヌという存在が持つテーマ性を徹底的に追求した上で表現すると、やっぱりああいう最終回っぽい演出がバリバリ入る形になっちゃうよなぁ、という気がします。


 という点を踏まえた場合、おキヌとは逆に今後の処理に困るのが、従来までは「妖なる存在と人との交流を描く」路線とは全然相容れない形でこのマンガに君臨してきた主人公・美神令子さん(20)です。
 近頃は、母親や妹と一緒にウドンを食べたりするシーンなどでマンガのテーマ性の変化に従っているような演出をされている彼女ではありますが、美神は元々、「例え世の中がどうなろうとも自らは勝利者であり続けようとする」というタフな精神を持ち合わせたキャラクターであり、調和と秩序を重んじるようなおキヌ的なセンスとは相容れない存在であったはずです。

 私が美神というキャラが好きになった理由は、自分自身の自由意志を貫き通してタフに生きるライフスタイルが格好良いなぁ、と思った点にあります。
 この手の「自らの自由意志」をテーマにした物語やキャラクターは私の感じるツボの一つでありまして、古くは和田慎二のマンガ『ピグマリオ』に出てきた精霊オリエの「白い力」や、パトリシア・A・マキリップの名作ファンタジー『妖女サイベルの呼び声』で自由意志のメタファーとして使われる「白い鳥」などにグッと来たりして来たんですよ。グッと。
 即ち、コスチュームよりもシチュエーションに萌える私としては、美神令子のボディコン姿にではなく、美神令子の自信に溢れたライフスタイルそのものに萌えていた訳です。見事なバディの奥底に隠された、常に自由であり続けようとして荒ぶる、彼女自身の意志! ああもう、グッと来まくりですよ美神さん!
 それに、バブル当時は、ボディコン姉さんキャラなんて掃いて捨てるほど東京・田町近辺の路上にウロウロしてたしな! やっぱ現実社会のボディコン女性じゃ全然萌えねえッスよ!(ヤベエ)


 という訳で(どうして?)、今週のお話で最終回熱が今までになく高まりを見せて来ているこのマンガなのですが、仮にこのまま最終回を迎えてしまった場合、

 っつう事になってしまう訳であり、ハッキリ言って美神は今その存在価値をかなり深刻に問われつつある局面に差し掛かっている、と言っても過言ではないと思います。

 果たして、彼女は連載が終了する前までに、我々に彼女自身の「白い鳥」をもう一度見せてくれるのか? それとも、単に白いパンツを見せてくれるだけで終わってしまうのか? まさに勝負の時を迎えようとしている主人公・美神令子さん(20)の今後の展開に注目ですネ! じゃッ!(無理矢理)



更新情報:

  • 煩悩の部屋」のイラストページに、緒理さんの新作イラスト「3段ぶち抜きの女王」を掲載しました。シロのイラストです。
     なお、緒理さんは9月から環境が変わるので、しばらくイラストを描けなくなるかもしれない、との連絡を受けています。ちょっと残念ですけど、新しい環境でも頑張って下さいね! アタシ待ってるワ! ラヴ!

  • 椎名高志作品秘宝館」の「GS美神アニメ関連グッズ」のコーナーに、この夏に全国各地で行われた「日本全国サンデー祭り」で販売された限定グッズの紹介を追加しました。皆様からのさらなる情報をお待ちしております。
     また、同じく「GS美神アニメ関連グッズ」のコーナーに、「極楽」グッズ収集の雄・NOZA さんの「極楽アイテム紹介」ページへのリンクを追加しました。正直言って、こっちのページよりも充実度が高いので、ソレ系の方はぜひ一度ご照覧なさって下さい。有益なページを作って下さり、大感謝!>NOZA さん

  • GS美神・極楽大作戦!! コミックス未収録話一覧」を更新しました。


  • 99/ 8/22

    近況:
     コミケが終わった今頃になって、コミケカタログに載っているまんがレポート(専門用語)を読んでます。

     ああ、これが藤宮氏が言ってた、「ルシオラのコスプレだと判らない連中から写真撮られて困ってるコスプレイヤーのお姉さん」のまんレポですか? 「GS美神」の人気キャラも、巨大なキャラクターマーケットの中ではやっぱマイナーな存在に過ぎないんですかねー。ちょっと悲しいですねー(挨拶)


     っつうか、相変わらず一部の人にしか通用しない話題で申し訳ないです。
     こちらは、椎名高志ファンホームページ C-WWW ですけれども。

     そんな訳で、最近ようやくコミケで買った同人誌の整理を行う時間が取れるようになったのですが、今改めて買ったモノをチェックしてみたところ、

     など、「持っていると嬉しいけど、何の役に立つのか全然判らないようなモノ」ばっかり買って来た自分に気付き、相変わらず自分の無駄な物好きっぷりに辟易している今日この頃なのですが。皆様如何お過ごしでしょうか?


     でも、このレオタード本(「それゆけ! レオタード100%」/発行:おにだるまおこぜ)は、「あだち充・高橋留美子という80年代のサンデーを代表する両作家が、如何に魅力的なレオタード少女を数多く描写していたのか」という事実を改めて認識する事ができ、個人的にはなかなか有意義でした。言われてみれば、「タッチ」の南ちゃんとか、「うる星やつら」の水乃小路飛鳥とかはデフォルトでレオタード着てますし、「らんま 1/2」に至っては、そこかしこにレオタードっ娘がゴロゴロしていたような印象があります。
     今のサンデーのお色気シーンは、主にパンチラとブルマとおっぱいチラリでいやーんなどの描写で対応している感がありますが、「うる星」「タッチ」「らんま」の頃の80年代のサンデーのお色気描写はレオタードが全盛だったんですねー。勉強になりましたですよ(妙な感慨)。

     改めて考えてみると、90年代に入ってからの代表的なコスチュームデザインの一つである「セーラームーン」のレオタードとセーラー服が合体したような衣装や、「エヴァンゲリオン」のプラグスーツなどは、おそらくは80年代に確立されたレオタードデザインを礎にして作られたものではないか? という気がします。
     こういう方面でも、あだち・高橋両氏の影響力の大きさを鑑みることができますなぁ。結局、みんなレオタードが好きだったのな!

     と、一応話題を最初のコスチューム方面に戻してオチを断言したところで、今週の更新情報ですが:


    更新情報:

  • 煩悩の部屋」のイラストページに、匿名希望のiさんの新作「チャリティーバザーにて」を掲載しました。掲載が遅れて申し訳ないです>iさん
     いや、絶対高く売れるってコレ! マジで!(←売るな)

  • GS美神・極楽大作戦!! コミックス未収録話一覧」を更新しました。


     あと、コミックス38巻の発売日が 9/18 に決定したそうです。ついに我らが「GS美神」が、コミックス発行巻数において、あの「らんま 1/2」や「今日から俺は!」と並ぶ日がやって来ましたよ! 喜べ!
     さらには、9/16 に発売される「ラブひな」4巻との売り上げランキング比較も注目されます(注目する人:オレだけ)。


  • 99/ 8/16

     コミケから無事に生還してきました。深沢です(挨拶)。
     今回のコミケでは、ここの常連の方々を始めとした様々な方と会って話をすることができ、とても楽しかったです。こうやって皆様方と会う機会があると、「今後もみんなに面白がってもらえるサイトを目指して行きたい! 所存!」という気分になって来ますね。敬具。

     あとオフ会ですが、酒が入ってアニソンカラオケモードに入ってからはなんか想像以上に盛り上がり、私も結局オフ会で誰と何を話したのかなどの細かいことがあまり思い出せないくらい酒飲んで騒いでいたような気がします。
     一応、中村守博さんにボディコン服の形状についての解説を行ったりとか、砂頭巾さんから「カオスとマリアの設定がソックリな映画」の話を聞いたりとか、裏町片菜さんがDDRステップで踊っていたとか、トイレの水を流してない事件が発生したりとか、知らない間にコップが割れていたりとか、カラオケに「史上最強のGS」のアニメバージョンが入っていてみんなで喝采したりとか、その辺の記憶はUFOにアブダクションされたアメリカ人の如く断片的に残ってはいるのですが(イヤな比喩)。
     まぁ、オモロかったからいいや。


     あと、そのオフ会では、ASK-YOU さんが持参した、過去のコミックス未収録の椎名作品や、「高橋留美子先生コミックス1億冊達成記念」の椎名先生の寄せ書き『高橋無くして椎名無し 嫁も無し(推定)』のコメントとイラスト、果ては「GS美神アニメ化記念・CCガールズにGS美神キャラのコスプレをさせてみました巻頭グラビア」などの、様々な貴重な資料を拝見させて頂きました。
     私はここで始めてコミックス未収録作品の一つ「フォワード」を読んでみたのですが、コレは簡単に言えば「椎名高志のバスケ部版サラダデイズ」だな、という感じでした(サラダデイズではなく椎名高志の、の方にアクセントが入っている点に、私が伝えたい微妙なニュアンスを感じて下さい)。ラブコメマンガとしてもスポーツマンガといしても非常によくまとまった、小粋な良品だと評価したい所存です。

     この作品は、これを描いた時点の椎名氏のキャリアの浅さをさっ引いても十分に水準以上のデキだと思いますので、早いところ「椎名百貨店4巻」か何かを出して、さっさとあまねく世間に手広く公開するべきでしょう。
     というか、掲載当初でもここまで普通に面白い「フォワード」を代表とする過去の作品を掲載する唯一の場所である「椎名百貨店4巻」の発売がここまで大幅に遅れているというのは、もはや何らかの政治的な陰謀が蠢いているに違いない! と、「フォワード」を読んだ時点で判断致しました(酔っぱらった頭で)。

     まさか、サンデー編集部にも「組織」の陰謀が!?
     続く(ウソ)


    臨時更新情報:

  • こちらで予告した「サンデー感想ネタバレ掲示板」設置の件ですが、ついに新設しました。名前は「ネタバレ感想速報掲示板・妙神山 裏門」(ベタ?)。
     この掲示板の設置理念はインデックスページに書かれていますが、要するに「木曜日以前にサンデーのネタバラし的な書き込みをしてはいけないというそのタブーを取っ払った」という事です。火曜日深夜〜水曜日早朝にサンデーが入手できる方は、とりあえず実験的に感想か何かを書いてみて下さい。

     あと、一応建前として「規定日より前に雑誌を発売するのは御法度」という約束みたいなのが販売店と出版社の間で契約されているらしいので、もしこの規定を破っているとおぼしき本屋で週刊誌を買っている方は、店名や地域をここで大っぴらに宣伝するのは止めておいた方が良いと思います。こういうのはナイショでやるからこそ! だと思いますので。  っつうか、こんな事書いていていいのか?(ドクロ)

     今日はこれだけです。投稿作品の紹介などは、また明日以降に行う予定です。


  • 99/ 8/10 (更新情報へ)

     なんで次回の「コレクターユイ」の放送日が 8/27 なんですか?(挨拶)


     という訳で、みなさんこんにちは。
     週刊誌の発売がお休みになるので少年マンガファンが軒並憂鬱になり、NHK教育の夜の番組も軒並高校野球の中継のために潰されるのでNHK教育番組ファンも軒並憂鬱になるこの季節ですが、皆様方におかれましては夏休みを満喫なさってますか?

     まぁ、週刊誌のお盆休みは毎年恒例なので別に今更騒ぐことでもないのですが、NHK教育の方は今年は影響があるかも知れません。「コレクターユイ」はともかくとしても、今は土曜日6時半から「カードキャプターさくら」の再放送やってますからねー。
     一応、NHK教育の高校野球の中継は夜6時半までとはなっているものの、野球は時間無制限一本勝負をプレイヤーに強要する地獄のスポーツである関係上、本当に夜6時半までに試合が終わるかどうかは、非常に微妙な問題であると言えます。
     下手すると、「カードキャプターさくら」を録画したつもりでビデオを再生したら、なんか高校球児の姿が映っていて「ダメだ! こんな高校球児じゃ、さくらにゃんや知世さまに比べりゃ全然萌えねえ! おのれNHKと朝日新聞社!」と、ビデオを見ながら怒りをマスコミ権力機構にぶつける羽目に陥ってしまいかねません。

     この「高校野球中継の影響でNHKアニメが観れない」問題は、「YAT安心! 宇宙旅行」とか「飛べ! イサミ」とかやっていた頃から一部アニメファンの間では警戒の的になっており、それ故にこの時期になるとファンの間で高校野球の放送時間の情報をやり取りして危機に備えて来たりしていた訳ですが、今年は「カードキャプターさくら」のおかげで、この問題が一気にクローズアップすることが予想されます。今年から「さくら」「コレクターユイ」「おじゃる丸」などのNHK教育の番組を見始めたビギナーの方は、「NHKのこの時期の番組プログラムは、高校野球を中心に編成されているのだ」という認識を持って置いた方が良いと思います。

     まったく、「カードキャプターさくら」を見たがっている人間と高校野球を見たがっている人間とではどっちの方が多いのか、常識で考えれば判りそうなモノですけどね!(常識で考えた結果がコレだと思います)


     で、ここは一応「カードキャプターさくら」のファンサイトではなく、週刊少年サンデーおよび「GS美神・極楽大作戦!」のファンサイトですので、そろそろ話題を変えたいと思いますが……

     今週のサンデーの個人的な最大のヒットは、いきなりタマモがロリっぽくモデルチェンジして我々の度肝を抜いた「GS美神」でも、「ひびきの体調不良の原因は、実は単なる風邪ではなく、駿平とアレでナニした結果で生じたソレなのではないか?」とファンの間で憶測が流れ飛んでいる「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」でも、冒頭でいきなり「甲子園で最も偉大なヒーローは、江川でも桑田でも清原でも松坂でもなく、自分のマンガの登場人物・藤村甲子園じゃあ!」と宣言して現実からの超越っぷりを披露した水島新司先生の読み切り「男どアホウ甲子園」でもなく、サンデーの終わりの方で人知れず読者からのハガキを紹介している「投稿コミックショー」に掲載されていた、「第1回読者代表特別対談 いい女は誰だー! 選手権」という、とても弱まっているコーナーでした(長い)。

     この企画、早い話が「読者代表」(とおぼしき人物。多分正体は編集者かライター)2人+途中から乱入してくるヒゲ親父1人が、サンデーの女性キャラの魅力について語り合うという趣向なのですが、この内容がまた何というか、ウスいの一言で説明できてしまうくらいお寒い内容で、かなり不評を食らっている様です。
     まぁ、時期が時期ですから、多分お盆進行のまっただ中で時間を掛けずに作った系の記事であることに間違いはないと思いますが、でも仮にも「サンデーを10年以上読んでる」と自称する男が3人集まってこの程度のトークしかできないというのは、なんかこう非常に情けなくなって来ますよトホホ。

     今のサンデーは、作家陣が安定しすぎていてローテーションがほとんどないので停滞感が漂っているという問題点はあるものの、逆に作家陣をとっかえひっかえしているにも関わらず一向に内容が安定しないジャンプや、色々と売れ線を狙った作品を載せてはいるけど結局「金田一」「一歩」頼みの状況が変わっていないように見えるマガジンに比べると非常に安定したクオリティを保っており、(発行部数はさておき)マンガ雑誌としての評価はむしろ上昇傾向にあるようにすら思えるのですが、そんな中でこの手の「読者のレベルを見くびっている」ようなトホホな記事を思わず載せてしまう辺りが、ちょっと情けないですなぁ。
     まぁ、この辺のダメなセンスが垣間見えるのが、サンデーの憎めない特徴ではあるのですが(フォロー)。


     しょこで!(注:笑うところ)

     サンデー読者歴6年程度の私ではありますが、せっかくなので作ってみましたよ! 「投稿コミックショー 第1回読者代表特別対談 いい女は誰だー! 選手権・オレバージョン」を! 私が想定するコアなサンデー読者を二人程妄想を駆使して用意し、その二人で仮想的に「サンデーの女性キャラ」について対談させるという、なんか Web の個人ページにありがちな奴をやってみました!
     一応、サンデーの方の対談記事のパロディにするつもりでしたが、書いているうちに次第にどうでもよくなって来ました。内容は非常にアレですので、お暇な方はどうぞ。


    投稿コミックショー 第1回読者代表特別対談
    いい女は誰だー! 選手権

    登場人物

  • 萌杉(モエスギ)
     愛くるしい萌え萌えなアニメキャラのために、朝、昼、晩とアニメを一日三回必ず観るという社会人になりたての23歳。アニメやマンガは元より、電撃文庫からハヤカワ文庫まで、体操着から巫女装束まで、ボーイズラブからショタ監禁系までと、無闇に広い守備範囲を誇る。「ラブひな」は喜んで読むクセに、「BOYS BE...」には露骨に嫌悪感を表す傾向を持つタイプ。好きな花言葉は「ベラドンナ=欺瞞」。
  • 立川(タテカワ)
     うる星やつらの時代からサンデーを読み続けている26歳の古参読者。絵のインパクトで勝負する「萌えキャラ」を売るイマドキのマンガではなく、エピソードを積み重ねることによってキャラを「立たせる」タイプのマンガを好む正当派気質を持ち合わせている一方で、「でも、いつかボクにもラムちゃんみたいな素敵な女の子が空から降ってきて、優しく電撃してくれるに違いない!」と夢を抱いて夜空を見上げるロマンチストな一面を持つ。当然独身。
  • 髭親父(ヒゲオヤジ)
     二人の対談に割って入るヒゲ親父。推定30代だが正体不明。段取りに沿ってオチを着けるためだけに登場する。

  • 「最近、いい女として頭角を表して来たキャラと言えば、やっぱ『天使な小生意気』の恵ちゃんでしょう。男の心理が理解できる美少女キャラって、我々男にとってはものすごい都合が良いと思いませんか? 男のバカなところを理解して許してくれそうなところとか」

    「うーん、確かにその設定は魅力的だけど、男から女に変わった理由が魔法使いの気まぐれっつうのが、なんか前作の『スピンナウト』を引きずっていてどうもなぁ。それに、元が男なのに男ともしラブコメやっちゃったら、それって男同士の恋愛、すなわちボーイズラブになってしまうのではないかと思うが?」

    「それがいいんですよ、それが! ボーイズラブ上等です! 男の子の感じるところが判るのは、男の子だけっスよ! 萌え!」

    「ボーイズラブに萌えるのかお前。相変わらず救いようがない奴だな」

    「そういうアナタはどうなんですか。じゃあ、手堅いところで『H2』の春華ちゃんはどうです?」

    「えーと、春華って、早い話が『タッチ』で言うところの南ちゃんだよな? やっと話がタッちゃんとカッちゃんのライバル対決・優勝総額=南ちゃん的な展開になって来たから、これからの動向に注目だよ。今度こそちゃんと兄弟対決の決着をガツンとつけて欲しいね!」

    「ああもう、あだち充作品は何でも『タッチ』に変換しちゃうんだから、このオジサンは。それに、南ちゃんに変換できるのは春華ちゃんじゃなくて、ひかりちゃんの方ですって!」

    「何、そうだったのか! しまった、オレ今までキャラの名前をロクに把握しないで顔だけで判断していたのがバレちゃったじゃん! ここオフレコなオフレコ!」

    「(無視して)春華ちゃんはさて置き、『勝手に改蔵』のすず様はどうです?」

    「あー、う……(冷静さを取り戻して)ああ、すず様はいいね。まさに『様』を付けるに相応しい女性だ。あの娘だったら、金さえ払えば、放置プレイなどのマニアックなプレイにもつき合ってくれそうだし。恥ずかしい恰好を強要された上に路上に置き去りにされたりとかな……地丹君がうらやましい……」

    「真顔で言わないで下さい!」

    「そういう点では、『名探偵コナン』の蘭も、いざとなったら空手プレイをやってくれそうな点で魅力的だ。さらにあの娘の場合は、不在の恋人を待ち続けるという純情な側面もあるから、その辺のギャップがまた燃えるんよ。『勝気な女の子は泣くとかわいい』の法則の偉大さの証明だな」

    「うわ、タチカワさんそういうのが好きなんですか? マニアックだなぁ。じゃあ、サンデー屈指の『彼氏を信じて待つ系』美少女、『タキシード銀』の美奈子ちゃんはどうです?」

    「うーむ、あの娘はなぁ。正直言って待ち過ぎだ。ああいう、ひたすら待ち続けるタイプの女性に男がグッと来るのは、ギリシャ神話の『オデッセイア』からの伝統ではあるのだが、でもあそこまで一途だと、もはや美奈子の方が神話級にヤバイのではないか。とにかく、あのままだと健全な男女交際とかができなくなりそうなので、早急にセラピーを受けた方が良いと思う」

    「頻繁に脱いでくれるところは萌えるんですけどねぇ。っつうか、タチカワさんならむしろ、『犬夜叉』のかごめなんかいいんじゃないんですか? アナタの大好きな高橋留美子先生のキャラだし」

    「確かに彼女も良いのだが、やはりあのマンガの女性キャラ最高峰に位置するのは、間違いなく桔梗の方だよ。高橋留美子のホラー的な世界観を体現したような、底知れない恐ろしさと神聖さが漂っていて非常によろしい。あのレベルまで達したキャラに対しては、もはや我々は安易に『萌え萌え』だの『いい女』だのという迂闊な言葉を吐いてはならぬのだ」

    「はぁ、そうですか。僕なんかだと、かわいい弟を失ったトラウマを抱えた珊瑚なんか良いと思うんですけど。いや、むしろその弟の方が!」

    「結局お前はショタに走るのな! 制服萌え属性がある貴様なら、桔梗が巫女装束を着るに相応しいキャラだと言う事くらいは判るかと思ったのだが」

    「巫女の格好なら、断然『GS美神・極楽大作戦!!』のおキヌちゃんです! これだけは譲れないッスよ! 今の日本の萌え萌え巫女美少女キャラの祖先となる氏神様として、おキヌちゃんは永遠に奉られなければいけないッス!」

    「あー、でも最近おキヌは肝心の巫女の格好してくれてないじゃん? 去年までならともかく、今年の萌えキャラはむしろタマモの方が相応しいかと思う。今年は『デ・ジ・キャラット』のヒットから判るように、動物キャラの当たり年だし」

    「(遮るように)言うなー! それを言うなー! 出番が少ないとか、影が薄いとか、もう横島とラブコメできないとか、そんな悲しい事は言わないで下さいー!」

    「ヤベエ、完全にスイッチ入っちまったよコイツ! っつうか、人の話聞いてねぇ! まだ語らないといけないマンガが残っているっていうのによ! 仕方がねぇ! あっ、あそこに『デビデビ』のガーベラがっ! 七海がっ! コウモリネコがっ!」

    「ダメだー! ガーベラじゃ乳が大きすぎて萌えないッスー! 七海ちゃんは乳のサイズはいいけどちょっと嫉妬深そうなところがあるし、コウモリネコはロリロリではにゃーんだけど最近出てこないのでダメですー! というか、みずのちゃんはいないんですかー!?」

    「くっ、好みがうるさい奴め! あっ、あそこに『じゃじゃ馬』のたづながっ!」

    「何、たづなちゃんが!(辺りを見回す) って、いいいいないじゃないですか!」

    「居るわけないだろお前。現実と妄想の区別を付けろよ」

    「はぁはぁ(少し落ち着いて)、そうなんですよねー。おキヌちゃんとかたづなちゃんみたいな娘って、いそうでなかなかいないんですよ。かわいくて優しくて性格良くて袴が似合ってて声が國府田マリ子な女の子とか、美人姉妹の三女でしっかり者で頭が良くてショートヘアの娘って、設定だけなら割と見かけるんですけどねぇ」

    「だから、その『設定』ってのは止めておけと言うのに。全然話がまとまらなくなっちゃったじゃないか」

    「そうでしたそうでした。本筋に戻りましょう。タチカワさんはどんなキャラが好きなんですか?」

    「うーん、そうだなぁ。結局、マンガというのはキャラの魅力だけで成り立っている訳ではない。キャラクターというのは、所詮はマンガという一つの創造世界の構成要素の一片に過ぎないんだから、キャラのみならず、そのキャラが背負っているマンガの世界観とか、そういう部分を加味して語らなければいけないモノなんだよ」

    「いきなりまとめに入りましたね」

    「やかましい。例えば、『GS美神』の美神令子なんかは、あのマンガの中では男から見た場合、『金にはがめついけど仕事は優秀。くやしいけどいい女』というポジションに位置するキャラだ。が、仮に『GS美神』というマンガの枠をはずして現実社会にあんな女がいた場合を想像すると、単なる『金にがめついクソ女。衣装も時代遅れ』な人間に過ぎなくなる。彼女には、あくまで『バブリーな社会を背景とした、ゴーストが現実に存在する世界観』が必要なのだ。そこまでひっくるめてキャラを考察しなければ、このような企画は単なるキャラ萌え自慢に終始してしまい、マトモな結論など出るはずがないのだ。判るか?」

    「なんか言ってる事がエラそうですねぇ。でも、タチカワさん、何だかんだ言ってオッパイが好きって聞きましたよ? 昔、ラムちゃんのブラが取れたシーンで興奮したりとか、『GS美神』のコミックスの表紙に描かれた美神の胸の形が巻毎に微妙に違うと熱弁したりとか、やたらオッパイに拘ってませんでした? オッパイが大きいキャラが結局は好きなんでしょ?」

    「ラムちゃんはいいんだよ!(←何がだ) そういうお前だって、さっき乳が大きい女はイヤだとか叫んでいたじゃないか」

    「いや、あれは違うんですよ! 乳の大きさは、我々萌えイストの根幹に関わる重要問題です! 現代のアニメやマンガの世界には、女性キャラに与えられた役割や性格と乳の大きさは比例するという『オッパイ:性格比例則』がある以上、ボクのハートにヒットするキャラの乳の大きさも、必然的に決まってくるんですよ! だから、きっとおキヌちゃんの乳の大きさと、みずのちゃんの乳の大きさと、たづなちゃんの乳の大きさは、近似値を取っているに間違いないです! 今度試しに計ってみて下さいよ!」

    「だから、現実と妄想の区別を付けろって言ってるのに! あと、オレまで萌えイストに含めるのはヤメロ!」

    ちょっと待ったァ!


    「あっ、えーと、お前は議論がどうでもいい方向に走ったタイミングを見計らった頃に出て来る事になってたヒゲ親父だっけ。もうお前が出る時間か?(設定説明台詞)」

    「さっきから話は聞かせてもらったよ(状況説明台詞)。けど君たち、まだまだ若いなぁ。女性の魅力は、やっぱり技術。テクニックだよ!」

    「何がテクニックだ。チョビ髭を生やした35過ぎのマンガオタクな奴に、女を語って欲しくないよな。お前が言うと妙にいやらしいぞ」

    「まったく」

    「テメコノ、せっかく段取り通りの台詞を言ってるんだから、人の話に会わせろっつーの! いいか、例えばからくりサーカスのしろがね。誰にも真似できない芸を持っているだろ?」

    「でも、しろがねが不死身の『しろがね』だという設定になった途端に、死んでも死にきれない身体になっちゃったしなぁ。こういう設定は、鳴海が生き返る前の時点で伏線を張っておいて欲しかった。致し方ない事とは言え」

    「無表情が売りの『機動戦艦ナデシコ』のルリルリだって映画のポスターで微笑んでいるこのご時世だと、まだ表情に乏しいしろがねは、ボクの萌え萌えな妄想的にはちょっと……というか、やっぱロッテさんですよロッテさん!」

    「バカモノー! しろがねの芸はソッチじゃなくて、アクロバティックなポージングができるとか、クラウン芸ができるとか、そういう事だろうがー! 段取り通りの台詞を言えっつーの!」

    「もういいわ髭ヤン。こっちはもう言いたいことは言ったから、今日はもう帰らせてもらうわ。来週に男性キャラ編やればいいんだったよな?」

    「そうそう、ボクも早く『ARMS』9巻買って帰らないと。ユーゴーいいッスよユーゴー! ちょっと乳が大きめだけど、性格良いからボク的には全然オッケーです! あのマンガを読んでいると、あんな良い娘が幸せに暮らせる世の中を作らなきゃいけないな、って気分になって来ますよね! 萌え!」

    「オレは、キースシリーズのバイオレットがいいと思うよ。キースの中では一番思慮深くて面白そうなキャラだし、何よりキツイ台詞で口汚く罵って貰えそうな雰囲気がありそう。声は富沢美智恵でどうだ?」

    「うわぁ、相変わらずそういうの好きですねぇー」(と言いながら退場)

    「だから、段取り通り進行しろっつーの! オレが『理想の女性はしろがねの柔らかさと美神のむっちんバディを持って、日替わりで顔が変わる奴』とかいう凄いボケをかますから、それに対して貴様らが『ダメだこりゃ』と突っ込んでオチじゃろうがー! ちゃんと仕事しろ仕事ー!」


    ……楽かと思って仮想対談作ってみたら、実は死ぬほど大変でした。
     ゴメンナサイゴメンナサイ(←何故?)



    更新情報:

  • 煩悩の部屋」のイラストページに、現在イラスト描きリハビリ中の匿名希望のiさんの作品、「昼下がりのふたり」を掲載しました。青山さんのサイトに掲載されていたイラストですね。
     コメントには「デッサン力が地の底まで堕ちていることを実感」とありますが、全体的な構図や原作に沿った形の雰囲気の出し方は結構良いモノになっているのではないかと思います。キャラの表情などをもっと描けるようになれば、現役復帰も可能なのではないかと(エラそう)。
     できれば、他のイラスト描きな方からのコメントも聞いてみたいです。感想お待ちしています。

  • あと、緒理さんからは、先週までサンデーに掲載されて色々と話題を振りまいた「マジカル・ミステリーツアー」編をネタにした4コママンガ(というか、むしろ3コママンガ)を頂きました。「What's New 枠でお願いします」との事なので、ここでご紹介しておきます。  個人的には、非常に「正しい」想像をしたマンガだと思います。おキヌファンは覚悟して読むように。

  • GS美神・極楽大作戦!! コミックス未収録話一覧」を更新しました。

  • 約1年かけてボチボチ作っていた個人的な企画「GS美神のアシュタロス編を MTG のカードみたいにしてみました」が完成しました。というか、1年かけて私は何をやっていたのでしょうか



    その他のお知らせ:

  • 「ホスト名がセーラーチームの名前になっている」という事で有名なリムネット東京第一サーバ(要するにこのサイトがあるところ)ですが、何でも 8/12 にサーバのメンテナンスを行うそうです。ですので、8/12 の午後は、しばらくの間このサイトにアクセスできなくなります。詳細はこちらへどうぞ。
     ちなみに、リムネット東京第三サーバは、ちゃんとホスト名が「エヴァンゲリオン」にちなんだ名前になっています。まったく、どこまでも気が効いてるプロバイダだよな! これだから情報系オタクは!(←褒め言葉です)

  • こちらでも話題にしましたが、近いうちに実験的に「サンデー感想ネタバレ掲示板」を開設する予定です。現状では、木曜日以前のサンデーのネタバラし的な書き込みはご遠慮いただいているのですが、そのタブーを取っ払った掲示板を作ったら何が起こるのか? という事を実験してみようという趣向で迫ります。その時はご協力をお願いします。

  • あらかじめお知らせしておきますが、来週日曜日(8/15-16)の定期更新は、どう考えてもコミケ出席のためにヒマが取れないのでお休みさせて頂きます。早くても18日以降になる予定。


  • 99/ 8/ 1

    俺の屍を越えてゆけ!(挨拶)

     っつうか、ようやく最近になってシステマチック的な面白さが話題のゲーム「俺の屍を越えてゆけ」を購入してプレーイし始めた途端、既に世間では「聖剣伝説 Legend of Mana」とか「オウガバトル64」とか「サルゲッチュー」とかに話題がシフトしている事に気付き、相変わらず世間のブームの波に乗れない日々を過ごしている今日この頃ですが、皆様如何お過ごしですか?


     それにしても、やっぱ話題になるだけあって「俺の屍を越えてゆけ」は面白いですね。
     このゲームは、基本的には平安時代を舞台にしたという以外では割と普通の初期型ファイナルファンタジータイプのRPGなのですが、「俺の屍を越えてゆけ」というタイトルが示す通り、プレイヤーキャラ1人はゲーム内時間にして約2年弱(実プレイ時間だと3〜6時間くらい)であっという間に文字通り屍になってしまうという死の香りに溢れるシステムを採用しているのが、このゲームの最大の特徴です。なので、プレイヤーは、それまでの間にちゃんと子供作って育て、死ぬキャラに変わる次世代の戦力を成長させなければなりません。
     従って、このゲームを攻略するためには「このキャラはあと5ヶ月くらいで死ぬはずだからー、その4ヶ月前に新しい子供をこの神様との間で作ってー、産まれたらこいつに指導させて奥義を覚えさせてー」というスケジュールを常に組んでおく必要があります。この手の「自分で攻略パターンを考える」快感が得られるRPGをプレイするのは久しぶりであり(今までやってたのアクションゲームばっかりだもんな)、それ故に今はこのゲームを非常に面白く感じております。

     何しろ、このゲームを購入してプレイし始めてからは、ネットブラウズや Magic: the gathering のデッキ構築が疎かになるようになったはおろか、TVアニメすら全然観なくなったのには、自分でも驚きましたよ。普段からアニメアニメ言ってたこの私ですら! 侮り難しオレ!(自慢するな)


     あとこのゲームが優れている箇所としては、ゲームの舞台となる平安時代(それも、戦乱で乱れていたダークな時期)を、現代人が受け入れられる範囲にアニメ的にアレンジしている点が上げられると思います。
     登場するモンスター(このゲーム用語では「鬼」)は平安時代の絵巻に出てくるような絵柄でおどろおどろしく迫ってくる一方で、プレイヤーキャラや神々のイラストはアニメ要素が入ったソフトな絵柄で統一されており、さらにプレイヤーのナビゲート役として「ちょっとドジだけど一所懸命プレイヤーに尽くしてくれるメイドさん」(声:吉田古奈美)、および「ナマイキな口調で喋るけどそれがちょっと可愛らしいガイドの美少年」(声:高山みなみ)という萌え要素もバッチリ! という用意周到さが堪りません。

     特に、プレイヤーキャラとの間で子供を作るためだけに用意されている(多分)神々は男女併せて108神に及んでおり、さらに女神に至っては、ロリからアダルトまで、眼鏡っ娘から猫耳までという豪華なラインナップが勢揃い。万物のあらゆるギャルゲー的萌え要素がここに詰まっていると言っても過言ではありません。
     このゲームは、要するに「萌え萌えな神様と交神して子供を作る事を夢見て、一所懸命戦って奉納点(神と子供を作るために必要なポイント)を稼ぎ続ける」というプレイスタイルになるゲームなので、これは『プレイヤーのモチベーションを支える最大の要素がギャルであるゲームの事をギャルゲーと呼ぶ』というギャルゲー定義に従えばもはや立派なギャルゲーであり、私の中では「俺の屍を越えてゆけ」は既にギャルゲーとして認定済みです。

     とは言え、出てくる女性キャラがみんな萌え萌えという訳でもないんですけどね。例えば、平安時代を扱ったゲームのお約束の一つとして、ちゃんと白面金毛九尾の妖狐も「鬼」の一つとして登場するのですが、この鬼の名前は「玉藻の前」なんていう可愛らしいものではなく、「九尾吊りお紺」という、リアルバウトに血の臭いがする名前が付けられた立派な妖怪として参上します。思わず名前の後ろに「(ドクロ)」と付けたくなる様な、素晴らしい名前ですなぁ。九尾吊りお紺(ドクロ)
     まぁ、金毛九尾の妖狐という伝説は、元々は女の怨念とか嫉妬とかの負のフォースが集まって生まれたものですので(多分)、こういう扱い方の方が本来は正しいんでしょうけどね。ですので、「GS美神」のタマモには、ぜひ怨念が溜まって妖狐に化けてしまうような辛い想いをせず、「ときめきメモリアル」の如き爽やかな恋と青春の日々を謳歌していて頂きたいものです。
     それに、タマモの攻略ポイントは遊園地だ、という事が今週のサンデーで判明したしな! チェックだチェック!(上田佑司ヴォイスで)


     えーと、一応ここは「椎名高志ファンページ」を標榜しているので「GS美神」本編の話題にも触れたいと思うのですが。

     で、サンデー34号から35号に渡って繰り広げられた「マジカル・ミステリー・ツアー」編ですが、先週のサンデー34号に、ワンピースを着たおキヌちゃん横島の腕に身体を押しつけて「は……離れないで下さいね……」という台詞を呟き、さらにそれと同時に「どきどき」という効果音を発生させるという、まさに至れりつくせりなコマが存在しました。
     ここまで萌える要素が揃った以上、おキヌファンを中心とした読者は当然ながら反応しない訳にはいかず、その結果としてウチのサイトとシームレスに統合しているCna-BBS の「今週のGS美神!!」ボードが、たった二週間弱で75個の発言が書き込まれるという快挙を成し遂げました。

     この発言数の多さは、ひとえにラブコメ的な展開を読者――少なくとも、ここに来て下さるようなコアでアレでナニなファンの方々――が如何に欲しているのか、という一つの証明になったのではないかと思います。まぁ、この間の書き込みは、実際にはラブコメ展開待望論とは無関係、もしくは否定的な発言も多いんですけど、今回の発言爆発のきっかけは間違いなくおキヌファンの皆様方の書き込みであったのは異論がないところでしょう。
     こういう素直な意見がガンガン出て来るのはファンサイトとしても非常に望ましいことであり、今回書き込んで下さった皆さんには「盛り上げてくれてありがとう」と感謝したい次第であります。

     で、個人的に興味がありましたので、この嵐の二週間の書き込みの内容を非常におおざっぱに分析し、発言内容の傾向を簡単にまとめてみました。
     内容がかなりネタバレを含むので、コミックスな方はご遠慮しておいた方がいいかも。

     →この二週間の発言内容の傾向

     なお、「GS美神」の事よりも「俺の屍を越えてゆけ」の事の方が扱いが長いような気もしますが、それでもここは一応椎名高志ファンサイト・C-WWW なのです。皆様如何お過ごしでしょうか?(今更)



    更新情報:

  • 煩悩の部屋」のイラストページに、緒理さんの今週の新作イラスト「なによ なによーっ!!」を掲載しました。
    「日本人は日本で遊べばいいのよーっ!!」という台詞だけで立派にキャラが立っている、あの1年G組の女の子のイラストです。言われて見れば、彼女も巫女の格好してたんだよな。
     この手のマイナーキャラを見つけられるのは、緒理さんの才能の一つなのではないかと思いました。

  • GS-Mikami Cool Sites Link」(要はリンク集)に、おキヌファンの青山さんのサイト「いつも心におキヌちゃん」を追加しました。
     追加するのが遅れて申し訳ない>青山さん

  • あと、ニーズがあるみたいなので、30分くらいで C-WWW のバナーみたいなものを作ってみました。「GS-Mikami Cool Sites Link」(要はリンク集)の上に張っておいたので、必要な方はお使い下さい。フォントが見辛いか?

  • 椎名高志作品秘宝館」の「アニメ関連グッズ/サンデーの懸賞」の部分に、ひでゆきさん提供の情報を追加しました。TNX>ひでゆきさん

  • GS美神・極楽大作戦!! コミックス未収録話一覧」を更新しました。

  • 1年くらい前から暇つぶしで作っていた「MTG のカードでアシュタロス編を表現してみました」シリーズが完成しました。私は1年もかけて何をやっていたのでしょうか?



    追伸:
     「俺の屍を越えてゆけ」の情報サイトとしては、この「俺の屍どこいった?」がお奨め。ここを読めばこのゲームの内容やストーリーを把握することができると思います。
     特に、プレイヤーキャラの死に際の最後の呟きについて語る「ああ死に台詞」掲示板は良いです。名台詞ばかりで泣けます。


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